作者でも分かるとまと同人誌情報コーナー
豪快な奴ら第10巻経過報告:02(サンプルあり)(2019/6/23)
古鉄≪というわけで、豪快な奴ら第10巻が本日(2019/06/23)発売。みなさん、何とぞよろしくお願いします≫
恭文「よろしくお願いします。
というわけで、今回は書き下ろしの一部をご紹介」
古鉄≪第八回世界大会の時期……地球にはとんでもないことが起こります。風花さんがあられもない姿を≫
風花「そ、そんなことしませんー!
あ、恭文くんは……その、もう分かっているから。
男の子だものね。大きい胸の子も好きなら……うん」
恭文「ふーちゃん、それはなんの話ぃ!?」
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
二〇一二年十一月――それは、正しく青天の霹靂だった。
「「この――――大馬鹿者ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」」
「ひゃう!」
765プロ事務所で響く、僕と律子さんの怒号。
しかしそれは許してほしい。なにせ……なにせ……翼のアホがまたやらかしてくれたからねぇ!
「あれほど言ったわよね! SNSに写真をアップするときは、こっちがチェックするって!
それでクローネの件でも聞いたわよね! 他に何かやってないかって! あなた、友達ともども”ない”って言ったでしょ!
……なのにこれはなに! こんな有様じゃ、信用できないわよ!」
「だって、空気を読まないと……その方が楽しいですし、宣伝にもなってみんな喜んでくれますよー!」
「このお馬鹿ぁ!」
「それに、この問題も悪いですよ! あんな隅っこに注意書きとか書かれても」
「隅っこじゃないでしょ! 車両の真ん前にちゃんと置かれていたでしょ! 写真に載っているくらいにど真ん中でしょ!
自分の言い訳が筋を通せるかどうかも判断できないの!? 一体何歳よ、アンタ!」
そう、やらかしてくれた……やらかしてしまった。……テストでね!
先日、トライアドプリムスが揉めている現場を、翼とその友達は動画で撮影&ネットにアップというコンボを噛ました。
あれを鑑みて、翼にはネットリテラシーに関する筆記テストを受けてもらった。
この辺りは既に小中校生向けに取り入れられているもので、決して難しくないものだった。
その結果が……〇点だよ!
全二十問の問題を全て外した!
○×クイズもあったのにだよ!
……特に問題なのが、最終問題。
◆◆◆◆◆
「――お兄ちゃん、ちょっと待ってよ」
桃子、なんでそんなに不満そうなのよ。しかもちょっと睨むってあり得なくない?
「それじゃあまるで」
「うん、疑っているよ? 一切信じていない。それが何か問題かな」
「はっきり言い過ぎじゃないかな!」
「そうだよ! さすがに酷いよぉ!」
「へー、だったらまた話さなきゃいけないんだ……翼とその友達が、どんだけネットリテラシーに無頓着だったかを」
今回は容赦しないので、桃子と育にも笑いかけると……。
「「ひぃ!?」」
あれれ、おかしいなー。
どうして二人は手を取り合い、ガタガタ震えるんだろう。
「恭文、目が……目がマジやからな! つーか翼はそないに酷かったんか!」
「先日のポカと、今回のテストも合わせて……確信したよ。翼は裸の王様だ。
もうね、全員全裸……そのままら(ぴー)とかやりそうな勢いだもの」
『いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!』
「そして桃子、育、そこで”信じられて当然”と曰えるおのれらも……なんで全裸なのよ。服を着てよ」
「育は着てるよぉ!」
「着てないよ」
……育、そんな絶望しなくていいんだよ? 僕は事実しか言っていない。
「全く、一枚も……着ていない。育が着ていると思っているそれは、馬鹿にしか見えない服だ。だから僕達には何も見えない」
「え……!」
「……みんな、拒否反応が走るのは仕方ないわ。でもね……本当にその通りなのよ……!」
