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作者でも分かるとまと同人誌情報コーナー
とある魔導師と閃光の女神のえ〜すな日常/いんふぃにっとII 第6巻経過報告:03(サンプルあり)(2018/1/18)
[TOMATO] とある魔導師と閃光の女神のえ〜すな日常/いんふぃにっとU 第6巻『明日に向かって』



作者「というわけで、本日の経過報告……いんふぃにっとII第六巻は明日(2018/01/19)発売開始。みなさん、何とぞよろしくお願いします」


(よろしくお願いします)


恭文「さて、今日は北沢志保の誕生日……おめでとう!
それと同時にHG ORIGIN アクト・ザク(キシリア部隊仕様)の出荷日ー!」


(アクト・ザクは初のプラモ化……だっけ)


恭文「インストによれば、一部がザクIIの装備を転用されたテストタイプとのことで。
プレバンでは専用バックパックやビームサーベルも付いた通常Verが既に予約受付をしているけど……これもいい。
これを使えば、構想していたリアルタイプ影忍者 射殺駆がすぐに作れる……!」

志保「前に言っていた、忍者ザクですか」

恭文「そうそう。公式のコンテストではザクアサシンがあるけど、あれとはまた別系統……昔懐かしリアルタイプ武者!」


(というか、忍者)


恭文「なお作り方は簡単。黒いザクの額に鉢金を装備させれば完成」

志保「いや、武者ガンダムなんですよね? あの、カブトとか……装飾の類いは」

恭文「元から鉢金以外ない!」

志保「はぁ!?」

恭文「いや、細かく言えば忍者刀とか、かぎ爪とかの武装はあるんだよ。でもボディで言えば鉢金だけなの。
元々は初期のBB戦士『ザックン』の流用キットで、頭部以外は全部普通のザクなのよ。
しかも武者頑駄無や殺駆頭みたいにメインキャラじゃないから」

志保「それで、頭部に鉢金装備だけ!? そこをどうして拾っちゃったんですか!」

恭文「だって……ガンダムの忍者はほら、今星梨花がオリジナルを作っているところだから」

志保「そんな理由!?」


(LEGEND BB武者頑駄無をちょこちょこ改造しているようです)


恭文「それにほら、仁奈ちゃん達に改造を教えるとなると、ハードルを下げた簡単なのも選択肢に入れないと」

志保「そのハードル下げが恭文さんの独断じゃなくて、公式的な流用問題っていうのは予想外ですけどね……!
まぁ、でも……そうですよね。鉢金だけが不満なら、自分でいろいろ調べて、それらしい装飾を付けるって手もありますし」

恭文「そうそう。そんなわけでリアルタイプ影忍者 射殺駆……もとい、≪影忍者 空駆斗殺駆(アクト・ザク≫がいつかエントリーするかもしれない」

志保「でも、そういう簡単なのでリアルタイプもOK……私も調べてみようかしら」

恭文「いろいろ考えるのも楽しいよー。どうやって九尾化しようとか」

志保「せめて忍術にしてくれませんか……!?」

恭文「嫌だなぁ、冗談だよ」

志保「あなたが言うと全く冗談に聞こえません!」


(とりあえず螺旋丸は頑張るらしい)


恭文「でよ、志保が以前リクエストしてくれたから……」

志保「はい? え、あの……いいんですか。サンプル紹介しなくて」

恭文「あ、そうだね。えー、ではここからは書き下ろし分をちょろっとお見せする形で……志保へのプレゼントは後半に!」

志保「プレゼント……」(どきどき)


