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作者でも分かるとまと同人誌情報コーナー
鮮烈な日常Fourth Season第4巻 経過報告:02(サンプルあり)(2018/4/20)
[TOMATO] とある魔導師と彼女の鮮烈な日常 Fourth Season04『新しい輝き』



古鉄≪というわけで、続いてはまだまだ本編の続き……今回の収録話数は。
本編七話。
特別書き下ろし一話。
Tips(短編)書き下ろし五話となっています≫

恭文「Tipsが二話少ないのには、理由がある……挿し絵&Tips内でのネタ用にグリモアを作っていた。
それと、在宅というか内職の仕事が入って……ずーっと用紙入力を」


(それはもう、たくさん、たくさん、たくさん……一日一万文字ほど入れないと、間に合わないような文量を)


恭文「しかも報酬は労力に見合わないという罠……まぁそんな話はよしとしよう」

古鉄≪そうですね。本編では大会と一緒に、状況も進行していきます。そう、こんな感じに……≫


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


「というわけで……早速作業に入るんですけど」

「「よろしくお願いします!」」

「あ、はい……」


ふ、二人の勢いが何か鋭くて、ちょっと押されちゃう……!

ううん、負けちゃ駄目。ここは私や歌唄ちゃん達の方が先輩なんだし、頑張らないと。


それに……!


「それにフィオレちゃんまで手伝ってくれるなんて……」

「俺達、ほぼ初対面なのに。ありがとな」

「いえ。……私もあなた方のことは、ヤスフミから聞いていまして。興味があっただけですし」


たまたま通りがかったフィオレちゃんも、一緒に教えてくれることに……うん、頑張るんだから。


「でも、大まかな作業は分かるんですよね」

「まぁな」


ギンガさんの確認に、鷹山さんが思いっきり胸を張る。……そこまで、自慢げにしなくても……まるで何かにすがりついているような。


「パーツを切り出して、組み合わせて……ってのは」

「でも、小さいんだよなぁ……銃のパーツより小さいんじゃないの、これ」

「あ、そうよ。二人なら銃の整備も自分でしているのよね。あの要領なら」

「「銃の方が簡単!」」

「……簡単なのね」


歌唄ちゃんが困り果てたぁ!? いや、凄(すご)い勢いで断言されたし、仕方ないとは思うけど!


