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作者でも分かるとまと同人誌情報コーナー
とある魔導師と閃光の女神のえ〜すな日常/いんふぃにっと 第4巻経過報告:02(サンプルあり)(2016/2/18)
[TOMATO] とある魔導師と閃光の女神のえ〜すな日常/いんふぃにっと シーズンI 第4巻『騎乗兵達の戦いは何を暴くのか』




古鉄(A's・Remix)≪というわけで、いんふぃにっと第四巻のサンプル続きです。今回もやっぱり、原作リスペクトで大会襲撃が≫

恭文(A's・Remix)「そう言えばフォーゼって凄いよね」

古鉄(A's・Remix)≪学園を舞台に、一年戦っていましたしね。ではパイロット版ではカットした、あの人達のシーンを中心にどうぞー≫


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


今更ながら、ヤスフミがあれだけ手厳しかったのも理解できる。これでもし説明された通りの体勢だったら、一体どうなっていたか。

具体的には、避難訓練をしていて正解だった。各所へのハッキングによる封じ込めも、学園のデジモン達が協力。

ぼくもフランスの担当官……まぁ女性なんだけど、フランソワーズ・ブリュレさんと一緒に行動中。


ブリュレ担当官もアップにした金髪を揺らし、来訪していた各国関係者を誘導していた。


「こちらです! ……あぁ、急がないで! デュノアさん、ゲート外の安全確認は!」

「よし……第三ゲート前とその周囲はクリア! ブリュレ担当官!」


ゲート前でヴェントを構えながら、周囲を警戒。担当官達をカバーしつつ、一緒にアリーナから離れていく。


「デュノアさん、避難所まではすぐでしたね!」

「はい! なのでみなさん、もう少しです!」


そう、もう少し……アリーナから離れ走っていると、前方に敵機反応。慌てて前に出て、シールドをかざす。

ガトリングの如(ごと)く放たれた赤いビームを受け止めると、シールドが抉(えぐ)れ、絶対防御発生。

衝撃で各部装甲も引き裂かれる中、余りにたやすく倒れてしまう。ちょっと、これは……!


「デュノアさん!」

「来ないで!」


みんなに声をかけ、前に現れた奴らを……以前も現れた、腕長ゴリラ達を見据える。くそ、やっぱり増援が!


「させませんわ!」


でもそこで光が走る。青い光条はゴリラ達を次々撃ち抜き、その注意を空へ戻す。おぉ、こっちにも増援だ!


「オルコットさん!」

「さぁ跪(ひざまず)きなさい」


更にバインダーを広げ、ブルー・ティアーズを展開。それらがゴリラ達を取り囲み次々射撃。

四方八方、雨あられで襲ってくる光条。ゴリラたちは避けることもできず、ただ受けに回る。


「わたくしとブルー・ティアーズが奏でる、レクイ……!?」


オルコットさんの言葉が止まり、驚愕(きょうがく)の表情を浮かべる。それは当然だ……そもそも避ける必要がなかったんだ。

展開するシールドを破る様子もなく、衝撃で揺らぐ様子もなく、ゴリラ達は無言のままに迫る。


「馬鹿な、効いていないのですか!」



◆◆◆◆◆


放たれるのは赤き光条の雨。それに対し逃げることは許されない。お嬢様を、皆を守るため。


「スパイラルブロー!」


口から渦巻き状の風を放ち、光条を散らす。奴らが動揺している間に駆け出し、ジグザグ装甲。

一人、また一人と行く手を阻み、巨腕を振るう悪鬼達。それをたやすく回避し、奴らの後方を取る。

その上で、最後方の一体に飛びかかり、右・左と爪で連撃。


「ダブルダッシュクロー!」


バリアと装甲を引き裂きながら、その残滓(ざんし)を払い加速。二体目にかじりつき、容赦なく粉砕。


「ガオガハウンド」


振り返り放たれる射撃を十時方向へ走って回避。よし、私に引きつけられている。このままお嬢様達を……そうはいかないか。

二体が振り返り、お嬢様達へ加速。一気に地面を蹴り砕き、一団を追い抜き二体へ併走。

そのまま前へ回り込み、後ろ足で立ち上がりながら再び連撃。巨腕と両爪が衝突し、その勢いに押される。


く……実際に対峙(たいじ)したからこそ分かる。コイツらはデジモンに近い存在だ。油断していれば負ける。


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


恭文(A's・Remix)「はい、幕間のパイロット版ではカットしていましたが、セシリアやらガオモンにも対PA戦があります」

古鉄(A's・Remix)≪でも現段階のISでは、専用機だろうと勝てる相手ではなく≫


(蒼い古き鉄達が、いろいろと特殊なだけです)