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


ぐだぐだの先に、前振りもなく現れたのはマックスウェルの悪魔……熱力学の否定により、その存在が示準された≪永久機関≫。

人々が焦がれ、絶望し、それでも一世紀のときを費やし打破された悪魔は、この世界に降り立った。


自らを否定する論理も、そのための積み重ねすらない世界に……明確な王として。


「ぐ……!」


セイバーの剣閃を受けても、即座に巨大な拳が叩(たた)きつけられる。


「ちぃ!」


風のように駆け抜ける牛若丸には、無数の魔力弾……それをすり抜け、回避するので背一杯のところまで追い込む。

次々と焼けただれた大地に穴が開く中、黒き≪人造の髪≫の背後にジャンヌが迫る。

その旗を袈裟に打ち込むも、刻まれた傷は容易(たやす)く回復。


それどころか脇で佇(たたず)むあの男……悪魔から補填された魔力が、杭(くい)のように飛び出してくる。

咄嗟(とっさ)に飛びのくものの、杭(くい)はジャンヌやセイバーの脇を次々と突き立て、その鎧や衣服に傷を付ける。


「「――!」」


かと思うとそんな攻撃をすり抜け、八神と桜セイバーが左右から挟み込む形で袈裟の切り抜け。

いや……瞬間的に二十もの連撃をたたき込んでいた。深く切り刻まれるが、やはりその傷は……!

人造の髪は両手をかざし、伸張。八神達を握り潰そうとするが、当然縮地により揃(そろ)って回避。


だが、手が地面を砕く瞬間……内包されていた魔力が爆発を呼ぶ。二人は揃(そろ)ってそれに煽(あお)られ、大きく吹き飛び地面を転がる。


◆◆◆◆◆


オレ達は止まれない。置いてけぼりにする罪悪感をしっかりと抱えながら、未(いま)だ続く戦いを見据え続ける。


(どうする、どうする……)


だが時間はない。逆転の兆しは手にしているんだ。あとは、それをどこに繋(つな)げるか……!


(せめて、ここがオレ達の世界だったら!)


………………そう胸の内で叫んで、一つ……強い引っかかりを覚える。

オレ達の、世界? そう思ったのはどうしてだ。当然、マックスウェルの悪魔が打破された後だからだ。

そこでなら、魔力の無限生成なんて理屈は成り立たない。奴が概念の英霊と言うのなら……そうだよ。


概念というのなら、オレ達の世界であればそれは通用しない。千冬姉だって触れていたところだ……!

なら、なら、なら………………今、手を出すのは駄目だ。それで失敗したら……いや、兆しが見えても、奴は警戒する。

オレ達が無力な人間で、サーヴァント達に引きつけられている……今の間に、整える必要がある。


オレだけなら無理だ。でも……右手で輝く白式を見やる。


もしかしたら、見つけたかもしれない。悪魔を打破する一筋――!


◆◆◆◆◆


『ふむ……幾らやっても死なないとはいえ、機動力で負けているのは些(いささ)か問題ですねぇ』


人造の神はその圧倒的魔力を凝縮――その密度を高めるように、一メートル八十ほどの、筋肉隆々の裸体となる。


『いやぁ、やっぱり何度も切られるって気分がよくないんですよねぇ。痛いですし? でもこれで』


その圧力に、その内包された途方もないエネルギーに、結界内の空間が、炎が揺らめき、僕達にも衝撃波が走る。


『対等ってところですか?』


各々の英霊がそれを武器で、気迫で払いのける中、僕はデバイレーツをかざし。


「ゴーカイチェンジ!」


振りかぶりながら、デバイレーツにレンジャーキーをセット。改めて眼前にかざし、X・X・Vと光のマークを連続射出。


≪ゴォォォォォォォカイ! インフィニティィィィィィィィ!≫


それが衝撃波を切り裂きながらも反転。僕の身体へと次々と重なり、ゴーカイインフィニティーへと変えてくれる。


「………………ヤスフミ!?」

「んお!? なんかかっこいいのが出てきたんじゃが!」

『面白いですねぇ。でも……無謀ですよ』


奴が右手をかざし、黒いエネルギー弾を次々連射。


≪ChroStock Mode――Ignition≫


クロストックモードとなったアルトを即座に取り出し変形。

二刀を交互に袈裟・逆袈裟・左薙・唐竹(からたけ)・刺突――高密度の魔力を次々両断。

それらは僕の脇を通り過ぎ、乱回転しながら次々爆発。僕の背後で火柱が幾つも立ち上る。


『ほう……』

「やっぱりか。アルト」

≪問題ありません。バターみたいに斬れましたよ≫


僕も感触が軽くて、ほんとビックリしたわ。……当代……それもマックスウェルの悪魔が常識として打破された時代。

その時代に生まれ落ちた僕達は、無限の魔力を否定するカウンター。

僕達に触れるだけで魔力生成の前提が崩壊して、著しい減衰が始まるみたいだ。


……でも、完璧じゃない。


触れて、全ての魔力を消せるわけじゃない。今のだって直撃したら命に関わるレベルだ。

コイツの根底全てを否定するには、やっぱり……でもこれで確信したよ。一夏の作戦は正しい。


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


恭文「前回、何の前触れもなく登場したマックスウェルの悪魔と人造の神……ぐだぐだ帝都聖杯奇譚のラスボスですね。
しかしその能力は極端ながらも本物。ある特定条件下では決して死なない英霊を、なんとか打破しようというお話です」