◆◆◆◆◆


「――というわけだから、上手(うま)くPPSE社から抜け出せないかなぁ。何なら影武者も用意するし」

「それはできませんよ。メイジンとしての仕事はバトルだけじゃありませんし」

「じゃあさ、せめてガード。お父さん達が心配して、派遣したーとか言ってさ」

「それも無理ですよ。PPSE社の機密情報も多く触れますし、部外者は入れません」

「でも、会長達が何かしらちょっかいを出す可能性も……」

「大丈夫ですから。そんな真似(まね)をすれば、誰が三代目をやるんですか」

「そう思っていたところ、芸能事務所からクビを食らった仮面マジシャンがいてね……」

「既に前例があっただと……!」


そう、拓也とゼロの一件です。タツヤも仮面代わりにサングラスをかけているし、さすがに油断はできない。

それに……やっぱりさ、今の状況は怖すぎるのよ。タツヤとアランがPPSE社の方針に中指立てているのは変わらずだし、会長達だってそれは知っている。

行政買収の疑いだけでも、アイツらは重罪人と言える状況だ。何とかしてタツヤ達の安全確保はしたいんだけど……なかなか難しくて。


なので粒子結晶体対策の下りは、タツヤ達には説明していない。……尋問される危険もあるしね。


「それにさぁ、前例って意味で言えば……ソメヤ・ショウキの件でも、おのれはそんな調子でガンプラ愛を振りまき」

「ぐ……! と、とにかく大丈夫ですよ。こちらも危なくなったら、すぐに身を隠せるよう準備していますし」

「それにさぁ、前例って意味で言えば……ソメヤ・ショウキの件でも、おのれはそんな調子でガンプラ愛を振りまき」

「繰り返さないでもらえますか!? 信用できないと! そういうことですか! いや、言わなくていいです! よく分かりましたから!」

「……じゃあ繰り返さない形で言うけど、危険を察知するってのはプロでもかなり難しいんだよ。実際それを失敗して、始末された捜査官なんて星の数ほどいる」

「…………」


タツヤも僕が茶化(ちゃか)しているわけではなく、マジで心配しているを察し……ツッコミを停止する。


◆◆◆◆◆


状況を理解するのに数分かかりながらも、みんなを集め、改めて説明……するとまぁ、揃(そろ)いも揃(そろ)ってぽかーんとしてくれて。


「……じゃあ確認。卯月は、つまりその……」

「メイドにクラスチェンジして、旅だったよ」

「なんで止めなかったのぉ!?」

「止められると思うのか……!?」

「だよねぇ!」


凜も絶望する、卯月の押せ押せモード。俺達でもあれは、無理だったよ……!


「というか卯月、なんでまたメイドに……! というかメイド服はどこから!?」

「李衣菜ちゃん、それは愚問にゃ! 罰ゲームで魅音さん達が持ち込んだものだよね!」

「正確に言うと、近くにいる親戚の衣装屋から拝借したものだが、卯月は全力でそれを着こなしていたよ」

「ややとりまたんも、着付けを手伝ったんだー♪ 卯月さん、すっごく可愛(かわい)かったよー! あれなら恭文もいちころだよ!」

「そうね……メイドなら許せるわ」

「アンタ達は何様!? というか何やってるの! 迷惑をかけちゃ駄目じゃん!」

「あ、いや……あむちゃん、大丈夫にゃ。卯月ちゃんのノーブレーキは、いつものことだし……うん」


みく、そんなに絶望するなよ。いつものことならサクッと流していいんだぞ・



◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


恭文「…………メイド!?」

卯月(SSRメイドさんVero)「はい、御主人様♪」


(島村さん、誕生日も近いので気合いが入りまくりです)


旋風龍「ふ……蒼凪荘のメイドラゴンたるこの私の前で、なかなかに大胆ですね。ならば受けて立ちましょう!」

恭文「おのれも乗ってくるなぁ! と、とにかく……HP版とはまた違う展開に」

古鉄≪いろいろ迷いはしたんですけど、纏まるとサクッといきましたね。
というわけで、こちらもどうぞ≫


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


「さすがは杏のお父さん達だよ。ツッコミどころがないよう上手(うま)く立ち回ってる」

「アンズ……」

「アンタ、他に言うことはないの?」


そのあんまりと言えばあんまりな言いぐさに、さすがのニルスとティアナもあきれ顔。


「……!?」


フィオレも口をパクパクさせながら、幾度も杏を指差し。でも……こういう奴だと頷(うなず)くしかなかった。


「こうなったら最後の手段しかないね。……ネオニートか、ガチニートか、どっちか選べと」

「それはやめてください!」

「ほんとよ! というか……え、アイドルを続けたいってこと!? そういうことよね、アンタ!」

「まだやることもあるしね」


そう言いながら杏が見やるのは、卯月……ううん、その影にまた別の誰かさん達を見いだしていて。


「……ヤスフミ、ニートは社会問題と聞いていたのですが、違うのですか? 高校生が将来の志望にするほどの一般的職種として」

「それも勘違いだから落ち着こうねー。あとニートは職じゃない、生き方だ」

「違いが分かりません! というか分かりたくありません!」

「うん……うん、そっちは大丈夫。恭文さんもいるし……うん! がばーって頑張っちゃうよ!」


え、ちょっと待って。何を頑張るつもりなのか、小一時間問い詰めたくなってしまうんだけど……!


「じゃあママ、またね! はーい!」


卯月は元気よく電話を切って、改めていつもの笑顔を僕に向けてくる。


「ごめんなさい。話の途中だったのに……」

「いや、大丈夫だよ。それで……なんでメイド服!?」

「誘惑です!」

「……頑張れ、恭文」

「そうそう。これはアンタの領域よ」


遠慮なく押しつけてきたぁ!? いや、そう……だとは思うんだけどぉ! でも卯月、やっぱり全力過ぎて!


