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作者でも分かるとまと同人誌情報コーナー
幕間第43巻経過報告:01(サンプルあり)(2016/5/22)
[TOMATO] とある魔導師と機動六課の日常・幕間 第43巻『弾丸』



古鉄≪というわけで、幕間第43巻が販売開始となります。みなさん、なにとぞよろしくお願いします≫


(よろしくお願いします)


恭文「今回は十話収録……更に、ディケイドクロスのボツシーンを。主に尺の使いすぎで切ったところですが」

古鉄≪更に今回収録されている第十六話の、戦闘シーンです。実は三回くらい修正していまして≫

恭文「そのうちの一つですが……まぁこちらは短めか。とにかくおまけ二つも含めて、よろしくお願いします。
……では、今回の幕間は……トーナメントは難産ですが、ティアナ対真美の続き」

古鉄≪そして二回戦最後の試合も収録です。ではどうぞ≫


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


西洋剣術……杏ちゃん曰(いわ)く、基本に忠実なその動きは、質量装甲の効果により、威力が倍増されているそうです。

さっきの刺突、そこからの切り返しも、確かに鋭く強かった。ならどうするというお話をしていたら。


「え……カイラン、今なんて!」

「何もしなければ崩せる。そう言ったんだよ」


カイラちゃんがすっごく大胆発言を! 何もしなければって……そんな、馬鹿な!


「いやいや、それはないでしょ。攻撃しなきゃ負けるし」

「……そっか。それがあったわね」

「まぁ、普通はそうするよねー」

「美波さんと杏ちゃんは納得!? え、どうしてー! 莉嘉も分かんないー!」

「みりあもだよー! だって、みんな攻撃して勝ってたのにー!」

「あのね、莉嘉ちゃん、みりあちゃん……これはガンプラバトルで、試合時間も決まっているでしょ?」


美波さんは混乱する莉嘉ちゃん達をなだめつつ、指を一本一本立てて、優しく説明。まるで保母さんみたいです。


「それで真美ちゃんだって、永遠にあの状態で待ち受けられるわけじゃない。
……だから騎士ユニコーンの突撃が回避可能な距離を維持しつつ、何もしないの」

「距離をキッチリ見切り、更にカード召喚を阻止できる間合いはキープ。
あの精密射撃を使えば、カード挿入前に止めることは十分可能だよ。
……だから双海真美も、不用意な召喚発動をしない。下手をすればディヴァイダーが壊され、一気に不利になるから」

『あ……!』


そ、そっか! そういう狙いもあったんだ! カード召喚には手順があります!

スロットを展開し、カードを挿入! そうして発動……ティアナさんの射撃能力があれば、そこを突くことは可能!

召喚には今まで以上のリスクがあるから、素の戦闘力で押さえ込もうと!


「ようはこう着状態に持ち込み、向こうが焦れて動くか……時間切れを待つ。最悪再延長戦に入ってもいい」

「そっか。そうなったら射撃できるティアナさんが有利で……なのに何で突撃してるの!?」

「まさか、気づいてないのかな! だったら莉嘉達がアドバイス……無理かー!」

「……それは、本当に駄目ですよ?」


念のため、李衣菜ちゃんと莉嘉ちゃんは止めておく。
試合の邪魔ですし、下手をすればたくさん叱られますから。これからデビュー前なのに。


「杏としては、カイラとヤナさんの意見を聞きたいかなぁ。どう思う、二人とも」

「アタシでもティアナと同じことをする」

「私もですね」


そこで、即答ですか……! 杏ちゃんも驚いたらしく、目を細める。


「戦いの本質を説くならば、『それ』が最適解です。ですが同時に、全力を出せない相手の寝首を掻(か)く……とも言えます」

「これはガンプラバトルだ。命のやり取りもない、ただの遊び。だったら確かめたくなるときもあるだろ。
……最適解じゃない答えで、相手を上回りたいときもよ。ようは馬鹿なんだよ」

