作者でも分かるとまと同人誌情報コーナー
鮮烈な日常Fourth Season第2巻 経過報告:03(サンプルあり)(2017/9/23)
古鉄≪というわけで、鮮烈な日常Fourth Season第二巻が販売開始となりました。みなさん、何卒よろしくお願いします≫
(何卒よろしくお願いします。
そしてご購入されたみなさん、本当にありがとうございました)
古鉄≪ここからは書き下ろしのご紹介となります≫
白ぱんにゃ「うりゅりゅ! りゅー! りゅりゅりゅりゅ、うりゅー!」
(フワフワお姉さん、全力ではしゃぎまくり)
恭文「おぉ、テンション高いなー。……それもある意味当然」
古鉄≪段々と拍手世界の蒼凪荘に近づきつつある我が家ですけど、今回はどうなるか。見てみましょう≫
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
アイリ達と聖夜市に戻って、また平和な子育ての日々。でもそんな中、新しい潤いができて。
「うりゅりゅー♪」
「うりゅ……♪」
「りゅ? うりゅりゅりゅ、りゅー」
「「うりゅ!」」
それは先日保護したぱんにゃ達。まだお父さんは来ていないけど、親子三人はすっかりうちに馴染(なじ)んでいて。
「うりゅ……」
「「ああー」」
「りゅ……♪」
「「あうあうあうー!」」
黒ぱんにゃはアイリ達とお話しできるみたいで、いっぱい遊んでくれる。
ちょっと大人しい感じなんだけど、好奇心盛んなのかな。いろんなものに興味を示していた。
今はベビーベッドで横にころころ転がって、二人をあやしてくれる。うぅ……なんて愛らしいのー。
◆◆◆◆◆
それは――静岡(しずおか)での一幕。
「きゃー! ひったくり! ひったくりよぉー!」
スクーターに乗って逃走する不らちな悪党二人。それに泣く罪なき一般市民。その声を聞きつけ飛び込む……蒼い影!
≪The song today is ”テッキイッセンマンの歌”≫
『とぉぉぉぉぉぉぉぉ!』
ビルの屋上から一回転しながら飛び込み、平然と着地する存在。
戦隊ものっぽいタイツスーツにマント、ゴーグル型のヘルメット。
そんな姿にさしものひったくりも驚くものの、そのままアクセル全開。
謎の存在に無謀にも立ち向かおうとする。
――テッキの星から やってきた――
「なんだアイツ! つーかこの音楽はなんだ!』
――正義のヒーロー テッキイッセンマン!――
「知るか……! どけぇ!」
――次の瞬間。
マント姿の存在はスクーターのヘッドライトに左掌底。
――油のようにしつこい悪を――
それだけで……ただそれだけでバイクは急停止し、”ひしゃげた”。
その衝撃で歪(ゆが)んだバイクから、男達が跳ねるように倒れる。
――退治てくれよう テッキイッセンパーンチー!――
さすがに信じられず目をパチクリさせて……徐々に、その現実を理解し恐怖する。
――アイツは アイツは テッキイッセンマン!――
『貴様らがどけ……私の人生からな』
◆◆◆◆◆
――というところで、メールが届く。
『歌唄よ。早く返信しなさい。さもないと……分かっているわね?』
「ちょっと失礼します」
それを素早く返信して……終了! なおその途端に、みんなの視線がとても……とても微妙なものに変わって。
「……ほしな歌唄ちゃん?」
「中原さん、よく分かりましたね」
「いや、分かるよ!? 着信音で丸わかりだよ!? 何より三十分おきにメールが……ねぇ! ストーカーだもの!」
「でも恋愛ってこういうものじゃ」
『いやいやいやいや!』
「ほら、T(ぴぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!)ですよ」
『そんなわけあるかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!』
「プロデューサー、それは……違うと思います。下手をすれば犯罪の一歩手前ですから」
≪何も言わないであげてください。じゃないと認められないものがたくさんあるんですよ≫
だったらアルトも黙っておいて!? そうだ、これが恋愛なんだ……お願いだからそうと思わせて! じゃないと現状に耐えられないのー!
