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小説「Actual Glass」
ブレイク黙秘権
バーン

軽く爆風がくるくらいの
爆発で

隠れていた少年の
眼前には
飛散した肉片や肉塊
そして
火薬のにおい
が広がっていた

急に黒田の光景を思い出し
嗚咽を漏らしそうになった

だめだ
しっかりしろ俺

・・あと3時間か

急がないと

物陰に隠れるようにして
少し開いている
職員室の扉から
足音を起てずに入った

その眼には
ありえない光景が広がっていた

誰もいないのだ



ダッ

長身で髪の毛の白い男
そう
萩本絢と名乗る男が
何を思ったか

特別指導室を
離れようとしたとき

何者かが入ってきた


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