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作者でも分かるとまと同人誌情報コーナー
ゴーカイジャークロス第7巻経過報告:01(サンプルあり)(2018/9/11)

古鉄≪というわけで、本日は豪快な奴ら第7巻の経過報告。です。現在書き下ろし六話(短編中心)、番外編二話、本編一話と二話目半分まで完成です≫

恭文「本編はもうちょっと時間がかかりそう……なので経過報告!
今回はその本編をお見せしたいと思います。どうぞー」


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


「では」


そこでさくらさんは銃を仕舞い、代わりに……白いデッキケースを取り出し、いつの間にかナイフと持ち替えていた別の銃に装填。


「それは!」

「ゲートオープン……界放」


止める間もなく僕達は光の中へと取り込まれ、そのままバトルフィールドへと降り立つ。

襲ってくるボードの浮遊感にバランスを立て直している間に、プロテクターも装着。


……苦い顔をしながら、向かい側にて佇むさくらさんを見やる。


「まさかそうくるとは……」

「あなた相手に、あの場でまともに戦うのは得策ではありませんので。どうせ周辺施設も盾にやり過ごしてくるでしょう」

「人を悪党みたいに」

「あなたは悪党です」


断言されたぁ!? なぜ!? そんな生き方だけはしてこなかったはずなのにぃ!


◆◆◆◆◆


「メインステップ! 草原の狩人キングゲパルドを、コスト3・レベル2で召喚!」


場に現れたのは、尻尾や背、襟首に針葉を生やした豹。緑の瞳を輝かせながら、さくらさんの場に咆哮を叩きつける。


「アタックステップ!」


宣言した上で、すかさずキングゲパルドのカードを横に倒して攻撃。


「キングゲパルドで攻撃! キングゲパルドのレベル2・3アタック時効果! ボイドからコア一個を自分のスピリット上に置く! コアはキングゲパルドに!」

「アタックをトリガーとしたコアブースト……」


キングゲパルドのカード上に、渦を巻きながら光が集束。それは新しいコアとなる。


「このためにコアステップで手札を増やしたんですね」

「まだだよ! 全レベル帯でのアタック時効果! 自分のライフが三以上のとき、このスピリットは回復する!」


疲労状態にしたカードが、緑の光を放ちながら回復。その力強さを後押しとして、キングゲパルドは果敢にさくらさんの場へと踏み込んだ。


「ライフで受けます」


すかさずキングゲパルドは大きく跳躍。襟首の針葉を羽ばたかせ、緑の針を次々と飛ばし、さくらさんのライフを粉砕する。


◆◆◆◆◆


「最強の古竜――炎と氷の力併せ持つ、我が軍最大の戦力!」


その中から現れるのは……甲冑のような赤いボディを燃やし、白金の翼を翻すドラゴン。

二本足で大地を踏み締め、王者と呼ぶにふさわしい巨体で僕達を見下ろしてくる。


「≪アルティメットジークフリーデン≫、コスト3・レベル4で召喚! 意地コスト確保のため、トルーパーモービルとイグア・バギーは退却!」


コア三個を取られ、二体のスピリットがこの場から消失する。でもそれだけの対価はある……! だってデカいもの! 強そうだもの!


「バーストをセットし、バトルステップ! アルティメット・ジークフリーデン――いきなさい!」


アルティメット・ジークフリーデンは一歩前に進むと、こちらに咆哮……大地を抉るほどに鮮烈な衝撃が走ると、デッキトップが弾かれる。


「アルティメットトリガー、ロックオン!」


なお、ぶっ飛んだデッキトップに描かれていたカードは……白虎の身体を持つアイツで。


「アルティメット・ビャク・ガロウ……コスト7!」

『オイラの出番がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!』


そのままトラッシュへと送られるアルティメット・ビャク・ガロウ。あぁ、でもよかった……命拾いしたぁ!


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


古鉄≪というわけで、緑デッキでの初バトル……なんですけどー≫

恭文「明らかに何かおかしい……そして、相手のトリガーをキーカードで防ぐスタイルは変わらず……」


(『ダーリン、もっと高コストカードを入れましょうよ!』
『そうだそうだ! そうすればオイラ達が落ちなくて済む!』)


恭文「やかましいわ! 僕だって落としたくて落としているわけじゃないんだよ!」

古鉄≪運が悪いですからねぇ、あなた……それでキーではなく、サブアタッカーで上手く勝つのが常套手段になって≫

恭文「あ、でもそれはアリかも」


(『『ちょっと!?』』)


