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作者でも分かるとまと同人誌情報コーナー
とまと幕間第7巻、10/18日に販売開始です&サンプルもあるよ(2012/10/17現在)



古鉄≪というわけで、とまと幕間第7巻です。今回はとまかのも入れた感じでお送りします≫

恭文「そして表紙は作者が描きました。こう、印象派な感じで」

古鉄≪だから怒られますって。ちなみになぜ印象派になるかというと≫

恭文「新絵心教室のレッスンで、ビンス先生がそういう感じに教えてくれるおかげ?」


(ですです)


恭文「でもついに表紙を自分で手がけて……長かった」

古鉄≪ですよねぇ。この調子で同人版も、どんどんバージョンアップしていきましょう。
新絵心教室があれば、我々に怖いものなどありません。イラスト集も出せますし≫

恭文「出せるねー。というわけでサンプルです」


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


『――さて、次は天海春香さんです』


点けっぱなしにしていたテレビはちょうど、ゴールデンの音楽番組を放送中。

その中でいっぱいの笑顔をこっちに届けてくるのは、栗色の髪を揺らす女の子。

軽快なデザインをした、ピンク色の衣装がその笑顔の明るさを強めている。


『春香ちゃん、久しぶりだねー』

『はい、お久しぶりですっ! またこちらの番組に出られて光栄ですっ!』

『ありがとー。でも髪、少し伸びた? てゆうかまた大人っぽくなってー』

『あははは、どうもー』


ヤスフミはその子が出ると、テレビに注目して嬉しそうな表情を浮かべた。それを見て、私はクスリと笑う。


「ヤスフミ、天海春香ちゃん好き?」

「え?」


というか、765プロ所属のアイドルさん達かな。実は前々から気になってたんだよね。

どういうわけかヤスフミ、みんなのCDを集めたりしてるし。それでヤスフミは、苦笑しながら頭をかく。


「まぁ好きというか……昔なじみだしねぇ、そりゃあ気になるよ」

「そっか、昔なじみ」


ヤスフミの表情が可愛らしかったから、そのまま流しかけた。

でも違和感に気づいて私は、また前かがみになってヤスフミに詰め寄る。


「はぁっ!? ヤスフミ、それどういう事かなっ!」


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


古鉄≪この人の誕生日記念小説/その3で出た、本編軸な765プロメンバーとのお話も少しだけあります≫

恭文「それで他には」


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さて、ドキたま第7巻を最後まで読んでいるみんなは……分かるでしょ。一つとんでもないオチがついたのを。

それは空海とダイチだよ。二人はどういうわけか、時間改変の影響を受けていなかった。

その話を帰ってから聞かされ、驚いた僕達は緊急会議を開催。結果全て話す事にした。


まぁ空海達なら大丈夫だろうと思い、今日は早速その実行日。ゾロ目な時間にあむと空海を連れて、ドアを開ける。

そうして虹色の空が広がる、岩と砂の世界へ突入。空海は僕の後をついていきながら、驚いた様子でキョロキョロしていた。


「す、すげぇ……おい、これマジかっ! マジであれなのかっ!」

「じゃあ目の前で止まってる電車ってあれかっ! あれなのかっ!」

「あれだよー。空海がどうして時間改変でも無事だったのかは……オーナーに聞いてみようか」

「てゆうか……空海、少し落ち着きなよ」

「あむちゃん、それは言う権利ないよー。あむちゃんだって慌ててたしー」


それであむが唸るのは気にせず、停車しているデンライナーへ乗車。食堂車前方の入り口から。


「みんな、やっほー! またまた来たよー!」

≪どうも、私です≫

≪今日はお客さんを連れてきたのー!≫


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


恭文「空海がデンライナーと初めて関わったお話もやります。こっちはまた別の要素も絡むけど」

古鉄≪まず今回は、ドキたま第7巻から直接続いてる話から入ります。今回は幕間っぽいですね≫

恭文「だねぇ。そうそう。それでとまかのの方ですが、実は……前に載せたパイロット版からパワーアップしております」


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まず私達がやった事は、隊舎との連絡。ロングアーチのサポートを受けて、襲撃に対処って感じだね。

でも……その通信はノイズ混じりで、明らかに異常なものだった。それで聴こえた単語は、『戦闘機人に襲撃された』。

それで全員の顔が一気に青くなる。この場合、優先するべきは……私は軽く舌打ちする。


「ギン姉……ギン姉っ!」


でもそれでいら立つ前に、トラブル発生みたい。ギンガが更に顔を青くして、いきなり声を張り上げた。


「スバル、どうしたの?」

「ギン姉と通信が通じないんですっ! ブリッツキャリバーもっ!」

「……二手に別れようっ! スターズはギンガの救援っ! ライトニングは六課隊舎の方へっ!」

「……いや」


その言葉に首を振り、私は頭の中で状況を整理。それで指示すべき事をいくつか出した上で。


「私は六課隊舎へは行かない」


みんなに向かって、はっきりと宣言していた。というか、なのはが言い出した以上こうするしかない。


「な……フェイト隊長っ!」

「六課隊舎へはなのは隊長とキャロ、エリオで行くの。それでキャロ、緊急事態だから転送魔法で移動して」

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古鉄≪このように、ミッション話などではやっていなかったところを書きました≫

