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作者でも分かるとまと同人誌情報コーナー
ドキたま第7巻、もうすぐ発売開始です&サンプルもあるよ(2012/9/27現在)



古鉄≪というわけでドキたま第7巻、無事に書き上がりました。
明後日(9/29)には販売開始されると思いますので、今回もぜひお手に取っていただければと≫

恭文「よろしくお願いします。というわけで、早速サンプルですー」


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≪Sonic Move≫


身体を金色の光に包んで刺突を右に避けつつ、最高速で奴の背後を取る。そうして蒼ビルトで右薙の斬撃。

それは奴の打ち込んだ刃と衝突し、激しい火花を散らしながら振り切られた。すかさず踏み込み、金ビルトで右切上。

鞘で受け止められるのも構わず、左右交互に袈裟・右薙・逆風と打ち込み、蒼ビルトを順手に持ち替える。


それを唐竹に打ち込むと、奴は鞘を横に倒してそれを受け止める。すかさず金ビルトを振り上げ。


「小太刀二刀流」


蒼ビルトの峰めがけて、袈裟の斬撃を打ち込む。


「陰陽交差もどきっ!」


激しい金属音が響いた瞬間、蒼ビルトは黒塗りの鞘を両断……できないっ!? コイツ、鞘に妙な黒いエネルギーを纏わせやがった。


「笑止」


俺はハッとしながら後ろに飛び、すぐさま右へ飛ぼうとする。その瞬間、奴は左の刃を逆手に持ち替える。

そうして刃にも黒い力を纏わせ、逆風一閃。すると光は屋根を切り裂きながら迫る、長い斬撃波となった。

音を立てて両断される屋根は気にせず、俺はその刃を右すれすれで回避して突撃。奴はすかさず左腕を下ろしながら、鞘を逆風に振るう。


そうして打ち込まれた袈裟の斬撃波を飛び越え、縦に回転しながら蒼金の両ビルトを唐竹に打ち込む。

奴は鞘を返してそれを受け止め、身を更に回転。俺を吹き飛ばしつつ、一気に飛び込んできた。


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古鉄≪恭太郎も登場し、更に大活躍です≫

恭文「実はここまで絡んでないんだよねぇ、ドキたまだと」

古鉄≪出しても活躍の場がありませんでしたしね。なのでここでは、思いっきりやってもらいましょう≫


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ある日突然に、不可思議な事が起こる事もある。そう、それも全ては風が運んできた事。この街ではよくある話だ。


「ふむ……おい、そこの娘。お茶を持って来い。濃いめで熱いのを頼むぞ」


そう、この街では風が全てを運んでくる。喜びも、幸せも、悲しみも、涙も。そして……事件も。

言うなればうちの事務所のど真ん中で、なんか居座ってる白いのは風だ。そう、風だ。てゆうか、きっと幻覚だ。


「うっさいバカっ!」


ソファーに優雅な感じで座っていた白い鳥っぽいのが、いきなり頭を叩かれてずっこける。まぁ、ここはいい。

とにかく俺は指を動かし、タイプライターを打ち込む。とりあえず、あれだ。お前ら、頼むから俺のハードボイルドを乱さないでくれ。


「な、なにをするか娘っ! 主に向かって無礼であるぞっ!」

「うるさいわよっ! てゆうか、アンタほんとに一体なんなのっ!? あたし、こんなの聞いてないしっ!」

「全く、物覚えの悪い。いいか、よく聞け。我が名はジーク。お前達の主だ」

「だからなんでそうなるっ!? もうワケ分かんないしっ!」


奇遇だな亜樹子、俺も聞いてない。


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古鉄≪それでHP版同様、あの人達も登場。ただその扱いは、大きく変わっております≫

恭文「こんな感じだね」


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「――検索を始めよう」


目を閉じると僕の周囲に存在している空間は、一気に色を失い真っ白な状態となる。

ここには翔太郎もアキちゃん達も入ってこられない。まさしく僕だけの世界だ。

そしてそんな世界に、空気が切り裂くような音が響く。そっと目を開くと、本棚が宙に浮いて次々と整列を始めていた。


誰がいるわけではない。ただ本棚は自然に浮かび上がり、そして白い床へと着地。

そうしてさほど経たずに、果てすら見えない巨大な『図書館』が出来上がり。


『え、なにこれ。アイツなにしてるの? ちょっと、寝てる場合じゃないんだけどっ! 急ぐって言ってるじゃんっ!』

『寝てねぇよ。……フィリップは地球の記憶という場所に、アクセスする力を持っている。
そこで検索を行う事で、あらゆる情報が引き出せるんだ。
イマジンや時間の歪みに関しても、俺達はフィリップの力を借りて知った』