鬼軍曹律子さんまで否定しないので、志保達先輩踏みも生唾を飲み込み、襟を正す……。
◆◆◆◆◆
「というわけで……次の同人誌で、あんなことやこんなことをされたい人! この指とーまれ!」
『止まれるかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!』
「大丈夫、既に志保は止まっている……プロガーとしてね! 第二巻に登場予定だ!」
『えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!』
「やめてください! というか……わ、私は……やっぱり、好きな人と……」
なぜかたじろぐ志保には、失笑を送るしかなかった。
「だったらプロガーなんてやめればよかったのに」
「手遅れだと!? というか、それならフェイトさんとかは……どうなんですか! あの人もやらかしていますよね!」
「あ、それならはやてがストレス解消も兼ねてやって……もうね、最高レベルの売り上げだったそうなのよ。
フェイトモデルだと二次元に落とし込んでも、プロポーションとか凄いから」
「既に前歴があるってぇ!」
「だから思いついたのよ。
……さぁほらほら、とっとと答えて。信用調査も時間を割と使うからさぁ」
ガチに問題だから、覚えがあるなら吐いてほしい……つーかとっとと吐け。
その重さはジュリアも、歌織も……エレナや恵美、琴葉、このみさん達も理解してくれる。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
恭文「シアターは駄目かもしれない……駄目じゃないかもしれない」
風花「ちょっと、落ち着きましょう……!?
古鉄≪というわけで、最近いろいろやらかしがちなバカッター話。
風花さんも赤裸々な過去を暴露して……≫
風花「赤裸々というか、経験談なだけよ!」
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
『――――緊急速報です。政府官邸からの生中継となりますが……その……とんでもないことになりました!』
するとなんだろう……いきなりテレビでニュースキャスターが慌てて………………続いて転換した画面とテロップに、ギョッとさせられる。
――各国政府、異世界の実在を公表!――
「え……」
『――昨今起きている怪物の出現情報……それに対して慎重に検討した結果、今回の発表となりました。
信じがたいことですが、我々が住む地球は次元の海という異空間に漂う世界の一つであり、その世界を管理する治安維持組織が存在しています。
その組織の名は時空管理局――彼らは現在の地球より高度な文明と魔法と呼ばれる異能を使い、次元世界全体の平和維持に努めています』
「え……!?」
「ちょ、ヤスフミィ!」
次元世界の状況が公表……公表……公表!?
どういうことかとみんなを見るけど、意味が分かるわけもない。揃って混乱しているもの!
『首相! それでは……地球は管理局という存在の統治下に置かれるということでしょうか!』
『その点もあり、接触を受けてから数か月間……交渉を続けました。
結果、彼らはそういう統治……管理世界としての運営については、今のところ不要と判断しました。
我々の管轄という形で、常駐の派遣観測員は送ってくる形になりましたが……』
『それが、侵略ということでは!』
『違います。次元世界からの出入りについては、大きく制限がかけられています。
あくまでも怪物騒動や、この機に地球で悪さを考えている、次元犯罪者への対処のためとお考えください』
混乱している間に、画面がスタジオに戻って……。
『――みなさん、これはアニメやゲームの話ではありません。各国政府は先ほどと同じ内容の布告を、世界同時に発表。
地球の治安維持やその体制については今のところ大きく変わることはないそうですが…………テリーさん、あの……夢を見ているんでしょうか』
『その気持ちは凄く分かりますよ! というか……無理だよ! これをコメントって無理だよ!