「馬鹿かぁ。プロデューサーは杏達に、馬鹿の仲間入りをしろってことかな。でも」


それは皮肉なのだろうか。それとも批難? ううん、どちらも違う……杏ちゃんは前のめりになって、二人の勝負に見入っていたから。


「まぁ何ができるわけでもないし、見てみようか。そんな馬鹿を楽しんだ結果、どうなるかはさ」

「えぇ」

『お互い、戦法は変えず二度目の突撃……!』


……そして橙導師が刀を仕舞(しま)う。大事な武器を、自分から捨て去る。

そういう姿に見えて。


『しかも橙導師、無手の体勢を取った!』

『武器を捨てた……いえ、あえて封じて背水の陣? これは』


不安が最大限に高まったとき……砂地が弾(はじ)ける。


『踏み込んだ……橙導師、踏み込んだ!』


橙導師が駆け――。

騎士ユニコーンがそれを迎え撃つ。


呼吸する間もなく、二体は激突した。


◆◆◆◆◆


砂地を踏み締め、加速――。


SDの体捌(さば)き、その独特な体型ゆえの重量移動は織り込み済み。

だからその辺りも含めて、ボディの粒子エネルギーを綿密にコントロール。

今度は武器もなし……ただ握り締めた右拳に、力を集中させる。


体の全てを『それだけ』に特化していく。

肉体は、各関節部は力達の流れにより、瞬発力を向上。

腕を構築する四つの関節部は、イメージに従い鞭(むち)のようにしなる。


ほんの一瞬でもずれれば、全てが狂う精密作業。

魔法で射撃を放つように、感覚と計算に基づく答え合わせ。

バトルはともかく、戦闘では何度もしてきた作業。


間違えもした、最適解を導いたときもあった。

でもその全てが、次の答えをより鋭くする。

この体は鉄の銃身であり、腕は銃口……。


ならば拳は何か。


今握られる力は。

そこに求められる意味は。

表現すべき答えは一体何か。


イメージするものは常に一つ――。


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


恭文「というわけで、射撃戦機体なのに射撃を捨てているティアナ。まさか……頭を冷やされるフラグか!」

古鉄≪高町教導官、空気を読みませんしね≫


(『そんなことを言われましても! いや、読むよ!? さすがにこの場で大暴れとかしないから!』)


古鉄≪そして最近、AbemaTVなどで弱虫ペダルを見ていて、気づいたこと……戦闘中の回想シーンはアリという事実≫

恭文「というわけで、こちらもどうぞー」


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


いろいろ悩んだ挙げ句、アイツと放課後デートに乗り出した。

理由? こういうときは頭を柔軟にするのが大事だって、ここ一〜二年で突きつけられたもの。

なので新宿(しんじゅく)まで出て、二人で映画鑑賞……なお、見たのは【イップ・マン 誕生】。


「……忍者って……忍者って」

「カッコよかったねー! デニス・トーの詠春拳!」


アイツは周囲を確認した上で、素早く両手を動かし、劇中の攻撃を再現……!?


