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作者でも分かるとまと同人誌情報コーナー
幕間リローデッド第19巻経過報告:02(サンプルあり)(2018/7/29)
[TOMATO] とまと幕間リローデッド 第19巻『Acceleratorは突然に!』




古鉄≪というわけで、明日も早いですが幕間リローデッド第19巻の経過報告です。
まだパイロット版の方は紹介していませんが、早めに寝ないとかなりマズいので……作者の仕事が終わってからの持ち越しとなります≫

恭文「まぁ朝が早い分、終わるのも早いんだけどね」


(でも体力勝負になりそうな予感……)


恭文「今回は幕間本編の方をご紹介。……前巻をプロローグとして、いよいよあのお話に突入。
とはいえ後半戦はまだ放映すらされていないので、かなりいいところで終わる感じですが」

古鉄≪そして続きは一年以上後……ディスク化されてからになりますが、ご了承いただければと思います。
……そんなわけでどうぞー≫


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


愛機を軽く撫(な)でて、ほほ笑みながら中の子に語りかける。


「ほな、私らも行こうか……ツヴァイ」


すると中でぐっすり眠っていた小さな子が……生まれたばかりの女の子が出現。

正し若草色のパジャマを着て、枕に乗っかった上で……やけど……。


その顔立ち、髪の色などはリインフォースを幼くしたような感じ。それもそのはず、この子は妹やもん。


「リイン、朝やでー」

「んにゅぅ……恭文ちゃん……えへへへへ、そんなの入らないですよぉ……♪」


…………。


「あ、でも……凄(すご)い、ですぅ……恭文ちゃんの……いっぱい、入って、いく、ですぅ♪ そうです、そのまま……中に一杯、注(そそ)いで……ほしいですぅ♪」


…………………………よし。


「今すぐ………………起きろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」

「ひゃあ!?」


主として見過ごせない発言があったので、絶叫しながらたたき起こす。その結果リインは背筋を伸ばし、空中でビクつきながら身を引いた。


「は……! は、はやてちゃん、おはようです!」

「おはよう、リイン。ところで……なんの夢を見てたん!? 入らないとか、注(そそ)いでほしいとか!」

「え……あ、聞いてくださいはやてちゃん!」

「うん、聞くよ!」


まさか、まさか……いやああああああああ! さすがに通報するしかない! そんなんは通報するしかないー!


◆◆◆◆◆


――アリサちゃんの合図で、まずは御挨拶!


≪Flash move≫

≪Sonic Move≫


お互い高速移動魔法で一気に零距離へ入り、デバイスを袈裟に打ち付け合う!

レイジングハートとバルディッシュが正面衝突する中、フェイトちゃんはバルディッシュを引いて一回転。


そこから逆袈裟・刺突・袈裟・右薙・左薙と続く連続攻撃を捌(さば)きつつ、なのはも負け時とレイジングハートの穂先を突き出す。

フェイトちゃんは素早く宙返り……サマーソルトキックでレイジングハートを蹴り飛ばしたかと思うと、素早く左薙の切り抜け。

咄嗟(とっさ)に瞬間展開したラウンドシールドで斬撃を逸(そ)らすと、フェイトちゃんはそのまま飛び上がってなのはの上を取る。


≪Accel Shooter≫

≪Photon Lancer≫


お互いに七発の誘導弾を展開して、一気に射出。思念誘導で相手の弾幕をかいくぐろうとするけど、お互いに読みの精度は近く、中間距離にて全てが衝突。

その爆炎を突っ切るフェイトちゃんに背を向け、なのはは高速飛行……ドッグファイト開始。


ビルの合間をかいくぐり、フェイトちゃんの柔軟な突撃と射撃を捌(さば)きつつ、とにかく防御防御……砲撃の隙(すき)を待つ!


