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作者でも分かるとまと同人誌情報コーナー
幕間第46巻経過報告:02(サンプルあり)(2016/8/29)
[TOMATO] とある魔導師と機動六課の日常・幕間 第46巻『Aの目指す先は』



古鉄≪というわけで、サンプルの続きです。
こちらではディケイドクロス絡みをお見せしたいと思います≫

恭文「ダブトの僕にとって転機ともなった、カブトの世界――当然大荒れなわけで」

古鉄≪そして戦闘シーンが書き直し……同じ描写でも言い回しなどが変わることに≫

恭文「やっぱりいつものことだ」


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


「……だが、ワームか」


黒い装甲服姿のもやしが、脇に抱えていたメットを置く。
その上でカメラを取り出し、ぱちりと撮影。


そう、東京(とうきょう)タワーを……日の加減もあって、後光が差して奇麗なのよ。


なお僕はスーツ姿……そう、今回の僕は変化なし。

黒いノーネクタイスーツをさっと着こなし、サングラスもかけておく。


「最初の段階から出てきたおかげで、新鮮みはないな」

「今までとは状況も違うよ? 日常の中にワームが入り込んでいるなら……とりあえずZECTはあるみたいだし」

≪あなたが装備しているそれ、ZECTの歩兵部隊【ゼクトルーパー】が使う正式装備ですよ≫


ゼクトルーパーは、アリをモチーフにした強化スーツ。


まずは頭部を保護する、ガルヴォルン性のフェイスヘルム。

中にはインカム、ヘッドホンが付いており、部隊員同士連絡を取り合える。

アリの顔を模しているこれは、いろいろ多機能でね。


毒ガスや細菌にも対応し、各種サーチシステムも搭載している。


BDU(バトルドレスユニフォーム)は、鋼鉄の五倍もの強度を持つ戦闘服。

その上から、更に二倍もの強度を持つアーマーを装着。もちろん衝撃吸収剤も完備。


武装は右腕に装備するマシンガンブレード。もやしがヘルメットと一緒に置いた、アリのお尻っぽい形状の武器だ。


「これも武器……なんだよな」

「マシンガンブレード。装弾数三千発のホローポイント弾を内蔵し、更に状況に応じて徹甲・炸薬(さくやく)・焼夷(しょうい)弾の打ち分けも可能」


ユウスケがそんなマシンガンブレードを持って、思わず前のめり。


「本体重量、九.八キロ。発射速度、通常毎分六百発。最大射程は二千メートル。
銃身下部には厚さ三センチの鉄鎧すら切り裂く、ウーツ鋼による格闘戦用ブレードも完備」

「よく分からないが、めちゃくちゃ強いってことは……分かった」

「それでも怪人相手だと力不足なんだよ」


◆◆◆◆◆


『ワームか……構わん、撃て!』


ち……さすがに見殺しにはできない!


転送魔法で助けようとした瞬間、庇(かば)われていた男達が変化。

ワームの幼体(サナギ体)に変化し、右手の爪でユウスケを払いのける。


「げふ……!」


……まぁ普通の人間なら首が引きちぎれて死んでいるけど、ユウスケなので放置。


「ユウスケさ……んぅ!?」

「――イグゾルート!」


予定変更で術式詠唱……そうしつつ飛び込み、跳躍。

フェイトに襲いかかろうとした、ワーム達の頭をFN Five-seveNで撃ち抜き、そのまま身を翻し一回転。


左手でダガーを取り出し、更に投てき。

ブレイクハウトを込めたそれは、一瞬で赤熱化。


サナギ体二体の腹に突き刺さり、その衝撃から揃(そろ)って倉庫内部へとなだれ込ませる。


そうしてゼクトルーパーを跳び越えながら着地。


『なんだ、また……えぇい構わん! 撃てぇ!』


◆◆◆◆◆


そこで嫌な予感が走り、FN Five-seveNを取り出し反転。

四時方向――フェイトがいる方に銃口を向け。


「蒼凪恭文……今度こそ、貴様という悪魔を」


躊躇(ためら)いなくトリガーを引く。その頭を、胸を撃ち抜きよろめかせるも、奴は倒れない。なので術式詠唱――。


≪スーパー大ショッカーの存在が明るみになったのに……愚かですねぇ、剣崎一真≫

「黙れ……! 貴様さえいなければ、全ては上手(うま)くいっていた!」


とか言って飛び込んでくるので、足を……そこでフェイトが前に出て、剣崎一真を庇(かば)ってきた。


「ヤスフミ、駄目!」

≪あなたは……また同じ間違いをするつもりですか≫

「だから駄目! あの、剣崎一真って……あの人だよね! だったら戦っちゃ駄目だよ!
スーパー大ショッカーのこともあるんだから! あの……威嚇射撃したことは謝ろう? 私も一緒にお話しするから」

「あぁ……話をしようじゃないか。俺達は元の世界へ返す、お前達も守ると言った。
それを信じず、手を払い……尽く銃を突きつけてきた、お前の罪を!」


とか言うのでFN Five-seveNのトリガーを引く。

すると剣崎一真の額が撃ち抜かれ、鮮血を迸(ほとばし)らせながら倒れる。


フェイトはその血を一部浴びながら、驚きのままに奴へ振り返る。


「ヤスフミ……何してるの! この人、私達の味方なんだよね!」

≪いいえ、敵ですよ≫

「貴様……彼女がいるのに」


そう、奴は……頭を撃ち抜かれてなお、平然と立ち上がる。


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


恭文「そして前の世界では大人しくしていると思ったら」


(恭文(とま旅)『……あ、オンドゥル語を試すの、忘れてた』)


