作者でも分かるとまと同人誌情報コーナー
ゴーカイジャークロス第5巻経過報告:03(サンプルあり)(2017/7/8)
古鉄≪というわけで、本日(2017/07/08)でとまとは生誕九周年。
みなさん、いつも応援ありがとうございます。そして今後ともとまとの方、何とぞよろしくお願いします≫
(よろしくお願いします)
恭文「それで今日は、豪快な奴ら第五巻の経過報告。本編は四話分、及び五話目の四分の一ほどが完成。
更に特別書き下ろしは三話、あと二話が完成間近というところです」
古鉄≪前回は本編中心だったので、今回はその書き下ろし分をご紹介します。どうぞー≫
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
聖夜市内や都内関係の観光が一段落したところで、マーベラスは唐突にこう言い出した。
「ヤスフミ、あのガンプラってので戦えるんだよな」
「うん」
「じゃあ作るぞ!」
「頑張ってねー」
「おう!」
そう快く送り出した瞬間、なぜかルカに頭をとつかれた。
「何すんの!?」
「何勝手に送り出そうとしてるのよ! アンタも行くのよ!」
「いやいや、無理だよ! 昨日言ったよね! 346プロに行くって!」
「……あー、言ってたわね。仕事だっけ」
「こっちのネットで見ましたけど、蒼い幽霊ってとても人気なのですね。チームとまととか……アイドルの方々とハーレムとか」
あ、あれ……なんか、アイムが怖い! ルカも怖い! ハカセ、ジョー……あ、あっさり後ずさりやがった!
「特にりんさんは……やはり恭文さんは、大きい方が好みなんですね」
「確かにねー。恭文、いっつもいっぱい甘えてくれるし」
「りんー!?」
「なのでそちらも一緒にということで」
「どういうこと!?」
ちょ、やめてよ! その笑顔……その悲しげな笑顔は、心に突き刺さる! でもアイムと一緒……アイムと……!
◆◆◆◆◆
「そ、それで……みんな、どうかなー。調子はどうかなー」
「そっちはもうすぐでき上がるよー。でもよくできてるなぁ、この模型……ガンプラ」
「え、マジかよ。オレはまだ……くそ、負けてられるか!」
「あぁ……!」
なお……最近ガンダムAGEでも宇宙海賊が出たので、そっち系列も持ち込んだ。
マーベラスがHGUC クロスボーンガンダムX1。
ジョーとルカがHGAGE Gエグゼスジャックエッジ。
ハカセとアイムがHGUC フリント。
鎧がシャルドールローグとなっている。
「そう言えば恭文さん、この……フリントという機体は」
「クロスボーンガンダムの簡易生産型……元々クロスボーンは木星圏に対応した機体なんだけど、それ用の装備を取っ払い、地球圏仕様にしたものだよ」
「木星……あぁ、なるほど! だからこのX字型スラスターなんだね! よく考えられているなー!」
≪……ハカセ的にも納得なの? この推進システム≫
木星くらいなら、行ったことがありそうだけど……すげぇよ宇宙海賊。いや、この場合はそれを納得させるクロスボーンと言うべきか。
「しかし……パーツが、ちんまいな……!」
「説明書を見ながら、慎重に作るのがコツだね」
「そうか? 私達からすれば大きめだぞ」
「えぇ。完成形も私達よりずっと大きいですから」
「……それはオレ達がしゅごキャラだからだろ……」
そう言いながらも、僕と凛もサクサクと作成中。僕もクロスボーン……ではなく、今回はちょっと趣向を変えて、イフリート・シュナイドです。
◆◆◆◆◆
あの赤い翼を持つ……マスターガンダムだっけ? そいつは更に回転し、纏(まと)っていた粒子を散弾のようにまき散らす。
『なんか撃ってきたぁ!?』
『防ぐぞ!』
「OK!」
『はい!』
ジョーと前に出て、ライフルから片刃のカトラスを外し、乱撃……ロボットだから生身レベルとはいかないけど、それでもゴーカイオーより軽く動けるかも。
ガイも斧の連撃で、アイム達をカバーして……するとマスターガンダムは、なおも突撃して。
『絶唱――』
右手を引き、そこにエネルギーを集束……ヤバい。
直感的に悟る。あの紫の輝きは、ヤバい……当たったら一瞬で潰される!
