作者でも分かるとまと同人誌情報コーナー
豪快な奴ら第9巻経過報告:01(サンプルあり)(2019/5/2)
古鉄≪というわけで、豪快な奴ら最新巻経過報告です。
一応分量的には本編一話、番外編や書き下ろしが二話くらいですね。
……で、今回は本編一話が何とか進められたので、ご紹介します≫
恭文「頑張ったよー。……というわけで、どうぞー!」
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
ここまでのあらすじ――もうグダグダでした。
「ねぇ、今日はもう解散しようよ……」
「やっちゃん、やる気出してよ……」
「僕も好き勝手やってきたことは、悪かったと思うからさぁ。
ちょっと、仕切り直そう? お互い一週間くらい考え直そうよ」
「オレも全く同じ気持ちだけど、無理だよ……!」
「では解説しよう!」
「ほらぁ! やる気出してくれてるしー! もう止まらないよ、これ!」
ほんとだ! こっちは全くへこたれてない!? というか反省していない!?
「バスコちゃんからスーパー戦隊のことを教えてもらってから、それはアタシの研究テーマになってねー!
各戦隊の能力や技術を解析し、アタシなりに再現したのがこの子達!」
≪……ザンギャックが新しい戦隊メンバーを作ったってい
うの!?≫
「その通り! セイリュウレンジャーはダイレンジャー!
チェンジスプリガンはチェンジマン!
ブルーバキシムはライブマン!
言っておくけど、本家と遜色ないくらい強いよー!?」
あぁ、なるほどー。悪党が戦隊の力を利用して………………ってぇ!
「……何してくれてんだよ、このマッドサイエンティストがぁ!」
「ほんまや! みんなを守るための力を、侵略の道具にするなんて!」
「しゃらぁぁぁぁぁぁっぷ! 力は力! 使い方次第ってことだよ!」
『それこっちの台詞!』
なんで悪党側が平然と、胸張ってそんなことを言い切ってんだよ!
駄目だ、確かにコイツは話ができない!
でも……こんな奴と被って見られていることが、何よりも屈辱なんですけどぉ!?
僕はここまでバーサーカーじゃないっつーの! ねぇ、そうだよね……そうだよねー!
◆◆◆◆◆
「だったら……」
士さんは別のカードを取り出し、装填。
≪KAMEN RIDE――BLADE!≫
ディケイドライバーからオリハルコンエレメント≪光の扉≫が投射。
それが士さんの方へと進み、そのままくぐり抜けると……一瞬で仮面ライダーブレイドとなる。
……あー、そうだった。これもあったんだったね。
≪思い出しますねぇ……剣崎一真のピエロっぷり≫
「ちょっと、それやめて……あの、僕もブレイドは大好きだから。
そうだ、違う……あれは違う。本当の剣崎さんはまだ旅をしていて」
「言ってやるなよ……! つーか今更その現実逃避はおかしいだろ!」
「あぁいいよ! そうやって人のトラウマを抉るのなら、僕もやってやろうじゃないのさ! この悪魔が!」
「うるせぇ!」
≪……やっぱりグダグダなのぉ≫
というわけで、僕もレンジャーキーを取りだし……。
「天空聖者よ、我に魔法の力を!」
素早くデバイレーツに装填・アンロック!
≪マァァァァァァァァジ! ブレイィィィィィィィィィィド!≫
「――マージ・マージ……マジーロ!」
デバイレーツを突き出しながら、マジブレイドに変身。
すぐさま腰のアルトスティックを取り出し、ソードモードに変形。軽く一回転させながら正眼に構える。
「ブレイド対決か……」
士さんもライドブッカーの峰を軽く撫でる。
「面白い」
――そのまま僕達は一斉に飛び込む。
◆◆◆◆◆
士さんはたたらを踏みながらも、素早くカードを装填・発動。
≪ATTACK RIDE――METAL≫
切っ先がボディスーツを捉えた瞬間、アルトスティックソードが弾かれる。
これはメタル……トリロバイトアンデッドの能力か!
ヤバいと判断して左斜めに飛ぶと、士さんが反転してなぎ払い。
咄嗟にアルトをかざして防御しつつ、距離を取る。士さんはその隙を見逃さず、カードを装填・発動。
こちらもマージフォンを取り出し、魔法発動!
≪ATTACK RIDE――Mach≫
「ジルマ・マジーロ!」
今度はMach……士さんが超高速移動を開始する最中、周囲の物質を分解・再構築。
クアンタ・ソードビットを大量生成し、一気に射出。
が……士さんはこちらに踏み込みながら、目にも映らぬ連続斬りで、その尽くを払い、紙一重で避けていく。
それは分かっていたので、次の呪文を詠唱。
「ジー・ジジル!」
魔法を発動し、アルトスティックソードを茶色の斧剣へ変化・大型化させる。
それを右手だけで持ち上げ、振り上げながら……!
