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とある魔導師と閃光の女神のえ〜すな日常/あどべんちゃー 第2巻経過報告:01(サンプルあり)(2018/6/22)
古鉄≪というわけで、とある魔導師と閃光の女神のえ〜すな日常第1巻が、2018/06/22に販売開始しました。みなさん、何とぞよろしくお願いします≫
(よろしくお願いします)
古鉄≪今回は先日予告した通り、第1巻以後のお話をご紹介できればと思います。
……なのでちょっと早めですが、第二巻の経過報告という形になりました。まぁ……≫
沖田オルタ「マスター、沖田ちゃんだ……その方が可愛い」
桜セイバー「むかぁぁぁぁぁぁぁ! だからなんで私を差し置いていこうとするんですかぁ! 意味分からないんですけどぉ!?」
恭文「おのれら落ち着けぇ!」
古鉄≪ぐだぐだ帝都聖杯奇譚もエピローグまで無事に終わり、沖田ちゃんも本領発揮。マスターにやたらとくっついていますが≫
(そしてぐだぐだ中)
恭文「と、とにかく経過報告……いこう」
古鉄≪まずお見せするのは、次巻で新しく加わる部分。パイロット部分以外の一部ですね。ではどうぞー≫
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
「しかし、日奈森の押しが強いのはどうしたもんか……」
「まぁ長所ではあるんだけどなぁ。意地っ張りで迷子にならなければ……」
「だなぁ」
相馬君とダイチが、困り気味に声を漏らす。
「それ、日奈森さんだけに限ったことじゃないそうだよ」
「どういうことだ?」
「八神君と連絡を取ったときに聞いたんだけど……ISの台頭で、社会全体で女性の発言力なんかが強くなっているのは」
「ニュースでやっていたな、それ」
「俺達男からすると、あんま笑えないけどなぁ……」
その原因は数年前、篠ノ之束という人が作ったマルチプラットフォームスーツにある。
IS――≪インフィニットストラトス≫。宇宙活動も視野に入れたパワードスーツなんだけど、女性しか動かせない辺りで……いろいろと問題が。
女性の発言力云々が強くなっているのは、そのせいなんだ。世界最高の兵器を動かせるのが女性なら、当然軍の主力も女性中心。
それを支えるのも女性で……って感じで、ISを中心に女性が社会の主軸へと、大きく食い込み始めている。
そこまでなら、まだ納得はできる。でも問題はここから……。
「なんかね……ISとは全然関係ない人達も、男性を見下す傾向が強くなっているらしいんだ。それも社会的に」
「はい?」
「男尊女卑ならぬ女尊男卑――特に日本だと、その傾向が強くなっている。元々女性進出やら、女性の権利拡大という点で課題の多かった国だから」
「ようは、あれか。ISって凄いもんが動かせる……女性という性別そのものが、一種の特権だと勘違いして」
「それ。なんかね、実際にいたらしいんだよ。道行く男性に……縁もゆかりもない男性に、荷物持ちをさせる女性」
『はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?』
◆◆◆◆◆
「まぁ話もまとまったところで……美由希さん」
「な、なにかな」
「いや、何かなじゃなくて……」
そう言いながら僕が見るのは、美由希さんにがっちり握られた左手……!