『まぁついさっきの話だけどねー』

『ならモウリョウ団の事とかも分かるのっ!? じゃあ教えてっ!』

「それは無理だよ」


みんなはこの場にはいないけど、それでも会話や声を聞き取る事は可能。

やっぱり単純な彼女に苦笑しながら、右手で軽く顎を撫でる。


「検索のためにはキーワードが必要になる。あらゆる情報があるからこそ、それを引き出すための『鍵』が必要なのさ」

『……はい? え、ようはなにすればいいのかな』

『ネットの検索みたいにすればいいんですよぉ。例えばあむちゃんの事ならぁ、『聖夜小・キャラ持ち・ジョーカー』……みたいなぁ?』

『そんな感じだね。といわけでフィリップさん、まずは僕から』

「あぁ、構わないよ」


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


恭文「ここはHP版にはなかったシーンだね。見て分かる通り、絡むメンバーも変わります」

古鉄≪そして同人版ですから、当然こんなサプライズも≫


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光が恭文の身体を包むと、一瞬で姿が変化。上下を赤いフライトジャケットに身を包み、足は黒のロングブーツ。

インナーは黒で、両肩の外側に炎のエンブレム。続けて瞳と髪が、炎みたいな赤色に染まる。

そうして身を包んでいた光が一気に弾けて、それは炎の羽根達に変化。恭文の周囲をゆっくりと舞い落ちる。


……ちょっと待ってっ! アギトさんとユニゾンッ!? あんなのできるなんて、聞いてないんですけどっ!

それに合わせるみたいに翔太郎さん達もゆっくり迫って、右手を肩まで挙げてスナップ。


≪The song today is ”Cyclone Effect”≫

【【「「さぁ」」】】


……だからなんで音楽っ!? いちいちそれやらなきゃいけないのは、おかしいじゃんっ!

とにかく二人は5メートルほどのところで足を止めて、お互いにアイツを指差す。


【【「「お前の罪を、数えろ」」】】


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古鉄≪なお、これはあくまでサンプル。本編では変わっていたりするかもしれません≫

