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作者でも分かるとまと同人誌情報コーナー
とある魔導師と彼女の鮮烈な日常TS第3巻 経過報告:02(サンプルあり)(2017/3/11)
[TOMATO] とある魔導師と彼女の鮮烈な日常 Third Season03『嘆きの中で輝いて』



古鉄≪今日は三月十一日……東日本大震災が起きた日です。とまと的には『ドキたま/じゃんぷHP版 第123話』をアップした日でもあります≫

恭文「地震は起きたんだけど、作者の住んでいる地域は震源地から離れていたのもあって、被害らしい被害はなかったんだよね。
だからちょっと強めの地震かと思ってて……そうしたらあの大騒ぎで」

古鉄≪今だからこそ……と言いますが、今でも笑えないですよ。
そんな日にあの話をアップって。まぁ当時のやっちまった感はさて置き、今年もヤフーは検索による募金を実施。トップページにて行っています≫

恭文「早速作者と僕達も……まだまだ諸問題は続くけど、まずはいつも通りにいきましょう」


(でも六年……あっという間過ぎて驚き)


恭文「では話を本題に。……本編七話は何とか書き終わり、これから番外編と書き下ろしに取りかかります。
もちろん番外編には、前回別枠扱いした生すかチームバトル編も」

古鉄≪機体構成も決まりましたし、導入部も仕上がっている。
まぁHP版から流用できますし。……ただ、HP版ではこの人とリインさんがゲストでした≫

恭文「今回僕はバトル参加なので、代わりにこの子が出ます」


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆



ここはTBS内の特設スタジオ――世界大会まであとちょっとだけど、今日は大イベントです。


「――日曜夜のゴールデン! 765(なむこ)揃(そろ)って大放送! 生すかー!」


MC席に座る春香と千早、美希が元気よく挙手。


『生すかー!』

『レボリューションー!』


はい、というわけで765PRO ALLSTARSの冠番組です。

ギャラリーも大勢詰めかけ、脇から見ても凄(すご)い賑(にぎ)わいだった。


うーん、魔王エンジェルも負けていられないなー! まだまだ夢を追いかける時間、変わらずだしね!


「はい――というわけでみなさん、こんばんはー! 生すかレボリューション、MCの天海春香と!」

「如月千早と」

「星井美希なのー♪ 今日は先週お伝えした通り、大幅に予定を変更して」


美希がウィンク気味に指を鳴らすと、三人の背後にある巨大モニターが点灯。

そこにでかでかと、『ミリオンチャレンジ』というロゴが出てきた。


「ミリオンチャレンジスペシャルをお送りします!」


◆◆◆◆◆


音楽とともに呼ばれ、拍手を受けながら入場。

なお隣のリインはとーってもニコニコ顔。


やばい……怖い! これが元祖ヒロインの風格か!


「みんなー、こんばんはー!」

『こんばんはー!』

「魔王エンジェルから来ました! チームとまとにも参加している、朝比奈りんです!」

「蒼凪リインなのですよー♪ ……お兄ちゃんの、義理の妹なのです!」


すかさず、恭文に変わってげんこつー!


「痛いのですー!」

「やかましい! そんな重い紹介をされて、一体どうしろと!?」

「みんな、リインはお兄ちゃんが大好きなの。だから温かく見守ってあげるといいの」

『はーい!』

「応援するんだ! というか……ファン、優しい!」

「うん、優しいよー。多分美希達に彼氏がいて、結婚することになっても変わらず応援してくれると思うな」


美希ー! 生放送で大胆発言すぎるから! ちょ、さすがにそれは。


『応援しますー!』

「あは、ありがとうなのー!」

「マジ!? うわ……765プロの番組、凄(すご)いね!」


◆◆◆◆◆


控え室で美奈子さん、杏奈と一緒に作戦の最終確認。

なにせ相手が相手だし、機体の調整も含めて徹底的にやらないと……それはもう。


「じゃあ最終確認ね。……まず注意するのは、フェニーチェのバスターライフル」

「それと響さんのギラーガ……ビームビット」

「それで絶対に、一対一に持ち込まれないように……だよね」

「えぇ」


地力で負けているのに、一対一とか……絶対ごめんです。ただツツきどころもある。


「フェニーチェはウイングガンダムベースだけど、アシンメトリーゆえに変形はできない。
つまり総合的な移動能力なら、私達に分がある。何らかの補強がされているとしても」

「AGE-2のハイパーブーストなら……だね!」

「だから杏奈達も……奈緒さん達に倣って、先んじて自分の場を作り、待ち構える」

「なのでバトルが始まったら、すぐ私に捕まって。それで一気に突っ込むから」

「「了解!」」


勝負である以上、全力で勝ちにいく。それも含めて楽しんでいく。

そんな気持ちを燃やす中、ふと思った。


……でも思えば、凄い場所にいるなぁ。

最初、アイドルを目指そうと思ったときとは大違い。

一年前、765プロと関わったときとも大違い。


一人ではたどり着けない場所――少しずつだけど、そこに近づいているのかな


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


古鉄≪あとはバトル……上手くやりましょうか≫

恭文「うん。なお今回、僕はインパルスやフォーエバー、ブルーウィザードは使用せず、新機体です」


(完全オリジナルではありませんが)