「サモ・ハン・キンポーも出てきて嬉(うれ)しかったし、これは当たりだわ!」

「なんで一発でコピーしてるのよ、アンタ!」

「詠春拳なら、中国(ちゅうごく)を旅したときに教わった」

「マジ!?」

「マジ」


そ、そっか……コイツ、旅をしながら技能を習得してて……何だか敵(かな)わないなぁと、軽くため息。

というか、あの忍者やらが出てきた超展開も、全部含めて楽しんでるっぽい。

私はちょっとアレだと思ったのに。


いや、でもいいのかな。細かいことは抜きで、物語の中へのめり込む。

何だか、可愛(かわい)いなって思うのよ。ふだんはやたらと無茶苦茶(むちゃくちゃ)なのに、そういうときは子どもみたいで。


だから自然と寄り添い、左腕に抱きついてみる。それで……好きだって言ってくれた胸も、遠慮なく押しつける。


「ティ、ティアナ」

「……ティア」

「ティア……あの」

「何よ」


そのまま新宿(しんじゅく)の街を歩き出すと、アイツは頬を赤らめ困り顔。

……フェイトさんやフィアッセさん、りん、シルビィさん……響やあずささんも受け入れたのに。


ラッキーセブン計画は達成間近な状況にも関わらず、私でドキドキしてくれる。それは、まぁ嬉(うれ)しくもあって。


「あ、当たって」

「当ててるのよ」

「そう、ですかー」


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


恭文「そう、回想シーンでティアナと……う、うぅ」

古鉄≪残念でしたね。試合中のシーンだから、ダイジェスト的で短くて……夕べはお楽しみでしたね≫

恭文「おい馬鹿やめろ!」


(前は戦闘中の回想シーン、尺稼ぎ的で嫌だったんだけどなぁ。でも便利なんだよなぁ)


恭文「それはそうと、律子さんの試合だ! フェイタリーも出るし、頑張ってほしい!」

古鉄≪ただ律子さんが負けると、四事務所のアイドルが一人ずつ上がる形になりますから……都合がいいんですよね≫

恭文「メタは無視で! まずは試合前の様子から!」


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


876プロブースは、妙な緊張感が強制継続。

いや、まぁ……リベンジがかかってるし? 涼さんの仇(かたき)討ちは、私の肩にかかっていた。


「絵理ちゃん、楽しんできてね」

「私達も応援してます!」

「ん、ありがとう。涼さんの仇(かたき)はしっかり討ってくるよ……だから安らかに」

「死んでないよ!? 生きてるからね、僕!」

「そうね」


そしてエレオノーラ先生は、呆(あき)れ気味に涼さんの肩を叩(たた)いた。


「あなたにはドリームガールと、あの赤髪を幸せにしなきゃ」

「先生まで何言ってるんですか! ぼ、僕はまだまだ……なので」

「だったらもっと成長しなさい。二代目メイジン……とは言わないから、その半分くらいはね」

「……はい」


そこで『はい』って言っちゃう涼さんに、みんなの頬が緩む。

夢子さんのことも気にしながらだから、甘いというか……でもハーレムはOKになりそうだし、問題ない?


「それにまぁ、私としてもエリには是非勝ってほしいのよ」

「と言いますと」

「フェイタリーはあの……ゴーストボーイが作ったガンプラだもの」

「そう言えばエレオノーラ先生、恭文さんにボロ負けして、ひどい目に遭ったんですよね! あとはカイラちゃんにも!」

「ボロ負けじゃないわ、接戦の末よ……! あと、コシナ・カイラとは引き分けに持ち込まれただけ!」

「は、はい! ごめんなさいー!」


愛ちゃんは迂闊(うかつ)だなぁ。その辺りは苦い思いでらしく、エレオノーラ先生の眼光が……おぉ、恐ろしい。


◆◆◆◆◆


律子は真剣な様子で、フェイタリーの最終調整……の最終調整。

ベースの粒子補給が入ったから、念には念を入れた上で、更に入れている。

それを私達竜宮小町メンバーは、静かに見守ることしかできなくて。


「りっちゃん、ファイトだよ! 大丈夫大丈夫、兄ちゃんだって勝てたんだし!」

「それ、何の慰めにもなってないわよ!? 恭文君は私達より強いじゃない!」

「そうね。でもアンタはアイツのメイドだし、頑張らないと駄目よ」

「アンタだって、ベッドシーンはどうするつもりよ!」

「うっさい馬鹿! そんなのはもうお流れよ!」

「なら、私が律子さんの代わりにメイドさんとなって、ベッドシーンも頑張りますね……だって、もう」

「「おい馬鹿やめろ!」」


あずさの色ボケが激しすぎる! アイツ、何やったのよ……いや、分かるけど! 分かるけど中身が気になる!