「解放してください、これを」
「だって飛行機苦手で」
実は美由希さん、飛行機が全然駄目……毎回コレなのよ。
何気にイギリスに行く時も相当ゴネていた。だから僕とフェイトに『魔法で跳ばしてー!』って泣きついてたし。
でもそれは却下された。長期的な滞在だし、さすがに不法入国はねー。
でも美由希さん、本当に辛そうだよなぁ。ゆうひさんも苦笑いするくらいに必死だし。
「それに恭ちゃんは、繋いでくれないしさ」
「当然だ。俺は前の席なんだぞ? というか、成人の兄に甘えるな」
「そこは愛で何とかー」
「気持ち悪いだけだろ」
「ひど!」
「美由希さん、これは仕方ない……仕方ないです。というか恭也さん、うちのお姉ちゃんにもどうか一つ……」
「お前達はまだいいだろ、子どもだから」
「うちのお姉ちゃん、最近は近親相姦ものの作品にハマっているので」
子どもだからでは許されないこともある。そう告げると、恭也さんが座席からずり落ちた。
「少女漫画でちょうど連載しているんですよ」
「それは、リンディさん達にも相談した上で……話して、みよう……!」
◆◆◆◆◆
イースター本社に乗り込めたのは、中々に手堅い成果ではあると思う。
てーか人のこころのたまごを『ガラクタ』扱いする奴が、このコンサートの趣旨に賛同するわけが……複雑だなぁ。
あと専務の星名一臣というおっちゃんとも顔を合わせた。また団塊世代そのままって感じの風貌で、中々にやり手っぽかったよ。
「………………」
で、僕の事を睨み気味に見ていた。
どうやら僕の事はご存知みたい。でもおかしいよね? 僕は基本普通の小学生なのに。
その上初対面で会話もしてないのに、なんでか僕に対して蔑むような色も含めて……ではやり返そうか。
「いやぁ、初めまして星名専務。お噂はかねがね」
大まかな話も終わったところで、すっと前に出て……笑顔で会釈。
それで星名専務は一瞬だけぎょっとする。そのタイミングで資格証を取り出し提示。
「聖夜学園に在籍する八神恭文です。今回は第二種忍者として、ツアーに同行しています」
「初めまして……だが、君の耳に届くような噂を振りまいていただろうか」
「それはもう。イースターが一流企業として台頭し続けるのは、星名専務の手腕があればこそですし。あとは……義理のご子息である月詠幾斗」
その名との関係性を告げると、星名専務の視線が急激に鋭くなる。
なぜ知っている……なぜそこまでという顔をするので、当然と笑う。
「あの人、なかなかヤンチャですよねぇ。よく遊びの相手として引っ張られるよ」
「そうか……それは済まないな。だが君にも学生の本分というものがある。そう構わなくてもいい」
「でしたら義父さんからも少し言ってもらえると助かります」
「お兄さんに限らず、ヤンチャはエスカレートする……という話です。度を過ぎると、忍者的にも放っておけませんから」
……お互いに眼光を走らせるも、一歩も引かず……。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
恭文「というわけで、第二巻の一部です。そしてIS学園やらISの絡みでゴタゴタしている最中でもあるので、その辺りのお話も……」
古鉄≪A's・Remixあむさんもそうですけど、社会的事件故に影響を少なからず受けている人達が、これからも出てくるかもしれません≫
恭文「後半の話になるけど、アレがあるしねぇ」
(このまま進んだらIS原作みたいなノリになっていましたけど、アレのおかげである程度抑制されました。……IS学園とその関係者以外)
恭文「いんふぃにっとの方を先に終わらせたから、いろいろと序盤からネタ振りできていいねぇ……」
古鉄≪そんなわけで女性が暴走気味なA's・Remixですけど、ここからはもっと先のお話もちょろっとお店できればと思います。
ただ、まだプロット段階なので、地の文や誤字修正も入れていません。ご了承ください≫
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
「そう……反対に無計画で衝動的、更にふだんの生活もぐだぐだな」
そこで鋭く指差すのは……誰でもない、選ばれし子どもの年長者。
「京みたいなタイプが無秩序型だ」
「あぐ!?」
「または日奈森あむ」
『誰!?』
「実際奴は片思いしている男の家に不法侵入をかまし、見つかったからね……渡した誕生日プレゼントに不備があるからって、勝手にさ」
『アウトォォォォォォォォォ!』
さすがにあれは、キセキから愚痴られて……僕達も泣きたくなった。
でもね、だからこそ思い当たったのよ……ラン達が生まれた直後、”男の犯人”や僕に対してかました意地っ張りの原因にさ。
「ちょっとぉ! そんなのと一緒にしないでよぉ! さすがにないから! 無理だからぁ!」
「ところで京、インフィニットストラトスって興味がある?」
「へ? そりゃあ……あるに決まってるじゃない! 女性中心の社会を形作る、正しく戦女神の翼って言われているんだから!」
「……やっぱり」
いや、なんか……あの勢いを見ていたら、そうじゃないかそうじゃないかって思っていたんだよ。
実際あむもそうだし、りまも憧れはあるらしかったから。というか、ここ最近関わった強気な女性……ほとんどそうだよね!