恭文「ふふふ……見せてやる! ネオ・ジオングの底力!」

志保「御主P様、それはさすがにズルいと思うんですけど!」

恭文「御主P様はやめてって言ったでしょ!」

志保「だって、あなたにダメージが与えられるから」

恭文「敬う気持ちが一欠片もないー!」


(蒼い古き鉄に遠慮はいらないと自覚した模様)


恭文「まぁ番外編はまだ途中なんですが、時間もあるし少しずつ仕上げようっと」

志保「次は本編ですか。……私や星梨花達は全く出番がありませんけど」

恭文「美奈子や響、貴音も基本仕事だから、あまり関わらないしねぇ。でも……バトルは盛り上がるよー!」


(基本的な流れは変わらないけど、使う機体の変化などで戦闘シーンの手直しが……それなりに)


恭文「そちらは僕中心だけどね。ではどうぞー」


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


アイラ・ユルキアイネンと二代目メイジンを求め、アマゾンを徘徊(はいかい)中。

その途中で出会った、邪魔なゲルググや武者頑駄無を蹴り飛ばし。


「邪魔だぁ!」


野獣の如(ごと)くフリーデンは突き進む。

サイコフレームは今の気持ちを表すよう、赤く輝く。


つーか、マジでどこだ……バトルフィールドが広すぎて、レーダーじゃあ探しきれないし!


「一番槍は俺のものだぁ!」

『誰狙いかね』

「当然三代目メイジンとアイラ・ユルキアイネン! やすっちも狙ってるだろうし、先は……!?」


突如生まれた愛の手に反応し、急停止。そのまま左へ側転すると、マシンガンがこちらに掃射されてくる。

レーダーに反応……ある! だが、警告音はどうした! 焦りながらも射線元を見ると。


……そこには、誰もいなかった。


だが反射的に左右のトンファーを展開。振り返りながら右トンファーを打ち込み、突き出されたショットランサーを弾(はじ)く。

だがそのとき、トンファーの構築粒子が震え、僅かに抉(えぐ)れた。出力で強引に押し切ったが、下手をすれば……!


『ほう……いい反応だ』


それは白銀のクロスボーンガンダムX2。更に布製の赤いマントを羽織っている……覚えがあるぞ、コイツは!


