作者でも分かるとまと同人誌情報コーナー
幕間リローデッド第19巻経過報告:01(サンプルあり)(2018/7/29)
古鉄≪というわけで、とまと幕間リローデッド第19巻は明日(2018/07/30)販売開始。みなさん、何とぞよろしくお願いします≫
(よろしくお願いします)
古鉄≪今回は幕間三話。
特別書き下ろし五話。うち三話が短編。
え〜すな日常パイロット版二話となっております≫
恭文「今回は書き下ろしの方をさっくり紹介します。……明日は城ヶ崎莉嘉ちゃん、そして息吹翼の誕生日」
古鉄≪明後日は橘ありすさん……そして明明後日は≫
恭文「僕の誕生日!」
(そう、だから現在……蒼凪荘は警戒網が敷かれていた)
副会長「もうすぐ隊長の誕生日だ! 当然ながら隊長に取って夏の近辺は鬼門そのもの!
去年も神霊クラスとか出て大変だったからな! ……全力でガードするぞぉ!」
イカロス「無論です……」
旋風龍「御主人様の平穏な誕生日は……私達が守る!」
カルノリュータス・カスモシールドン「「カルカスカルカスー!」」
(蒼凪荘の爆竜さん、久々にバクレンオーに合体しがら気合い十分)
恭文「………………みんな、そんなに気を使わなくても」
古鉄≪仕方ないでしょ。毎年毎年……しかも最近出した記念小説で、Force編の前振りが出て≫
(あれも初夏辺り……そう、夏にトラブル発生というジンクスの上塗りが)
恭文「作者ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
古鉄≪その上FGOでは今年の水着イベントも発表されましたしねぇ。
なおジャンヌさん、イバラギンさん、牛若丸さんが水着化します≫
恭文「男性陣は霊衣解放という形で対応。まぁ僕に関係があるのはロビンフッドだけなんだけど」
(ギルガメッシュと巌窟王は召喚できていないしね。仕方ないね)
恭文「でも……大丈夫! 今年こそは、今年こそはトラブルとかないから……!」
アポリア「………………あぁ」
恭文「なぜおのれも不安げ!?」
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
――BYは黒いエネルギーを放出。それが背や左腰、両太ももに纏(まと)うホルスターとなる。
そこに別のエネルギーが次々と差し込まれていく。
腰には長さの違う両刃剣二本。その形状はGNソードIIに似ている。
更にチェーンソー仕込みの片刃剣と、エンジンブレードに似た銃剣二本が背に収められる。
両太ももには黒い刃のカタール――以前も見たセブンモード。それに対するのであれば……僕もそれなりに本気を出す必要がある。
「ッ……!」
高速移動で背後に回り込まれ、打ち込まれたチェーンソーブレードを振り返りながら防御。
高速回転する刃に、雪歩お手製の≪桜吹雪≫がせめぎ合い、二色の火花を激しく散らせる。
『まだまだ行くぞ……』
強引に刃を払うと、BYは至近距離でスティンガーを連射。左に跳んで回避した途端に右手のブレードを投てき。
それを払った途端に懐へ入り込まれ、回転斬り。それを咄嗟(とっさ)の防御で捌(さば)くと、今度はカタールによる連続刺突。
◆◆◆◆◆
……できることなら使いたくなかった。
≪桜吹雪≫は雪歩が作ってくれた大事な刀だし……さすがに、ねぇ。
でも……志保も頑張ってたしね。
ありったけを使い尽くして戦ってたんだ。だったら僕がやらないわけにはいかない……!
「――スキル」
侍が持つ高ランクスキル……密(ひそ)かに覚えておいた切り札を、音声入力で発動。
「≪刀魂解放:始≫、発動――!」
その瞬間、僕と≪桜吹雪≫を包むように、淡い桜色のオーラが放出。
「咲き誇れ、桜吹雪!」
その瞬間≪桜吹雪≫は、刀身から柄に至る全てが破裂。無数の花びらとなり、腕を下ろす僕の周囲で静かに舞い散る。
戦場に不釣り合いなほど美しい姿に、BYも思わず魅入る。
『それは……』
……すっと右手を掲げると、花吹雪がBY目がけて舞い散る。
◆◆◆◆◆
既に攻撃データは私の記憶に刻まれており、またそこから技を解析し、破る手段を見つけることもできる。
まぁ……残念ながら私には、蒼凪恭文を超えるだけの速度と反応をたたき出すことはできないが。
となれば先読みだ。技の出だしから読み切り、その上で攻撃を捌(さば)いて反撃する。
そうだ、臆することはない。
決して油断ではなく、私が積み重ねたものを全力で叩(たた)きつける……ただそれだけを、丁寧にやればいい。結果は後から付いてくる。
だが……なんだ。
この妙に高ぶる嫌な予感は、一体なんだ……。
ロボットらしくないとも思うが、妙に思考回路がざわつく。
……それもまた、後からついてくるものか。
「――!」
――――――蒼凪恭文は全力で踏み出す。
縮地からの抜刀術……速度に威力を乗算した上で、正真正銘一撃で斬って捨てるつもりだ。
ならば、ここで重要になるのは踏み出す足。右か、左か……。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
恭文「というわけで、アプリスク……長かった防衛戦も今回で決着。ここからはサクサク楽しくやるぞー」
古鉄≪遊び倒したいんですね、分かります≫
(夏はトラブルだけじゃないと刻みたいらしい)
恭文「当たり前だよ! 僕の夏はこれからだ!」
古鉄≪では次に行きましょう。果たしてみんなの夏はどうなのか≫
恭文「夏の話ばかりなの!?」
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
「粒からポップコーン……映画館で売っているのじゃ、ありませんよね」
何の話をと思っていると、部隊長はカルタスさんに全力で頷(うなず)く。
「えっと、随分昔……一度だけ。この子が小さい頃、フライパンで作ったような……」
「ギンガ、お前も作ってたよな」
「え、えぇ。妹……スバルとお腹(なか)いっぱい、おやつに食べて」
「クイント共々、それだけでひと月の給料を使い果たして大変だったよなぁ……」
「……どれだけ食べられたんですか……」
いや、あの……私達はその、食べないと生きていけないので……それはみんな同じなので、呆(あき)れた顔は向けないでいただけると……!
