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作者でも分かるとまと同人誌情報コーナー
幕間リローデッド第15巻経過報告:03(サンプルあり)(2018/3/27)
[TOMATO] とまと幕間リローデッド 第15巻『カウントダウン』



古鉄≪というわけで、幕間リローデッド第15巻は明日(2018年3月28日)販売開始です。みなさん、何とぞよろしくお願いします≫


(よろしくお願いします)


恭文「今回は幕間全六話。特別書き下ろし二話。パイロット版二話という構築になっております。
それと幕間221の最初、とあるバトルに出てくるSDは読者アイディアからとなっております」


(※なんとなく思い浮かんだガンプラ

恭文専用ガンプラ

古鉄鋼丸・爆進丸

三代目メイジン・カワグチがアメイジングレッドウォーリアを完成させた同時期に製作したガンプラ

『プラモウォーズ』で一世を風靡し、その後忘れ去られてしまった古(いにしえ)の鉄器武者爆進丸と兄弟機である鋼丸を鋼丸カラーの青で統一し強化したした機体。

機動力重視の通称『技の鋼』とパワー重視の通称『力の爆進』である両機のどちらかを選択し、それをベースに両機体の流用パーツを組み合わせることによって調整するスタイルとなっている。

アメイジングレッドウォーリアと比べ両機の特徴面(スピード&パワー)では上回っているが汎用性に難を抱えた『アルトアイゼン』な機体となっている by ズコック)



恭文「アイディア、ありがとうございます」


(ありがとうございます)


古鉄≪……後書きでやりましょうよ≫

恭文「今そう思っているところ……! まぁいろいろネタバレだけど、なぜコレが出るかも本編を見てもらって……それで今回の経過報告は書き下ろし中心で」

古鉄≪ただ、アプリスクの方はいろいろ後々に繋がるネタバレもあるので、後半はプロットだけ仕上がっている書き下ろし候補をお店できればと思います≫

恭文「本編の顔見せとしてはちょっと短めですけど、お付き合いください。それではどうぞー」


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


カウントスタート――グロスキャリバーを振りかぶりながら、まずは全力で疾駆。

すると数十メートルの距離は一瞬で縮み、ギョッとしながらも刺突。

それは燃える炎のようなスーパーアーマーで防がれるけど、確かにワンヒット……すかさず覆いかぶさってくる翼手を左に跳んで回避。


でもその途端にまた、ロケットみたいにかっ跳んで……近くの家屋へと突っ込む。


「え……」


ちょ、何これ……! パワーが出過ぎる! 完全に振り回されてる!?


”志保、無理に力を入れないで!”


ガレキを払い、冷静に放たれた砲撃を左に避け……またかっ跳びながら、恭文さんの念話を受ける。


”まずは両足で地面を踏み締め、脱力状態を意識! じゃないとブーストに振り回される!”

”ど、どうして分かるんですか!”

”僕も変身するし”

”あ……”


そっかそっか……だから、私が振り回されているって。確かにこれは……考えが甘かった。

もう十五秒近くを無駄に使っている。だから考えを修正……修正……!


◆◆◆◆◆


まだ遅い……まだ足りない。

意識を定めて。ただ一瞬に全部を束ねて。


後先なんて考えなくていい。もっと鋭く……もっと速く!


「縮地……!?」


身体は自然と動いていた。ただイメージした残像を追いかけるように加速するだけで、左翼手のストレートをすり抜ける。

背後に回ってから逆袈裟・刺突・袈裟・右薙・唐竹(からたけ)・刺突・刺突・逆袈裟・左切上・唐竹(からたけ)・逆風・袈裟・刺突――!

徹底的に斬撃をたたき込むと、刃を平晴眼に構える。彼女がノーモーションで構築・放射した砲撃を切り裂きながらもう一度刺突!


そのまま脇腹を切り裂き、正面に回り込んで一回転しながら納刀……左足を踏み込みながらの抜刀!