◆◆◆◆◆


「見えてきたよ、フェイトちゃん!」

「うん!」


腕時計をチェック――午前九時十五分。なのは達は臨海テーマパーク『オールストン・シー』に到着直前です!


「はやてとリイン達も来られればよかったのにねぇ……」

「お仕事だし仕方ないよ。……でもなぎ君は……フェイトちゃん」

「それが、リインフォースとも連絡が取れなくて」


……ただ、懸念事項がないとは……言わないけど。特に、恭文君と音信不通ってのがもう……もう……!


「だ、大丈夫……よね。レティはちゃんと、三人が家を出たって聞いているし……えぇ、そうよ。大丈夫……だって今日は大安」

「リンディさん、大安は明後日(あさって)ですから……今日は先負(せんぷ)で」

「つまり明日は仏滅ってことですかぁ!? ……急いで局の武装隊を出動させて、三人を探さなきゃ!」

「落ち着きましょう!?」


……お母さんに宥(なだ)められながらも、リンディさんも憔悴(しょうすい)しきりです。

キャラ崩壊とは言わないでください……それくらい、恭文君は度し難いのです。


なお先負とは、急用や公事、争いごとなどを避け、静かに待つのが良しとされる日です。

午前は凶とされているけど、午後は……あ、やっぱ駄目かも! 凶だもの! やっぱり運勢最悪なんだ!


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


恭文「はい……というわけでえ〜すな日常・りふれくしょんです」

古鉄≪なお、話の時期はA's・Remix世界の一九九九年七月――いんふぃにっとの約七年前。
更に言えば、太一さん達初代選ばれし子ども達が短くも長居夏休みの冒険に出る直前だったりします≫

恭文「時期的に言えばノストラダムスの大予言でいろいろ言われていた頃なので、その辺りの話もちょろっと出て……というか、これだと魔王は」

古鉄≪それ以前の問題として、やっぱり夏……夏近辺なんですよ。
よくよく考えたらいんふぃにっとのお話も誕生日間近だったじゃないですか。OOO・RemixもNEVERの事件は≫

恭文「言うな!」


(どこの世界でも夏は鬼門だった)


恭文「なお、今回劇場版の内容的にそうなんですけど、バトル比率がかなり多めです」

古鉄≪話の半分はとにかく戦ってますからねぇ。しかも事件が本格化してからは……なお、この翌日はサンプルにもあったように大凶です≫

恭文「狙っていたわけじゃないんだけど、そうなってしまった……」


(調べてビックリ)


恭文「じゃあどんどん行きましょう。今度はそんなバトルシーンを中心にお見せできればと思います。


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆



「東京(とうきょう)支局、応答願います! こちら八神はやて……三原四丁目で緊急事態発生! 対応とモニタリングをお願いします!」

『――了解。対応開始します』

「リインがおらんといろいろ不安やけど……」


夜天の書をさっと取り出し、ページを開いて……術式詠唱。


「まぁ、何とかしよう! 封絶結界発動!」


結界魔法を展開――あの重機達とうちを現実世界から隔離する形で、本を視点として光が広がる。

……これで近隣のみなさんに御迷惑をおかけすることはない。さて、あとは……どちら様の仕業やろうなぁ。


そう思っとったら、重機の一つに赤い光が生まれ、赤髪サイドポニーの女の子が現れた。


「……あなたが八神はやてちゃんね」


うちのことを知っとる? なるほど、これはうちが狙いかぁ……こんなことされるような生き方、した覚えがないんやけどなぁ。


「時空管理局・本局人事部所属、八神はやてです! あなたは!」

「あなたが持っているその本――ロストテクニクス・データストレージ『闇の書』……いえ、今は夜天の書だったかしら。
それを貸してもらいにきたの」

「お話やお願いでしたら、局の方でお聞きします!」

「すぐに返すから」


重機の一つが、近くに止まっていた中型トラックをそのアームで掴(つか)み、振り上げる。


「抵抗しないでくれると嬉(うれ)しいわ」


◆◆◆◆◆


慌ててシールドを再展開すると、亜音速で五ミリ砲弾が飛び出し、白い魔力サークルが開いたとたんに着弾。


シールドごと身体を押しつぶすような衝撃に呻(うめ)いていると、今度は別の重機がアームを向けて射出……って、今度はロケットパンチィ!?


