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作者でも分かるとまと同人誌情報コーナー
幕間第10巻、2103/01/31に発売開始です&サンプルもあるよ(2013/1/30現在)



古鉄≪というわけで、幕間第10巻です。まぁ今回ものんびりとした感じでやっています≫

恭文「……いつも通り自由だよね、うちの話」

古鉄≪それが売りですから。というわけで今回もサンプルです。どうぞー≫


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


会場となる東館には、番号で割り振られたポッドが所狭しと置かれていた。

しかもあれだよ、コミケみたいに全ての施設フル稼働だから。まじで戦場レベル……マダマはなにをしている。

数百人……いや、下手したら千人単位が同時にバトルしまくるなんて、どう考えてもアレすぎる。


てーかオーバースペックでしょ。絶対機械の処理が追いつかないでしょ。絶対マダマが絡んでいる。

僕達はノーマルスーツを着込み、この日のために準備したガンプラを持ち、颯爽とホールで合流。

隣同士なポッドへ乗り込み、手早く準備。そうして僕達の前に広がるのは、細長いカタパルト。


広がる宇宙は既に戦いが始まっているのか、いくつもの爆炎が点いたり消えたりしている。

でもこの形状に暗さは……あぁ、なるほど。それならちょうどよかったかも。


『また違う船か。これはなんだろ。ちょっと薄暗いけど』

「これは……エターナルだね。SEEDの戦艦だよ」

『仮面ライダー?』

「違うよ」


エターナルとはガンダムSEEDに出てくる戦艦で、いわゆる高速艦。

でも同時にフリーダムと、その兄弟機であるジャスティスの専用艦でもある。


『……改めて思うけど、これ大丈夫かな』

「そのための改造でしょうが。ほら、気合い入れて」


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


恭文「というわけで、ついにあのガンプラビルダーズ編が決着です。
……まぁまぁ予想通りにカオスな仕様になっています。エネルギー吸い取られるレベルで」

古鉄≪主な原因はあなたですけどね≫

恭文「僕は何もしてないよって!? 奴らが勝手に動いてるだけだしっ!」


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なんとかガンプラの改造は間に合い、私達はあの人と一緒に大会へ参加。でも……運が良かったというかなんというか。

まさか坂田さんのお友達だとは思わなかった。とにかくあの人も交え、戦闘に突入。

最終決戦仕様の青い機体を駆り、私は薄暗い宇宙空間を飛ぶ。後ろから距離を取り、しっかりスナイピングを続け撃ち抜く。


というか、私は抑えに回らないといけない。だって……春香とあの人が。


『あはははははははははははっ! 荒ぶれシナンジュッ! そして全ての存在は跪けぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!』

「は、春香……落ち着いて。ほら、私達は一応アイドル枠で出てるんだから」


春香はシナンジュを加速させ、近付いてくるザクやドムを蹴り飛ばしつつ敵陣を突っ切る。

それによってバランスが崩れたMSをねらい撃っていると、春香は急停止して宙返り。

遠くから飛んできた黄色い本流を、そうして回避しつつビームライフル連射。


私の右側から迫ってきた、クリアグリーンの刃達を正確に撃ち抜く。……これなに。

もしかしてファンネル? というか私を狙ってきたという事は、正確に連携してきている。

慌ててそちらを見ると、やや角ばったデザインのガンダムがこちらへ迫ってくる。


あの青色は……そうだ、AGE-FXだ。最近やっていたガンダムAGEの主人公機。

確かライフルと埋込式のサーベル、それにCファンネルという刃のついたファンネルで戦う機体だ。


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


恭文「というわけで、お約束通りにあんな機体も登場しますっ! やっぱりモブみたいな感じだけどっ!」

古鉄≪いやもう、アイディアをくださってありがとうございます。
おかげで……カオスを超えたなにかになったような気がしなくもないです≫

恭文「あやふやっ!?」


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


新暦76年・1月4日――慌ただしい三ヶ日を終え、パーペチュアルの滞在期間もあと少し。

そう、だからこそ僕は再びブルーフェザーの事務所へお邪魔し、いそいそと本を読んでいるわけで。

やっぱり障害魔法は最優先で覚えようと、日々の練習も欠かさない。ぶっちゃけ僕、今回かなりノッてます。


「……お前」

「なに、ルシード」


一昨日から連続でお邪魔しているためか、自然とここの隊長ともタメ口になっていたりする。これも成果だよ。


「ほんと飽きないよなぁ」

「まぁ僕がよそ者だってのもあるよ。ルシードだって旅行とか行くと、行き先にあるものは興味出てくるでしょ?
魔法ってのは特殊だとしても……例えば名物料理とか」

「なるほど、それを言われるとまぁ……納得できなくはないな。
俺は名景だとかそういうのには興味ないが、食にはそれなりにうるさい。
だがそれはそれとして……俺はあれだ、お前の勤勉さに感心してるんだ」