咄嗟(とっさ)にレイピアで防御されるのも構わず刃を振りきり、再度回転――そのまま一度、二度、三度と連続で同一箇所を鋭く斬りつける。

するとエネルギーで構築されたレイピアにヒビが入るので、平晴眼に構え直して三連続の刺突。


一撃目でレイピアをへし折り。

二撃目で顔面を突くも、彼女は顔を逸(そ)らして回避。

そして三撃目で心臓に命中――。


◆◆◆◆◆


≪三九.九――≫


入れ替わりに菊地さんと美奈子さんが踏み込み、菊地さんは≪タックル≫。


「美奈子!」

「はい!」


美奈子さんは身を幾度も翻しながら≪スピンアタック≫。竜巻旋風脚って言うのかしら。

広範囲に風が吹き抜けると、それは赤い炎熱を生み出す。戦技連携≪溶解≫――。


「火遁(かとん)の術!」

「そこです!」


リインちゃんの魔法、可奈の忍術が爆発し、魔法連携による追加ダメージも発生。

すかさず渋谷さんが、本田さんが再度踏み込もうとする。


「させるかぁぁぁぁぁぁ!」


ユーリさんは衝撃波で近づくみんなを……私も含めて弾(はじ)こうとするけど、そんな彼女の顔面に砲撃が命中。

巨大な爆炎で愛らしい顔が歪(ゆが)む中、つい後ろを見やると。


「ゲームといえど、心が痛むねぇ」

≪二九.九――≫


吹き飛んだはずの大下さんが、いつの間にか戻ってきていた……!


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


古鉄≪というわけで、志保さんが変身……したかと思ったら、これは≫

恭文「いきなり使いこなせないのはしかたないね。素人さんだしね」


(蒼い古き鉄も初キャラなりではそうだった)


恭文「というわけで、志保達の対ユーリ戦は今回で決着。カウントがスタートしたら一分弱で倒される運命……」


(『だったらカウントしないでくださいー!』)