古鉄≪読者アイディアでもらっていたのに……駄目ですよ、次は頑張らないと≫


(恭文(とま旅)『頑張るぞい』)


恭文「そして始まるバトル――さっきも言いましたけど、やっぱり書き直し」

古鉄≪このときはデルタでしたけど、デルタギアを手に入れてませんからね≫


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


「おばあちゃんは言っていた」


カブトはそう言いながら、静かに天を指差す。


「男がやってはいけないことが二つある。女の子を泣かせることと、食べ物を粗末にすることだ」


……するとカブトは疾駆。

とても鋭く走り、ヤスフミ目がけて右ストレート。

それをアルトアイゼンで払うと、すかさず回転しながら右回し蹴り。


ヤスフミはガードしつつ、そのまま吹き飛ばされた。


「ヤスフミ!」


でも数メートルほど飛んで、身を翻しながら着地。

……そんなヤスフミに、カブトはゆっくりと歩いてくる。


「立て」

「天道……そうだ、それでいい!」


天道……まさか、あの人達の仲間!? じゃあヤスフミを……!


「この悪魔を一緒に駆逐するんだ! そうすれば」


そうして不用意に近づいた剣崎一真は……左バックブローを食らう。

一回転しながらの一撃で、あの人の首がへし折れ、カブトと同じように一回転。


そのまま吹き飛び、三時方向の壁に叩(たた)きつけられた。


剣崎一真はずり落ち、頭から血を流し……変身解除。

ぼう然としながら、動くこともできず、天道と呼ばれたライダーを見る。


「な……ぜ……お前、は、俺達……の」

「言ったはずだ。俺の道だと」


◆◆◆◆◆


地面を転がりながらも踏み込み、左ジャブ三連発。


一発一発、狙いを定めて放った一撃。

天道はそれを瞬くようなスウェーで回避し、懐へ入って左ボディブロー。


まともに食らいたたらを踏むも、すぐに右足を踏み締め……カウンターの右掌底。

顎を打ち上げつつ、左フック。右ストレート、左ボディブローと連撃。


とどめの右フック――しかし天道は体勢を立て直し、僕の脇を抜けて背後へ。

そのまま首根っこを締め上げて、左手で僕の脇腹にアイアンクロー。


肉が潰れる感覚――肉体強化のレベルを呼んで、殺さない程度に攻撃してきてる……!


それに笑いながらも、後頭部でヘッドバッド。

一発で駄目なら二発、二発で駄目なら三発――合計五発の打撃で、奴はようやく下がる。

そうして振り返りつつ、左後ろ蹴り。打ち上げ気味な一撃は、カブトの顔面を的確に捉える。


そうして詠唱しつつ追撃――というところで。


「……クロックアップ」

≪CLOCK UP≫


カブトが右手でスラップスイッチを叩(たた)き、クロックアップ。

く……平然と使ってくるか!


◆◆◆◆◆


カブトが煽(あお)られ、動きを止めたところで抜きを放ち……いや、防御された。

咄嗟(とっさ)に取り出したカブトクナイガンは、アルトの刃を滑らせ、斬撃を流す。


そうして隙(すき)だらけになったところで、奴は疾駆……だから躊躇(ためら)いなく、左逆手に持った鞘(さや)で追撃。

右薙の打撃は、カブトの右腕を――その肉体を的確に捉える。


そのまま振り抜きながら、詠唱――カブトは吹き飛びながら起き上がり、十メートルほどの距離でこちらを観察。


≪飛天御剣流――双龍閃もどき≫

「リダクション」


カブトが素早く動き、左に走る。

でもそれを予測した術式アレンジにより、カブトの体が炎に包まれる。


「……回避は難しいか……だが」


カブトは先ほどと変わらない踏み込みで、僕に肉薄。

瞬間的に六連の斬撃をお見舞いしてくる。


その全てが必殺にして、僕を殺さず止めるには十分な威力。

それを何とか見切り、アルトで防御――しかし衝撃までは殺せず、今度はこちらが吹き飛んでしまう。


壁に叩(たた)きつけられながらも、すぐに右へ走って回避行動。

カブトの右ミドルキックは、僕が背にした壁を砕き、その破片を内部にまき散らす。


……更に詠唱……!


「気合いさえ入れれば、どうとにでも」

「ロックケイジ!」


今度はロックケイジにより、地属性のエネルギーが奴へと注(そそ)ぎ込む。


「ならないよ?」

「お前、俺を誰だと思っている」


それも受け止め……それでなお、カブトは平然と歩いてくる。


「何人たりとも、俺の歩みを止めることなどできない――」


あはははは……戦陣結界で、リダクションの効果は増しているってのに。


でもいいね……楽しいよ、これは。

剣崎一真とも違う。

もちろん紅渡やヒビキ達とも違う。


コイツの強さは別格――そして本物だ!


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


恭文「はい、というわけで斬り合いも……楽しそうだなー」

古鉄≪相手が天道総司……どれだけ強くても問題ないキャラですしね。ワクワクもするでしょ≫


(今更ですが説明を。蒼い古き鉄、戦うのは大好きです)


恭文「というわけで、カブトの世界もお楽しみに。僕もちょこっと出番があるよー」

古鉄≪まぁデンライナー組とのお話モードですが≫


(もっと言えば、HP版と変わりませんけど。
本日のED:RIDER CHIPS『NEXT LEVEL』)





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