「でも、それがどうしたんですか」
「昨日スーパーで売っているのを見かけて、コイツはDVD鑑賞のお伴(とも)に御機嫌かもと……衝動的に作ってみたんだ」
いつの間に……いや、私も昨日は当直で、家には父さんだけだったけど! でもDVD!?
……あ、サリエルさんか! 昔の時代劇や刑事ドラマのディスク、貸し借りしているのをよく見てるし!
「久々に粒から作ると、ポンポン弾(はじ)けるのが結構楽しいんだよ」
◆◆◆◆◆
「父さ……部隊長、専門店なんてあるんですか!」
「地球のアメリカだと、最近流行(りゅうこう)の兆しがあるらしい。キャラメルソースに絡めると絶品だってよ」
「それは、引かれます……!」
「あとは地球のスーパーになるが、西友のプライベートブランドでは一〇〇円前後でそのマッシュルーム&キャラメルソースの袋詰めが売っているらしい。
というか、他のスーパーやスナック会社も流行(りゅうこう)の兆しから、新しい商品を出しつつあるとか……実際俺もコンビニで見かけて食ったぞ」
「コンビニで!?」
「バタフライ型とどう違うのかと疑問だったんだが、結構違いがあるんだよ。バタフライはふわっとした印象があるが、バタフライはサクサク。
キャラメルソースに絡めているせいかとも思ったが、元から食べ応えのあるタイプでよ。新しい発見だったよ」
「食べ応え……!」
コンビニやスーパーのプライベートブランド……今日、帰りに探してみようと思った瞬間だった。
…………でも、待って。確か昨日の話だったよね。しかも仕事が終わった後……まさか、その目の下にうっすら浮かんでいるクマは……!
「そうして検証しているうちに、どんどん壮大プロジェクトになって……ポップコーン鑑賞で一晩過ごした」
「何をやっているんですかぁ!
◆◆◆◆◆
二千十二年九月末――私こと北沢志保には、一つの試練が訪れた。
「……どう?」
そのため自宅にて、夕飯のデザートと称して……うちの弟であるりっくんに、パンケーキの試作を食べてもらって。
正直かなりドキドキだったんだけど、りっくんは満面の笑みで答えてくれた。
「……美味(おい)しい!」
「よし……!」
その反応に上機嫌で、ガッツポーズ。
「お姉ちゃんのホットケーキ、お店のみたい!」
「今回はパンケーキ」
「どう違うの?」
「……すっごく面倒くさい区分があるみたいで、お姉ちゃんもよく分からない」
「えー」
……実際に現地へ行ったこともある恭文さんも、その辺りは本当にさっぱりらしい。
グレコ・ローガンの取材で現地に向かった響さんと赤羽根プロデューサーも、大して変わらないらしく……本当にここは不思議。
「ふーん……ならこれ、プロデューサーのお兄ちゃんに作ってあげるの?」
「や、恭文さんにって感じじゃないわよ! ほら、生すかの……料理コーナーでやるから、その練習!」
「でも、プロデューサーのお兄ちゃんにも食べてもらうんだよね」
「それよりお代わり! お代わりは」
「作ってー♪」
……りっくんが子どもでよかったぁ。ちょっとホッとしながらもキッチンへ入ると、パンケーキを食べきった弟もトタトタと付いてくる。
「作っているところ、見せて」
「いいわよ」
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
恭文「というわけで、こちらは短編の書き下ろし……めしばな刑事タチバナからとなっています」
古鉄≪ポップコーン、あなたも好きですよね≫
恭文「ポンポン弾けるのは楽しいしねー」
(豆が違うのです、豆が)
恭文「それじゃあ明日からの誕生日パーティーコンボに備えて、食事を準備しないと……FGOフェスの中継を見ながら」
古鉄≪ですね。お肉を一杯用意しましょう≫
(というわけで、幕間リローデッド第19巻の方、何とぞよろしくお願いします。
本日のED:坂本真綾『逆光』)
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