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作者でも分かるとまと同人誌情報コーナー
豪快な奴ら第8巻経過報告:01(サンプルあり)(2018/12/23)
[TOMATO] とある魔導師と古き鉄と豪快な奴ら 第8巻『世界を壊す覚悟』





古鉄≪というわけで、豪快な奴ら第8巻が明日(2018/12/24)販売開始。みなさん、何卒よろしくお願いします≫

恭文「今回は本編五話。
特別書き下ろし四話。
番外編二話となっています」


(何卒よろしくお願いします……疲れたー)


恭文「今回は本編のご紹介……戦闘シーンが多くなった」

古鉄≪しかも調べることとかがあって、時間がかかりましたよね……≫


(大変だった……でも休めない。美城動乱編があるから)


恭文「それで明日明後日と仕事だからねぇ……」


(ご褒美にチキンを食べようと思う……今日は無礼講だ!)


恭文「鮭もね!」

古鉄≪ルパパト、今週はぶっ飛ばしてましたよねぇ……≫


(あんなクレイジーな三十分、久々に見た)


恭文「一応裏で進んでいた本筋はシリアス全開だったのに……」

古鉄≪化けの皮、この段階でバラすってのが悪質ですよねぇ……≫

恭文「というわけで、そんな感じでバスコがエグく動きます」

古鉄≪そうですね≫

バスコ「そんなことしてないよ!?」


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


「で、実はお土産がまだまだあってねー」

「あぁ……てんぽうらいらいの何チャラってやつ? ダイレンジャーの」

「それ以外にも!
でね、そんな下準備を手伝ってくれそうな人、途中で見つけてきてー」


姐さんは身を翻し、メリハリある身体と白衣、長い黒髪を揺らしながら満面の笑み。


「へぇ……姐さんが気に入るとは珍しい」

「分かる?」

「生きてこっちに連れてきたならね」

「というか、こっちに来るのを手伝ってもらったんだよー! 銀色のカーテンでさーっとワープ!」

「何それ……!」

「ウキ!?」


ワープ……ワープ……というか、待って待って。それはすっごく嫌な予感が。


「で、アタシ……その人と結婚することにしたから!」

「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」

「ウキー!?」


おいおいおいおい……嫌な予感が予想外の方向で突き抜けたよ! 何考えてんの、この人ぉ!


◆◆◆◆◆


――ゴーミン達だけであたし達を止めるなんて不可能……なんだけどー。


「ほんと、どっから湧いてきたのか!」


サーベルで袈裟・逆袈裟とゴーミン達を切り払いつつ、横目でアイムの動きをチェック。

アイムはゴーミン達とつばぜり合いをしながら、近くの川岸に……桟橋へと押し込まれていた。


「アイム!」

「ルカ、行け!」


ジョーが背後をカバーしつつ、ゴーミン達に袈裟・右薙の連撃。

それに感謝しつつ桟橋へ走って、邪魔する奴らの首めがけて刃を打ち込みつつ、適当に払って川に落としていく。


「どいて!」


アイムを手すりに押し込んでいた奴らを蹴り飛ばし、怯んだところでゴーカイガンを連射。

すかさずこっちの後を追ってきた奴らにも一発撃つけど……一人、胸が撃ち抜かれているのに踏み込んできた奴がいて。


咄嗟にサーベルで、振るわれるアックスをガード。

でもソイツは強引にアックスを振り抜き……その瞬間、右の二の腕に痛みが走る。


「……ッ!」


切られた痛みはぐっと堪え、ゴーカイガンを至近距離で連射。

厄介な奴は蜂の巣にして沈めた上で……!


「ルカさん、大丈夫ですか!」

「問題なし……!」


桟橋の先に回っていた連中……そのうち二体が、こっちに走ってくる。

その突撃をアイム共々左に避けた上で、腹を蹴り飛ばして川に突き落とす!


……よし。

致命傷じゃない。骨も折れていないし、かすり傷程度だ。


◆◆◆◆◆


「というわけでアタシ、悪い科学者から花嫁になります!」

「ちょっとー! さっきまでの話はどうなるの!」

「それをやったらおしまい!」

「そんな簡単に足が洗えるとでも!? 散々悪いことをしてきたでしょ、アンタァ!」

「バスコちゃん……人は、どこからでも変われるんだよ?」

「変わりすぎて手首どころか魂がねじ切れてるっつってんだよ!
つーかまず謝れ! アンタの実験台になってきた連中へ謝れぇ!」

「あ、そうだね。……ごめんなさーい」


うわぁ……! 意味分かんないって顔をしながらも、軽く謝ってきやがったよ!