恭文「それは無理なんだよ……。じゃあここからはさっき言ったように、今準備中の書き下ろし部分のプロット紹介です」

古鉄≪地の文を入れていない箇所もあると思いますが、プロットゆえなのでご勘弁を。こちらは本当にサンプルとなっています≫


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆



「えー、証人は聖夜学園の中等部に通う中学生で」

「えぇ」

「しかし、あの……あなたは第一種忍者で、年齢が二十一才とありますが」



「いろいろあって、一年前まであっちこっち回ってたんですよ。そうしたら偉い人に『いい加減学校くらい通えボケが』と言われまして」

「い、いろいろ複雑だったのですね」

「えぇ、それなりに」



「あなたは、犯人を知っていると」

「えぇ」

「つまりあなたは、被告人の犯行現場を目撃したのですか」

「いいえ」



「犯行現場を見てはいません……というか、そもそも犯人は二階堂じゃあありません」



「待ってください。証人、それはつまり……」

「真犯人ということです」

「一応お聞きしますが、それは」



「――そこにいらっしゃる輿水弁護士です」


◆◆◆◆◆



「ちょっと、どういうことなの!? 蒼凪くんが……大人で、忍者さん!?」

「……事実だよ」



「蒼凪君は元々、聖夜市内で起きた不可思議事件を追いかけて転校してきたんだ。ガーディアン入りも僕達がそれに協力していたから」

「じゃあ、本当に……」

「それで安心していいよ。……蒼凪君の得意分野は、細やかな情報を集め、それを材料とした上での推理≪リーズニング≫」



「その蒼凪君がこんな場で、あんなことを言い出すんだ。相応の証拠があるのは間違いない……!」

「まぁ、だからといって、無茶が過ぎるがな! というか僕達にも内緒とはどういうことだ!」

「ほんとじゃん! それならそれで協力したのに!」

「キセキ、あむちゃんもそれは言いっこなしだよ。だって……」


「そっか……犯人が先生の弁護士だから。しかも、大学時代からの友達なんだよね。殺された人も含めて」

「どっちにしても、せんせぇにとっては……すっごく辛い終わりになりそうですぅ」


◆◆◆◆◆


「さて……輿水さん、これはなんですか?」

「……花瓶やろ?」

「はい、ありがとうございます」



「では裁判長、これはなんでしょう」

「水差しですよね」



「二階堂、これは」

「水差しだよね」

「西園寺さん、これはどういう品として売っていましたか?」

「ご覧の通り水差しです」

「では傍聴席の……あむ達に聞くといろいろ問題なので、そちらの、ご年配の男性!」

「ちょっと、あなた!」

「まぁまぁ」


「これは、何に見えますか?」

「……水差し、だよな」

「お隣の女性は」

「水差し……よね」

「はい、ありがとうございます」



「それが、なんや」

「え、まだ気づかないんですか?」

「そやから何がや!」

「では、本当に前提の前提から説明します」


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆



恭文「こちらは古畑シリーズ……今回の元ネタは『喋りすぎた男』。
そしてなぜ僕が、六年星組のメンバーに年齢のことがバレたのかというお話です」

古鉄≪しかし二階堂も元々半端な悪党で自業自得とはいえ、いろいろ巻き込まれますねぇ≫

恭文「だから友達は選べって言ったのにー」


(『君の時点でもう手遅れだと思うけどね!』)


恭文「二階堂、分かってる? その言葉の暴力で傷ついたら……負けるかもしれないよ、僕」


(『それは汚いんじゃないかなぁ!』)


恭文「では次に行きましょう。こちらもサスペンス……とある読み切り漫画が元ネタなんですけど」


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆



「不倫のもつれで、相手の奥さんを殺害。自ら通報して逮捕……」

「新聞記事にもなってるな……もぐ」

「でも、事故なんです! 向こうの奥さんが包丁を持ちだして、それで……もみ合っているうちに」

「そう書かれていますね。それで十時さん、この佐々木さんとはどういう」

「秋田にいた頃……と言っても、中学生に上がるくらいかな。お世話になっていた近所のお姉さんなんです。
上京して、アイドルになってからもちょくちょくお話していて……そうしたら、こんな事件の犯人として載ってしまって」



「面会に行きたいんですけど、プロデューサーや会社から止められてるんです」

「でも記事の通りなら……あぁ、まだ拘留期間なのか」

「拘留?」

「逮捕された被疑者は四八時間以内に、最寄りの検察に送られるんだ。そこで担当検察官から事情聴取されて、大まかな処罰を決められる」


その方向性は二つ……右指二本を立てて愛梨に提示。


「起訴……ようは裁判所に案件を送って、裁判にかけるか。このときには罪状も大まかに決められる。
または不起訴……ようは今回はお咎めなし。でも警察の記録に残るから、もし次に何かあるようなら……って感じだね」

