作者でも分かるとまと同人誌情報コーナー
ドキたま/だっしゅ同人版第6巻、5/20前後で販売開始予定&サンプルもあるよ(2013/5/18)
古鉄≪はい、そんなわけで早速サンプル出しです。
なんだかんだで毎巻いいところで終わっている感じですが≫
恭文「今回もそんな感じだね。てーか予想以上にマリアージュ事件で尺を取られてたり」
古鉄≪今回はあの件もありますしね。では早速サンプルです。
なお毎回言っていますが、改行などは同人版のPDFとはまた違う形になっております≫
恭文「こっちだと、書式とかの設定が反映されないしね」
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
『ただの人間……魔法も使えぬ身で、我らに立ち向かおうと』
「あー、はいはい。そういうのもういいから」
≪全く、どいつもこいつも勘違いしすぎでしょ。魔法があるからこの人じゃないってのに≫
『死にたいのならばいいでしょう。我らと同じものに』
そんな事言いながら、一体が飛び出してくる。恭文はソイツの顔面へ、弾丸を一発撃ち込む。
顔がひしゃげたかと思うと、そこから膨れるように爆発。膨れ上がった炎で、全員の動きが止まる。
爆発音がまた耳をつんざく中、恭文はくるりと回転しながら。
「全員伏せてっ!」
なので素直に伏せた瞬間、弾丸連射。あたし達の頭上を紫の弾丸が飛び、後ろの奴らも三体ほど爆散させる。
ううん、前の方にも数発打ち込んで、同じように止まっていた奴らを倒しちゃう。
ア、アイツ……やっぱ無茶苦茶だしっ! 思わず耳を塞いでいると、恭文は笑いながら、アルトアイゼンを一回転。
同時に左手で、バックル上部のチェンジレバーを右側へスライド。そうしたらベルトから、和笛みたいな音が流れだした。
「見くびるなよ、三下」
恭文はそう言ってから、アルトアイゼンを左に持ち替え、腰右サイドのケースからカードを取り出す。
「いい? 今からお前達に、本当の変身ってやつを見せてあげる。……アルト、ジガン、いくよ」
≪えぇ≫
≪やってやるのー!≫
「変身」
そのままバックルに挿入。それを合図にレバーが元の位置へ戻り、バックル中心部が回転。
≪Charge and Up≫
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
古鉄≪というわけで、おまたせしました。新フォームが満を持して登場です≫
恭文「まぁ前巻を読んでいただいた通り、性質的には維新組の四神と同じなんですけど」
(キョウマの青龍、シンヤの白虎、レイカのスザク、補佐官の玄武ですな)
恭文「ただ同人版だと僕が魔法使えなくなっているので、その分アクションしまくりな仕様になっています」
古鉄≪今までは砲撃やら物質変換・分解やら、転送やらで動いてましたしね。
そういう魔法的な行動が取れなくなってきているので、必然的にアクションが多めに≫
恭文「まぁ分身できたりするけど、それもあれだよ、NARUTO的な感じで活用すれば」
(NARUTOのアクションは本当に凄いと思う)
恭文「あとは予算だね。やっぱり予算がねー」
古鉄≪えぇ。後半になると分身とかは予算というMP減少によって辛くなる。必然ですよ≫
(『だからそれは違うー! 小説だから関係ないよねー!』)
恭文「それじゃあ次いこうか、次」
古鉄≪えぇ≫
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
季節は初夏――七月三十一日。現在この時間はとっても平和。
学校も夏休みに入ってしまったので、俺はまぁ……特にやる事もなかった。
てゆうか、いつ向こうの方に行くかも分からないから、バイトもできないんだよ。
大体夏休みのバイトってのは、その間中ずっとな人間を雇い主は募集している。
どこでどう動くかも分からないような俺みたいなのを雇うワケがない。
なので単発の仕事でもないかと、嘱託のネットワークであれこれ探していた。
そんな俺と咲耶、父さんとアイリ姉さんが暮らす家に……突然の来訪者が来た。
「恭くん、フリーマーケットやろうっ!」
ビルトや咲耶がキアラ――シャーリーさんの孫のところでメンテしてる時に、唐突にコイツはそう言ってきた。
なお、夏らしい白いワンピースを着ていて、肩も出てたりするのでこれがまぁ……なかなか可愛い。
「……嫌だ」
俺はもう一度端末とにらめっこを開始。俺の背後からそんな事を言っていたかえでの提案を一蹴。
……さて、何かいい仕事ないかなぁっと。えーと、局員のフィジカル訓練の相手を務めるか。あ、これいいな。
「無視しないでぇぇぇぇぇぇぇぇっ!」
かえでが俺の両肩を掴んで、上下左右に前後ろと揺さぶってくる。 ……あぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ! うっとおしいっ!