「マジスティック・ハイブレード!」
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
恭文「というわけで、またまたドンパチ……つーか士さんがぁ!」
古鉄≪どうしてあの人、こういう立ち位置が似合うんでしょうか……≫
(『おのれディケイドォ!』)
古鉄≪もう夏海さんを盾にした方が早いのでは≫
恭文「そうかも……。いざとなればキバーラに変身してもらって」
古鉄≪そう言えば拾っていませんでしたね、その辺り≫
(拾ってもあまり活用できるシーンがなかったし……)
恭文「まぁそんなキバーラの登場に期待しつつ、次に行こう」
古鉄≪と言っても一話については、バトルばかりですが≫
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
≪やっぱり手強いですね……≫
「でも、まだまだ!」
問題なしと立ち上がると、士さんも同じように立って……またカメンライドのカードを。
≪――ダウン! ロォォォォォォォォォドォ!≫
でもそこで、デバイレーツがいきなり叫ぶ。
慌てて取り出すと、画面が強烈に光っていて……そこから蒼いキーが飛び出した。
慌ててキャッチするけど、その……キーの形は……!
「何これ……!」
≪ちょっと、これは……≫
でも、待って。
僕はこれに変身したことなんて一度もない。
それでなんで……新しいキーが作られるの!? しかも、これだと……これじゃあ!
「……蒼チビ一号だな」
ハッとすると、士さんがカメンライドのカードを装填・発動。
≪KAMEN RIDE――AGITΩ≫
一瞬で仮面ライダーアギト・グランドフォームに変身する。
「まさか……」
……どうやらデバイレーツ、想像以上にとんでもないものみたい。
平行世界の観測についての制限も、一体どこまでされているのか……実のところ分かっていなかったしなぁ!
だから今までは、ある程度覚悟はして……想定だけはしていた! でももうそういう段階を超えている!
平行世界の観測、それによる憑依経験≪ダウンロード≫は……制御できないダウンロードは、余りに危険だ!
◆◆◆◆◆
とりあえず右エルボーで剣のハンドガードを押さえ、そのまま押し込み……!
「そういやお前、俺に嘘ついてただろ!」
それを弾いて左右のストレート。
蒼チビは少し下がり、ハンドガードで器用に捌いてくれる。
「なんだ、オンドゥル語が星の公約語って!」
そうして開いたボディ目がけて右ミドルキック。
左に美味く避けてくれるので、すかさず左フック。
顔面狙いの一撃をハンドガードで防がせてから、改めてボディブロー。
よろけたところでもう一撃……と思ったが、蒼チビはすかさず刺突。
胸元を貫かれ、火花を散らしながら地面に倒れ転がる……が、すぐ起き上がって、膝立ちで構え……。
「大うそじゃねぇか! アイツら、ただ滑舌が悪いだけじゃねぇか! それでネタにされているだけじゃねぇか!」
そうだそうだ、ブレイドで思い出した……つーかツッコむべきところがあった。
鬼退治をするため、デンライナーにまた乗り込んだとき……蒼チビが、ブレイドの世界が抜けているって話をしてよ。
そのときに今聞いたような話を……全然、大うそなんだよ! 蒼チビ一号から聞いたぞ!
ただ滑舌が悪くて、ネタにされているだけだってな!
戦闘で必死に叫んでいる感じを出したために、滑舌が悪くなっただけだってな!
そういやあのときの恨み辛みも…………。
「ルソジャナイ! オンドゥドゥボシヴァボンドゥルディア゛ドゥンダ!」
(特別意訳:嘘じゃない! オンドゥル星は本当にあるんだ!)
「…………なんで意識的に喋れんだよぉ!」
◆◆◆◆◆
「なんだ! この大事なときに!」
『オーレンジャーの大いなる力を使って!』
「何……」
『俺達の力は、異なるものを一つにする力だ。
生まれた世界も、星も、戦う意味も違ったとしても……一つになって、強大な敵を撃ち抜く力!』
「世界や星が、違っても……」
「あたし達が、一つに」
なんだなんだ……今更叫ぶことじゃないと、ゴーカイジャーに戻る。
ヤスフミについては変身そのものを解除して、黒いゴーブレスってのを腕に付けた。
「つまり、いつも通りってことだね!」
「あぁ……! ヤスフミ、いけるな」
「もちろん」
キーのカバーを跳ね上げ、デバイレーツを奴らにかざす。
『ゴーカイチェンジ!』
その上でキーを差し込み、ゴーカイチェンジ――!
「超力変身!」
ヤスフミはブレス同士を叩きつけるようにして、そのまま変身する。
オレ達の身体にワイヤーフレームってのが走って、それがそのままオーレンジャーのスーツになった。
「オーレッド!」
「オーブルー!」
「オーグリーン!」
「オーイエロー!」
「オーピンク!」
そしてヤスフミは……黒いボディに、バッテンマークを顔に付けたオーレンジャー。
それが鋭く、右手を空にかざす。
「オーバッツ!
――超力戦隊」
『オーレンジャー!』
≪The song today is ”虹色クリスタルスカイ”≫
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
恭文「というわけで、オーレンジャー編もドンパチです。……ムゲンゴウで砲撃を打ち込もうよ」
古鉄≪それは駄目だって言われましたけどねぇ。でもほら、ゴチャゴチャしているのは好きじゃないですし≫
恭文「ゾルダを見習おうってことだ」
(『そんな奴見習うんじゃねぇよ! 絶対ロクな奴じゃないだろ!』
『あぁ……!』)
恭文「まぁそれはそれとして……あと四日でフェイトと伊織(アイマス)の誕生日だ」
古鉄≪しっかり準備しないと駄目ですね。それに……今年もフェイトチャレンジを≫
恭文「そうだね。何か頑張ってもらおう」
(というわけで、とまと同人版を何とぞよろしくお願いします。
本日のED:速水けんたろう『虹色クリスタルスカイ』)
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