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小説「Actual Glass 2」
アール

「浅田!」

「氷理ちゃんっ」

輝が口を押さえられ
右側の頭部に
ピストルがつきつけられている

「こいつを
助けたかったら
私の指示にしたがいなさい」

「わ、わかった」

弘之が考えなしで
反射的に答えた

「まっ・・」

跡亜がとめようと
する暇もなく
氷理は話を続けた

「あなたたちの
推測はまぁ7割くらい
ただしいわ

確かに
ツァーリ・ボンバは
このプレハブ小屋の
地下”闇の部屋”にあるわ」

「闇の部屋ってなんや、、」

弘之がそう言ったとたん

「こいつなら知ってるんじゃない?」

氷理は
より一層強く
ピストルを輝の頭に
突き立てた

「うっ・・」

頭がミシミシと
音を立てている

「それはおいといて
命令の内容は
ツァーリ・ボンバを
とめてほしいの

もう解凍が
完了してしまって

とめるには
アールの知識が
必要なの、、」

「なんで
お前がそんなこと、、

敵やなかったんか?」

「もう
復讐はやめてほしいの、、」

氷理は
少しうつむいて

「今から
復讐の色に染まってしまった
アールの話をするわ」



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あきゅろす。
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