作者でも分かるとまと同人誌情報コーナー
とまと幕間第7巻、10/18日に販売開始です&サンプルもあるよ(2012/10/17現在)
古鉄≪というわけで、とまと幕間第7巻です。今回はとまかのも入れた感じでお送りします≫
恭文「そして表紙は作者が描きました。こう、印象派な感じで」
古鉄≪だから怒られますって。ちなみになぜ印象派になるかというと≫
恭文「新絵心教室のレッスンで、ビンス先生がそういう感じに教えてくれるおかげ?」
(ですです)
恭文「でもついに表紙を自分で手がけて……長かった」
古鉄≪ですよねぇ。この調子で同人版も、どんどんバージョンアップしていきましょう。
新絵心教室があれば、我々に怖いものなどありません。イラスト集も出せますし≫
恭文「出せるねー。というわけでサンプルです」
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『――さて、次は天海春香さんです』
点けっぱなしにしていたテレビはちょうど、ゴールデンの音楽番組を放送中。
その中でいっぱいの笑顔をこっちに届けてくるのは、栗色の髪を揺らす女の子。
軽快なデザインをした、ピンク色の衣装がその笑顔の明るさを強めている。
『春香ちゃん、久しぶりだねー』
『はい、お久しぶりですっ! またこちらの番組に出られて光栄ですっ!』
『ありがとー。でも髪、少し伸びた? てゆうかまた大人っぽくなってー』
『あははは、どうもー』
ヤスフミはその子が出ると、テレビに注目して嬉しそうな表情を浮かべた。それを見て、私はクスリと笑う。
「ヤスフミ、天海春香ちゃん好き?」
「え?」
というか、765プロ所属のアイドルさん達かな。実は前々から気になってたんだよね。
どういうわけかヤスフミ、みんなのCDを集めたりしてるし。それでヤスフミは、苦笑しながら頭をかく。
「まぁ好きというか……昔なじみだしねぇ、そりゃあ気になるよ」
「そっか、昔なじみ」
ヤスフミの表情が可愛らしかったから、そのまま流しかけた。
でも違和感に気づいて私は、また前かがみになってヤスフミに詰め寄る。
「はぁっ!? ヤスフミ、それどういう事かなっ!」
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古鉄≪この人の誕生日記念小説/その3で出た、本編軸な765プロメンバーとのお話も少しだけあります≫
恭文「それで他には」
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さて、ドキたま第7巻を最後まで読んでいるみんなは……分かるでしょ。一つとんでもないオチがついたのを。
それは空海とダイチだよ。二人はどういうわけか、時間改変の影響を受けていなかった。
その話を帰ってから聞かされ、驚いた僕達は緊急会議を開催。結果全て話す事にした。
まぁ空海達なら大丈夫だろうと思い、今日は早速その実行日。ゾロ目な時間にあむと空海を連れて、ドアを開ける。
そうして虹色の空が広がる、岩と砂の世界へ突入。空海は僕の後をついていきながら、驚いた様子でキョロキョロしていた。
「す、すげぇ……おい、これマジかっ! マジであれなのかっ!」
「じゃあ目の前で止まってる電車ってあれかっ! あれなのかっ!」
「あれだよー。空海がどうして時間改変でも無事だったのかは……オーナーに聞いてみようか」
「てゆうか……空海、少し落ち着きなよ」
「あむちゃん、それは言う権利ないよー。あむちゃんだって慌ててたしー」
それであむが唸るのは気にせず、停車しているデンライナーへ乗車。食堂車前方の入り口から。
「みんな、やっほー! またまた来たよー!」
≪どうも、私です≫
≪今日はお客さんを連れてきたのー!≫
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恭文「空海がデンライナーと初めて関わったお話もやります。こっちはまた別の要素も絡むけど」
古鉄≪まず今回は、ドキたま第7巻から直接続いてる話から入ります。今回は幕間っぽいですね≫
恭文「だねぇ。そうそう。それでとまかのの方ですが、実は……前に載せたパイロット版からパワーアップしております」
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まず私達がやった事は、隊舎との連絡。ロングアーチのサポートを受けて、襲撃に対処って感じだね。
でも……その通信はノイズ混じりで、明らかに異常なものだった。それで聴こえた単語は、『戦闘機人に襲撃された』。
それで全員の顔が一気に青くなる。この場合、優先するべきは……私は軽く舌打ちする。
「ギン姉……ギン姉っ!」
でもそれでいら立つ前に、トラブル発生みたい。ギンガが更に顔を青くして、いきなり声を張り上げた。
「スバル、どうしたの?」
「ギン姉と通信が通じないんですっ! ブリッツキャリバーもっ!」
「……二手に別れようっ! スターズはギンガの救援っ! ライトニングは六課隊舎の方へっ!」
「……いや」
その言葉に首を振り、私は頭の中で状況を整理。それで指示すべき事をいくつか出した上で。
「私は六課隊舎へは行かない」
みんなに向かって、はっきりと宣言していた。というか、なのはが言い出した以上こうするしかない。
「な……フェイト隊長っ!」
「六課隊舎へはなのは隊長とキャロ、エリオで行くの。それでキャロ、緊急事態だから転送魔法で移動して」
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古鉄≪このように、ミッション話などではやっていなかったところを書きました≫
恭文「まぁダイジェスト的に、とまかのの導入話を仕上げた感じだね」
古鉄≪最初は抜かそうとも考えたんですけど、少し分かりにくいので。
ドキたまの方が前倒しで起こった場合、変化がいろいろとありましたし≫
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「ゆりかご?」
『……恭文がユーノ君の方、手伝ってくれたおかげで分かった。データ送るから見て』
≪確かに受け取りました≫
それで別のモニターが展開すると、戦艦みたいなのが出てきた。というか、その設計図っぽいの?