オレも大概悪党だと思うけど、今なら言い切れる! コイツは幸せになっちゃいけない奴だ!


「ウキウキ、ウキー!」

「え、彼は了承しているのかって?」

「ウキ!」

「大丈夫! アタシ、ルックスは宇宙一だし!」

「せめて相思相愛になってから言おうよ!」

「全くだ……」


そこで第三者の声が響く。

ハッとしながら振り返ると、部屋の角には一つの影。

黒いジャケットとスラックス……その下には赤いシャツ。


「ソイツはいっつもそうなのか。全く話を聞かなくて困ってるんだが」

「……姐さん」

「うん! アタシが入れた!」

「……………………せめて許可を取れぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


恭文「バスコ……なんと非道な!」

古鉄≪許せませんね≫

フェイト「どこが!? むしろ被害者なんだけど!」


(今回のバスコは、自業自得という言葉を突きつけられる……はず)


恭文「まぁそんなバスコはさておき……今回はいろいろ楽しいことが盛りだくさん!」

フェイト「……ドンパチ?」

恭文「フェイト……それはおのれでしょ?」

フェイト「そんなキャラじゃないよ!」


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆



さてさて、こっちの読み通りとするなら……もうワンアクションあると思うんだよねぇ。

その辺りも警戒して、ビルを飛び交い、お仕事に入ったあの人を見守っていたんだけど……。


≪因果ですよねぇ。
海賊や私達に不満を持って、狙ってくる立場だったのに≫

「今やバスコ・タ・ジョロキアのせいで、お尋ね者同然だからねぇ。賞金はかけられていないけど」


まぁ狙っているって意味では、僕達もさほど変わらないけどさ。

というか、スーパー戦隊内部の対応が別れすぎていて、どうしようもない感じ?


そんな現状故に、この警戒も無駄になる公算が大きい。

いや、話を聞くって意味では、全く問題ないんだけどさぁ……。


…………周囲に変な気配がいることを覗けば。


「……七海さん、いますね」

「はい、主殿」


すっかり僕専用のくノ一となってしまった、七海さんを呼びつける。


「夜とぎの支度はできていますよね」

「…………え、あの…………はい」

「なら、その前に一仕事です。付き合ってください」

「はい………………って、なんで受け入れてるのぉ!?」


かと思ったら、滅茶苦茶不満そうに腕を掴んで、揺らして…………ああもう面倒い!


「なんですか。夜のお勤めも果たしてくれるんですよね?
僕の単装砲がどう膨らむのか知りたいんですよね?
もう七海さんの気持ちはよく分かっていますから、仕事をしましょうよ」

「やっぱり怒ってる!?」


◆◆◆◆◆


「うぅ……」

「大丈夫! すぐ病院に搬送するから!」


私の仕事は救急救命士。

傷ついた命へ、一番に手を伸ばす仕事だから。


今回は階段から転けて、大けがをした男の子の患者。さっきの春菜ちゃんと年はさほど変わらない。

幸い意識もあるし、即命に関わるレベルの傷は負っていない。

そんな彼を励ましながら、班長ともども担架で救急車に急ぐ。


確かに致命傷はない……でも、それは今のところはという話。

頭も打っているし、いつどう変化するか分からない。きちんとした検査も必要になる。


だから迅速に……しかし慎重に。

まずこの子の安全を第一に、建物の裏口から外に出る。


そのまま担架を救急車に積めて、私達も乗り込んで……というところで、周囲に殺気。


「ゴミゴミ……」

「ゴーミーン!」


……ゴーミンがハンドアックス片手に、また……次々と走り寄ってくる。


「あぁぁぁぁぁ!」


班長がアックスで殴りかかられ、そのまま派手に倒れ込む。


「班長!」


というか、私も……!


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


恭文「というわけで、七海さんへのお仕置きも考えながら話は続きます」

フェイト「ヤスフミィ……あの、許してあげようよ。私は大丈夫、奥さんとして頑張るし」

恭文「嫌だよ! だってあの人、一鍬さんへの当てつけに巻き込んでるんだよ!? そんなのあり得ないよ!」


(でも、そんな忍者さんも頑張ります。
――というわけで、とまと同人版の方、何卒よろしくお願いします。
本日のED:KNOCK OUT MONKEY『Scream&Shoot』)





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