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はろー!シンビジューム
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あの衝撃的な場面から数日、特にこれといった出来事がないまま過ぎていった。

そして今日は初の体育の授業。

つまり紺野との初めての共同作業。

まだ1度も話しすらしていなく、しかも紺野はいつも機嫌が悪いように見える。

望も人によく冷めてると言われるから、外見だけで判断するのは悪いなと思った。


「…………」

確かに外見だけで判断するのは悪いと思う。

思うけど、明らかに紺野は怒ってる気がする!

広い体育館で2人、黙々と授業で使うバスケの準備をしていた。

(な、何か話そうよー!)

望は口下手で話しかけることができない。

けれどこの気まずい沈黙より、自分から話しかけた方がましだと思った。

「あ、あの「あのさあ、」

まさかのタイミングで2人の声がかぶる。

もしかして向こうも何か話そうと考えていたのかな?

それにしても、この前といい今日といい、よく話すタイミングがかぶるなあ、と少し笑った。


「あ、お先にどうぞ」

「いや、お前の方が若干早かったし」

「別に対したことじゃなかったし、」

「俺の方がどうでもいいことだし」

「いや、私なんて話す内容決めてなかったし」

「じゃあ話すなよ!」

話が全く進まない上に何故か怒られた。

ちら、と紺野の方を見ると、なにやらバツの悪い顔をしていて、望にはなんだか可愛くみえてまた少し笑った。




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あきゅろす。
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