作者でも分かるとまと同人誌情報コーナー 幕間第45巻経過報告:02(サンプルあり)(2016/7/29) 古鉄≪というわけで、FGOの生放送三回目……凄かったですね≫ 恭文「ところどころ、いつも通りの渋さも見えたけど……聖晶石召喚、リニューアルされるしね! 今までは一回四個・だったのが、一回三個になったし!」 古鉄≪結果十連も四十個から三十個。更にサーヴァント&礼装所持数が最大解放。 なお強化に使った聖晶石は、十二時に終了するメンテナンス後に戻ってくるそうです≫ 恭文「僕の場合鯖が百二十、礼装が百十だから……二十六個くらいは」 (そこに生放送の石三十個、ログインボーナスなども絡めて……何だか凄いことになったぞぉ) 恭文「明言はしてなかったけど、正月にやったアレももう一度来そうだしね。 サブチケ的なのもあると嬉しいけど……そう言えばまだ、九個目の発表が」 古鉄≪こちらは八月六日ですから、石を溜めつつ待ちましょうか。 でもサブチケが来たら来たで、あなたも大変ですよ? だってほら、ジャンヌさん達が≫ 恭文「……アルト、サブチケがきたらさ、孔明さんじゃあ……駄目かな」 古鉄≪ジャンヌさんは特に大変だと思いますよ? モーション&宝具リニューアルの一人ですし≫ 恭文「でもさ、ほら……孔明がいると、助かるわけでしょ? フレサポも孔明一択って状況が多かったし」 古鉄≪でもジャンヌさん、泣くと思いますよ≫ 恭文「……だよねぇ」 (蒼い古き鉄、きたらきたで悩んでいるようです) 古鉄≪というわけで、幕間第45巻の経過報告です。こちらではディケイドクロスの方をやっていきたいと思います≫ 恭文「今回はアギトの世界最終回と、電王の世界前後編。電王の世界はサクッと終わります」 古鉄≪まぁ、戦闘シーンはやっぱり大きくて直ししたんでしょ?≫ 恭文「……それなりに」 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ただ問題はある。奴らがなぜ、G4チップを必要としたか。 「あれは人間と機械を繋(つな)ぐ、橋渡しの役割をする。 それゆえに危険度も大きいけど、彼女ならリミッターはちゃんとかけるだろう」 だから少年君がサイボーグ状態になることも、普通ならないはずだ。 そもそも少年君は、小野D君達と違って頭もいい。ちゃんと配慮はするだろう。 つまりそういう、戦力として使う? いや、それだけとも思えない。 量産して少年君に対抗……それも少し違うと思う。 というか、それなら全戦力を投入すればいいだけだ。わざわざG4チップを盗むかな。 まぁ少年君も思っているだろうが、奴らは本気を出していない。 せん滅するなら今言ったコースが手っ取り早いし、彼らの旅は見過ごされているフシがある。 執着しているのは鳴滝だけ……とも言えるかな。なら、その目的はなんだ。 紅一派絡みとも思ったが、もしや他に意図が……いや、待て。 人と機械を繋(つな)ぐ……機械……機械……もしや。 「宇宙の眼――」 ◆◆◆◆◆ ≪なら、これでいきましょうか≫ 水のエルは頭上で槍を一回転させてから疾駆……鋭い刺突を左に回避。 本気を出してきたのか、こちらの装甲を容易(たやす)く抉(えぐ)ってくる。でもそれは僅か……皮だけだ。 よく見るとランスの刃には水が纏(まと)わせてあり、それが薄く研ぎ澄ませている。……OK、大体分かった。 ≪The song today is ”BELIEVE YOURSELF”≫ そこでアルトがかけてくれたのは……おぉ! アギトの初代挿入歌! 一気にテンション上がったー! その間にエルは、袈裟・逆袈裟・刺突・右薙・唐竹(からたけ)と連撃。 それにデストロイヤーで……いや、もう必要はない。 全て……すれすれではあるけど、スウェーで回避。 装甲は傷つくものの、やっぱり表面だけ。もう僕を……僕達を捉えることはできない。 そうして再び放たれた刺突に合わせ、一回転。 エルの顔面目がけ、ラリアットの要領でデストロイヤーをたたき込む。 エルは一回転しながら転げ落ち、僕と交差。 ≪「It's」≫ 振り返ると、起き上がりながらの刺突……柄を左裏拳で払い、更に回転。 交差する瞬間背中に切りつけ、もう一回転――飛び上がりながらの左後ろ蹴りで奴に吹き飛んでもらう。 ≪「Show Time!」≫ 「馬鹿な」 奴はまだまだ五体満足……転がりながらも起き上がり、左手をかざす。 ただその前に、僕は二時方向へ疾駆。発生した不可視の力をすり抜け、奴に接近。 