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作者でも分かるとまと同人誌情報コーナー
とある魔導師と彼女の鮮烈な日常SS第5巻 経過報告:01(サンプルあり)(2016/9/5)
[TOMATO] とある魔導師と彼女の鮮烈な日常 Second Season05『世界の壁』



古鉄≪さて、幕間の方を先んじて出しましたけど、鮮烈な日常SSも、本編は六話まで完了。あとは特別書き下ろしも三分の二まで書き上がり≫

恭文「まぁ追加部分はまだ少なめだけどね。同人版に合わせて、ちょこちょこ変更している程度で」

古鉄≪そんなわけで、ここからまた変わる可能性もありますが、サンプルどうぞー≫


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


「よし……フォーエバーガンダム、調整完了」

≪インパルスも目処がつきましたし≫

≪二機とも、いい仕上がりになるのー≫


”もどき”も使えるよう、間接部などを見直し。

ファンネルの反応速度も上げ、こちらもコアファイターとバックパックの構造見直し。


初代ガンダムの場合は、バーティカル・イン・ザ・ボディ方式。

今回採用したのはホリゾンタル・イン・ザ・ ボディ方式。


これはGPシリーズやネオガンダム、クラスターガンダム、クロスボーン系が使っている発展型。

特徴はエアインテークシステムやスラスターユニット、バックパックの武装も運用可能になること。

世界観は違うけど、インパルスやAGE-3も同種と思ってくれていい。


正式名称は【コアファイターF(フォーエバー)】。

なおファンネルの接続基部と連動することで、【コアブースターF】にもなる。

VTOL機としても設計してあるので、車のようなドリフトも可能なんだ。


今回はフルスクラッチ……というわけではなく、RG GP01のコアファイターを参考にしている。

それでも大変だった……構造強度と稼働の両立が前提だったから。

そのためにコアファイターの変形シークエンスも、単純なものに見直し。


時代考証とか関係なく、やりたいことを詰め込んだフォーエバー。実はかなりの自慢です。

……インパルスもこの調子で改修しよう。まぁ今回は間に合わないけど。


◆◆◆◆◆


≪BATTLE START≫

「蒼凪恭文」

「蒼凪リイン」

「フォーエバーガンダム――目標を駆逐する!」


カタパルトを滑り、夜明け前の海へ。


夜明け前が一番暗い……って、歌舞伎町に住んでいる万事屋さんが言っていた。

でもそんな中を飛ぶのは気持ちがいい。

魔法でもちょくちょく、夜明けを目指して突き進むよ。


……でもそんな感動は、カタパルトを出た直後にかき消えてしまう。

左へのローリングで、暗い空から飛ぶ光を回避。


「早速なのです! 十二時方向――上三十七度!」

「フォーエバーなら」


続けて走るビームを、右下腕から取り出したサーベルで払う。

その上で光の先、夜明けの色に染まる入道雲へ突撃する。


「千式の先を取れるはず!」


雲に隠れる陰。

それを追いすがり、各部スラスターを全開。

更に微細な角度調整も行う。


スラスター本体接続部、更にファンネルによるIフィールドスラスターも忙しなく動き、角度と出力を随時変更。


「Cモードは問題なく稼働してるね」

「はい。機動力も倍増しなのですよ」


なおファンネル配置については、改めてモーションを決めた。分かりやすいようにね。


通常がHモード。

接続貴部から分離、通常のファンネルとして運用するのがFモード。

そして今みたいに、Iフィールドスラスターとして扱うのがCモード。


なおCモードについては、クロスボーン・ガンダムを参考にしている。

ファーストと同等以上に、扱い慣れた機体だからね。


◆◆◆◆◆


ライフルを手放し、リアスカートのガンダムハンマーに手をかける。

シールドを構えながらも下がると、ブースターキャノンが連射。

それを左薙に振るったハンマーで払い、そのまま手首のスナップを利かせ、ハンマーを回転させる。


唐竹に振るわれるハンマーを、千式は上二五度の角度に回避。

更にブースターキャノンが発射される中、構わずに一回転。

そうして後ろへとスウェーして、放物線を描く砲弾は避けておく。


その上で大きく、右薙一閃――。


『くっ』


避けきれないだろうねぇ。回避コースは押さえているもの。

大きく空間を薙ぎ、千式はハンマーの砲弾に自ら飛び込んでいく。

なので左のブースターキャノン砲身を掴み、そのまま逆袈裟一閃。


「ファンネル!」


こちらがファンネルを展開すると同時に、その重い一撃でハンマー本体を粉砕した。

そのまま四方からオールレンジ攻撃を放つも、千式は急上昇。

