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作者でも分かるとまと同人誌情報コーナー
ドキたま同人版第6巻、好評発売中です(2012/8/6現在)



恭文「はい、というわけで同人版は現在好評発売中。最新刊はドキたまの第6巻です」

古鉄≪今更宣伝ですか≫

恭文「宣伝ベタの作者だけど、ここは頑張りたいの。というわけで、お話の一部をまたまたダイジェスト的にお送りします」


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆



「そう言えばあむ、今日ってどうして来たの?」

「え」


あむを車で家まで送りながら、ちょっと気になっていたので一つ質問してみる。

助手席に座るあむは、私の方を見てやや困った顔をし始めた。


「ほら、結構突然だったし……やっぱりおねだりCDの事?」

「……うん。あとは、いいんちょの事。恭文、いいんちょを戦って止めるって」

「そう」

「まぁそれしかないわよね。話通りなら、ガチに敵としてくるだろうし」

「でもあたし、そんなの嫌だ。というか、分かんないの。仲間なら、戦う必要ないはずなのに」


それは小学6年生の女の子であれば、感じて当然の事。正直こういうのは、私達だってキツいのに。

というか……私は突き刺さってる。六課時代、私は海里君と全く同じ事をしたから。

それも海里君よりも最悪で、卑劣な形で。私も……正直考えが甘かった。もっとできる事、あったはずなのに。


「あむは海里君の事、信じてるんだね」

「うん。というか、二階堂先生にハッパかけられた。疑わないのではなく、全部含めて信じろって」

「じゃあ戦ってどうこうっていうヤスフミが、海里君を信じていないように見えるのかな」


そこで首を横に振ってくれるのが、あむの良い所だと思う。私はもうバカだったから……あ、赤信号だから止まろうっと。


「アンタ、ホントガキね」

「ティア」

「そんなの分かってるよ。でもいいんちょは仲間なのに」

「そういう意味じゃないわよ。……アンタ、あの子がこれ以上なにかやらかしたら、どう責任取るのよ」


後部座席に座っているティアは、腕を組みながら呆れた表情をあむへ向ける。


「ダイヤの事と同じよ。そうなったら、ここまでなにもできなかったアンタ達のせいでもある。
もちろん私達のせいでもある。誰かを傷つけたり、また可能性を殺したりしたら……あの子にだって罪は増えていく。
なのにアンタは話し合いでどうこうってだけで、それが失敗した時の事を何一つ考えてないじゃない」

「でも、仲間だよっ!? いいんちょ、話通りならお姉さんに利用されてたのにっ!
そんな相手に剣で斬ったり銃で撃ったりして、いいわけないじゃんっ!」

「よくないわよ。それで通用しなかったらどうすんの」

「聞いてくれるっ! いいんちょは仲間じゃんっ! だからきっと聞いて、止まってくれるっ!」

「甘えてんじゃないわよ」


ティアナの一喝で、あむが身を竦ませて驚いた顔をする。バックミラーで確認するとティアナは、とても険しい顔をしていた。


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


恭文「なんだかんだでダイヤに×が付いてから、迷いまくりのあむ。HP版以上に追い詰められております」

古鉄≪まぁその分イベント盛りだくさんでしたけど≫

恭文「その結果、こうなりました」


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


戦うってなんだろう、勝つってなんだろう。正直、あたしには分からない。でも分かる事がある。

このままなにもしないのは、やっぱり我慢できない。あたしはゆっくりと立ち上がって。


「スゥ、いくよ」

「はいっ!」

「あたしのこころ、アンロックッ!」


胸元で素早く動かし、鍵を開ける。それであたしの身体を光が包み込んで……アレ。


「え……あれ」

「あむちー、どうしたの?」


あたしの身体やスゥに、いつもみたいな変化がない。少し焦りながらももう一度両手で鍵を開ける。


「もう一度っ! あたしのこころ、アンロックッ!」


でもなにも起きない。いつもみたいに力が沸き上がってくる感じもない。あたしは震えながら、鍵を開けない両手を見る。


「キャラなり、できない」

「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!」

「あむちゃんが、自分を信じていないから」


ミキが困りながらそう言ったのが、胸に鋭く突き刺さる。ランも……同意見みたい。


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


古鉄≪追い詰められてますねぇ。鬱展開ですよ≫

恭文「だよねぇ。次々とピンチがあむを襲った結果、こうなりました」


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「お願い、あたしだけにやらせて」

「できるの?」

「やる。逃げてた分、なんとかする」


……ヤバ、なんか頭痛い。この痛みは覚えがある。発生源は、今あたし達を笑っている二人だ。


「アンタが私を止める? 冗談はやめてよ、アンタなんて眼中にないの」

【小賢しいわ。まだ分からないの? 歌唄には」

「バカに……すんなっ!」


さっきまでうじうじしてた自分を吹き飛ばすように声を荒げると、頭の痛みが一気に抜けた。


【……決意と覚悟が歌唄を輝かせている】

「黙れっ! 決意と覚悟なら、あたしにもあるっ! 恭文やみんなにもあるっ! あたし……ようやく思い出せたっ!」


もう痛みはない。だから……あたしはホワイトフラッグを前にかざす。


「恭文、さっき言った通り選手交代っ!」

「もう、大丈夫?」

「バッチリっ! 全開過ぎて怖いくらいっ!」


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古鉄≪それでも立ち上がろうとするのが、あむさんの凄いところですよ≫

恭文「さすがは主人公だよね。……でもその結果、こんな事になりました」


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歌唄との戦いで無茶をしたせいか、ミキとスゥ、ダイヤのたまごが消滅し始めた。

そんな中でも更に進むイースターの作戦。あむは涙ながらに戦って……そして三人は消滅した。


それで泣いても止まらないのが魔法少女の凄いところ。でもそんな時、あむの携帯が着信。

そこから消えたはずの三人が話しかけてきて……あむは今、奇跡の超覚醒を遂げようとしていた。


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


古鉄≪というわけで、あむさんが大暴れする今回のお話、是非お手に取ってみてください≫

あむ「……いやいや、ちょっと待ってっ! なんか若干紛らわしいんだけどっ! 若干嘘はいってるんだけどっ!」

恭文「なに言ってるのよ、僕より活躍するくせに……僕よりねっ!」

あむ「なんで殺気ぶつけてくるのっ!? それよりこの紛らわしいやつだってっ!」





(だが断る。
本日のED:伊藤かな恵『こころのたまご』)





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あきゅろす。
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