すぐさま手が向けられるけど、今度は十一時方向へ疾駆……だから無駄だって。 「人が、神の力を見抜くというのか」 ◆◆◆◆◆ 牛男は飛び込む俺達に向かって、槍を振るって斬りつけてくる。 まず士が前に出て、ブッカーをソードモードに変形。 その槍を防御しながら、左手でしっかりと掴(つか)む。 するとあの人が走り込んで、胸元に右ストレート。 牛男は衝撃にも揺らがず、槍を強引に振るって、二人を引きはがした。 そこを狙って俺が飛び込むと、右薙一戦。 それをしゃがみつつガードし、顔面に右ストレート。 もう一発たたき込んだ上で、次は左ボディブロー。 だが固い……! 牛男は左手で俺の首を掴(つか)み、軽く持ち上げてきた。 「人間が……! なぜ神の御心(みこころ)を理解しない! 人が神に近づくなど、あってはならないのだ!」 そんなざれ言は、胸元へのドロップキックで止める。 「知るか!」 更にあの人も左脇腹目がけて、右ミドルキック。 牛男はそのまま吹き飛ばされて、軽くたたらを踏む。 解放された俺は尻餅をつくが、すぐに立ち上がりファイティングポーズ。 「俺は……俺だ!」 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 恭文「前回で男を見せたユウスケ、ついにアレをやります」 古鉄≪でも残念ながら、次で……いえ、何でもありません≫ (そう、アレもあります) 恭文「そして電王の世界では、やっぱり僕達が大暴れ」 古鉄≪当然でしょ、私達ですから≫ ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 「時の列車デンライナー……そして時の運行を乱すイマジン」 スーツの襟をさっと正し、写真館の外へ……すると僕ともやしの服装は、トレンチコートにソフト帽という姿に変化。 更にトランクまで持っていて、格好は完全に旅人だった。……スーツ姿はどうなるの。 「電王はそんなイマジンと戦い、時間を守るライダーなんだよ」 ≪イマジンは未来からやってきた精神体で、現代で契約者を見つけ、そのイメージを元に実体化します。 そして契約を叶(かな)え、過去に飛ぶ……その人が一番大事にしている、過去に。そこで暴れれば、存在していた人や物も消えてしまいます≫ 「タイムスリップするんですか!? そんな怪人もいるなんて……!」 「まぁ大体分かった。で……この格好はなんだよ」 当然もやし達もそれには疑問を感じるわけで。 「劇中に出てきた、『桜井侑斗』って人の格好だよ。その人も諸事情あって、いろんな時間を行き来していてね。とすると」 ポケットに手を伸ばしつつ、写真館の外見をチェック……東京(とうきょう)駅っぽい作りになってるんですけど。 ◆◆◆◆◆ 蒼チビは自分のポケットを探る。それを見て今までの経験がリピート。なので同じように下がると……懐中時計があった。 「懐中時計? 士」 「待て……裏に何か書いてるな」 ――the past should give us hope―― 「過去が希望をくれる」 蒼チビは懐中時計を見ずに言い切り、黒いチケットを取り出した。 「こっちはデンライナーのチケット……乗り込めってことかぁ。アルト、時間は」 ≪午後十三時十四分一秒……一時間は待たないと駄目ですね≫ 「あの、なぎ君……それ」 「デンライナーのチケットは、時間がぞろ目……例えば六時六分六秒とか? とにかくそうなった瞬間、ドアを開くと効果発動。時間の中へと入れるのよ」 「なら、次は十四時十四分……十四秒」 「ただ問題は」 更に左手で取り出したのは、黒い……樹脂製のパスケース? 妙に分厚いが。 「ライダーパスまで入っていること。電王用の変身アイテムなんだけど」 ≪どういうことでしょう。落とし物ですか?≫ 「どっちにしても、デンライナーに行く……楽しみだねー!」 ……そう言いながら、銃の装弾を確かめるなよ。 あれか、またごちゃごちゃするなら、ぶっ潰そうってノリか。 ◆◆◆◆◆ 「へ、やっぱイマジンだったか。つーわけで……行くぜ!」 どういうわけかこのチビ、パスを持ってた。 だったら今までよりはやりやすい……遠慮なくやってやるぜ。 どこからともなく、左手でベルトを取り出して、腰に装着。 そのベルトのバックルに付いている、赤いボタンを押して準備完了。 パスを持ったまんま、右手を広げ……左手も前に突き出す。 「変身!」 右手を動かして、そのパスをバックルにかざしてセタッチ。 ≪Sword Form≫ その瞬間、俺の身体にスーツが装着される。 