作者でも分かるとまと同人誌情報コーナー
とまと幕間リローデッド第27巻経過報告:01(サンプルあり)(2019/5/29)
古鉄≪というわけで、幕間リローデッド第27巻が明日(2019/05/30)販売開始です。みなさん、何とぞよろしくお願いします≫
(よろしくお願いします。なお今回のお話は……。
幕間二話。
特別書き下ろし五話(短編含む)
豪快な奴らパイロット版二話(マジでパイロット版)です)
恭文「今回は豪快な奴らの方に……毎回構築が大変だから」
古鉄≪戦闘シーンとか長くなるんですよね。主に変身しまくるせいで≫
(『うるせぇ! そういうのは東映に言え!』)
恭文「というわけで、ひとまず今回は……そんな豪快な奴らをちょろっとお見せします」
古鉄≪なおマジでパイロット版とのことなので、本編ではまた多少修正予定です≫
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
アギトに変身していた津上翔一さんは、いわゆる無我の境地……無心状態で戦闘していた。
だからね、達人的な無駄のないカウンター戦法が多かったんだよ。それも大抵の相手にはパワー負けしない。
その姿を思い出し……キーの中に感じる、その息吹を確かめながら、身を鋭く、最小限に動かしていく。
「……ふん!」
ナナシ連中の斬撃をスラロームして避けながら、最後尾の五人目がけて左回し蹴り。
それからすぐ左にすっと避けて、後ろから切りかかってきたナナシをやり過ごし……一回転して右フック。
顔面を殴り砕き、拳だけでナナシを爆発させる。
それじゃあ次……と思っていると、カゲムクロとオオツムジが切りかかってくる。
まずはカゲムクロが放つ、後ろ斜めからの斬撃を下がって回避。
右側から襲うオオツムジの刺突は、刃の腹への掌打で脇に逸らし、直ぐさま回転しながら右バックブロー。
オオツムジからカゲムクロへ向き直り、返す刃の袈裟・逆袈裟をスラロームで回避。
次に二時方向にすっと動いて、挟み撃ちにしたナナシと入れ替わり……そのナナシが、刺突からの右薙一閃を受けて代わりに殺された。
近くにいた別のナナシの首根っこを掴んで……カゲムクロに向き合いながら、更に返された斬撃を防御。
『――!?』
◆◆◆◆◆
デバイレーツを取りだし、手に入れたばかりのキーを素早く装填・アンロック!
「変身!」
≪仮面ライダァァァァァ! ファァァァァァァァァァァイズ!≫
そのままデバイレーツを前に……いや、ここは上だ!
天へ見せつけるように突き出すと、Φマークが現れ、身体を覆い尽くす。
≪Complete≫
それは赤いフォトンストリームとなり、そこを始点に銀と黒のアーマースーツが構築される。
そして顔は、黄色い複眼のΦマーク……くぅぅぅぅぅぅぅぅ! 心が震える! なのでとりあえず、右手をスナップ!
『――!』
そこで空気を読まず、カゲムクロが飛び込み唐竹一閃。
それを左に避けて、右後ろ蹴り。
背中を蹴り抜き、また地面を転がしておく。
もう一度右手をスナップさせながら……起き上がるカゲムクロの顔面へ左フック。
ただし乱暴に……喧嘩上等なラフファイトで! 一発ぶち当たったら、もう一発……二発三発とたたき込み、腹を蹴り飛ばす!
◆◆◆◆◆
島村さんのモチベーション……それはもう、仲間と一緒に進む道ではなくて。
「――Pくんも知ってたの!?」
城ヶ崎さんは……いえ、アナスタシアさんや諸星さん、緒方さん……赤城さんも気づいておられなかったようで、ショックを受けた様子で。
「なんで……だって、莉嘉達がいるのに!」
「アイドルのモチベーションは人それぞれです。それに島村さんには一年前の事件で、確かに……346プロや周囲への不信が刻まれました。
……自分の目から見て……今の島村さんは、以前ほど自分やみなさんを信頼しているようには……見えないんです」
「そんなのないよぉ! きらり達……あれからまた、頑張ったのにぃ!」
「きらりちゃん、我がまま言わないの」
「我がままなんかじゃないよ!」
「そうだよ、みくちゃん……! だって、それなら……私達……」
「我がままだよ」
止めようとしたところで、無意味だった。
そう自分にも突きつけるほどに……前川さんは断言していて。
「あれから何度も話したよね。常務さんがああなったのは、みく達にも悪いところがあったって」
「……だからプロデューサーもこの一年で……CPの全体曲とか、舞踏会とかも置き去りにした感じなのかな」
「多田さんの仰る通りです」
現在CPは、各々のユニット……そして部門所属アイドル達との、コラボ企画が中心で動いている。
とにかく部門内の不和が解消された。そういうアピール作戦でもあったが、これが中々に好評で……。
舞踏会で成し遂げたかった、パワーオブスマイルは徐々にだが形となっている。
そう、徐々に……まだ、完全ではない。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
恭文「というわけで、第九巻からの直接の続き……夜のシーンでファイズ流行りたかった。
そしてマーベラス達がいないと、戦闘シーンで一話使うとかもなく平和」
古鉄≪七人分でチェンジとかやると、調べるのにも次巻がかかりますからねぇ≫
(東映特撮チャンネルで、ライダー戦隊が有料見放題なのでそれでチェック……そして手放せない)
恭文「今回もそれに助けられたしねぇ」
古鉄≪というわけで、次はその助けられたお話をどうぞ≫
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
「……大いなる力、宇宙最大のお宝……それにデバイレーツのこと。一体どこまで知っている」