恭文(A's・Remix)「みんな変身するのかな」

古鉄(A's・Remix)≪黒影トルーパーですか。それで今回、本編はネタバレ回避のためここまでになりますが≫

恭文(A's・Remix)「先日アップした特別書き下ろしでも、カットしているシーンがありまして。じゃあ次は特別書き下ろしでいこう」


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


二〇〇六年・五月――学年別トーナメントも迫る中、部活の始動が決定しました。ただ今すぐはちょっと無理。

トーナメントの準備もあるし、新しい部活の設立には手間もかかる。部活設立に伴う規定書類を出し、生徒会の認可を得ないといけない。

ただ、僕達がそのために動いているのは、既に周知の事実。それゆえに、うざったいことも多いわけで。


「ねぇねぇ織斑くん、新しい部を作るんだよね!」

「八神くんも!」

「というか、オレ達は一緒だな」

「セシリアやリン達も入る予定だしね」

『いいなー』


何がいいんだろうか。まぁそんな話は気にせず、教室で仕掛けの準備。

いやぁ、IS学園は気に食わないけど、勉強机は広いからやりやすいよ。

道糸、重り、針……しっかり結んで、束ねておく。もう手慣れたものなので、二つ三つとさくさく作っていく。


「恭文さん、何をしてますの? ……というか教室ですよ!?」

「週末、ヘラブナ釣りに行くから」

「……また新しいポイントを開拓したんですか」

「いや、今回は外だよ。ヘラブナは淡水魚だから」

≪恭文くんに剣術を教えた、師匠の一人から教わったんだー。訓練としても最適なんだって≫

「訓練?」

≪ヘラブナは釣るのが難しい魚です。少々頭を使う必要がある……あとは分かるでしょ≫


初心者向きじゃない釣りを、初っぱなでやらされた僕……でもそれゆえか、修行抜きでずっと続けている。

今は春も超えて温かくなっているからさ、前々から行きたかったんだよねぇ。


「この釣りは楽しくてね。先生に教わってから、ヒメラモン達とちくちょく行ってるんだ」

≪たとえ釣れなくても、自然の中のんびりするのは素敵ですよ≫

「楽しみだねー。泊まりがけだし、がっつりいける」

「駄目です!」


そこで茶々を入れてきたのは、山田先生……おぉ、もう授業時間か。手早く後片付けを済ませておく。


「今は大会前ですし、あなた達だけで外出なんて駄目です! そもそも学園に入ったのも、あなたの身辺を守るためです!」

「「……は?」」

「疑問に思わないでください! というかオルコットさんまでー!」

「おかしいなぁ。先生達に守ってもらった覚えが一欠片(かけら)もないだけど。面倒事が起こるたび、僕が解決しているような」

≪というか、先生も面倒事を起こしてくれたよねー。ハニトラ問題とか、専用機使用強行問題とか≫

「わたくしも先生方が恭文さんを守った覚えなど、一欠片(かけら)もないのですけど」

「そ、それは」

作った仕掛けは、引っかからないよう巻き具に巻き付け、そのままボックスの中へ。

切った糸やらのゴミも、しっかり回収。これはまた別に始末しないとなぁ。足下もチェック……よし、問題なし。


◆◆◆◆◆


やってきたのは東京都(とうきょうと)台東区(たいとうく)。

バンダイ本社ビルの隣にある、それより大きいビル……これが国際バトスピ連盟の本部。

その中の会議室に案内され、しばし待つ。手元にはあの、問題のブツ。


「恭文くん、そろそろ話してもいいんじゃない? それって」

「だから専門家に聞くの。実はこれ、僕も見たことがなくて」

「……失礼します」