「いやね、ここ最近関わった無秩序なタイプ、みんな……ISに興味があって、肯定的な女性ばっかで」
「はいー!? え、待って……というか、あたし以外もってことよね! ほんとそんな感じ!?」
「最近、社会的に増えているのよ……!」
「そう言えば……僕も、女子高生さんが見も知らぬサラリーマンを荷物持ちにしようとして、揉めていたのを見たことが」
割と身近になりつつある女尊男卑……社会的変化に、女性である京も戦々恐々と怯えだした。
「で、でも……さすがに、そんなのないわよ! さすがに社会のルールは守るわよ!」
「その社会のルールが、大きく切り替わろうかって瀬戸際だからねぇ。もしかすると十年後……伊織の見た光景や、日奈森あむの愚行が普通になる可能性が」
「恐ろしすぎるわよぉ!」
「僕もそんな社会は絶対に嫌です!」
◆◆◆◆◆
右手で取り出した、フォーミュラドライバー・ガンモードを一回転。
グリップトップのダイヤルスイッチ、その矢印を真ん中の【D】に向けた上でプッシュ。
≪――フォーミュラType【D】とのリンク開始≫
その途端に展開する空間モニター各種。僕に代わり、アルトが各々の処理を迅速に済ませる。
≪デバイス間のニュートロンネットワーク構築。
各駆動部及びシステム連動を確認。
各部作動効率、規定値を突破。
プログラムセキュリティ、問題なし。
動作負荷〇.五パーセント以下。
魔力バッテリー、消費効率正常――セットレディ!≫
ドライバーの銃口を前上に向けて、トリガーを引く。粒子変換されたフレームパーツが四方に散らばり、僕を取り囲むように地面へと設置。
そこから瞬間的に構築されるのは、簡易型装着工場≪フォーミュラファクトリー≫。
……左人差し指を、奴に向けながら高く鳴らす。
「変身!」
――これが僕なりのフォーミュラ。今の僕じゃあ、簡易的にでも変身装置を作って、それを展開した上じゃないと……装着すら危うかった。
それでも形にはできたよ。新しい夢への第一歩……そして、どうしても知りたかったことも理解できた。
……あの馬鹿≪二階堂≫の間違いを終わらせるのも、大事な夢の一つだってさ。
◆◆◆◆◆
≪Trigger! ――Maximum Drive≫
次に取り出すのは、ヒートトリガー。コイツを腰のメモリスロットにぶち込んで……!
≪Heat≫
【……ショウタロス、何やってるの】
だがそこで、右手が止まる……ヤスフミの野郎ぉ、まだ納得してねぇのか!
「止めるな、ヤスフミ!」
【やめろ馬鹿! ツインドライブなんて、何が起こるか分かったもんじゃない!】
「信じろっつったろうが!」
【信じられないとも言っただろうが!】
「だから……」
【ショウタロス!】
「これしか、ねぇんだよ……! オレは」
【この……!】
「もうこれしか……ねぇんだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
【やめろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!】
≪Heat――Maximum Drive≫
≪――Maximum Drive――Maximum Drive――Maximum Drive――Maximum Drive――Maximum Drive――Maximum Drive――Maximum Drive――Maximum Drive――Maximum Drive――Maximum Drive――Maximum Drive――Maximum Drive――Maximum Drive――Maximum Drive――Maximum Drive――Maxi――――mu――――――≫
「………………うぉりゃああああああああああああ!」
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
恭文「第1巻でネタ振りしておいたフォーミュラドライバーによる変身。
選ばれし子ども達との一幕……そして、禁忌のツインドライブ」
古鉄≪まだまだ先……話としては第三巻とか四巻くらいになりそうですけど、ご期待ください。
なお、フォーミュラでの変身については、あくまでパイロット版。本家はまた違うものとなっています≫
(その結果、本編以上に蒼い古き鉄はどったんばったん大騒ぎ)
恭文「HP版からもいろいろ変更点も出していますので、どうぞご期待ください。
……それはそうと、明日(2018/06/23)は律子さんの誕生日! 現在パーティーの準備中でもあります!」
律子(本編)「御主人様、ありがとうございます。このお礼に律子は、全身全霊のご奉仕をお届けしたいと」
恭文「え、なんだってー」
律子「さすがにそれは無理があるでしょ! というかなんでよ! どうしてよ!」
恭文「当たり前でしょうが! そのメイド設定、僕の与り知らぬところで言ってましたよね! お見合いを避けるために!」
律子「だってまだ仕事したかったのー! だからお願い!
雇ってくれるだけでいいの! 仕事もちゃんとするけど、まずはそこだけでいいのぉ!」
恭文「離してくださいよ! そんなの知らないからぁ!」
沖田オルタ「……待ってくれ、マスター。それなら私がメイドになる……沖田ちゃんメイド、嬉しみ」
桜セイバー「ちょっとぉ! 何本家本元な私を差し置いてるんですかぁ!
マスター、メイドさんなら私もやりますよ! 何せ文明開化に近い時代にで生きていましたから、私!」
恭文「おのれらも乗っかるなぁぁぁぁぁぁぁ!」
(何でもメイド話がハッタリとバレると、またお見合いを勧められるそうです。
本日のED:さだまさし『関白宣言』)
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