「それはどうも」

「みんな、大変大変っ!」


食卓も兼ねた一階のリビングに、ルーティが慌てた様子で駆け込んできた。

それで本から一旦目を離し、こっちへ近づいてくるルーティの方を見る。


「ルーティ、どうしたの?」

「あ、恭文来てたんだっ! あのその……とにかく大変なのっ!」

「ルーティ、落ち着け。どう大変なんだ」

「あの、今メルフィが通信してたのちょっと聞いたんだけど……ほらっ! あのライシアンの子っ!」


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恭文「というわけで、巻のサブタイトルにもなっているお話です。
時は遡って新暦76年――2009年のお正月。
とまとFS第6巻書き下ろしからの、続きとなっております」

古鉄≪悠久幻想曲3のメンバーと、この人が巻き込まれたちょっとした事件のお話ですね≫


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


ルシードのげんこつが二人へさく裂して、すぐに僕達は店の中へ突入。そして店内は……ポルターガイスト真っ最中でした。

木造りの丸テーブルや椅子が浮かび上がり、超エキサイティングなゲームみたいに衝突を繰り返している。

しかもそれは食器なども同じで、石畳の床にそれらしい破片がまき散らされている。


うわぁ、なんて典型的な。でも……うん、確かにそういう感じがしてる。これ、マジでいるよ。


「こら、やめないかいっ!」


そんな中、結構ぽっちゃりとしたおばちゃんが、カウンターに身を隠しながら必死に声をかけている。

服は薄青色のワンピースに、茶のカーディガン。黒髪を後ろで纏め、リボンを結んでいる。

その視線が向かう先は、当然ながらポルターガイストの真っただ中。


「ふんだ、あたしの勝手でしょっ!」


あれ、なんかすっごいクリーンな声が……そう思っていると、超エキサイティングゾーンのど真ん中に影が生まれる。

揺らめく炎のようなそれは、一瞬で青髪ポニテの少女へ変化した。服は……薄茶の上下か。


「……なんだこれ」

≪ポルターガイスト現象でしょ。あなた、見て分からないんですか≫

「いや、あの……僕の知ってるポルターガイストとちょっと違うような」

「ていうか、俺の気のせいか? なんかおかみさんと幽霊、めちゃくちゃ知り合いっぽいんだが」


ルシードが言うように、幽霊はただいらいらして物に当たっているだけっぽい。

それをおかみさんが止めようとしている? そんな感じなのかな。だって……おかみさん本体に攻撃とかしてないし。


「とにかくちょっと聞いてみましょ。……おーい、おかみさんー」

「なんだい、今立て込んで……あらまっ! バーシアじゃないのさっ! 悪いけど見ての通りで、酒は出せないよっ!」

「いや、今回は仕事だから。というか、おかみさんが私達呼んだんでしょ?」

「え……アンタ保安局員だったのかいっ!? 酒とタバコが大好きな、駄目なおっさんみたいなアンタがっ!」


そこでルーティとビセット、それに僕吹き出してしまう。そんな僕達に対し、バーシアがこめかみを引くつかせならジト目。


「よーし、今笑った三人……あとで殴るから」

「反撃するけどいいかな、バーシア」

「そこはおとなしく受け入れてくれないっ!?」

「――ちょっと、増援を呼ぶなんて卑怯よっ!」


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


古鉄≪まずは新年早々幽霊退治ですよ≫

恭文「……あむにこの話したら、気絶したよ」

古鉄≪相変わらずですねぇ、あの人は≫


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


『ヤスフミ、そこにブルーフェザーのみんなはいるっ!? 事務所に連絡したけど誰もいなくてっ!』

「うん、いるけど……みんなと一緒にお夕飯を外で」

『あぁよかったっ! ならルシード君に変わってっ!』


よく分からないけど、促されるままにモニターを移動。ルシードの前へ置いてみる。


「おう、変わったぞ。どうした」

『どうしたもこうしたもないのっ! あの子、病院からいなくなったわっ!』

「……なんだってっ! おいおい、一捜の連中はなにしてるっ!」

『なので彼らも今大慌てだ』


そう言って横から入ってきたのは、おなじみメルビナさん。その表情は苦々しい色に染め上げられていた。


『しかし貴公らはどこにいる。ついさっきまでそれぞれの通信機に連絡していたのだが』

「どこにいるって……旧市街地から橋渡って、アレクトール広場通って、もうすぐ事務所って感じだぞ」


とか言いながら、ルシードを筆頭に通信機を確認。それで全員が顔を見合わせ、首を振る。


「なぁ、それマジか? 俺達のとこには着信なんて入ってないぞ」

「こちらも同じくです。マクガーレン長官、連絡はいつから」

『十五分ほど前だ』

「アレクトール広場を通りがかった頃か」


ゼファーさんが言うアレクトール広場は、新市街地にある施設の名前。

あの奇麗な噴水広場を思い出し、改めて納得。そういえばあそこ、ライトアップされてて凄かったなぁ。

……周囲にいたカップルとかが。ルシードが居心地悪そうに、頭ボリボリかいてたよ。


「そう言えば今日の昼間から、あの辺りで電波障害が起きているとか」


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


古鉄≪そしていつものようにトラブルは連続……あなた、新年早々これって≫

恭文「いつもの事でしょ」(涙目)

