小説「Actual Glass 2」
静寂の牙
それから
30分後
時計は
もうすぐ
2時を示そう
としていた
時計の針が
カチカチと
動く音に混じって
カツカツという
音が聞こえてきた
だんだん大きく
なってきている
突然
とまったかと
思うと
その瞬間
輝の
近くにあった
スライド式の扉
が開いた
そして
黒ずくめの男が
2人入ってきた
どうやら
様子を見に来たらしい
そして
数分後
何も異常がない
と判断したのか
背を向けて
帰ろうとした
その時
輝と弘之は
その男たちの
首を絞めかかった
首を絞められた2人は
「うっ」と
一瞬嗚咽を漏らしたが
すぐに
気を失った
輝たちは
ガッツポーズをし
倒れた男の
服を奪って
逃走を図った
あの時に
ゆるく縄を
縛りなおしていた
のである
廊下を歩いていると
輝は
袖口に
あるものが
縫い付けられているのに
気がついた
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