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
古鉄≪はい、こんな感じですね。実はこのお話、ドキたま/だっしゅ本編の話としてやります≫
恭文「いや、いろいろ考えたんだけど……番外編は他にやりたい話がありまして。
というか、今後本編進めるなら必須かもってレベル?」
古鉄≪あなたの強化にも関わるところですしね。ただこちらのお話、ちょこちょこ変えてたりします≫
恭文「ほら、まず歌唄がデンライナーにいますし、フィアッセさんも書庫の居残り組ですし。
なおかつリズムも生まれていないから……あとは戦闘描写なんかもちょっといじって」
古鉄≪まぁ次の事件へ向かうまでの、ブレイクタイムと考えてもらえれば。
でもやっぱりEPISODE BLUE、いいお話ですよね≫
恭文「なんだよねぇ。テディもいいキャラだし、胸に来るお話だと思う。
……それで本編へ組み込んだ理由の一つは、そんなお話もマリアージュ事件やもう一つの方に絡んでいるから」
古鉄≪事件として直接ではなく、テーマ的にですね。
あまり違和感がないかと思いまして。……というわけで、次からが本番です≫
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二〇一〇年・三月――空海の卒業式と、みんなとのお花見終了後、僕は人生初めての春休みへ突入。
ちょうど良い感じで時間が取れたので、それを利用してまたまた良太郎さんの世界へ。
イースターの作戦が一段落している間に、パワーアップしてしまおうという算段である。
そんなワケでフェイトとリインを連れて、早速スクラッチ本社へ。重役のオフィスに通され、そこのソファーに座り。
「ふむ……また大変な事に巻き込まれておるのう。こころのたまごを狙う輩と対決とは」
「えぇ」
ジャンさんとマスター・シャーフーに、近況について軽く話していた。ただこの辺りには理由がある。
先日フェイトと話していて問題になった、『激気で浄化できるのか』という点について、確認するためだよ。
「それで」
「うむ、激気で浄化できるか……じょのう。結論から言えばできる。ワシもやった事があるし」
「オレも旅先で、やった事あるぞー。その時はこころのたまごって知らなくて、かなりビビったけどなー」
「マジですかっ!」
「じゃ、じゃあ私とかにも」
一応ヘッジホッグ拳なんて習得しつつあるフェイトが、やや驚きながら自分を指差す。
するとマスター・シャーフーはコクンと頷き、ふーふーしてから湯のみを傾けた。
「知っての通り獣拳は、獣を心に感じ、獣の力を手にする拳法じゃからのう。
こころのたまごなどが扱うエネルギーと、割合近いところがある。じゃが」
「じゃが?」
「いや、ジャンが浄化したと言った時にも話したんじゃが……激気なら全てというわけではない。
下手をすればジャンの強烈な激気で、こころのたまごが壊れていたところじゃった」
「え……!?」
「なんかそうらしいんだよー。こう、オレやヤスフミが、こころのたまごやしゅごキャラを助けたいーって思うと、大丈夫みたいなんだけど」
……やっぱりそういう方向か。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
恭文「はい、この話が今回の番外編の一つです。まぁ何回かに分けて、僕が春先包帯だらけになった話ができればなと」
古鉄≪結構重要なところですね。それで現在とまかのでは出ていない、あの人も登場します≫
恭文「ティス様、アイディアありがとうございました」
(ありがとうございました)
恭文「当然本編の方も、ヒートアップしていきます。次はこちらっ!」
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「そんな口約束は知らないとよっ! 知ってるじゃねぇかよ、口約束だってなっ!」
あのくそおやじ……まぁまぁ嫌みな奴だと思ってたが、こんな事するとは思わなかったぞっ!
上等じゃねぇかっ! こうなったら意地でも捜査してやるっ! 上の思い通りになんてなってたまるかっ!
「でもルシード、どうすんだよ。まさかハッキングってのやるのか?」
「馬鹿、それやったら俺達は犯罪者だぞ。やっぱ本部へ」
「そうだな。だが部長の事だ、俺達を立ち入り禁止にしている可能性もある。というか、するだろう」
「まぁ先輩がこんな事で引き下がるわけがないって、分かってるでしょうしね」
そうそう、俺が……なぜだろう。フローネの言葉が妙に引っかかる。なんでだろう、コイツは腹黒くないはずなのに。
「なのでルシード、GPOに相談してみてはどうだろう」
「GPOに? だが」
「政府と保安局がなんらかの意図で『触れるな』と言っているのであれば、協力者は必要だ。
なにより今回の件、彼女達にとっても無関係ではない。話してみるだけでも損はないだろう」
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恭文「というわけで、第72話――ドキたま/だっしゅ第四巻でやった、あの話にいよいよ繋がります」
古鉄≪時系列が追いついたとも言えますね。なお今回はまた別枠に、幕間第10巻で掲載されたある話も再収録します≫
恭文「まぁあれですよ、この事件の話をそっちで前振りしてたので……購入していない読者様向けですね。
当然大暴れしていきますので、どうぞご期待ください」
(今回もやっぱりネタバレ満載なので、こんな感じです。
本日のED:GRANRODEO『RIMFIRE』)
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