「それにほら、歌唄はかなりストーカー気質(かたぎ)ですけど、可愛(かわい)いところも多いんですよ」
「ストーカー気質(かたぎ)な時点で普通は無理だと思うよ!? ……そう言えばさ」
「はい」
――そこで鈴木さんが、何となしに出した言葉で。
「ゆかなさん、好きなんだよね」
僕の思考は一瞬で沸騰――身体から火が出る思いだった。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
古鉄≪なおぱんにゃさん達の描写については、今まで頂いた拍手なども参考にしております。
たくさんの拍手、ありがとうございました≫
白ぱんにゃ「うりゅー♪」
(拍手、ありがとうございました)
あむ「……いやいや、ちょっと待って! その前にほら、テッキイッセンマン!」
恭文「テッキイッセンマン……やるね。さすがは正義のヒーローを名乗るだけのことはある」
あむ「他人事みたいに振る舞うなぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
副会長「おぉぉぉぉぉぉ! テッキイッセンマンがまたも同人版で活躍か!」
事務長「これは要チェックだね、ギル君!」
あむ「アンタ達ものっかるなぁ!」
(説明しよう。鬼畜法人撃滅鉄の会の人間は(会長以外)テッキイッセンマンの正体に気づいていないのだ)
恭文「それと一つ報告が」
あむ「報告? ヘラクレスの絆マックスは知ってるけど」
恭文「夏イベントで損傷したムゲンゴウ、修理が完了した……!」
あむ「……アレかぁ! ラスボスがめっちゃデカブツだったから!」
恭文「うん。でも……さすがにここ最近、戦うたびに損傷しまくってるからさぁ」
あむ「……そうだったねぇ」
(終末特異点ではラスボス相手に大破。
CCCコラボでも、やっぱりラスボス相手に大破。
そして夏イベントでも、あのでっかい奴相手に大破。
それぞれ何とか相打ちに持ち込めているとはいえ、何だかんだで破損率の高いムゲンゴウだった)
恭文「なので……フレーム周りも含めて、バージョンアップしてもらったんだよ。
――ターミナルの超技術により、出力は前バージョンの一.四倍! 装甲強度は二倍!
各部に魔術的強化を施したことで、機動性と総合的耐久性も向上しているよ!」
あむ「なんか魔改造してる!?」
(その分、費用がまたかさんだわけですが……)
恭文「またバイト(悪党退治)をしなきゃ……」
白ぱんにゃ「うりゅー?」
あむ「宝物庫でも通いなよ……サモさんシステムで」
(ターミナルでは電子マネー各種を取り扱っております)
恭文「まぁそんな報告もした上で、次のサンプルです。なお今回掲載しているのは短編の方……」
あむ「話すのが遅いじゃん!」
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
二〇一二年・八月――蒼凪の奴は順当に勝ち抜いている。決勝トーナメントでもきっと活躍してくれることだろう。
まぁここからは負けたら終わりだし、明日には……という可能性もあるが。
そう思っていたら、その当の本人からとんでもない連絡が来た。それもPSA幹部直結の秘密ラインを通じての連絡だ。
「蒼凪くんは、また……!」
「やっぱり夏のアイツは鬼門だ。行く先々で面倒事が待ち受けている」
PSA本部のオフィスで、沙羅さんと胃をキリキリさせてしまう。
PSAには早急に、PPSE社を調べてほしいとのことだ。いや、こちらは後詰めに等しいか。
我々がまず優先すべきは……粒子エネルギーの扱いに関する諸々(もろもろ)の準備。
「沙羅さん」
「蒼凪くんとニールセンさん達の危惧通り、反粒子となれば……欲しがる企業や国家は多数存在します。
しかし本来テクノロジーとはトライアンドエラーの末、一定の安全性を手に入れるものです。それもなしに”金の卵”に頼れば」
「何にせよプラフスキー粒子については、厳重な情報保護が必要になる……か」
「えぇ。エネルギー運用などもってのほかでしょうし、最悪の場合はガンプラバトルそのものが」
「……だとしても見過ごすことはできない」
もしそんな災害が起きれば、それだけで世界の危機。マシタ会長達はその火種をあんな場所に保管しているかもしれないんだ。
……まぁそちらについては上手(うま)く処理できるよう、会長やドクトルも動かしていくか。
◆◆◆◆◆
「……私、やっぱり駄目ですね」
分かってはいた。みんな仲良く……なんて、場合によっては押しつけだと。でも払えないもやもやが引っかかって、ついため息。
「会社が違えば……って、そんなことは当たり前なのに、どうしても納得しきれなくて」
「まぁあずささんの性格上、辛(つら)いのも分かります」