「でも、ことみお姉ちゃんは事故で」

「それでも人が一人死んでいるからね。それに……厳しいことを言うと、殺した当人が事故って言うだけじゃ駄目」

「え」

「たとえばここには”包丁を出されて、もみ合っているうちに”と書かれている」


愛梨は納得できない様子だけど、頷きを返してくれる。


「なら、その証明も必要なのよ。包丁を出されたのなら、悲鳴が上がったかもしれない。もみ合っていたなら騒音だってあったかもしれない」

「あ……そういう様子を、近くの……ご近所さんとかが見ていたら、もみ合っていたってお話になるんですか?」

「そうそう。被告人だけの話じゃなくて、客観的な”証拠”と見られるわけよ」

≪警察としても念入りに調べたいはずですよ。で、管轄は……聖夜市警察ですか≫


◆◆◆◆◆


「蒼凪プロデューサー、ご迷惑をおかけして……本当にもう」


愛梨のプロデューサーである原田直美さん(女性)は、長い黒髪を揺らして頭を下げてくる。


「いえいえ。ただ、愛梨は叱らないであげてください。心情的に仕方ありませんし」

「そう、ですよね……えぇ、そうなんです。なのに……」

「……やっぱり美城常務の改革ですか」

≪どこでどう目が光っているか分かりませんしねぇ。なお、ここは問題ありませんよ。私も周囲をサーチしていますし≫

≪なのなの。変な気配はないから、すぱーっといくの≫

「ありがとう。……ではすぱーっといきますけど、蒼凪プロデューサーの仰る通りです。やはり常務サイドからの内偵も進んでいるようで」


まぁそうだろうなぁ。これはアイドル・スタッフのリストラという側面もあるわけで。なお、いの一番で着られたのが加蓮と一宮さん達だ。

でも、間違った情報でそんな真似をすれば大問題。僕が美城常務と同じ立場でも、内偵を進めるよ。


あくまでも正確な情報を手に入れるために、だけどね。でも今の常務がそれをやると、どうにも胡散臭くて……。


「先日頓挫した高垣さんと城ヶ崎さんのプロデュースについても、その結果を受けてのことではないか……というのが通説です。
特に石川くんは……って、そちらについては蒼凪プロデューサーの方がよくご存じでしたね」

「早苗さんには負けますけどね。……元不良の石川さんの手から、美嘉を奪ってプロデュース……実質的な降格処分を下そうとした」

「その結果、二人は社を飛び出す形となりました。でもあれで社内には……そういう、疑心暗鬼? それが広まっていて。しかも」

「なんでしょう」

「潜在的賛成派と言うべきか……常務の方針を良しとする派閥もいるんです」

「何ぃ! おいヤスフミ!」

「あぁ、そういう……」


ショウタロスと一緒に驚くものの、だからこそ原田さんが過敏になっている理由も分かる。

……恐れているのは密告だ。潜在的賛成派が常務に取り入り、より高い地位を得るための生けにえ探し。

察するに美嘉のプロデュースに乗り出した一件も、その結果じゃないと疑いが出ているんだ。


◆◆◆◆◆


「そっか……愛梨ちゃんのお友達、問題なさそうなのね。ありがと」

「いえ。ただまぁ、結論が出るのは下手をすると数か月後とかなので……」

「そこはさすがに承知しているわよ。でもとりあえず元気そうなのよね」

「取り調べにもきちんと応じているみたいですし、病気などもありません」



「ただ……」

「ただ?」

「なんか引っかかるんですよねぇ」




「え、ちょっと待って。引っかかるって……まさか」

「ヤスフミ……!」



「でも、ハーレムじゃ駄目だったのかなぁ。私は家族がたくさんで嬉しいのに」

「……そこは、人それぞれだから……いいね?」

「どうしてヤスフミがそういうことを言うの!?」

「僕も、未だに戸惑いが……げふ」

「よしよし、落ち着いてー」



「あ、それはそうと……実は新作を作ってみたのよ!」

「新作?」

「ガンプラよ! ガンプラ! ……じゃーん!」



「あ、これはGルシファーですね」

「そう! スカートファンネルが女の子っぽくて、デコっていうのに挑戦してみたのよ! どうかしら!」

「いいと思います。色合いは明るいけどどこかシックで、瑞樹さんらしいというか……落ち着く印象です」

「派手過ぎないのがかえってカッコいいよね。ラインストーンも、何かの装置みたいに見えるピンポイントな配置だよ」

「そう!? ありがとー! よーし、これでバトルが復活したら大暴れよー!」


「……あれ、瑞樹さん……ここのデカール」

「デカール?」

「埃が交じってますね」

「え、嘘!」


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


恭文「というわけで、季節は二〇一二年十月――ヴィヴィオ達が頑張っている裏側で起きた事件」

古鉄≪愛梨さんとのフラグ、完遂させてくださいね。期待していますよ≫

恭文「違う! そういう話じゃない!」


(こちらもどこかのタイミングで……出せたらいいなー)


恭文「そう言えばさ、アルト……」

古鉄≪えぇ≫

恭文「最近、卯月が志保レベルで情緒不安定なんだけど……!」

古鉄≪あなたが覚醒すればなんとかなりますよ≫

恭文「何に!?」


(きっと身勝手の極意だろう。……というわけで、とまと同人版の方、何とぞよろしくお願いします。
本日のED:岸田教団&the明星ロケッツ『ストレイ』)





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