志保「いや、これ……どうするんですか……!」

恭文「大丈夫。そのための駒は最初から揃っている」


(ぐだぐだも本巻でようやく終わり……はぁ)


恭文「長かったよねー。でもでも、最後はやっぱり……というわけで僕も頑張るよー」

志保「いや、あなたが目立っても駄目ですよね! 主軸じゃないのに!」

恭文「大丈夫。……僕でもコイツ、倒しきれないから」

志保「え?」

恭文「え?」


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


”まぁ科学的な変身ならたっぷりあるし、まずはそれで何とか凌(しの)ぐか”

”後は、マーベラスさん達が見つけた新しいお宝も試したいですね”

”はい? いや、でもあれは………………そっか……!”


そうだったそうだった。あれには一つ、この手の奴に対抗できるキーがあったよ。

そこまでは上手に繋(つな)ごうと決意しつつ、キーを取りだし装填・『解錠(アンロック)』。


「ゴーカイチェンジ!」

≪タァァァァァァァイム! フリージィィィィィィィィィ!≫


左腕をかざし、右手を当てながら構える。左手首にセットされたブイコマンダーが、ゴーグルが煌(きら)めき、誰もが……なぜか制止する。


「あの、ヤスフミ……それは……」


これは蒼色のタイムファイヤー。いろいろあって変身できるようになった、僕的タイムレンジャー……その名も。


「タイムフリージィ!」

「だからなんですかそれえぇ! というか、一体何があったんですか……別れてからの二年半で、一体何があったんですかぁ!」


ジャンヌが何を言っているのかよく分からないので、そのまま奴に近づく。


『……よく分かりませんが、消えてください』


人造の神はこちらに右手をかざし、魔力弾乱射――その瞬間上半身を反らし、マトリックス回避!

両腕を振り回しながらバランスを取り、上半身や足、背中を掠(かす)める弾丸にゾクゾクしながらも素早く復帰。


「どういう避け方ですかぁ!?」

『あははは……それは全く同意見ですねぇ』

「DVディフェンダーII!」


右腰の蒼いDVディフェンダーを取り出し、ビームガン連射。奴がかざした手で受け止めようとするも、着弾の瞬間にその手は弾(はじ)かれ、脇に飛ぶ。


『……なんですって』

≪どうも、私です≫


なお、毎度お馴染(なじ)みアルトの変身です。あはは、これも恒例だねー。


◆◆◆◆◆


「ゴーカイチェンジ!」

≪デェェェェェェェェカ! スラァァァァァァァァァッシュ!≫


今度はちびアイルーとの絆≪デカスラッシュ≫! 更に……!


「スワットモード、オン!」


スワットモード発動!


スーツ頭部右側から感知システムを、左側からSPインカムを展開。

胸部にはスワットベストを、両足にはレッグアーマーを装着。


更に両手にディーリボルバーを保持し、強化変身完了! 即座にディーリボルバーを構えて、エネルギー弾連射!