「しかも今度は美城常務という人が……それに御両親もやっぱり、活動には反対なんですよね。それは今度のフェスで成功しても」
「成功したら余計にアウトですよ」
「え!?」
「ことは既に”346プロは契約相手としてふさわしいのか”という段階に進んでいますから。
向こうの長山専務達が腹を決めて、今西部長達をたたき出しましたけど……それならそれで、”きちんとした事務所に”って思うのは当然でしょう?」
「実際みくちゃんや李衣菜ちゃん達の親御さん、うちで何とかってお願いしにきましたからね」
小鳥さんが言うように……実は、卯月ちゃんの親御さんだけじゃないの。
本当に、CPの親御さん達も765プロに頼る異常な状況。もちろんうちの現状を説明して、無理なのは納得してもらってるんだけど。
「問題がどんどん上に広がっているって点を止めないと、何も変わりませんよ」
「……そういう策略や利用し合う感じじゃなくて、きちんとした信頼関係を結ぶことは無理なんでしょうか」
「利用し合うことすらできないなら、信頼なんでできませんよ。もう一度言いますけど、同じ事務所所属と言っても距離感が全然違うんですから」
「でもそれは、卯月ちゃん達がやるべきことじゃ……」
「もう、あの子達がやるしかないんです」
でも律子さんは、ぴしゃりと……私の甘えを断じる。そう、私は甘えていた。
分かっているのに。卯月ちゃん達はもう、自分の手を汚すしかない。
それで美城の人達に、CPの味方になることを強制はできない。奇麗事を押しつけることも間違っている。だけど……!
◆◆◆◆◆
春香ちゃん達は暗くならないうちに帰した上で、大人組だけで豊川風花ちゃんとお話開始。
応接室にて麦茶を飲み、一息ついた彼女は、夏の日差しとは正反対。物憂げな表情を浮かべ、申し訳なさげに頭を下げる。
「すみません、突然お邪魔してしまって……というか、私ったらなんて間抜けな! 恭文くんは大会出場中だって知ってたのに!」
「いえいえ。えっと……シャーリーちゃん」
「看護師さんです。それで346プロの北条加蓮ちゃんとも仲良しで」
「私が新人の頃からの付き合いです。特に加蓮ちゃんは、私よりずっと病院内のことに詳しくて」
あぁ、病弱でよく入院していたらしいからなぁ。病院での生活は加蓮ちゃんの方が先輩と。
「なぎ君とは、あれですよね。その加蓮ちゃんもいる病院に、フェイトさんを担ぎ込んだのが原因で」
「旅行中に発生した、急性虫垂炎でした」
「じゃ、じゃあそこから蒼凪君とも親しくなった感じで」
「同い年ということもあったので。彼が聖夜市に引っ越してからは、私も市内の系列病院に転勤となったので」
「私やティア達とも、その流れから顔合わせを。まぁ看護師のお仕事も激務ですから、たまに顔を合わせる感じだったんですけど……それで風花ちゃん」
「加蓮ちゃん……北条さんのことで相談したかったんです。もっと言うと所属事務所の346プロについて」
風花ちゃんは『看護師の守秘義務に触れない程度の話』と前置きした上で、困り果てた様子で目を細める。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
恭文「というわけで、新しくミリマスからキャラが登場」
古鉄≪この人が先日ミリシタでサクッと引いた、SSRな豊川風花さんです。……あなた、やっぱり≫
恭文「その目はやめろぉ!」
(蒼い古き鉄に向けられる、鮮烈な疑いの目)
恭文「とはいえ765プロの現状が現状なので、すぐ引き受ける感じではなくて」
あむ「社長の無駄遣いは、本当に罪が重い……!」
恭文「あれでお金をだまし取られていなければ、志保達だけでも何とかなったのに」
(『済まなかったぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!』)
恭文「何回か説明していますけど、一応補足を。高木社長はドキたま/だっしゅ当時、不動産詐欺に遭いまして」
あむ「それで事務所の運転資金ん、全てだまし取られたんだよね。アンタが四割は回収したけど……」
恭文「なお本編では、アニメと違い黒井社長とは無関係です。
……あぁ、でもどうしよう! 春香達の活動展開にリソースが取られて、志保達までお金が回らないし!」
あむ「アンタや社長が買った宝くじも、当たらないだろうしねぇ」
恭文「そんなことないよ! ピンときたもの! 必ず当たるよ!」
あむ「超直感はズルくない!?」
(――その後、蒼い古き鉄の宝くじは本当に当たりました……三百円。
というわけで、鮮烈な日常Fourth Season第二巻、みなさん何とぞよろしくお願いします。
本日のED:NUMBER201 feat.rhu『黄金の輝き』)
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