「それに門矢士のこともよ。アンタ達、なんのためにこの世界へ来たのよ。
とりあえず盗んだものも返してもらいつつ、聞かせてよ」
「そうだなぁ……僕の背後を取ってきた褒美は、くれてやるべきかな」
ディエンドライバーを右手で軽く回転させ、銃身スロットをスライドで展開。
「感謝したまえ」
≪KAMEN RIDE≫
更に左手でカードを差し込み……二人が銃を構えるので。
「変身」
≪DIEND!≫
トリガーを引き、板状のエネルギーパネルを射出。それが二人の射撃を次々払い……僕へとリターン。
周囲に浮かんだ鏡像ともどもそれを受け入れ、僕は一気にディエンドへと変身する。
「……派手に行くか」
「当然!」
二人は走り込みながら、モバイレーツにキーを装填……アンロック。
「「ゴーカイチェンジ!」」
≪ゴォォォォォォォォォ! カイジャァァァァァァァァァァ!≫
カード二枚を差し込み、振り返りながらトリガーを引く。
≪KAMEN RIDE――Accel・Birth!≫
登場するのは、赤いバイクのようなフォルムのライダー≪仮面ライダーアクセル≫。
そしてもう一人は、別の少年君……あのハ王の火野君とも所以のある、仮面ライダーバースだ。
アクセルはエンジンブレードを、バースはバースバスターを腰だめに構え、二人ににじり寄る。
◆◆◆◆◆
「――ディースティック!」
ジョーはあのアクセルっていうのと斬撃をぶつけ合い、押さえてくれる。
パワーがあるタイプなのは理解できたから、無理せず受け流し……引きつける感じで。
その間にあたしはあっちの……バースっていうやつよ! あの援護射撃、意外と面倒だし!
「はぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
ディースティックで……なぜかメダルを放ってくるけど、それを払いながら接近。
一気に飛び込んで胸元に刺突。避けられてもすぐに方向転換して、右薙・袈裟・逆袈裟・刺突の連撃。
奴はメダルガンも盾にしつつ、器用に防御……というところで、左端に動きが見える。
咄嗟にディースティックをかざして防御すると、ディエンドの放った弾丸が命中……スティックに弾かれ、なんとか脇に逸れてくれたけど。
「三対二ってところ、忘れちゃいけないよ?」
「うっさいし! だったら……!」
分身もできて、速度もあるカクレンジャーかハリケンジャー辺りに……そう思っていると、バースが右手でメダルを取り出す。
それをベルトのスロットに入れて、ガシャポンみたいにノブを回して…………あれ、なに?
≪クレーンアーム≫
……バースの右肩にあるガシャポンが開いて、変なパーツ達が飛び出す。
それが、右前腕部を中心に組み立てられて…………クレーンになった。
◆◆◆◆◆
≪Steam≫
いきなり切っ先から、高温の蒸気が発生。
それに飛び込んでしまった瞬間、体中が熱に伴う衝撃を受けて、スーツからも激しく火花が走る。
「これは……!」
≪Electric≫
動きが止まったところで、袈裟・逆袈裟と重たい連撃を食らう。
それも電撃が走り……その痺れにより、また動きが停止させられる……!
だが、それでも……なんとか三撃目をつばぜり合いで受け止め、電撃が走るのも構わず奴にヘッドバッド。
鼻先を叩き、攻撃をキャンセルさせた上で……!
「――ディーソードベガ!」
袈裟・刺突・右薙・唐竹とお返しの連撃。
赤いメタリックボディを幾度も切り払った上で、刃を返し、もう一度渾身の右薙一閃――。
『……』
だが、刃が空を切る。
奴は剣を突如として捨て、腰のバックルを左手で外し……そのまま倒れ込んだ。
そう、ただそれだけだ。だがそれだけで、身体の各部に着けられていたパーツが変形し……奴は、バイクになった。
何を言っているか分からないだろうが、バイクなんだ。
背中から前輪が飛び出て、足首のパーツは後輪。その歪な変形に面食らっていると、奴はアクセルを捻り……光速回転。
後輪を携えた両足に、側頭部をなぎ倒され……よろめいたところで乗っかってくる。
いや、それは突撃だった。至近距離で飛び上がり、俺の体を真正面から轢いてくる。
「がぁああぁぁあぁあぁぁぁ!」
まさかバイクに引き倒されるとは思わず、よろめきながら膝を突く。
そうして飛び上がった奴は変形を解除しながら……空中で身を回転させる。
≪Accel――Maximum Drive≫
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
恭文「というわけで、海東もネオディエンドライバーになっている関係から、平成二期のライダーも召喚可能。
なおルカ様はメダルって勘違いしているけど、実際はその形をしたエネルギー弾だね」
古鉄≪設定ではそうなっているんですよ。セルメダルのエネルギーを打ち出しているわけで……まぁ仕方ないですよね。
この時点だとテレビのオーズにも出ていないですし≫
(そう、蒼い古き鉄も分からない)
恭文「そして士さんと海東は、第三精力的な役回りで使いやすい……」
古鉄≪よく考えたら、テレビ本編の旅もそういうとこからスタートですしねぇ。
……でも、敵として出てくると実に厄介≫
恭文「アイツら、空気読まないしね!」
もやし「お前にだけは言われたくないんだよ!」
海東「士、駄目じゃないか。僕や少年君を巻き込まないでくれたまえ」
もやし「サラッと被害者に回るな!」
(というわけで、とまと同人版の方何とぞよろしくお願いします。
本日のED:石原慎一『Dead or Alive』)
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