『それにガンプラもよく調整してある』

「クロスボーンガンダムX2ジュリア――」


返す左トンファーでの一撃を軽々かわし、ジュリアは赤のマントを翻して停止。


白銀と言ってもその塗装は、決して金属的じゃない。戦場には不釣り合いなほど美しかった。

まるで陶磁器……イギリスで言うと<ウェッジウッド>を思わせる。

それにあのショットランサー、ただの物理武器じゃないな。GNソードみたいに微細振動を起こし、破砕力を高めてある。


だからこっちのトンファーが『折れかけた』んだ。

こんなぶっ飛んだガンプラを作れる奴は、そういない……そう、コイツは。


「ジョン・エアーズ・マッケンジー卿!」


◆◆◆◆◆


コアスプレンダーIIはカタパルトを滑り、宇宙へと飛び出す。

襲ってきたりん粉――クリアカラーのファンネル達は、遠距離からの援護射撃にて撃墜。

四時方向から放たれたのは、迎撃用ミサイル<ディスパール>。合計三十発の砲弾は見えない横やりに近づき、破裂。


特注のベアリング弾を一定範囲にまき散らし、見えないファンネルを全て粉砕する。


「Dチェストフライヤー、Dレッグフライヤー、デスティニーシルエット、射出!」


チェストフライヤーとレッグフライヤー、フォースシルエットも続く。


――コアスプレンダーとDレッグフライヤーの進路固定。
内部に仕込んだ超小型クリアパーツが、レーザーを放つ。

ドッキング座標をより正確に捉え、速度と相対位置を改めて調整。


コアは機首と翼を折りたたみつつ、Dレッグフライヤーの先端部へ接続。

逆間接状態で折りたたまれていた両足が展開。

更に両腰サイドアーマーは、HGCE フリーダムのものを改良した【駆動式小型スラスターVer2】としてアクティブ。


レールガンを排除し、単純なサーベルラック及び補助スラスターとしている。

これにより、デフォルト状態での戦闘能力がアップ。


搭載しているのは【MA-M01C ラケルタビームサーベル改】。

アンビデクストラス・春バード形態でも使用可能となっている。


続いては同じ要領で、Dチェストフライヤーも合体。こちらも武装を追加した改良版だ。

一つは【MX2351 ソリドゥス・フルゴールビームシールド発生装置】。

二つ目は【MMI-X340 パルマフィオキーナ 掌部ビーム砲】。

パルマフィオキーナは、両手の平に内蔵された、隠し武器とも言えるビーム砲。


――コアスプレンダーは胴体部分に覆われ、完全にカバーされる。

跳ね上げられていた肩と腕が下ろされ、更に無人飛行機<シルエットフライヤー>も到着。


デスティニーシルエットはフライヤー部分と分離し、背部に接続。

粒子変容により灰色のボディが染まる。その色はりんの髪と同じ、鮮やかな紫となった。


デスティニーシルエットは、シルエット三種の要素を内包した<統合兵装システム試験運用型>。

まぁインパルスの分離・合体システムによる柔軟性とか、シルエットによる状況対応の意義を殺しているから、実際採用はされてないけど。

その辺りを鑑みて、最初から万能機として開発されたのがデスティニーガンダムだ。


武装は<MMI-710 エクスカリバーレーザー対艦刀>と<テレスコピックバレル延伸式ビーム砲塔>がそれぞれ二基ずつ。

翼型の高機動スラスターも特徴。それを大きく広げ、宇宙で羽ばたく蝶を威圧する。


「リイン」

「サウンドサポートシステム、展開!」


リインの操作で、粒子で形作られたヘッドホンが登場。それをサッと装着すると。


≪The song today is ”Preserved Roses”≫


大音量で音楽スタート! ふふふ……やっぱ僕達はこうこなくちゃ!


◆◆◆◆◆


……まずはシルエットのテールバインダー上部を展開し、マイクロミサイルを連続発射。

合計八発が揺らめく中、キュベレイパピヨンは素早く左にスライド移動。

ミサイルをやり過ごし、一気にこちらの左脇を取ってくる。ミサイルのコントロールは行いつつ、回避行動。


派手なアクションはせず、わずかな動き……誤差に等しいレベルの操作で、キュベレイパピヨンの攻撃をやり過ごす。


『……!?』


そう……この動きは以前、ジョン・エアーズ・マッケンジー卿がやっていたもの。ほれ、唯達とイギリス旅行をしたときだよ。

るろうに剣心で言うなら流水の動き。揺らめく水の如(ごと)く、敵対者を幻惑する体術。

結果相手はどのような高速機動を行おうと、どのような攻撃を行おうと、こちらに縛り付けられるが如(ごと)く動いてしまう。


動きが予測されるのなら、予測して対処するその刹那を狙うしかない。それで思いついて、やってみたのがこの技法だよ。

でも僕のは真似(まね)っ子で劣化品。つまり……マッケンジー卿なら、こいつにも勝てるってことだ。


キュベレイパピヨンがインパルスの前を通り過ぎる中、左腕をゆっくりと動かし、右パルマフィオキーナ発射。


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


志保「また派手なことを……」

恭文「ただ書いていて思ったけど、確かにデスティニーインパルスは『インパルスじゃない』なぁと。
てんこ盛りだから、状況に応じての換装しなくて済むけど、それは持ち味を殺しているというか」

志保「ただパーツ破損に対して、即時対応できるのは強みですよね。SEED DESTINY最終回のデスティニーも、合体変形機構があれば……すぐ復活できたのに」

恭文「ミネルバも沈んでたけどねー」


(まぁガンプラなので、そこは使い方次第ということで。……でもデスティニーシルエットはいろいろ考えてしまう。
他のシルエットを使う必要がなくなるし、地区予選みたいな換装シーンも書けないし)


恭文「その辺りは悩みどころだよねぇ。……あ、そうだ。一つ説明が抜けていた」


(蒼い古き鉄、そう言えばと拍手を打つ)


恭文「さっきのサンプルに出てきたマッケンジー卿が乗る『クロスボーンガンダムX2ジュリア』は、漫画ガンダムビルドファイターズA-R内にて登場したガンプラです。
ダーグが言っていたウェッジウッドのような塗装も、電撃ホビーウェブ内の作例やら、公式設定に基づいています」


(【ガンダムビルドファイターズ連載】クロスボーン・ガンダムX2ジュリアのガンプラをかっこよく製作!
その1『http://hobby.dengeki.com/reviews/177794/』
その2『http://hobby.dengeki.com/reviews/177814/』
その3『http://hobby.dengeki.com/reviews/177834/』
その4『http://hobby.dengeki.com/reviews/177853/』)


志保「ウェッジウッド……イギリスの陶磁器メーカーですよね。あぁそっか、マッケンジー卿はイギリス出身だから」

恭文「一応A-Rの第八回世界大会にも、ジュリアで出場しているしね。今回もそのノリで登場を」


(ただメインではありませんが)


恭文「こんな感じで、今回は第二ピリオドまできっちりやっていきます。いやー、楽しみだねー」

志保「……でも、そうなるとまた横やり」

恭文「いやー、楽しみだねー」

志保「それについては考えない方向ですか!」


(蒼い古き鉄は、純粋な気持ちで大会を楽しみたいようです。
本日のED:VIVID『REAL』)





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