作者でも分かるとまと同人誌情報コーナー StS・Remix第4巻、2012/8/29日に販売開始いたしますっ!(2012/8/28現在) 古鉄≪というわけで、今回はイラスト付きのStS・Remix第4巻です。 まぁイラストと言っても作者が練習し始めて、描いた絵を幾つか載せているだけですけど≫ 恭文「一応僕の上半身絵とかも描いたりしました。数は少ないんですけど。初版の事情で」 古鉄≪カードのブレイドラを模写して、版権的にやばいと気づいて掲載ストップしましたからねぇ≫ (断じてトレースではあらず) 古鉄≪しかもその模写に数日使って……バカですねぇ≫ 恭文「しょうがないよ、作者はブレイドラにお世話になりっぱなしだから。 まぁそんなわけで、描いた絵も一緒に載せております。それで肝心の話は」 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 『――目覚めよ』 おかしい。今日はキャロと一緒にデュエルして、そのまま寝ちゃったはずなのに。 こう、隣に感触がない。謝りたくなるレベルで感じていた、プニプニ感がない。 『秘めし内なる力、解放する時がついに来たのだ。そっと目を開くのだ』 しかもこう、なんか渋い声が聴こえる。僕は言われた通りに、目を開いた。 『その閉じられた限界への扉を』 明らかに状況がおかしいので、僕はゆっくりと起き上がる。それで周囲を見渡すと……なに、この黒だけの空間。 いや、それ以前にどうして銀さん達がいるのかな。なんで僕と同じように、怪訝そうな顔をするんだろう。 「……ここはどこ」 「おいおい、なんでエリ坊がいるんだよ。俺んち、泊まってたっけ」 「銀さん、その略し方は違和感があります。てゆうか、僕もなんで……あ、おはよう。それでなんですかこれ、どこですかこれ」 「『なんですかコレ』って、知らねぇよ。朝起きたらいきなりこんなところにだな」 「僕も同じです。というか……あれっ!?」 改めて考えると、服もおかしい。違和感しかないので、僕は自分の格好を改めて確認。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 古鉄≪以前あとがきで出したサンプルですが、もう一度ここに載せておきます。というわけで次も≫ ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 「困りますねぇ」 その声は真後ろから聴こえた。それもアイツや私達の誰でもない声。振り向くと右薙の斬撃を受け、思いっきり吹き飛ばされた。 ……咄嗟にクロスミラージュをダガーモードにしたから、直撃じゃない。け、結構やばかった。 それをやったのは、銀髪ロングで薄気味悪い黒尽くめな男だった。得物は……バスターソード? 地面を転がる痛みに呻きながらも素早く起き上がり、クロスミラージュをガンモードに戻した上で狙う。 でももうその場には、アイツの姿がなかった。慌てて周囲を見渡し、9時方向に奴の姿を見つけた。 「これらは返していただきます」 そう言ってアイツはレリックのトランクケースを左手で持ち、『傍らで倒れている』虫っぽいのを左足で軽く蹴った。 ……ちょっと待ちなさいよっ! ケースも虫っぽいのもアイツが転送魔法で確保したじゃないっ! どうしてっ! 「あ……あなた、なにしてるのっ! それは危険物ですっ! すぐに渡し」 そう言ったギンガさんが、黒いバインドでぐるぐる巻きにされる。 「えぇっ!?」 「タイプゼロ・ファースト……セカンド同じく見目麗しいですねぇ。あなた、処女でしょ」 「な……!」 「分かるんですよ、美味しそうな得物の匂いは」 また怪しく笑う奴に狙いを定め、私はクロスミラージュを連射。でもアイツは黒い粒子をまき散らしながら、あっという間に姿を消す。 それで背後に妙な気配を感じて、咄嗟に振り向く。するとアイツは不敵に笑いながら、剣の切っ先を私に突き立てようとしていた。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 恭文「やっぱりアレなんだよね。で……今回は新規」 古鉄≪ここまで後悔していないお話を、いくつか載せたいと思います≫ ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 「まぁもう考えるまでもないですけど、六課は」 「えぇ。このために作られたの」 そうだよね。そうじゃなきゃ云々が繋がらないし。 でもなぜそうなる? こんなの、一部隊だけでどうにかしろなんて無理でしょ。 「まぁその前提は、既に崩れ去ったけど」 「崩れ去った? はやてちゃん、どういう事かな」 「御存じの通り、スカリエッティ側は闇のデュエルなるものを持ち出してきた。 現段階で何人それができるかも不明で、今後ルールがどう動くかもさっぱり。 そんな状況でうちらだけが突出してどうこうしようとしても、無駄やろ? だからよ」 「はっきり言えば今の六課は、無駄に後ろ盾が豪華な一部隊に過ぎません。 さすがの局上層部も今回の事、海陸の垣根を超えて解決すべきだと考えています」 つまり密命というか本来の意味は、既に形骸化している? 単独でどうこうは不可能だから、それで無理する必要もないと。 やや戸惑うフェイト達を見ながら、二人は『それでいい』と頷いていた。 