そこで入ってきたのは黒子のお兄さん。楯無やリンは怪訝(けげん)な顔をし、簪は小首を傾(かし)げる。


≪……恭文くん、ここ……舞台でもあるの? 歌舞伎の稽古中とか≫

「違うよ。……地尾さん、忙しいところすみません」

「いえいえ、大丈夫ですよ。それで」

「紹介します。IS学園二年・生徒会長の更識楯無さん」

「……もう、他人行儀ね。お姉さんの恥ずかしいところを見ているくせに」


やかましいわ! 初対面の人なんだから、丁寧にしないと……あ、ヤバい! リンと簪が凄(すご)い目をー!


「そ、それで一年二組の鳳鈴音と、四組の更識簪さん」

「初めまして。私、国際バトスピ連盟のカード開発部所属」


そしてお兄さんは腰も低く、三人に名刺を渡す。


「地尾あきまさと申します」

『……初めまして』

「地尾さんは聞いた通りの肩書きなんだけど、実は裏の役職があるんだ」

「裏の役職?」

「まぁ考古学者みたいなものです。……過去のバトスピ文明について調べ、カードプールを現代に復活させる。
バトスピが現世界の創世に繋(つな)がっていることは事実ですが、まだまだ謎も多いですから。それで八神さん」

「これなのよ」


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


恭文(A's・Remix)「はい、あの話もしつつ、トーナメント前後のお話もします」

古鉄(A's・Remix)≪メインではありませんが、時系列などは分かるようにしている……はずです≫


(そう、ここは無限のフロンティア)


恭文(A's・Remix)「それは違う奴や」

古鉄(A's・Remix)≪ただパイロット版ではカットした分も合わせて、二話分になってるんですよね。なので今回も、こちらは一話となっております≫

恭文(A's・Remix)「そう、特別書き下ろしその3は、まだまだぐだぐだな旅です」


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


「だが八神、一応聞くが修得は」

「魔術は単なる超能力じゃなくて、専門的な学問なんです。僕だって基礎部分を大体覚えるのに、一週間以上かかりました」

「仮に我々が魔術回路を持っていても、入学直後の織斑と同じになるわけか」

「その通りです」


専門的な学問……考古学などと同じだから、勉学の時間が必要。それも抜いては扱えない技術。

話を聞いていると、むしろ八神のように戦闘目的で行使する方が珍しいようだな。これでは無理か。

それは我々が専門とする、IS運用に置き換えればすぐ理解できる。山田先生も納得しきれないが、口を挟むこともない。


「あと先天資質の絡みも大きいんですよ。魔術師が子孫を残し、魔術回路を増やしていくというのは」

「根源に至るため、自らの魔術を引き継がせて、だったな。それは聞いている。だが増やすというのがどうも」

「……まぁあるんですよ。魔術師同士で子どもを作ると、その子どもは親より優秀になるとか。
はたまた魔術師ではなくても、魔術回路やその資質を大きく伸ばす母体特性が」


八神は少々困り顔で、とんでもない話をしてきた。しかも実例があるようで、その言葉にはボディブロー的な重さが込められていた。


「そうして魔術回路を一本でも多く増やし、更に魔術刻印を受け継ぎ、その質を高めていくんです」

「魔術刻印?」

「簡単に言えば埋め込み式の魔術書です。先祖代々受け継いだ魔術が記録されているんですが、これが優れものです。
機能している限り、自分で覚えていなくても歴代の御業を行使可能。即死でなければ治癒能力まであります」