えっと、つまり……怪物とかは、その……次元世界からやってきた影響が大きいってこと!?』
『そのようですね。とにかく、繰り返しになりますが……治安維持やその体制については、今のところ大きな変更はないそうです。
とにかくこの件については、更なる続報が待たれます。
政府関係者も日数をかけて、きちんと市井に説明するとのことですので……みなさん、どうか冷静に行動を』
「………………マーベラス、早速おのれらの仕事がなくなりそうだけど」
「……ガンプラバトルでもするか!」
「そうだね!」
『ちょっと待てぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!』
◆◆◆◆◆
「では、管理局の方は」
「異能犯罪については、むしろ本領ですよ。
……だって魔法を使っての犯罪やら、それこそドラゴンやキメラみたいなのとも戦うんですから」
「そうか……というか、君自身もその管理局の嘱託で、そういう仕事を手伝っていたんだったね」
「リインもですよー」
「あとは私とティア、シャーリーさんも……というか、私達とリインさんについては管理局員でしたし」
まさかこんな形で、魔法バレしていくことになるとは……というか、これからは魔法のことがバレても怒られないし、万々歳?
「だが管理局の人間に全て任せる形になるのなら、君が出ていく必要は」
「いきなり大部隊を送り込んで、この世界全土をカバーできるわけじゃないんです。
……その場合、事件を察知することそのものが難しい。そこで地球に所在を置く嘱託やその関係者に、お願いが出されました」
「どういうものかね」
「簡単に言えば、怪物騒ぎや……魔法文明と思しき事件が起きたら、すぐ知らせるようにって話です。
……戦力層はともかく、今はとにかく目が必要なんですよ。管理局サイドの活動も、すぐには理解されないから余計に」
「つまるところ、檀家になるわけだ」
「戦力層が足りない場合は、正式に依頼を飛ばす可能性もあると説明されましたよ」
そういう意味でも手が必要……戦力として数えられているわけだ。
ただまぁ、それについてはむしろ気づかいというか……僕達が動きやすいよう、調整してくれているとも言える。
……そこについては、苦心してくれたレティさんやグリフィスさん、ヴェロッサさん達に感謝しておかないと。
「それで僕とリインについては、例の怪物とは以前からちょいちょいやり合っていましてね? 慣れてるんですよ」
「同時に橋渡し役なのですよ。恭文さんは第一種忍者でもあるですから……PSAや警察などとの共同作戦が必要になったとき、重宝するのです」
「あぁ、それは便利そうだね……!」
◆◆◆◆◆
二〇一三年六月末――梅雨が明ける気配もチラホラ見え始めた中。
「……恭文さん」
志保はバスタオルをさっと足下に落とし……女性としてより成長した身体を晒す。
大きく揺れる乳房も、くびれる腰も、誘うように揺れるお尻も、以前よりずっと魅力的で……。
「どう、ですか。私……魅力、ありますか?」
「志保……」
「ちゃんと、答えてください」
「奇麗だよ。でも……」
「だったら……もっと、近くに」
「………………水着の試着にしては、雰囲気おかしくないかなぁ!」
――そう、志保はうちのリビングで、紺色のビキニ姿を晒していた。下はパンティータイプではなく、短パンタイプなんだけど。
なお、その様子に見入っていたのは、僕だけではなく……フェイトも、フィアッセさんも、りん達もポカーンとしていた。
「……いや、あたしは許す! 志保のオパーイも最高だ!」
「朝比奈さんには聞いていません!」
「なんでさー!」
「りん、ちょっと黙ってようね……!」
「あーれー!?」
まぁりんについては、ともみが首根っこを掴んで制御してるんだけどね!
「というか、これは……あなたのせいじゃないですか……!」
「ヤスフミ、そういうリクエストとかしたのかな。あの、だったらちゃんと責任を取らないと」
「していないよ!」
「似たようなものじゃないですか!」
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
風花「何をしたの……!?」
恭文「何もしてないから!」
風花「……駄目、ちゃんと教えて。私……全部受け止めるから」
恭文「ほんとにしてないのー!」
古鉄≪マスターが相変わらず往生際が悪いですが、今回は逃げ場なし……はたしてどうなるか≫
恭文「つーか志保のアホがぁ!」
(というわけで、とまと同人版を何とぞよろしくお願いします。
本日のED:Clutcho『Billy Billy』)
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