作者でも分かるとまと同人誌情報コーナー
幕間リローデッド第16巻経過報告:01(サンプルあり)(2018/4/27)
古鉄≪というわけで、幕間リローデッド第16巻は明日(2018/04/28)販売開始。みなさん、何とぞよろしくお願いします≫
(よろしくお願いします)
古鉄≪今回は――。
幕間本編四話。
特別書き下ろし四話。
あどべんちゃーパイロット版二話となっています≫
恭文「そして作者がまた話数計算を間違えたために、アプリスクがお休み……」
(ごめんなさい……GW前に、ごめんなさい)
恭文「そして現在の精神状態は最悪。なぜなら……セミラミス様……セミラミス様…………」
古鉄≪だから、どうしてあなたは学習をしないんですか。一万円課金したら大体外れているでしょ≫
(説明しよう。古き鉄は奮発して一万円以上課金すると、八割くらいの確率で爆死するのだ)
恭文「セミラミス様……セミラミス様……」
古鉄≪よかったですね、ジャンヌさん。セミラミスさんが来るのに危機感を覚えていたでしょ≫
ジャンヌ(Fate)「さ、さすがにこの有様では喜べません! マスター、しっかりしてください! 私がいますから!」(ゆさゆさー)
古鉄≪この人がへこみ気味なのはさて置き、早速本編のご紹介といきましょう。どうぞー≫
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
――正面から放たれるビグロの砲撃。右足と左腕を空振りし、発生した反作用によって機体を上に逸(そ)らす。
しかしそのとき、微妙な引っかかりにより速度が想定したより鈍く、軽く焦りが募る。
砲撃が突き抜ける――眼前とコクピットブロックすれすれに、黄色の奔流を何とかやり過ごす。
「ちぃ……!」
今の鈍さを修正に加えて、後退しながらライフルを構えてバースト射撃。
一瞬で交差したビグロ上部を蜂の巣にした上で、改めて身を翻す。
やっぱり引っかかりを感じるものの、それは先ほどの感覚修正で加味したもの。
ビグロがこちらの射程を離脱するよりも早く、再度ビームを照射。そのスラスター部を貫く。
走る光条によって生まれた爆炎で、ビグロの機体バランスが崩れる。しかし乱回転しながらもビグロはミサイル発射。
こちらの突撃を遮りつつ、残りのスラスターと各部アポジモーターで機体制御……体勢を立て直し突撃。
◆◆◆◆◆
練習も盛り上がり……夕方となりました。美奈子ちゃんと菫主導で、みんなでお料理です。
なお、恭文くんにはちょーっと自重をしてもらう形に。……仕方ないでしょ!? 料理漫画みたいな速度で調理していくんだから!
しかも事情が悲しいよ!? 家にディードちゃん以外にも同居人がタップリいるから、毎日食事時は戦場なんだって!
それこそ繁盛店の調理場みたいな勢いで料理しないと、無理だって……そりゃあ上手くもなるかー!
ただ、この場でそんな勢いの調理をされると、私達の出番がなくなるので……ここは、自重を……自重を……!
それで今回作ったのはバーベキュー……海辺で、夕暮れ時を迎えながらの食事は何とも言えず特別です。
「わぁ……オーシャンビューだよ、志保ちゃん!」
「分かっているから落ち着いて。……いや、ほんと……これだけ見ると完全にリゾートよね」
「恐るべし、琴吹家の財力……! これで素敵な殿方との出会いでもあれば、正しくハーレクインだけど。
運命の出会い……しかし互いの家はその恋路を許さず、二人は身を引き裂かれるような思いで逃避行! あぁ、二人の未来に待ち受けるものはぁ!」
百合子ちゃんが妄想を繰り広げるのは、スルーします。というかみんなが手慣れすぎていて、習うしかない。
◆◆◆◆◆
『蒼……蒼かぁ』
それを迎え撃つのは、既に飛び出していたさわ子先生の機体。
何だろう、あれ……紅(あか)くて、各所にクリアパーツ? キラキラしたのがくっついていて。
それで特徴的なのは、右脇に抱えているライフル。あれ……ギター型なの!
「何あれ! ギターを持ったガンダム!?」
「そ、そんなガンダムがあるんだ……」
『くくくく……!』
それはギターを抱えたまま、大仰に両腕を振り上げ鳴動。クリアパーツから禍々(まがまが)しい赤の粒子を翼のように吐き出す。
『てめぇの、極限の絶望をくれてやるよぉぉぉぉぉぉぉぉぉ! このエクストリームガンダムでなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!』
さわ子先生、キャラ変わってるぅぅぅぅぅぅぅぅぅ! というか現役時代に戻ってるぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!
≪The song today is ”Maddy Candy”≫
…………あれ、なんか音楽が流れてない!? というかこれ、ちょっと待って! さわ子先生が組んでいたバンド≪DEATH DEVIL≫の曲じゃ!
