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作者でも分かるとまと同人誌情報コーナー
鮮烈な日常Fourth Season第5巻 経過報告:02(サンプルあり)(2018/8/23)
[TOMATO] とある魔導師と彼女の鮮烈な日常 Fourth Season05『約束』



古鉄≪というわけで、明日(2018/08/24)鮮烈な日常Fourth Season第5巻が販売開始。みなさん、何卒よろしくお願いします≫


(よろしくお願いします)


恭文「というわけで、今回は特別書き下ろしのご紹介。……え、本編?
実はネタバレ部分が多くて、あれ以上出せない……!」


(最終決戦なので、どこを切り取っても……)


恭文「一応三話近い追加分があるので、HP版とはまた違う形でお届けできたとは思います」

古鉄≪では、書き下ろしはどうなるか……まぁいつも通りですよね≫

恭文「だねぇ」


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


「……でも、蒼凪君」

「あ、はい」

「幾ら何でも慣れすぎじゃない……!?」

「そう見えますか……!?」


主役でもある小林さんが今更驚いていたので、つい鈍く笑うと……小林さんや照井さん達がずいっと引いて、現場の隅っこで身構える。


「お、落ち着いて……冷静に! 冷静に!」

「これが落ち着けますかぁ!」


そう、本当に今更だけど……僕には納得いかないことがある。


「どうなってるんだぁ! なんでビルドダイバーズでも、僕は女の子役なの! おかしいでしょうが! おかしいでしょうがぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

「あ、ごめん……」


すると今度は中原さん……はい、Gのレコンギスタで知り合ったあの方です。

肩までの栗髪を揺らし、申し訳なさげながらも確かに……確かにはにかんでいて。


「私も出演自体は決まっていたから、監督さんに凄いんだよーって話は」

「中原さんまでぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ! なんですか! なんの恨みがあるんですか!」

「あるよ」

「え?」

「恨みならあるよ?」

「え……!?」


え、何……何をしたの。一体なんだと身構えていると。


◆◆◆◆◆


「……あ、そうだ」


するとチョマーさんがハッとして、前のめりに僕を見始める。


「だったら一つ質問なんだけどよ。ビルドダイバーズ絡みで」

「えぇ」

「マスダイバー、幅を利かせまくっているだろ? しかも証拠が出ないって……忍者的にはどうなんだよ」

「そうですね……あくまでもビルドダイバーズは子ども番組で、リアルの事情を持ち込むのはどうかと思うんですけど」

「あぁ!」

「シバ、殺されてもおかしくありませんよ」


結論からサクッと触れると、チョマーさんや小鳥さん達が吹き出し、ギョッとする。


「いぃ!?」

「恭文くん、それってどうして!?」

「HOSによるレイバー暴走事件、小鳥さんも知っていますよね」

「特車二課第二小隊が解決したっていう……あぁそっか」


小鳥さんは納得しながら、両手で拍手を打ってくれる。


「あれもマスダイバーの一件と同じで、確か……証明が難しかったのよね。犯人も死んでいて」

「自殺ですけどね……まず警察が事件を公にするかどうかは、政治的判断が大きいんです」


◆◆◆◆◆


――そもそもこの話題へ触れる前に、相対主義というものについて簡単にでも説明が必要でしょう。


人間の認識力というものは、大きく分ければ三つ。

感覚などを通じた≪認識上のバイアス≫。

言語や写真などの≪記号上のバイアス≫。

そして他の人々と共有する≪文化的バイアス≫。


これら三つが混じり合い、人間の信念や振る舞い、自己の価値観というものは構築される。

それは自己の歴史・文化的文脈となるけど、そのフレームワークは人それぞれ違う。

これが相対主義……経験ないし文化の構成要素やその見方が、相対的関係……すなわち依存関係にあるという考え方です。


なお、反対にそう言った文脈に依存せず、どのような観点から見ても必ず正解とされる命題がある……そういう考えを絶対主義と称します。


例えば自分とは違う国の人と話すとき、様々なギャップを感じるでしょう。

これは育った国、経験してきた人生の歴史により構築された、それぞれの文脈≪フレーム≫が違うが故です。


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


恭文「はい、こちらはTipsの方です。まぁ最終回後の話が中心になっていますけど、それはそれとして」


(なので本編を読んだ後に読むことをお勧めします)


古鉄≪頑張ってくださいね≫

恭文「……何だろう、そのエールを素直に受け取れない」

古鉄≪こういう拍手も届いていましたし≫


(※鮮烈な日常Fourth Season第5巻 経過報告:01

>古鉄≪あなたもアイムさんとあんなことやこんなことを楽しんで……鬼畜な≫

>恭文「そんなシーンはなかったよね!」

>(頑張ったけどない)

つまり、「アイムとあんなことやこんなこと」を「頑張ったけど」「シーンとしては」
描写されていない、と。ルカ様も一緒になって頑張ったけど、描写はしてない、と。

まぁ確かにR-18になっちゃうもんね!
仕方ないよね!

>恭文「というか、ディアーチェとはそういうのじゃないし……あくまでも顔見知りというだけで」

>古鉄≪……そうやってみんなの期待を裏切っていくんですね≫

ほんとだよね!
未だにプリキュアになったときのことも語らないし、フラグ立てまくっても
なかなか回収しないし!

