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小説「Actual Glass 2」
終わりの終わり

「氷理ちゃんは貴方の娘よ」

「・・・・・」
アールは黙ったまま
何も言おうとしない

「お前は自分の娘を
まるで自分の息子がされたように
無情にも殺したんや」

「・・・・・」

「お前がすべての人に対して
平等に見ていれば
こんなことは起こってなかっただろう」

「俺に娘なんていない
でたらめをいうな」

アールは大声でそう言った

「アール、浅田氷理は
浅田真理子の娘だ
かつてお前が大学時代に
1度関係を持っている
お前の息子とは母違いだが
れっきとした娘だよ」

「そんな、、
実の娘を、この手で、、」

「彼女は知っての通り
頭がとてもよかったがために
この事実にいち早く気づき
お前のことをもっと知ろうとした」

そう
輝が言った後

すぐにアールは
立ち上がり走り出した

アールが
立ち止ったところは
ツァーリボンバの
起爆時間のディスプレイが
おいてあるところだ

「でもそんなことは
今となっては関係ない
全員このツァーリボンバによって
粉々に塵となるんだよ」

ディスプレイには
00:00:02と表示されている

「あと2秒しかない」

そう3人が思った瞬間

00:00:01

「ははははははははは・・・
さらば人類愚かなる人間よ」

00:00:00

「ピーーーーー」

その音とともに
ツァーリボンバが解体された

そしてその中から
綺麗に包装された箱が現れた

「どういうことだ?」

アールは
動揺を隠せない様子だった

そして
解体されたツァーリボンバ
の中から現れた箱を手に取った





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