包囲網を抜け……かと思ったら、右のブースターキャノンも掴み、アックスとして運用。


殺人的加速を見せつけながら、ファンネル目がけて袈裟・逆袈裟と連撃。

それは散開でなんとかすり抜け、退避しながらもう一撃。

でも千式は細身なフォルムを翻し、ビームの包囲網をたやすく回避。


そこ目がけてサーベルで袈裟に斬りつけるも、アックスで受け止め、×の字斬りで払ってくる。

すかさず空いた胴体部を蹴り飛ばし、ファンネル接続部のビームマシンキャノン四門と頭部バルカンを連射。

千早も頭部バルカンでこちらを狙い、お互い小型弾幕の直撃を食らう。


結果生まれた小さな爆発で、僕達の機体は煽られ、吹き飛び、海に落下する。


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


恭文「というわけで、インパルスは未だ改修中。そのためフォーエバーが頑張ります」

古鉄≪なお千式ですが、塗装以外は割と簡単に再現できます≫

恭文「なんだよねー。レシピもこんな感じだし」


(・HGUC 百式(Revive)ウイングバインダー以外。

・ギャ イースタンウェポンズに付いている、ビームバズーカ。

・ザ ノーザンポッドについてくる、ブースターポッドとショートライフル×2

・アメイジングレッドウォーリアや炎ウェポンに付いてくる、接続アーム)


恭文「接続アームは、バックパックとバズーカor多武装を繋ぐあれだね。
Revive百式のバックパックとウイングバインダー、接続が同系統だから」


(バックパックが球体上のボールジョイントで、バインダーが三ミリ軸です)


恭文「ただ普通につけると肩の動きが死にかけるから、また別のパーツを噛ませるといい感じだけど」

古鉄≪まぁこんな感じで原型を作り、本編に生かしている感じです。やっぱり動かしやすさがダンチですよ≫

恭文「自分で作った分、構造や可動範囲も分かるしねー。
で……決勝戦については、戦闘シーンも手直し」


(どっちも機体・装備が違うからね。仕方ないね)


恭文「その結果は本編を楽しみにしてもらうとして、あとはこんな話もやりますよー」


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


僕はまたまたお出かけ……お仕事だよ?


地区予選と並行して進めてきた、あの企画がついにスタートします。

赤羽根さんとロケハンに付き従い、やってきたのは秋葉原。ヨドバシAkibaの真ん前で。


「えー、みなさん改めまして! 天海春香です!」

「我那覇響だぞ! そして」

「北沢志保です」

「望月……杏奈、です」

「佐竹美奈子です!」


そして揃って拍手――。

はい、あの企画の主役は、三人に決まりました。


主に現時点の成績を理由に……そうして期末試験の影響が少ないメンバーに。


「毎回生放送でお送りしている響チャレンジですが、今回から四週に亘って特別編!
生放送中のチャレンジはちょっとお休みしてもらって、準備期間に入らせてもらいます!」

「と言っても、今回チャレンジするのは自分じゃなくて、志保、杏奈、美奈子達なんだけどな」

「それはいいんですけど、チャレンジ内容を一切聞かされてないような」

「楽しみだなー!」

「楽しみだねー!」

「無視しないでください! え、このノリですか! 今日は最初から最後までこのノリですか!」


志保がカメラを見るので、その通りと頷く。

僕だけじゃなくて、カメラとスタッフ一同なので、志保は絶望。


なお杏奈と美奈子は覚悟していたのか、比較的冷静だった。


「というわけで本日お邪魔するのは、秋葉原の新名所となって久しいヨドバシAkiba!
早速こちらのおもちゃ・ゲームコーナーへ入りましょう!」

「そこでこのチャレンジに関係してる、大事なゲストが待ってるんだ! 楽しみだぞー!」

「あ、杏奈……美奈子さんー!」

「志保……覚悟を決める」

「そうだよ。多分命には関わらないだろうし」

「多分って言わないでもらえます!?」


そのまま店内へ入っていく五人……を追いかけつつ、カメラも目的階を目指す。

なおここまでノーカットなのは、途中でヨドバシAkibaの紹介も入れる関係です。


◆◆◆◆◆


「リイン、その水着、リインの髪の色と合ってるよね。翻ると水着と髪の青がキラキラ輝いて、眩しく見えるよ」

「えへへ、そう言ってもらえると一生懸命選んだ甲斐があるのです。嬉しいのですよー」

「フェイトも……やっぱりフェイトはスタイル凄いから、シンプルな方が逆に迫力あるよね。うん、その方がフェイトの魅力がよく分かる」

「う、嬉しいよ。毎日一緒にお風呂とか、添い寝は普通だけど……魅力的に感じてくれるって事は」


そこでフェイトがブツブツと自分の世界へ入り込む。

顔を赤くし、もじもじするフェイト……なんて可愛らしいんだ!