今度は左手で別のシールドを展開。ただしちょお角度を傾けて、ロケットパンチは弾(はじ)いて逸(そ)らすことにする。


「……無駄」


でも、あの赤髪さんが嘲笑を浮かべた途端……ロケットパンチはシールドを、平然と突き破って。


「それはもう調べた――!」


咄嗟(とっさ)に身を捻(ひね)ってパンチを回避すると、徹甲弾もまたシールドを突破。

亜音速が生み出す衝撃に吹き飛ばされながら、うちはコンクリの地面に落下。

ロケットパンチと徹甲弾が近くのビルを撃ち抜き破砕する中、さすがに痛くて顔をしかめる。


……そこで左足に引っかかったのは、重機の一つから飛び出たワイヤーロープ。

すぐに書のページをめくり、近接用の魔力ナイフを右手に展開。右薙・左薙と振るうも……全く切れん!


ゾッとしている間に、ロープが急速に巻き戻され……!


◆◆◆◆◆


後ろからローター音……振り向くと、いつの間にかこっちに縁が近づいていた。姿は消しているっていうのに、平然と……!?


「ちぃ!」


咄嗟(とっさ)に左手をかざして、ザフィーラと一緒に防御魔法展開。それと同時にヘリから……”誰も乗っていないヘリ”から、ミサイルが放たれた。

それは展開したシールドで防げるかと思ったが、ミサイルの弾頭が突如分解。中に仕込まれていたワイヤーが飛び出し、アタシ達を瞬間的にがん字がらめとする。


キツい縄に二人揃(そろ)って縛られ呻(うめ)いていると。


「ごめんね」


頭上の暗雲を切り裂き、あの女が飛び出てきた……ほくそ笑みながら、両刃(りょうば)の剣を持って。

慌てて横目でハイウェイを見やると、既にバイクはどこにもなかった。


……フェイクシルエット!


「邪魔されたくないの」


――鋭い斬撃はフィールド魔法なんて意味を成さず、アタシ達の身体を打ち据え……ハイウェイへと叩(たた)きつける。

更にその衝撃でハイウェイがへし折れ、前後二百メートルの道路が崩落。アタシ達はその瓦礫(がれき)に巻き込まれ、埋もれていく。


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


古鉄≪――はい。とはいえ今回は序盤なので、本格闘争というにはまだ遠い感じですが≫

恭文「その辺りは次巻からだね。しかしフォーミュラ……いいなぁ。アミタ、キリエ、ちょっと教えてよ」

アミタ(本編)「そんな気軽に言われても!」

キリエ(本編)「そうよ! というか、こっちのわたし達とは随分様子も違うし!」


(なおとまと本編のフローリアン姉妹はゲーム版準拠。
A's・Remixの二人は劇場版準拠となっています)


アミタ「それよりこれは一大事です! 助けにいきましょう!」

恭文「駄目」

アミタ「なぜですか!? こういうとき、目を輝かせながら飛び込むのがあなたでしょう!」

恭文「時系列を考えて!? ここで僕が出ていったら、いろいろおかしいことになるでしょ!」

古鉄≪そのままの姿では出られませんし、テッキイッセンマンも無理ですし、当然ダーグさん達も出られませんし。
そんなわけで私達はお留守番です。キャラクターコメンタリーでもやってましょうか≫

キリエ「それ、もう本編ディスクでやっているわよね……!?」


(幕間リローデッド第19巻の方、何とぞよろしくお願いします。
それでは、おやすみなさい………………zzz……zzzz……。
本日のED:FLOW『Answer』)




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