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小説「Actual Glass 2」
アゲインスト
うす暗く
しめられたカーテン
の隙間から微かに
光が差し込んでいる

周りをみわたすと
いつも
オーラルコミュニケーション
の時間に使用している教室
なのでなんら変わりはない

あるとすれば
それは・・・

その時輝は
あることに気がついた

登りの階段はあるが
下りの階段は無い

当たり前のことだが

こんなことは
想像もしていなかった

とりあえず
時間がないが

一部屋ずつ
調べていくことにした

視聴覚室
オーラルで使われている
調理室
何もない教室
用務員室
男子トイレ

いろいろ調べたが
どこにもそんなところはない

みていないのは
女子トイレだけだ

「絶対ありえないだろ」

そうおもいつつも
違う意味の好奇心から
”手をよく洗おう”と
書かれた紙のはられた
トイレのドアに手をかけた

ギィー

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