そろそろ、「期待に応える男」の称号をとりにいこうよ!)


古鉄≪拍手、ありがとうございます。……期待に応えるんですよ。
ほら、このプリキュアのキーを使うんです。そうすれば≫

恭文「それもどうかと思うよ……!? というかそれ、どこから用意した!」


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


――試合は進み、梨花ちゃんの代打として俺が登板。
だが前述の通り、この時点でもう……全ての筋書きはできていたのだ!


弾丸の異名を取るボールが、俺の胸元を掠める。


「おぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」

「絶好調だな、亀田君!」

「これは今年の甲子園ももらいだな! それに引き替え、あのゴルフ少年は……」

「棒立ちだったよなぁ」

「くくくく……」


好き勝手にフラッシュを焚かせるカメラマン達。彼らが余りに愚かで、右肩にバットを載せながら嘲笑してしまう。


「ストライクゥゥゥゥゥゥ!」

「どうしたのかな、亀田君……不調かな? この程度の球じゃあ、笑っちゃってバットを振る気にもならないぜ」


――そうしてギャラリーが亀田君に注目して、気づく。
嫌に脂汗が多く、苦しげな表情であることに。


「く、おのれ……!」


続く球は、凄まじいカーブを描きながらも、バッターを翻弄するはずだった。だが、俺は微動だにしない。


「ストライクゥゥゥゥゥゥ!」

「こんなカーブには引っかからないよ、亀田君……」

「く!」


ギャラリーの誰もが、また新しい事実に気づく。
甲子園を席巻した超高校級のピッチャーが、俺に気圧されているという事実に。


◆◆◆◆◆


「超一流は、同類≪超一流≫を見抜くと言う。
あの亀田は紛れもなく超一流。ならばこそ……謎の男の本質も見抜けるのだ」


そこでサングラスを掛けた、やけに訳知りそうなおじ様が呟く。そのために記者達が余計に同様した。

……あれ、確かこの人……有名な高校野球のスカウトマンさんじゃ!


「え、え……まさか、本当に……!?」


ゴルフクラブで応援にきたお間抜けさんが、まさかの超天才。その事実は取材陣のみならず、普通に観戦していた私達にも驚きで。


「きっと本人は野球に魅力を失い、ゴルフへの転向を希望しているのだろう……。
天才スラッガー、ゴルフ界へ移籍か」


そうこうこうしている間に、また剛速球がミットを叩く。


「ボォォォォォォォルゥ!」

「おい、これでフルカウントだぞ……!」

「あの亀田君が!」


な、なんか凄い展開になってきた……!

こっちでやってる甲子園の予選試合を見にきたところで、たまたま遭遇した草野球。

さすがに大人げないかなーと思いながらも、亀田投手の剛速球についつい魅入っていたら……とんだ怪物が発見だよ!


えっと、雛見沢って、この近くにある村だよね! わぁ……やっぱテレビや適当な試合だけ追いかけても駄目だ!

日本には私の知らない凄い選手がたくさんいる! そうだ、その全てを追いかけていきたい!


それが私の夢だ!


◆◆◆◆◆


次は沙都子の打順。沙都子はバットを大振りしながら、バッターボックスへと入った。


「さぁ、でっかいホームランでも打ちますわよー!」


俺との戦いが直後だったせいもあり、報道陣からは失笑も漏れている。


「さぁ! 亀田さん、いらっしゃいませぇ!」

「ふ……ふはははははは! 馬鹿にするな! 俺を誰だと思っている! KさんやYさん……いや!
前原さんや蒼凪さんならともかく、お前如きに後れを取るものかぁ!」


そこで注目を受けたのは、未だ出番なしの恭文……腕組み&膝組みのコンボで大物振りながら、余裕の表情を浮かべる。


――まさか彼も、超高校級なのか!

――そうだ、彼は前原圭一と一緒に来たんだぞ!

――ならばその実力も並び立っていなければおかしい!

――だが何もしていないぞ? 代打で出るわけでもないし。

――いや、もしかすると……”この程度の試合は、自分が出るまでもない”。そう構えているのでは。

――あり得るぞ! 見ろ、あの悠然とした態度を! 既に勝敗は決まったと言わんばかりの顔だ!


ギャラリー達はまたも勘違いを加速させ、恭文にフラッシュを焚く……沙都子のことを放置で。

それも仕方ない話だ沙都子は確認したところによると、これまでの打順は全て……大振り空振りの三振凡退。

失礼だが、亀田君がどう足掻いたところで、逆転する要素は見えない。


――そう。

沙都子はここまで、三者凡退なんだ……!


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


恭文「特別書き下ろしは前回の続き。二〇〇七年六月――雛見沢でのドンパチ中のこと」

古鉄≪沙都子さんの恐ろしさと愛らしさがよく分かる話の一部です。なお原作では祟殺し編ですか≫


(あれも初見は絶句した……)


恭文「ひぐらしで言うと、最大の壁と敵の姿が映し出された欠片……同時にギャグもかなり振り切っていた」

古鉄≪今回は圭一さんが活躍しますしねぇ≫

恭文「そう、あれが出る……出ます! 乞うご期待です!」


(というわけで、とまと同人版の方、何卒よろしくお願いします。
本日のED:ヒャダイン『半パン魂』)




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