『面白ぇ!』
でもそこで飛び込む、我らが船長――ビームザンバーの出力を最大にして。
『ダークネスフィンガー』
『はぁぁぁぁぁぁぁ!』
袈裟一閃! それが輝く指と正面衝突し、せめぎ合い……その力場が反発し続けた結果、爆発が起こる。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
恭文「というわけで、またまたガンプラ初体験話……今回はマーベラス達」
古鉄≪わりと自由な感じで書いています。ガンプラバトルもヒーローワールドにはありませんし、やりたかったんですよね≫
恭文「それでりんは可愛い」
古鉄≪あぁ、やっぱり……≫
恭文「やっぱりって何!?」
(『えへへ、ありがとー。……これからも魅力的に思ってもらえるように、レベルアップしていかなくては! 次はジェイちゃん?』)
恭文「そっちじゃない!」
古鉄≪今年も変わり映えのしないツッコミが飛んだところで、次にいきましょう≫
恭文「どういう意味ぃ!?」
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
「みんな、ようこそ346プロへ」
「楓さん、ごきげんよう」
「よう、カエデ……っと、そうか。お前もここのアイドルだったな」
「えぇ。……ね、もしよかったら一緒にどう? 実はフードコーナーのラーメン屋さん、夏季限定の”厚盛り肉そば”を出したところなのよ」
「肉! いいじゃねぇか!」
「はいー! でも厚盛りってことは相当なボリューム系」
鎧の疑問を、楓さんは不敵に笑い飛ばす。……そうだった……楓さんも実は、歌唄やりんと同じスタンスだった……!
というか、りんの影響を受けて自重しないように。実は担当の早見プロデューサーからも、泣きつかれたことがあって。
「恭文くんも、まだまだ修行が必要ってことね。……実は私も現在、修行のし直しなのよ」
「楓さんが? フェスが近いからアイドル修業ってことですか」
「ううん……改めて、大学に通い直しているの」
『大学ぅ!?』
ちょ、それは凄(すご)い! というか僕、同じ階に住みながら全く知らなかった!
りんは……知らないと必死に首振り。マーベラス達は当然知らないだろうし……こ、これは詳しく聞かないと!
その、楓さんのことも受け入れるなら、ちゃんと……ね? 楓さんの仕事や勉強も邪魔しないよう、応援していきたいし。
◆◆◆◆◆
「でも、凄(すご)いですね! アイドルとして売れっ子なのに、そこから更に大学へ通い直すなんて!」
「ボクもそういう向上心は、見習っていきたいです」
「ありがとう。でも、本当に大したことじゃないのよ? 一から勉強し直そうと思って……。
それにいざ通い出すと、教わるべきことがたくさんあるのに気づくの」
「立派です」
「私も十代の頃は地元の大学に通っていたんだけど、何時(いつ)しか足が遠のいてね……いわゆる中退なの」
それで勉強をし直そうと……本当に立派だなぁ。なかなか真似できないよ。
「やっぱり仕事もありますし、夜間なんですか!」
「そうね……主に夜だけど、合間を縫って昼にも行っているわ」
「お昼にも通える大学ですか! 懐が広いなぁー!」
「そう言えば恭文くん、りんちゃんは……大学デビューしてる? どこのお店が好きとかあるかしら」
『……お店?』
そこでみんなが小首を傾(かし)げる。というか僕も……!?
「あ……!」
りんも察したらしく、小さくと息を飲む。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
恭文「こちらはまた別の書き下ろしとなっております。でも、楓さんェ……」
(蒼い古き鉄も呆れるオチ)
古鉄≪どんどんフリーダムになっていく楓さん……果たしてあの人が通う大学とはどこか≫
恭文「まさか、東京大学物語――」
古鉄≪それだけはありませんよ。というかアレは≫
(以後、重大なネタバレのため規制です。
本日のED:クレイジーケンバンド『SOUL FOOD』)
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