でもさ、お願いだからモジモジとかやめてよ! フェイトじゃあるまいし!


「でも律子さん、実際のところ勝算は」

「……実はかなり厳しいです。普通に戦っても、間違いなくペースを握られ続ける」


◆◆◆◆◆


「で、765プロのプロデューサーとしてはどう読む」

「さっきも言ったけど、戦闘技術・ガンプラの性能……その両面で絵理だね。
元々ヘビーゲーマーだし、F91パピヨンも完成度が高い。律子さんにもそう言ってる」

「ちょ、やっくん!」

「また、ハッキリ言うわね。同じ事務所さんなのに」

「こういうのは自覚しないと、あっさり負けちゃうのよ」


それをアッサリ言い切るのも、またぶっ飛んでます……! 莉嘉ちゃんと美波さん、絶句しましたよ。


「まぁ、そうだな。F91自体が高機動でありながら、ヴェスバーによる高火力も保有する機体だ。
そこに月光蝶まで飛び出すとあっちゃあ……特に月光蝶が厄介なんだよなぁ」

「ゲームで言うならマップ兵器。消費粒子量が半端ないけど、そもそも広範囲で持続時間もそこそこだから、外す心配はとりあえずない。
まぁ攻撃を本体へ当てるのが一番だけど、それもM.E.P.E(質量を持った残像)の併用でキツいというコンボだ。よく考えて構築してあるよ」


……まぁネットのスレでいろいろ聞いて、適当に構築したそうだけど。

ただそれで取っかかりを掴(つか)み、組んだのは絵理のセンスだ。初心者でそれだから、お察しって感じだよ。


「それに、向こうにはエレオノーラ・マクガバンもいるから」

「……それがあったかぁ。てーかどういう縁で、アイツがアイドル事務所に?」

「ティンとこられたんだよ」

「え、でもその人って、蒼凪プロデューサーにボロ負けしたんだよねー。それも汚い手を使ってまで……だったら別に問題は」

「エキシビションマッチのとき、アイツは本気じゃなかった」


未央がまた流れ星になろうとしているので、軽く補足して止めておく。

そうしたら全員……エレオノーラの実力を侮っていたのか、頬を引きつらせた。


「ヤスフミの言う通りだ。少なくともメインガンプラは使ってなかった。
で……アタシはそれと正面からやり合って、引き分けに持っていくので精一杯だった」

「あのときはカイラ、蹂躙(じゅうりん)されまくりだったしねぇ。エレオノーラに傷一つ付けられず」

「うるせぇ!」

「そ、そんなに強い人だったんだ……!」

「まぁガンプラ塾の筆頭講師って名乗るくらいだから、想像はついてたけど……でも蒼凪プロデューサーにそこまで言わせるなんて」

「だからこそ怖いよ……今の絵理は。愛のボール、涼のストライクも、前に見たときより格段に強くなってたから」


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


古鉄≪……フラグですか?≫

恭文「しー!」


(しー!)


古鉄≪こんな前評判の結果、律子さんはどう戦うのか≫

恭文「大丈夫……律子さんならほら、エビフライテールの力もあるから」

古鉄≪そうですね≫


(『ないわよ、そんなの!』)


古鉄≪それにあなたのメイドさんにもなるし≫

恭文「なぜそこが決定!?」

古鉄≪本編軸でもちょっと危なくなるんですね、分かります≫

恭文「ならないよ!」


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


『――休憩時間も終わり、いよいよ二回戦最後の試合!
765プロ:秋月律子選手対876プロ:水谷絵理選手の入場です!』


千早のナレーションに従い、みんなからエールを受けつつ壇上へ。

うぅ、やっぱり恥ずかしい……アイドル復帰予定って、バラしてくれたし!