古鉄≪というか、アルティメット・ミカファール達は問題ないでしょ。女性カードは引きが良くなるという設定が≫

恭文「そんなオカルトあり得ません!」

ガブリエレン(まだ認めてなかったんだー)

ガガガガール(コイツ、素直じゃないしね……)

恭文「とにかく次だ次!」


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


「アルティメットだけがバトルの主役じゃない。スピリット達もそれに対応し、成長を続けている……そうでしょ。アルティメット・ビャク・ガロウ」


いきなり問いかけられたことで、呆けていたアルティメット・ビャク・ガロウがハッとし、頷きを返した。


『あぁ! オイラ達は別に、スピリット達の上位互換じゃない! 切磋琢磨するライバルであり、仲間だ!』

「つまり、アルティメットにも対抗しうるスピリットがいると?」

「そういうこと! それじゃあマジック≪アウェイキングビースト≫をコスト2で発動!」


虎型スピリットが飛び出すカードを見せつけると、僕のデッキトップ三枚が次々と展開。


「自分のデッキを上から三枚オープン! その中の系統:剣獣を持つスピリットカード一枚を、コスト1支払って召喚! 残ったカードは破棄する!」


なお、一枚目と二枚目は絶甲氷盾……! はいはい、不退転の決意ってことね! じゃあ気を取り直して次!

……三枚目に描かれているのは。


◆◆◆◆◆


「ごめん……」

「ううん、僕の方こそ……ルカ」

「違う、そうじゃない」


ルカは手を振り払うこともなく、受け入れながら襟首を解放。そのまま僕と指を絡ませてくれた。


「こういう話、もっと……ちゃんとすればよかったなって。だってアンタ、本当に面倒臭いツンデレだし」

「それをまだ言うのか……!」

「言うわよ! だって、ほんと馬鹿だし……馬鹿過ぎて……」

「ルカ……」


自然とルカと見つめ合い、その距離がどんどん縮まって……。


『……ごめん、ちょっと邪魔するよ!』

「「ひゃあああ!?」」


いきなり空間モニターが展開して、ミスター・ボイスが出現。僕達は手を離し、お互い距離を取る。


「な、何よこのとんがり!」

「ミスター・ボイスだよ! ボウケンジャーというか、サージェスの最高司令!
……って、これは、あの……気にしないでください。僕達はしがない毛玉取り職人」

『うん、今回は気にしないよ! いいかい、彼らが向かった地点から、強大なプレシャス反応が感知された! その結果……』


……次にモニターで映し出されたのは、火山だった。

いや、噴火とかそういう意味じゃない。文字通り……燃えさかる火で、山が形成されていた。

周囲は黒煙で満たされ、生き物の生存なんて望めないような、末期的な様子が窺える。


『こんな有様なんだよぉ!』

「何よこれぇ!」

「ただの地獄絵図ー!」


◆◆◆◆◆


≪主様、それは!≫

≪……ちょっとした冒険ってやつですか≫


あおが貸してくれたフォーゼドライバー……スイッチとかも一通り試したんだ。でもその中で、唯一使えなかったものがあって。

それがこのスイッチだ。正直もう時間がない……コイツを倒して、マーベラス達を助け出すには、この力がどうしても必要だ。


「人は誰しも、生きている限り旅を続ける……そう言っていた人がいる。そうしてたくさんの”世界”を繋げていくってね。それは人間が最初に始めた冒険だ」

「黙れ……」

「お前はその道を自ら捨てて、明石さんに負けた。……もう分かっているでしょ、リューオーン」


そうだ、コイツは分かっている。きっと今目の前にいるのは、ただの残滓……それでも認めきれない執念。


「黙れぇぇぇぇぇぇぇ!」


そんなリューオーンは左手をかざし、エネルギー集束。


「分からないなら、今度は僕から教えてあげる。――今から僕の身体は!」


それに構わず、信じる……信じてみる。

僕の冒険……みんなとできた縁を、大切に思う心。


その心があれば、きっと……!


「超――――強くなる!」


そのままフォーゼドライバーの●(右手)スロットに装填。


≪Cosmic!≫


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


古鉄≪そしてGOOD-BYEで爆発パターンですね、分かります≫

恭文「台なしすぎる!」


(それだ!)


恭文「作者も乗るなー!」

古鉄≪そんなわけで、今回もどったんばったん大騒ぎ。さぁ、プリキュアのキーで危機を払うんです≫

恭文「出てないよね、そのキー!」


(出ていないので出ません。というわけでとまと同人版の方、何卒よろしくお願いします。
本日のED:Astronauts『COSMIC MIND』)





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