parallelu
プロローグ
血が欲しい………。
他の皆だけではなくお前だけの血が欲しい。
血が欲しいのもあるが、お前を俺のものにしたい。
どうして俺お前に出会ったんだろうか。
俺は不死身でお前は人間だ………。
所詮、俺は孤独だ。そう、人々が死んでゆくのを見守るだけ。
勿論、お前のも………。
それわかってても俺はお前の傍にいたい。
どうしてこんなに皮肉な運命だろうか。
何故、俺はあいつに身体を預けてるんだ………。
俺は吸血鬼ハンターだ。それなのに、どんどん惹かれてゆく。
あいつは不死身で吸血鬼。
俺はただの人間だ。
だが、どうしようもない運命に吸い込まれてゆく……。
どうして俺とあいつはこんなに違うんだろうか……。
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