「律子さん、よろしくお願いします」

「こちらこそ。……あ、それと涼のこと、いつもありがとう」

「いえ。こちらこそいつもお世話になっています」

『……火花が走るかと思ったら、親戚同士の挨拶が始まりましたね』


なのでお互いお礼を述べつつ、しっかりお辞儀。


『仕方ないわよ。律子は秋月涼君のいとこだし、水谷さんはその涼君とユニットメンバーだもの』

『そうでした。876プロに所属するみなさんは、三人一緒のユニットとしても売り出しているんですね』

「ちょ、納得しないで止めてー! 恥ずかしい! 僕が気恥ずかしいだけだから!」


涼がうるさいけど、気にせずにまたお辞儀。


「いろいろと面倒な子ですけど、これからもよろしくお願いします」

「こちらこそ、至らぬ点も多々あると思いますが、よろしくお願いします」

「やめてくれないんだ! うん、知ってた!」


……さて、いとことして筋は通した! あとは全力で戦うだけよ!


≪――Plaese set your GP-Base≫

『では挨拶も滞りなく終わったところで……GPベースをセットしてください!』


◆◆◆◆◆


ドンパチはなく、静かな立ち上がり……飛ぶこともなく、F91パピヨンは慎重に歩いていきます。


『フェイタリー2号機の姿は見えません。F91パピヨン、冷静に索敵開始……飛行もせず、歩いています』

『相手の武装セッティングも分かりませんし、高層ビルも多いです。となれば』

「……狙撃ってところかな」

『狙撃でしょうね』

「あぁ」


狙撃……ライフルで遠距離から撃つ! というか、また杏ちゃんが働いています!


「狙撃……遠くからズドンってこと?」

「現代戦の基本だな。より強力な攻撃を、より遠くから正確に飛ばす。
……まぁ、それだけで攻略できるとは思ってないだろうが」


……凛ちゃんが首を傾(かし)げている間に、状況が動く。F91パピヨンはヴェスバーを構え、まずは三時方向に砲撃。

速度重視のビームが、高層ビルの上層部を撃ち抜く。


それから四時、八時、十時――合計五箇所の高層ビルに砲撃。爆炎が発生しても、構わずまた時計回りに砲撃を続ける。


「あれ、何してるにゃ?」

『狙撃の基本は『高所から撃つ』です。そうすれば遮蔽物による妨害も最小限ですから。
水谷さんは予測される狙撃ポイントに対し、ヴェスバーで牽制(けんせい)を仕掛けています』

『フィールドの中でひときわ高い場所ね。でも』

「ヴェスバーについては、当然秋月プロデューサーも知ってるよねー。多分この五箇所にはいない」

「えー! それじゃあ撃つ必要ないじゃんー!」

「お子ちゃまだなぁ」

「えぇ!?」

「そう思わせて、ズドンって可能性もあるでしょ」


杏ちゃん、何気に容赦がない……! 莉嘉ちゃんの顔が真っ赤です!


◆◆◆◆◆


ビルの合間をすり抜け、加速――今ので発射位置は特定。

北西、パピヨンから見て十一時方向・距離八百!

これなら……でもそこで、空から光が降り注ぐ。


大きなものじゃない……小さな、線のような光。

それが砲撃発生地点に到達する。月と、そこにいる誰かを繋(つな)ぐように。


繋(つな)ぐ……繋(つな)ぐ……あ。


◆◆◆◆◆


今度は空から光が降り注ぐ。


「アレ、何にゃ。お星様」

「で、でも昼間……だよ? 流れ星は見えないと思うけど」


みくちゃんが、智絵里ちゃんが戸惑う中、私達も軽く混乱。でも、そこでヤナさんが半立ちになる。


「……月は出ているか?」

「……姉さん?」

「月は出ているかと聞いている!」


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


恭文「一体何が……なぜ月を気にするのか」

古鉄≪それは本編を見て頂いて……ですね。かなりはしょってますし≫


(ネタバレを避けるのも大事なことです。
本日のED:ROMANTIC MODE『DREAMS』)







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