「はやて、僕から一つ質問。シグナムさんとリンディさんはこの事」 「リンディさんは言わずもがな。シグナムには教えてない。教えてたら多分、もっと酷い暴走をしてたと思う」 「……そう」 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 古鉄≪ついに六課設立の事情が……ですが≫ 恭文「それまでの話の流れから、ちょっと変わったりしています」 古鉄≪ここは今までの積み重ねゆえですね。さて、次は≫ ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 六課が頑張ってくれたおかげで、僕達はどでかいバトンを受け取る事ができた。 とはいえ……元々察しはついていたんだけどね。でもそのおかげで、調査もかなり進んでいる。 ここはクロノも頑張ってくれたおかげなのを、付け加えておく。 それで僕は現在、クラナガンのベンチに座って休憩中。そんな僕の背後に、サングラスを着用した男性が座った。 「メールは確認した。調査は最終段階なんだな」 「うん。そっちは?」 「これを見てくれ」 早速データが送られたらしく、携帯端末に着信が入る。青い空の下、やや不健康ながらもそれを確認。 携帯の画面に、薄汚いコートを羽織った男が出てきた。その隣に暖色系のコートを着た、紫髪の女の子も出てくる。 「……誰、この素敵な男性。親子連れにしては不審だけど」 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 古鉄≪そしてこの状況で新キャラですよ≫ 恭文「まぁ、元々出てたけどね。Remixだしね」 古鉄≪まぁそんなわけで、当然面倒事も起こるわけで≫ ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 『そうと決まれば早速』 イライラが募ってしょうがなかったその瞬間、部屋の入り口が爆音とともに吹き飛んだ。……きたか。 『なんだっ!』 「失礼しますよ」 「お前らか」 白い爆煙を突っ切って入ってきたのは白スーツの男と、黒コートを羽織った男の子。 特に男の子は殺気立っていて、結構離れているのに肌がピリピリしてくる。 ……良い殺気ね、昨今の魔導師じゃあこの殺気は出せない。つい口元が歪んでしまった。 「お前らがみんなをおかしくして、シルビィ達から大事なものを奪ったのか。この世界を、こんな馬鹿馬鹿しい形にしたのか」 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 古鉄≪……あなた、ついに火野恭文になるんですね。そうじゃなきゃ、こんなシーンできないでしょ≫ 恭文「ならないよっ! てーかアイツはいつか爆発させるからっ! ……あと、もちろんデュエルもやります。そして今回デュエルするのは」 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 「それで、カードは用意できたの?」 「拾ってきた」 「明らかに嘘だよねっ! はやてから借りたんだよねっ!」 フェイトのツッコミは軽く流し、奴はデッキをデュエルディスクにセット。僕もそれに倣う。 「奇遇だね、僕も拾ってきた」 「ヤスフミも乗らなくていいのっ!」 「はいはい、言いたい事は分かるけど黙ってようなぁ。プレイ中はお静かにや」 「う……ごめんなさい」 はやてがフェイトを止めてくれたので、一安心。僕達は顔を見合わせ笑いながら。 「「デュエルッ!」」 同時にデュエル開始の宣言をした。というわけで、先攻は僕。 「僕のターン、ドロー!」 手札を六枚に増やし……召喚。僕はそのうちの一枚を手に取り、ディスクへ置く。 「アナザー・ネオスを召喚っ! ターンエンドッ!」 まずは様子見。奴が今出現したアナザー・ネオスに対し、どう対処するか見てみる。デッキ内容も不明だしね。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 古鉄≪その結果、こうなります≫ ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 「失礼するよー」 「ヤスフミ……それにエリオとキャロも、どうしたのかな」 「フェイトちゃん、うちと」 「フェイトさん、僕とデュエルしてください」 「はぁっ!?」 驚くフェイトとはやては気にせず、同じような顔をしている横馬を見る。 「それで横馬、おのれは僕とだ。今からやるから、デッキの準備して」 「ちょ、ちょっと待ってっ! いきなりなにっ!? 特に恭文君は、絶対安静だよねっ!」 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 恭文「……いや、アレからアレへは繋がらないでしょ。てーかここは出していいんかい」 古鉄≪残念ながら、ネタバレしそうなところを徹底的に避けた結果……こうなりました≫ 恭文「確かに。というわけで、激動な展開を見せるStS・Remix第4話――みなさん、ぜひお手に取ってみてください」 古鉄≪一応この人もイラストになってますので≫ 恭文「一応って言うなっ!」 (でもあの技量は、一応……うぅ、がんばろう。 本日のED:カラス『free』) [*前へ][次へ#] [戻る] |