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
恭文「というわけで、軽音部の合宿は今回がラスト……梓、頑張ってね」
梓「何を慰めているの!?」
恭文「そのツインテール、セミラミス様にそっくり………………じゃないな」
梓「さすがに失礼じゃないかなぁ、その重ね方!」
(今日の蒼い古き鉄は傷心モードです)
梓「というか、ガチャで課金って……駄目だよ。お金は大事に使わないと」
恭文「うん……うん」
古鉄≪フェイトチャレンジも絡んで、消費が激しかったですしね、しばらく節制モードですよ。
それはさておき、続いてはこちら……ゴーカイジャークロスにも絡む大事なお話です≫
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
食べ歩きの時間は続く。
二軒目に訪れたお店は、さっきとはまた印象が違う。やや古めかしく、大衆食堂的な感じだった。
それでも食指が引かれた僕達は店へ入り、ラーメンを注文。
それで早速頂くと……これは。
「ふぁぁぁぁぁぁ! これは強烈かもー!」
「とんこつって感じが思いっきりしてるね」
そう、そのスープはとんこつが持つ独特な風味がたっぷり。さっきのお店とは違うスタイルだった。
まぁあれよ、とんこつって臭いとかって言われることがあるでしょ? まぁそういう感じよ。
でも食べられないかと言われるとそうでもない。麺をすすると、逆にこの風味がクセになりそう。
「でもどうして……同じとんこつなのに」
「調理法の違い、あるいは継ぎ足しだね」
「継ぎ足し?」
小首を傾(かし)げるフェイトには、紅しょうがを足しながら説明。
◆◆◆◆◆
支社へのお届け物も終わり、僕達はせっかくだからと博多(はかた)旅行を楽しんでいるわけで……。
ラーメンを食べた後は腹ごなしに近辺を散策。異邦の地というのは、ただうろちょろしているだけでも楽しいもの。
おみやげなども軽く見繕っている間に、辺りはもう真っ暗。さすがに時期が時期だから、日が落ちるのも早い。
そろそろホテルへ向かおうと、僕達はのんびりと夜風に吹かれながら大通りを進む。
「あぁ……ラーメン、美味(おい)しかったね」
「うん。でも……まだだよ。夜はまだ長い」
「ふぇ!? それは、つまり……そ、そうだよね。ヤスフミ、いっぱいしたいよね。
今朝も胸で御奉仕したら、そのまま二回連続で……だし。うん、それなら私も頑張って」
「フェイトはエロいなー」
「なんで!? だって夜はまだ長いって、そういうことだよね!」
「全然違うわこのたわけがぁぁぁぁぁぁぁ!」
「たわけ!?」
確かにフェイトの御奉仕も、コミュニケーションもとっても素敵。いっぱいしたくなると言われたら、否定できない。
でも違う……! そうじゃない! 博多(はかた)に来ているのよ!? 別世界と言えどさ!
だからこそ、僕は天神(てんじん)駅方面方面を指差す。
◆◆◆◆◆
「――はい! 焼きラーメン二丁、お待ち!」
「ありがとうございます」
「わぁ……!」
フェイトが歓喜に震えるのは、名物焼きラーメン。銀皿に載ったジャンクな風味に、鼻をヒクヒクさせている。
「焼きそば……とは違うよね。うん、違う。豚骨ラーメンの風味が全力で刺激してくる……えっと、まずは食べてみてから」
「うん。……頂きます」
「頂きます!」
両手を合わせて、面を手繰って一気にほおばる。……うーん、このギューッて煮詰まったとんこつがいい!
普通のラーメンとはまた違うライブ感でわくわくしてくるよ!
「美味(おい)しい! ヤスフミ、これ……やっぱりラーメンだよ! でもラーメンじゃないの!」
「でしょ? 焼きラーメンは名物だから、絶対食べてほしかったんだ」
「お、そっちのお嬢さんは初めてだったのかい! なら、卵焼きもおまけしておくよ!」
「えぇ! あ、あの……ありがとうございます!」
そうして楽しい初焼きラーメンを満喫した後は、別の屋台に場所を移し……天ぷらの盛り合わせを食べつつ、二人で賑(にぎ)やかな空気を楽しむ。
「ん……さくさく天ぷら、美味(おい)しい……♪」
「やっぱクオリティーが高いよなぁ。次はちょっと歩いて、新しめのお店を探索してみようか」
「うん! ……それはそうとヤスフミ、あの……マグカップっていうのは」
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
恭文「はい、幕間本編はフェイトと食べ歩き……楽しく観光します」
梓「……あれ、商品説明だとあの」
恭文「伝説の屋台を探します」
梓「嘘だよね!」
(本編をお楽しみに……ちょいちょい手直しして、次のネタ振りに)
恭文「でも、そろそろ脱却したい……万単位課金すると爆死確率が劇的に高まるジンクス」
古鉄≪いや、ある意味キャラ設定的に的確ですけどね≫
梓「運、悪いものね……それなのに」
(なお某渋谷さんはApocryphaコラボに備え、絞りまくっているそうです。
本日のED:鈴木みのり『FEELING AROUND』)
[次へ#]
[戻る]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!