古鉄≪それもそうですね≫

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


「うーん、でもデッキってどういうのがいいんでしょう」

「一応環境によって流行り廃りはありますけど、基本は好きなカードを使う事ですね。
僕だってアイドルカード中心なのは、やっぱり……ねぇ?」

「あぁ、なるほど」


あぁ、そこで納得してくれるんだ。それがちょっと嬉しい。

やっぱりカードのみんなも輝かせたいからなぁ。幸せにしたいからなぁ。


「でもあずささんはもう決まってきてるじゃないですか」

「ふふふ、どうでしょうー」


そう言って笑うあずささんが使うのは……紫のカード。

あずささん、六色あるストラクの内、躊躇いなくこれを取ったのよ。

もうね、衝撃的だったわ。しかもなんか合うらしく、結構手ごわい使い方をしてくる。


バトスピの紫はMTGで言えば黒、遊戯王で言えばアンデット族などに近いところがある。

そっち系のスピリットが中心で、BPは低いけどドローとコア操作が得意な色。あとは変則的な破壊だね。

例えばデッドリィバランスというカードは、自分のスピリットを破壊するカード。


でもそのかわり、相手も一体スピリットを破壊しなきゃいけないんだ。

しかも自分のスピリットがいない場合でも、効果を発揮できると裁定されている。

まぁそういうドM仕様というか、トラッシュも含めた戦い方が紫の得意技。


あと重要なところが一つ。765プロメンバーには、それぞれのイメージカラーなんてものが設定されている。

ここは社長の趣味だね。例えば春香が赤で、伊織がピンク。そしてあずささんは……もう察してください。

そういうところからも紫はあずささんピッタリで、なおかつ女の情念を感じさせるとか言われている。


「えっと、スタートステップ、コアステップ、ドローステップ……リフレッシュステップ?」

「そうですそうです」


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


古鉄≪はい、というわけで表題をどうするかで未だに揺れているOOO・Remix編です。
ただ……当然のように加筆修正が行われているので、1話分増えています≫

恭文「あのシーンの裏側みたいな感じのもあったりで、最新の拍手からアップデートをしたりも……やっぱりアイツは爆ぜろ」

古鉄≪いいじゃないですか、あなた。あの人がプリキュアに変身したって聞いて、相当触れ回ってたのに≫

恭文「したけどそれがなにか? いや、だってめでたい事じゃないのさ。
だから僕は同一存在として、火野の僕をお祝いしようねって世界規模で宣伝しただけで」


(そういって蒼い古き鉄、ニゴォと笑う)


恭文「だからあれだよ? 既に鎧とかも宇宙から戻ってきてるから。凄い勢いでお祝い始めてるから」

古鉄≪鬼ですね、絶対苦しんでますよ。ちなみに拍手で届いている、その様子です≫


(※ 恭文さん、ついにプリキュアに変身したんですね。正確には別世界の恭文さんなんですけど(拍手636)。
スマプリのやよいちゃんが鼻息荒くして喜んでましたよ。

※ 恭文がとうとうプリキュアに変身したって噂で周囲が騒がしいな。あ、何かが空を飛んでる。
あれは、豪獣神!きっと、恭文が変身するプリキュアを見たくて鎧が宇宙からやってきたんだ。)


恭文「いやー、素晴らしい事はみんなで祝うと楽しいね」

古鉄≪そうですね。……そうそう、それでもう一つ。100円のガチャガチャやって≫

恭文「そうそう、Xレアのリーフ・シードラを一枚当てたのー♪」


(注:バトスピの話です)


恭文「いやー、リーフ・シードラやっぱカッコいいよね。
……でもマ・グーデッキに入れるとごちゃごちゃしそうだし、やっぱ新しいデッキかなぁ」

古鉄≪最近では鉢シードラというのが有名とか。でも鉢、三枚セットで万単位ですけど≫

恭文「裏Xレアだしね。……再録されればまだ使えるだろうけど」


(『でしたら私がっ! 異合と言えばわたくしですわっ!』)


恭文「とにかくこんな形で進んでいく幕間第10巻――イラストもほんのちょっとですけど載っております」

古鉄≪みなさん、よければぜひお手に取ってみてください≫


(それではみなさん、何卒よろしくお願いします。
本日のED:四条貴音『風花』)





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