ただこれ……なに? なんか大きさを示す単位が、キロとかになってるんだけど。
『古代ベルカ時代に聖王が保有し、戦乱の世を治めた決戦兵器――『聖王のゆりかご』や。
どうもヴィヴィオが攫われたのとか、今回のクーデターを企んだのとか、全部ここに集約されるっぽい』
「どういう事?」
『まずこれは現存していた時代から、既にロストロギア扱いを受けていた最強の質量兵器。
この手のは全部秘匿級の扱いやけど、どうもこのゆりかごはブッチギリっぽいんよ」
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古鉄≪ここも一応描き下ろしですね。ただ描き下ろし部分は他にもあって≫
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時は2005年――フェイトがミッドへ引っ越して、週一デートが基本となった今日このごろ。
ついこの間結婚したばかりのエイミィさんに、素晴らしいニュースが舞い込んだ。……そう、御懐妊である。
後々問題となる双子のあれこれが気になって、僕はしばらくエイミィさんの子育てを手伝う事にした。
理由を聞かれるといろいろと困るんだけど、なんとなくそうしたい……まぁいつもの勘だね。
ただ僕はその後のあれこれなど当然知る由もなく、現在。
「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
ミッド地上部隊の一つ、第108部隊の演習場で、2時方向・50度の方向から強襲してくる左拳を避けていた。
黒コート姿で右に跳躍し、砕け散る地面を転がりながら見ていた。……しかしウィングロードか。
今僕の周囲に展開しまくっているやや紫がかった道は、一種の先天性魔法で作られたもの。
その上を走っていたのは、紺色のジャケットに白タイツ装着の女の子。髪は青で、瞳はクリアグリーン。
大きめの胸元は銀色のアーマーで守られていて、何気に重装備。
そして両足には白いローラーブーツ型デバイス。あれで展開した道の上を走ってきて、突撃ってスタイルらしい。
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古鉄≪はい、見てお分かりの通り、今回は『幕間そのに』のリメイク版も入っています≫
恭文「ただ……まぁお察しの通り、全編書き直しみたいな感じになっていまして」
古鉄≪戦闘シーンとかもそうですね≫
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というわけでマンホールの蓋を分解し、そのまま下水道へ突入。
幸いな事にここまで空調設備がある関係で、匂いどうこうは気にならない。
僕はそのまま右脇に通っている通路を、足音を殺した上で走って気配を探る。
……200メートル・9時方向か。ちょうど壁を何枚か挟んだところだね。
というわけで次の曲がり角を右に……って、後ろからモーター音を響かせる馬鹿がいる。
「あの、待」
僕は素早く振り返り、あのお姉さんの頭を叩いた上で、左手で素早く口を押さえる。
”おのれは馬鹿かっ! なに地下で音が響く移動方法取ってんだよっ!”
”え……えぇっ!?”
”そのうるさいローラーを今すぐしまうっ! それで足音殺して走るっ! いいっ!?”
それだけ言って、僕は馬鹿を離してすぐにダッシュ。訓練してるおかげで、足音は全くなし。
なのに後ろからドタドタと足音が響き、ローラー音も……コイツらは馬鹿かっ!
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恭文「こんなシーンとかも加わっていたり」
古鉄≪結構描写を多くしていく感じですね。そして≫
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空から下水まで管理が行き届いているミッドにも、いわゆる下町的な場所は存在している。
それは再開発区域と呼ばれていて、最新の警備システムが届いていない場所。
ただ完全なスラム街というわけではなく、局員や一般市民も普通に出入りするし危険も少ない。
だけど警備システムの目をかいくぐりやすいのは事実で……うちらが来たのは、そんな下町の一角。
あれやね、都市部が東京ならここは地方って感じ? 違いがあるとしたら、せいぜいそれくらいよ。
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古鉄≪こんなところにも行きます≫
恭文「ドキたま・だっしゅだと例の人も絡むから、こっちも進めておかないとアレなんだよね」
古鉄≪えぇ。そんなワケで、やっぱりカオスなとまと同人版≫
恭文「みなさま、ぜひお手に取ってみてください。イラストも頑張っていますー」
(そしてこれからも頑張ります。まだまだ画材の使い分けとか下手だけど。
本日のED:FLOW『ブレイブルー』)
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