恭文「まぁダイジェスト的に、とまかのの導入話を仕上げた感じだね」

古鉄≪最初は抜かそうとも考えたんですけど、少し分かりにくいので。
ドキたまの方が前倒しで起こった場合、変化がいろいろとありましたし≫


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「ゆりかご?」

『……恭文がユーノ君の方、手伝ってくれたおかげで分かった。データ送るから見て』

≪確かに受け取りました≫


それで別のモニターが展開すると、戦艦みたいなのが出てきた。というか、その設計図っぽいの?

ただこれ……なに? なんか大きさを示す単位が、キロとかになってるんだけど。


『古代ベルカ時代に聖王が保有し、戦乱の世を治めた決戦兵器――『聖王のゆりかご』や。
どうもヴィヴィオが攫われたのとか、今回のクーデターを企んだのとか、全部ここに集約されるっぽい』

「どういう事?」

『まずこれは現存していた時代から、既にロストロギア扱いを受けていた最強の質量兵器。
この手のは全部秘匿級の扱いやけど、どうもこのゆりかごはブッチギリっぽいんよ」


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古鉄≪ここも一応描き下ろしですね。ただ描き下ろし部分は他にもあって≫


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時は2005年――フェイトがミッドへ引っ越して、週一デートが基本となった今日このごろ。

ついこの間結婚したばかりのエイミィさんに、素晴らしいニュースが舞い込んだ。……そう、御懐妊である。

後々問題となる双子のあれこれが気になって、僕はしばらくエイミィさんの子育てを手伝う事にした。


理由を聞かれるといろいろと困るんだけど、なんとなくそうしたい……まぁいつもの勘だね。

ただ僕はその後のあれこれなど当然知る由もなく、現在。


「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」


ミッド地上部隊の一つ、第108部隊の演習場で、2時方向・50度の方向から強襲してくる左拳を避けていた。

黒コート姿で右に跳躍し、砕け散る地面を転がりながら見ていた。……しかしウィングロードか。

今僕の周囲に展開しまくっているやや紫がかった道は、一種の先天性魔法で作られたもの。


その上を走っていたのは、紺色のジャケットに白タイツ装着の女の子。髪は青で、瞳はクリアグリーン。

大きめの胸元は銀色のアーマーで守られていて、何気に重装備。

そして両足には白いローラーブーツ型デバイス。あれで展開した道の上を走ってきて、突撃ってスタイルらしい。


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古鉄≪はい、見てお分かりの通り、今回は『幕間そのに』のリメイク版も入っています≫

恭文「ただ……まぁお察しの通り、全編書き直しみたいな感じになっていまして」

古鉄≪戦闘シーンとかもそうですね≫


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というわけでマンホールの蓋を分解し、そのまま下水道へ突入。

幸いな事にここまで空調設備がある関係で、匂いどうこうは気にならない。

僕はそのまま右脇に通っている通路を、足音を殺した上で走って気配を探る。


……200メートル・9時方向か。ちょうど壁を何枚か挟んだところだね。

というわけで次の曲がり角を右に……って、後ろからモーター音を響かせる馬鹿がいる。


「あの、待」


僕は素早く振り返り、あのお姉さんの頭を叩いた上で、左手で素早く口を押さえる。


”おのれは馬鹿かっ! なに地下で音が響く移動方法取ってんだよっ!”

”え……えぇっ!?”

”そのうるさいローラーを今すぐしまうっ! それで足音殺して走るっ! いいっ!?”


それだけ言って、僕は馬鹿を離してすぐにダッシュ。訓練してるおかげで、足音は全くなし。

なのに後ろからドタドタと足音が響き、ローラー音も……コイツらは馬鹿かっ!


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


恭文「こんなシーンとかも加わっていたり」

古鉄≪結構描写を多くしていく感じですね。そして≫


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空から下水まで管理が行き届いているミッドにも、いわゆる下町的な場所は存在している。

それは再開発区域と呼ばれていて、最新の警備システムが届いていない場所。

ただ完全なスラム街というわけではなく、局員や一般市民も普通に出入りするし危険も少ない。


だけど警備システムの目をかいくぐりやすいのは事実で……うちらが来たのは、そんな下町の一角。

あれやね、都市部が東京ならここは地方って感じ? 違いがあるとしたら、せいぜいそれくらいよ。


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


古鉄≪こんなところにも行きます≫

恭文「ドキたま・だっしゅだと例の人も絡むから、こっちも進めておかないとアレなんだよね」

古鉄≪えぇ。そんなワケで、やっぱりカオスなとまと同人版≫

恭文「みなさま、ぜひお手に取ってみてください。イラストも頑張っていますー」


(そしてこれからも頑張ります。まだまだ画材の使い分けとか下手だけど。
本日のED:FLOW『ブレイブルー』)

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