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小説「Actual Glass 2」
名もなき男

突然
輝が暗い表情で
弘之と跡亜の方に向かって
独り言を言うように
語りだした

「コードネーム”アール”
彼は
戦時中15歳にして
爆薬の研究をしていた

そして
数々の犠牲の上で

第2次世界大戦
で活躍していた

戦後
何事もなかったかのように
コンピュータ会社につとめ

1人の息子と
平凡な日々を送っていた

そんな凡庸な男は

ある日突然
”アール”という
コードネームで
ハッキングをし始めた

1時的に
日本で最もセキュリティが
高いと思われる
警察本部の情報を
占拠したアールの噂は
あっというまに広まっていった

その後懸命に警察が捜索
したが
瞬く間に姿をけし

そのあとすぐに
浅田氷理が行方不明
秋本龍馬の事件がおこり
秋本悠馬が姿をけした

それから数か月後
ロシアから
ツァーリ・ボンバが盗まれ
日本にあるのではないか
という疑いをかけられた

結局発見されず
ロシアはデマだと思い
ほかの国を洗いはじめたが

日本政府は
いい気がしなかった

アールが消えて
そんなに時間が過ぎて
いなかったからだ

そして今
ツァーリ・ボンバが
皇北高校の地下で
反応しているという
情報が入った

ということは

I concealed the one that existed in the terrapin hut.

(私はプレハブにそれを隠した)

の”それ”とは、、」

そこまで輝が話した時

輝の頭にピストルが
突き付けられていた

「そこまで!」

背の低い
見覚えのある女がたっていた



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あきゅろす。
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