≪魔術刻印はその家にとって当主の証しで、重大な遺産。場合によってはそれを巡って骨肉の争いにも発展しかねません≫

「そうして自らの魔術を高め、根源を目指すわけか。理解した」


だとすると魔術師の家系でもない八神は、魔術師としてのアドバンテージに欠けているも同然。

それでなおサーヴァントという特異存在と戦えるのは、本当に経験と勉学の賜(たまもの)だろう。これは、やはり山田先生が悪いな。


「山田先生、分かっただろう。八神も数年に渡る研究の結果、あれだけ戦えるようになったんだ。
今すぐあのレベルへ追いつくなど、決して簡単なことではないぞ」

「……ごめん、なさい」


◆◆◆◆◆


織田信長――イギリス生まれのわたくしでも知っているような、日本(にほん)の偉人。まさしく大英雄と言うべき戦国武将です。

サーヴァントは知名度によりパワーも上がるようですから、そこを考えると……いや、でもまさか。

織田信長は男性ですわよ? 恐らくこの方は、それに近しい偉人というだけでしょう。


とりあえず無理に納得しつつ、あの軍の様子を盗聴。これもハイパーセンサーによる恩恵です。

もしかしたらわたくしは今、元々のコンセプトに基づき、ISを運用しているのかもしれない。

宇宙活動用であり、暗き星の世界を跳ぶ翼。だからこそISには鋭い目が、耳が備わっている。


集音状態にして、あの二人組に集中。何やら会話もしているようですわね。


『よし、今夜はここで野営するとしましょう! べん……いえ、武蔵坊雪斎、宴の準備を。二秒で』


狸耳が無茶(むちゃ)ぶりすぎます! 二秒って! ツッコんでいる間に終わりましたし!


『二秒ですか!? あ、すみません……すぐにしますので、刀に手をかけぬよう願いまする。
しかし殿、このような場所で野営は危のうございますぞ。油断なさらぬよう』

『承知していますが別に……私、天才ですから。危険とか気になりません。
襲われたらすぐに起きて、襲い返せばいい。第一この大群なら、敵も簡単に近寄れません』

『ノブノブー♪』

『ほら、この謎の生き物もそう言っていますし。べん……じゃない、雪斎は心配性ですね』

『はぁ……大事にならねばいいのですが』


◆◆◆◆◆


「でもヤスフミ、一ついいかな。その『違う世界』って……今回みたいに入り込んじゃったの?」

「え、守秘義務で」

「……できれば説明して。君達の経験が分からないから、先生も混乱するんだよ。それに現代の魔術師でもって辺りとか、ほんとサッパリだし」

「だから大丈夫だって。……先生は僕が守るから。バ、バストタッチの責任もあるし。お仕置きもしなきゃいけないし」

「はい!?」

「半端な無視はやめてくれる!? あのね、結構来るの! このサバイバル状況で無視は、ほんと胸にくるの!」


そうだよ、やめてやれ……シャルル、涙目じゃねぇか!


「だから先生は自覚するだけでいいんです、自分が埃(ほこり)だと」

「オレ達(人間)はどんだけ低位置なんだよ! 八神、頼むから説明してくれ! やっぱそこは必要だわ!」

「しょうがないなぁ……説明ばっかで話が進んでいないというのに」

≪かくかくしかじかで済ませましょうよ、それが駄目なんですか? ぜい沢ですね≫

「うるせぇよ! いいだろうが! それがぜい沢なら、オレ達は超成金でいいんだよ! ぜい沢し放題でいいんだよ!」


というかメタい……とツッコみかけたところ、八神の気配が急に鋭くなる。千冬姉もそれに気づき、目を見張った。


「キャスター、全方位警戒……決して怠らないで」

「承知しています」

「ベルトちゃんも一応お願いね」

≪ぶー、一応ってひどいー≫

「そうなるのよ、サーヴァント相手だと」


八神は更に乞食清光を取り出し、いつでも抜刀できるように構え。お、おい……いつ襲われてもいいようにって、ことですか?


「ちょ、話すだけでもそこまで警戒って!」

「例えばアサシンクラス。文字通りの暗殺者だけど、気配遮断というクラス固有スキルを持っている」

「気配が分からないってこと? レーダーでも」

「高レベルならレーダーどころか、同じサーヴァントでも察知不可能だよ。もちろん本人の技量にもよるけど」

≪その分直接戦闘力は低いですが、魔術師相手なら一撃必殺。マスター殺しのクラスとも言えます≫

『怖!』


おいおい……そんなもんを持っていて、どうして八神に負けるんだ!? そうだよな、キャスターだもんな!

