小説「Actual Glass 2」
He hit us the moment he saw us.
10年前の4月29日
そう、
ちょうどあの恐ろしい事件
の数週間後だ
この日に
例の事件で
亡くなった人達の
葬式が行われた
黒田 勇
萩本 絢
5536
誰もが
繰り返しては
ならないと
心に誓った
生徒や先生
親戚の人達が
葬式を進めていく中
ただ2人だけ
会場に
入ろうと
しない者がいた
1人は
身長がやや小さめで
髪は前髪がウェーブを
描いている
おとなしめの少年
白崎輝
もう1人は
やや高めの身長で
髪に毛は長く
ストレート
気の強い少女
森本跡亜
この2人は
例の事件の黒幕
浅田氷理と
秋本悠馬
によって
心に深い傷を負った
もう2週間以上も
口を開いていない
そんな2人に
近寄る生徒は
いなかった
彼以外は・・
「よっ
2人とも
そんな辛気臭い顔
すんなよ
俺まで暗い気分に
なるやんけぇ」
短髪で背の高い
永井弘之が
2人に声をかけた
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