奴の足下に着弾させた上で飛び込み、左フックをリボルバーの打撃で払い、ボディブローで反撃。

防御されてから股間を蹴り上げ……その強打により、奴の身体が浮かび上がる。が、すかさずドロップキックが飛ぶ。


それを胸元に食らい、地面を削りながら倒れ込み……何とか反転して起き上がると頭上から影が落ちてくる。

左に跳ぶと、奴が右跳び蹴り。地面を蹴り砕きながらこちらに向き直り、伸ばした左手から魔力弾を連続発射。

それはディーリボルバーの連射で全て撃ち抜き、僕達の中間距離で連続敵爆発が起こる。……そして、後ろに気配。


頭を潰すような左フックを伏せて避け、咄嗟(とっさ)に奴の股下へと滑り込む。

右拳のうち卸をそれで回避した上で、奴の背後を取って……立ち上がりながら、身を翻し右ハイキック。

それと同時に背中の一部がハリネズミ状態となって、こちらに打ち込まれる。


それがスーツやメット表面を僅かに掠(かす)めるものの、強化されたキック力は真正面の杭(くい)を打ち砕き、背中に着弾。

衝撃で奴の身体が震えたかと思うと、右バックブロー。側頭部を殴り飛ばされ、地面を転がる。


起き上がった瞬間、強烈な魔力反応を感知。即座にディーリボルバーを構えて、かざされた両手に射撃。


◆◆◆◆◆


新しいキーを取りだし……お兄さん、力を借ります。


「ゴーカイチェンジ!」


取り出したデバイレーツにキーを装填・『解錠(アンロック)』。


≪仮面ライダァァァァァ! オォォォォォォォォォォォズゥ!≫

≪The song today is ”Anything Goes!”≫


そう、これは欲望を”異能”という形で表現する変身。でも、ちょっと試したいこともあってさ。


≪タカ・トラ・バッタ! ――タ・ト・バ♪ タトバタ・ト・バァァァァァァァ♪≫


ゆかなさんボイスの歌が響き、僕の身体はオーズ・タトバコンボに変身。

ただし、その身体は劇中よりずっと生物的で、肩の辺りには羽根飾りが展開。オーズドライバーも蒼色だった。


デザイン的にはSICオーズシリーズとほぼ同じ。なんか、暴走の危険も高くなっているそうだけど……まぁ海賊版だから問題ナッシング!


「はぁ!」


更に鳴り響く音楽に合わせ身を翻し、すぐさま腰を落とし、トラアームを見せつけるように獣の構え!


『また姿が変わった、ですって』


さすがの悪魔も、これだけの連続変身にはたまげた様子。それは他の英霊達も? みんな呆気(あっけ)に取られて僕に注目……だからこそ、仕事がやりやすい。


『それに……この歌は』

「歌は気にするな!」

「気になりますからね!? なんですかこれ! 何度目かになりますけど、どういうことですかこれぇ!」


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


作者「それと、タイムフリージィは以前拍手にていただいた読者アイディアとなります。
アイディア、ありがとうございます。この場を借りてお礼を申し上げます」


(アイディア、ありがとうございます)


恭文「それと歌は気にするな!」

志保「気にしますよ! というか、オーズ!? オーズ!? どういうことですかこれぇ!」

恭文「それについても本編で………………………………あ」


(蒼い古き鉄、重大なことに気づく)


恭文「しまったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

志保「え、どうしたんですか!」

恭文「一瞬、志保への誕生日プレゼントを忘れかけていた」

志保「ちょと!?」


(めんごめんご)


恭文「というわけで、はいこれ!」


(そう言って蒼い古き鉄が取り出すのは……アクト・ザクベースのMS少女。ただし……!)


志保「わ、私のガンプラ!? しかもこれ、外装がアクト・ザクベース!」

恭文「そう! 名付けて≪あくとしほ≫! さぁどうぞ!」

志保「あ、ありがとうございます……え、でもどうしてアクト・ザクに」

恭文「だっておのれ、女優志望でしょ?」

志保「ぁ………………」


(英語で女優さんをアクトレスと言います。俳優全般で言うならアクターです)


志保「恭文さん……! あの」

恭文「あと、おのれの不安定振りは正しく強化人間だし、ちょうどいいと思って」

志保「よし、そこは聞かなかったことにしますね」

恭文「なんで!?」

志保「あの、ありがとうございます。私、これ……大事にします!」

恭文「どう致しまして」

志保「だから早速、お礼……しますね」

恭文「いや、今日はおのれの誕生日だから、ゆっくり持てなされて」

志保「駄目です。私がお礼を、したいんです。全身全霊で……あなた自身が、私のプレゼントになってもらいつつ」

恭文「どういうこと!?」

志保「…………そうやって意地悪をするならいいです。行動で、分かってもらいますから」


(というわけで、そんな二人の様子をアクト・ザクとあくとしほだけが見守っているのであった……。
みなさん、何とぞとまと同人版の方、よろしくお願いします。
本日のED:北沢志保(CV:雨宮天)『CAT CROSSING』)




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