アサシンじゃないもんな! 普通マスターをズバズバやってくだろ! オレなら間違いなく八神本体を狙うぞ!

……シャルルもまさかそこまで緊迫した状況とは思っていなかったらしく、頬を引きつらせた。


そりゃ、そうだよな。そんな状況でコイツ、英霊に目を輝かせてたんだぞ! てーかもっと早く説明してくれよ!


◆◆◆◆◆


「歪(ゆが)みのお話も魔術ですの?」

「こっちはデジモン絡み。三年前のクリスマス直後……現実世界へデジモン達が迷い込んだ。それも世界中にだ。
しかもIS学園や各国の研究機関から、第一世代型IS部隊が出撃。敵意のないデジモン達まで問答無用で攻撃。結果情けなく負けた」

「あ……!」


そこで山田先生が小さく呻(うめ)く。どうしたのかと思ったが、気にすることもないか。

山田先生がちょうど学園の生徒だった頃だろう。学園内部の様子を詳しく知っているんだろう。


「もちろんISだけでなく、各国の最新戦闘兵器も太刀打ちできなかった。いや、戦うどころか停止に追い込まれた」

≪グローバル・フリーズとも言われる事件だね≫


グローバル・フリーズ!? そ、そんなカッコいい名前が……いや、確かIS絡みの年表で見たぞ!


「……あれでISの絶対優位性は薄れ、異能相手には勝てないという弱点が露見した。いや、ISだけじゃない。
世界中のあらゆる兵器やメカニズムが、デジタルワールド由来の存在には太刀打ちできない……だったよな、ベルトちゃん」

≪一夏くんは本当に勉強してるんだねー。うん、そうだよ……デジモン達からすれば、『停止』しているも同然。
それが世界中で起こっていたからグローバル・フリーズ。補足するなら、三年前のは第三次とも言われている」

「第三次? 一つ前は六年前の一件だって分かるが、もう一つは」

≪白騎士事件、分かるかな≫

「勉強したからな。……そうか。白騎士は三年前で言えば、デジモンの立ち位置なんだよな。それで各国の軍隊は何もできなくて」

「それもまた、停止したものと同じってことよ。でも停止させた側(がわ)が、あっという間にさせられる側(がわ)かぁ。インフレもいいとこじゃない」


たとえ世界が止まったとしても……か。そうだな、そういう意味では、世界は何度も止まりかけているんだ。

異変や破壊という形で、停止・崩壊するはずだった。でも、だからこそ興味がある。

八神とヒメラモン達は、そんな渦中の話をしている。三年前の……ややぼやけた白と黒、そのヴィジョンが頭をよぎる。


そうして胸に痛みが走る。そう言えばお礼も、言えてなかったなぁと。


「僕達が動き出したのは、『第三次グローバル・フリーズ』の真っ最中だ。
みんなをデジタルワールドに戻すため、オリジナルD-3の持ち主達は世界を回った。
あの段階ではほんの数人だけが、デジタルワールドへのゲートを開くことができたから」

「オリジナルD-3だと!」


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆



恭文(A's・Remix)「というわけで、ここでもドライブ要素が。ただし解釈としては『世界的大事件が起きても、各国の軍隊や政府、警察機構の動きや対処が停止している状態』という解釈ですが」

古鉄(A's・Remix)≪保有戦力が何の成果も上げられない。そういうところも含めているので、割とゆるーい解釈です。
一応お台場核ミサイル事件なども入っていますが、ここでは分かりやすいところで。
……しかし、説明だらけで話が進んでいませんね。かくかくしかじかは無理なのか≫

恭文(A's・Remix)「本当にねぇ」


(『悪かったな! だが無理なんだよ! 何も知らずに全面協力とかできねぇよ!』)


恭文(A's・Remix)「よし、次からナレーターに全部押しつけよう」

古鉄(A's・Remix)≪それで説明したって体で、シーン転換するんですね、分かります≫


(そんな尺節約の手段も見つけたところで、ひとまず終了です。みなさん、第四巻もぜひよろしくお願いします。
本日のED:BLUE ENCOUNT『アンバランス』)






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