「……ヤスフミ、また後で話しましょう。奥様がいない間は、私があなたの手綱を引き締めますので」

「なんで!?」

「なんでもです! もう……他人ではないのですから」


そ、そういう話を持ちだすのは……いや、事実なんだけど。でも違う、何かが違うと胸の奥で叫び続けている……!


◆◆◆◆◆


「そろそろ本日の部活、いってみるかぁ!?」

『おぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!』


泣いていた凜も、サクッと気合いを入れ直して一緒に叫ぶ。

……それができる時点で、みんなが相当に鍛えられているのはよく分かるだろう。


今、CPは進化を続けている! 何者もこの進軍を止められないだろう! ………………多分!


「というわけで――バトルしようか」


すると、なぜか凜が立ち上がり、気合い十分な様子で拳を鳴らす。


「今日はユニットに縛られず、組み合わせランダムのチームバトルだったよね。一番手、いいかな」

「あれれ、凛ちゃんが何だかやる気だー」

「だなぁ。というかどうしたんだ。あれか、ルーマニアシティの汚名を挽回(ばんかい)したいのか」

「それは返上したいんだけど……まぁその、いろいろ反省したんだ。粒子の話や、アイラのことを聞いてさ。あとは唯世達の話とか」

「僕の?」

「ほら、マシタ会長も……悪い流れにはなっているけど、必死に努力した人だって話」


すると凜は頭をかきながら自嘲……。


「アイドルとして前に進みたいって気持ちはあるけど、それだけで突っ走ったら……結局前と変わらない。
私に思いや事情があるのと同じように、卯月にも、圭一さん達にも……他の人達にもそれがあって」

「あぁ」

「私は自分が夢中になれるものを……熱くなれるものを見つけたくて、アイドルになった。それは……見つけられたと思う。
だったら今度はそれを、自分以外の人達にも”いいこと”になるよう、繋(つな)げていかなきゃ駄目かなって……変、かな」

「……そんなことはないさ。それはお前が少しずつ学習した結果だからな」

「しぶりんはそれで、服を着るようになったってことだね……」

「未央……!?」

未央が凜に首根っこを掴(つか)まれる様を見ながら、俺とレナ……きらりや李衣菜達は安心していた。


◆◆◆◆◆


砲撃モードのファンネルで攻撃しつつ、右翼の戦艦前を横切る。後ろを取った敵機の射撃をすり抜け、ドッグファイト。

そうしながら各種センサーで戦場の状態をチェック。りんもミネルバを操作しながら、得られる情報を適度にまと……!


「うぉっと!」


十一時方向――ソーラーシステムがある方から飛んできた砲撃。サラミスによるメガ粒子砲だけど、それを跳ねるように上へと飛んで回避する。

それはこちらを追撃していた敵機にも迫り……咄嗟(とっさ)にアブソーブシールドで粒子砲を吸収するも、その衝撃から足が止まる。

こちらもすぐに反転して、すかさずビームライフルで一撃。このビームも吸収し直したところで……急接近。


咄嗟(とっさ)に鋭い射撃が飛ぶけど、それはファンネルでの砲撃で本格稼働前に撃墜。

その間に奴と肉薄――右前腕部にセットしたビームサーベルを、ノーモーションで展開。

ライフルを保持したままの右薙切り抜け。しかし……ちぃ、さすがに防御するか!


すぐさま振り返り、慣性運動の中でライフルを……いや、駄目だ。シールドを構えて、向こうの集束砲撃を防御。

砲撃によってシールドが破裂し、その衝撃でフォーエバーも大きく吹き飛ぶ。


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


恭文「……というわけで、新規戦闘シーンもこんな感じでお送りします」

古鉄≪果たして大会はどうなるのか。次回で同人版BF編も終了となりますが、どうぞご期待ください≫

卯月「御主人様、よく眠れるようにホットミルクを入れてみました。ふー……ふー」

恭文「ふーふーはその、自分でできるから……!」

卯月「でも、勉強のために行ったメイド喫茶では」

恭文「行ったの!?」


(本編はこんな感じで進みます。それではみなさん、とまと同人版を何とぞよろしくお願いします。
本日のED:米倉千尋『嵐の中で輝いて』)




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