「まぁこんな感じだね。ディテールが分かるなら、あとは本人との合わせてどう思うかを伝えればいいのよ」

「え、委員長は……母さんは褒めないんですか?」


……その言葉に、つい哀れんでしまう。

僕のみならず、母親のリン子さんまでため息。


「……セイ、アンタ」

「ちょ、なに! みんなで僕を見ないで! 母さん、その悲しげな顔はやめて! 出る!
海の水よりしょっぱいのが、僕の目から溢れるから! 刻の涙が見えちゃうから!」

「……ヤスフミ!」


そこで右側から声――。

カメラや機材を持った男性達と一緒に来るのは、アーニャと美波だった。


アーニャは空色のビキニ。

美波は鮮やかな花柄ビキニと、パレオを颯爽と着こなし、こちらに驚いた顔を向ける。


「アーニャー! え、もしかして仕事!? これは運命だよ!」

「ちょっと! さらっと私を無視しないで!?」

「いや、美波は邪魔しちゃ駄目かなと」

「何を!? 仕事よ! この人達はスタッフさん! 失礼だからやめてー!」

「え、だから邪魔しちゃ駄目だって言ったんだけど……何で失礼になるの?」


小首を傾げると、美波が右拳を握りわなわな……夏の暑さにやられたんですね、分かります。


「だ、だったらアーニャちゃんはどうなのよ!」

「これだけに留めるから問題なし。アーニャ、お仕事頑張ってね」

「да――はい。ありがとうございます」

「本当に留めているし! うぅ……!」

「でもヤスフミ、わたしにも意地悪……してほしいです」

「アーニャちゃんは何を言っているの!?」


◆◆◆◆◆


期末試験も何とか終わり、いよいよCPも夏休みに向けてフル稼働。

歌、ダンス、ビジュアル――全部を伸ばし、デビューとその後の活動に生かします。

もちろん既にデビュー済みな、私達ニュージェネとラブライカも同じく……なんですけど。


「なにこれ……一方的じゃん!」

「しかも、カイザーもファンネルを出して、あの子に攻撃してるよ?
メガ粒子砲での砲撃もしている。それも全部撃ち落とすなり、回避って」

「は、はい……!」


控え室……慶さんが顔面蒼白で飛び込んできたので、とある試合映像を見せてもらう。

それは前回の優勝者、カルロス・カイザーさんの試合でした。

ただその結果は……余りにも予想外で。


「やっぱり大きかったから、攻撃が当たりやすかったんじゃ」

「みりあもそう思うー。だから避けても無駄」

「あり得ないにゃあ!」


みりあちゃん、莉嘉ちゃんの言葉を、みくちゃんは全力で否定。

信じられない様子で立ち上がり、更に叫んでしまう。


「カイザーの攻撃、回避、その推力も半端じゃないにゃ! α・アジールの完成度もそうにゃ!
今のみく達じゃ絶対追いつけない! それで……一発も振り切れないなんて!」

「ミク、落ち着いて……ください」


アーニャちゃんに諫められても、みくちゃんは落ち着く様子がない。

みくちゃんはファイターとして、私達の中で一つ飛び抜けていますから。余計に衝撃なんですね。


「杏もみくに賛成……いくら見えないファンネルだからって、これはないよねー。まるで動きが全部分かっているかのようだ」

「こんな相手と、恭文くんやセイくん達は戦うわけよね。……ううん、この人だけじゃない」


あ、そうでした……! 美波さんの言葉で、全員が思い出す。


「アメリカ大会だと、ニルス・ニールセンくんって子が大番狂わせを出しているし」

「今年は常連だけじゃなくて、恭文ちゃんやセイ君達みたいな、初出場のニューフェイスが多く出ているにゃ。
しかもその大半がモビルアーマー系ではなく、HG系――ただし、プラフスキー粒子の応用を突き詰めている」

「蒼凪プロデューサーもインパルスでサテライトキャノンやら、紅の彗星もどきを使ってたしねー。……あれ……でもそれなら」


そこで引っかかるのが、セイ君だった。

上手くは言えないんですけど、セイ君はそういう印象がなくて。


それは未央ちゃん、凛ちゃんも同じで、小首を傾げていた。


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


恭文「そう、SS真のラストはあのお話です。デレマスメンバーも各所に参加して、ちょこっと豪華です」

古鉄≪卯月さんもこれで出番確保ですよ≫


(『私、頑張ります!』)


古鉄≪ところであなた、ジュウオウジャーと戦わないんdすか?≫

恭文「何言ってるの!?」

古鉄≪あそこのイエローがやらかしたでしょ。ルカ様に≫

恭文「いや、その、別に……僕もやらかした方なので」

ルカ(ゴーカイ)「へー、アンタはあれか……アタシがああいうことをされても、怒らないんだ。平気なんだ」

恭文「いや、そういうことではなくてー!」

ルカ(ゴーカイ)「うっさい馬鹿! ちょっと説教だから! どうせアイムだったら激怒するんでしょ!」

恭文「当たり前でしょ! ……あ」

ルカ(ゴーカイ)(そして、この笑顔である)


(放送の途中ですが、銃撃戦が始まったので一時中断します。あしからず。
本日のED:スペクトラム『SUNRISE』)







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