恭文「いやいや、それ駄目でしょっ!」

古鉄≪ファンサービスですよ≫

恭文「どっかの人みたいな事言うなボケっ! ……で、次は」


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「おりゃあっ!」


まずは右飛びげりで一体仕留め、それから数度右回しげり。ゾンビもどきを一体ずつけり飛ばすたびに、右足から風が生まれる。

サイクロンメモリはその名の通り、風の力を呼び起こす。右半身から繰り出される蹴りと拳……訂正。

俺達の体さばきそのものを風は加速させ、同時に軽くもさせる。だから右からやってきた奴の右ストレートも、下がって軽々回避。


そうして左フックで顔面を殴り飛ばしつつ、右足で逆方向から来た奴の胸元をけり飛ばす。

今度は俺達の周りを取り囲んで飛びかかってきたので、まずは一旦跳躍。それから左拳を開き地面につく。

そのまま手に力を込め再度跳躍。その場で一回転しながら、右足で回しげり。


生まれる風と俺達の足にけり飛ばされたゾンビもどきは、あお向けに地面の上を滑っていく。地面に着地した俺は右手をスナップさせ。


「まだまだ行くぜ」


すぐ起き上がり、目の前から迫ってきた奴へ踏み込み腹へミドルキック。

左から踏み込んできた奴を右回しげりで倒してから、ドライバーの展開を一度解除。

サイクロンメモリを抜き出してから、右手でどこからともなく別のメモリと入れ替え。


代わりに取り出した赤いメモリをドライバーへ挿入し、再度展開。


≪Heat……Joker!≫


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


古鉄≪Wと言えば、やはりメモリチェンジ。当然派手にやります≫

恭文「めったに出せない立ち位置だしねー。というか、これがやりたいがための立ち位置変化だったり」


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「ビルト、あなたは私とっ! フルスペックいくよっ!」

≪恭太郎、やりますよ≫


どうやら俺には、振り払えないもんがたくさんあるらしい。改めてその重さをかみ締めつつ。


「……変身っ!」


声をあげた。その瞬間、咲耶は光の玉になって俺の中へ入り込む。


≪Rising Form&Enchant Unison≫

「エンチャントユニゾン、コードドライブッ!」


だがそれだけじゃなく、俺が姿を変える横で、リースが金ビルトに手をかざす。


「サイクロンブレードッ!」

≪Cyclone Blade――Ignition≫


その瞬間ビルトの刃が金色に輝き、まるでこの葉のように舞い散って粒子化。

それと入れ替わるように、リースが紫の光に変化してビルトへ入り込んだ。

鍔元から旋風が生まれ、渦を巻くそれは輝く紫の刃へと変化。俺は左手を振り上げ、逆袈裟に振るう。


その瞬間二色の光が弾け、俺の周囲に羽根として舞い散り始めた。……これがビルトの本気形態。

ビルトとファルケンには、ユニゾンデバイスと融合するエンチャントユニゾンって機能が搭載されている。つまり今の俺は。


「姿が変わった?」


完全フルスペックってわけだ。


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


恭文「当然このフォームも活躍。それでやっぱりHP版と変わるところが多かったり」

古鉄≪派手に暴れるので、お楽しみに≫


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「あむちゃん、私達一人一人の力が弱くても」


ダイヤは笑いながら、あたしへ手を伸ばしてくる。それで周りにラン達もやってきて、一人ずつ同じように手を伸ばし重ねた。


「みんなの力を合わせればー!」

「どんな問題でも、即行解決っ!」

「それでみんなで、いっぱいいっぱいハッピーですぅっ!」


それを見て胸が暖かくなった瞬間、胸元のハンプティ・ロックが輝き始めた。

でもその輝きは今までと違って、赤・青・緑・金の四色。これは……ううん、やろう。

みんなが手を伸ばして、力を貸してくれてる。だったらあたしは、それに応えるだけだ。


「シオン、ありがと」

【私ももっと輝けるのに】


不満げなシオンに苦笑しながら、あたしもシャフトを離して右手を伸ばす。

それで中指の先だけ、みんなの手にチョンと重ねた。


『なにをしようと、無駄だっ! 貴様らは全員殺すっ!』

「無駄じゃないよ。信じて、信じられて、手を重ねて……あたし達は今よりももっと強くなれる。だから」


みんなから力をもらったおかげで、あたしはもっと笑いながら両手を胸元にかざす。


「あたしはアンタの事だって、信じたいっ! あたしのこころ、アン」


『解錠(アンロック)』


「ロックッ!」


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


恭文「ついにあむが本気出します。……やっぱ魔法少女だ」

古鉄≪ですよね、あの人魔法少女以外のなにものでもないですよ≫


(だから魔法少女じゃないっつーのっ!)


恭文「それで書き下ろしの方は」


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


その後店頭での手売りは無事に終了。でも結局音無さんは戻ってこなくて、事務所まで二人で帰る事になった。

本当に人手不足なんだなぁと……まさかあの人、社長からなんか聞かされているんじゃと、カメラを抱えながら首を傾げる。

そんな僕を天海さんが興味津々に見ていたので、どうしたのかと聞いたら慌てて手を振った。


「あ、いえ。カメラマンさん、カメラとか軽々担ぐなーと……重そうな様子も見えないですし」


それは当然。僕は鍛えているし、このカメラの重さなら、あと三個くらいプラスされてもいける。


「わぁ、凄いですねー。なにかスポーツとかしてるんですか?」


僕は左手を懐に入れ、資格証入りのパスケースを天海さんに手渡す。それを見て天海さんは、軽く唸る。


「総合諜報・戦技一種資格?」


忍者資格と言えば……分かるらしく、天海さんは驚いた顔をして僕に顔を近づけてきた。


「え、忍者さんなんですかっ! じゃあその、忍術使ったりとかっ!」


いや、さすがに……でも一応、それっぽい事はできるとだけ言っておこう。素敵な女の子の夢を壊すのは、ちょっと忍びない。


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


恭文「……え、なにこれ。あの、あれだよね。天海ってあの閣下だよね」


(閣下じゃないですー!)


恭文「てゆうかこの描写は見覚えが」

古鉄≪まさか。HP版にはないシーンですよ? ……というわけで、ドキたま同人版第7巻をお楽しみに。
当然作者が描いた(練習)イラストなどもありますので、そちらは……まぁ笑いのタネに≫

恭文「ねぇ、めちゃくちゃ嫌な予感するんだけどっ! これどういう事っ!?」


(どういう事だろう。なにはともあれみなさん、ご愛顧のほどよろしくお願いします。
本日のED:Astronauts『COSMIC MIND』)





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