黒と銀色の装甲、地味な仮面を纏(まと)ったスーツ……その周囲に虹色のレールが走り、赤い装甲も登場。 それらは俺の上から次々と装着され、赤いイカした鎧になった。 最後に丸坊主仮面のど真ん中……走るレール上から、桃色の仮面が登場。 それはレールの上を走った上で、目の辺りでぱかっと開いて装着。 ◆◆◆◆◆ ≪電王となった主人公『野上良太郎』は、そのままでは戦闘力皆無な【プラットフォーム】にしかなれません。 でも契約しているイマジン達の力を借りることで、初めて戦えるようになるんです。 ただその間、主人格はそのイマジンになります。そのため戦闘スタイルも、考え方も変化する≫ 「だから蒼チビは、急に【人が変わった】わけだ。文字通りに」 ≪でも解せないことが一つ……電王になれるのは、時間改変などの影響を受けない【特異点】だけなんです。 特異点はイマジンの支配をはね除(の)けることも可能で、それゆえに仲間のイマジンもそれほど好き勝手できないんですが≫ 「でも恭文はどういうわけか、変身している……元々その特異点だったって可能性は」 ≪あり得ますね。そもそも私達、デンライナーやイマジンに関わるのも初めてですし≫ つまり【そうじゃない】という証明も立てられない。 いや、よく考えたら、士に懐中時計……恭文にチケットとパスって辺りで考えるべきだ。 世界移動についても、何らかの干渉があるのは確実。それなら恭文が特異点なのも、利用されたって……って、マズくないか!? 「士!」 「皆まで言うな。この世界のルールも今のところ不明だが」 そう言いながら士は、あの懐中時計を取り出し開く。 「十四時ちょうど……あとちょっとだな」 「士くん、もしかして」 「ハッキリさせるにはちょうどいいだろ」 「……アルトアイゼン、電王はえっと……デンライナー? そこを拠点にしてるんだよね」 ≪えぇ≫ 「ならそこに、この世界の電王がいる可能性も……お話が聞ければ、何か対策だって」 そうなるよなぁ……ギンガちゃん達を連れていくのも怖いが、写真館も……悲しいかな、安全地帯とは言い切れない。 言い切ろうとしても、理論的に潰されるからなぁ……! ◆◆◆◆◆ 「……くそ! 何が起こってやがんだ! 俺にはさっぱり分からねぇ!」 「それは当然。今の君では無理だ」 そんなことを言いながら近づいてくる男。 ジャンパーにジーンズ姿の、いけすかねぇ感じの男だ。 「まさか少年君が乗っ取られているとは……まぁそこはいいか」 ソイツはニコニコ笑いながら、平然と近づいてくる。 睨(にら)みつけても軽く流しやがる。 てーか少年君? 少年……あ、まさかコイツ、このチビスケの知り合いか。 「なんだ、コイツなら返さねぇぞ。コイツの身体、ちょうど良いんだよ」 チビのくせにやたら鍛えてやがるんだよ。だから少々無茶(むちゃ)に動いても全然響かねぇ。 その上カッコ良く変身できるしな。俺が使うにはマジでちょうど良いってわけだ。 「そんなことはどうでもいいさ」 だがソイツは、平然と言い切った。どうでもいい……知り合いが、イマジンに利用されてもいいと。 「それに少年君なら、君を追い出すくらいは簡単さ。僕の出る幕じゃない」 「はぁ? お前、馬鹿じゃねぇのか。コイツは俺ん中でぐっすり」 「特異点だよ、彼」 「……は?」 「気づいてなかったのかい。彼は特異点だ」 「マジ、かよぉ……!」 意味は分からない……それすら忘れちまってるようだ。 だが分かる、特異点ってのがとんでもなく厄介で、俺達より強いってのはよぉ。 強情で、命の危険があろうと折れやしねぇ。 ……なんでか、それだけは理解できる。そういうもんだって、理解してる。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 恭文「一応解説を。電王編で出てくるモモタロスさん達は、僕達本編組と遭遇・一緒に戦ったみんなです」 古鉄≪超・電王編での鬼退治、その前話ですね。ここは原作のディケイドと同じくです。 つまりこんかいマスター(とま旅)や士さん達がやってきた世界も、本編軸のヒーローワールドとなります≫ (そして同人版の恭文(とま旅)達は、電王と関わっていないためいろいろ初対面だったりします) 恭文「戦闘シーンもちょこちょこ手直し……手直し……手直し……書き直し」 古鉄≪今回はそうでもないでしょ。作者本人も『書き直さなくてよかったのか』とか言ってましたけど≫ 恭文「そうなの!?」 (毎回書き直ししそうになる罠。 本日のED:坂本真綾『色彩』) [*前へ][次へ#] [戻る] |