[携帯モード] [URL送信]

小説「Actual Glass 2」
裏切

「う・うーん・・」

気がつくと
輝は縛られていた

どうやら
捕まった時に
睡眠薬を
吸わされていたのだろう

微かだが意識が
残っていた


見渡すと

どこか見覚えがある

「あっ教室やん!!」

となりで縛られている
弘之が叫んだ

カーテンが
閉められ

電気も
ついていないので

別の部屋と錯覚した

時計は午後1時13分
をさしていた

「そういえば
跡亜はどこや?」

呑気そうに
訪ねてきた弘之に

輝は

「あっち側についた・・」

震えた声で
そう一言いってから

「どういうことやねん!!」


怒鳴る弘之を背に

輝は黙っていた

[*前へ][次へ#]
[戻る]


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!