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幕間第35巻経過報告:03(サンプルあり)(2015/7/29)
恭文「というわけで経過報告……今回は特別書き下ろし中心で」
あむ「まずはINNOCENT編だね。……オリジナル展開、というか」
恭文「原作漫画ではバッサリカットされた、このお話をやります。とりあえず……二〜三回はオリジナル対戦を考えないと」
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
「白ぱんにゃ、明日もお散歩しようねー。学校が終わったら、グランツ研究所までまっしぐらだよ」
「うりゅー♪ うりゅりゅ、うりゅ?」
「そんな事ないよ。白ぱんにゃ達と一緒に遊ぶのも、大事な事だもの。……それに約束したでしょ? ずっと一緒だって」
「うりゅ……うりゅりゅりゅりゅー♪」
白ぱんにゃはぴょんと僕へ飛び込んでくる。なので優しく受け止め、撫で撫で。すると幸せそうにスリスリしてくれるので、それがまた嬉しい。
「あおー」
「うりゅりゅー」
「あおくんも、ぱんにゃ達とはすっかり仲良しさんだよねー。でも恭文くん、本当に修行って……なにしてたの?」
「とりあえず、世の中は果てしなく広いという事だけ……異世界って、すごいですよね。フィアッセさん」
「本当に、なにしてたの……!」
まぁ細かいところは内緒内緒……とりあえず、僕のおじいちゃんはやっぱりすごいおじいちゃんだったという事だよ。
さて、明日からまた修行していくぞー。もちろんぱんにゃ達ともしっかりコミュニケーションして……そこで携帯に着信。
というかこの着信は……なんとなしに嫌な予感がしながらも、ぱんにゃをまず左腕で抱え直す。
それから懐から携帯を取り出し、画面確認。あぁやっぱり……お母さんからだ。
「うりゅ?」
白ぱんにゃは腕から肩に駆け上がり、そのまま僕の頭に乗っかる。慣れた動きなのは、僕の頭が好きな居場所だからっぽい。
「恭文くん」
「お母さんからです。でもなんでだろう……凄く、嫌な予感がする」
「……恭文くんがそう言うって事は」
「……うりゅー」
「あお?」
とりあえず電話に出た。そうじゃないと話にならないし……そうしてされた話は、ある意味当然と言えば当然で。でも今の僕にとっては頷けないものだった。
◆◆◆◆◆
ヴァリアント・ザッパー、キリエさんが得意とするのは実体剣(ヘヴィエッジ)での猛攻。
蝶のように舞い、蜂のように刺すわけで。ヘヴィエッジを一回転しながら右薙一閃。
とっさにフレイムエッジで防御するものの、勢いが強すぎて吹き飛ばされる。
更にキリエさんはこちらへ突撃。くそ、身の丈ほどはあるもん担いでるのに、なに軽快に動けるのよ!
「……スキルカード、ラケーテンハンマー!」
≪あいよ!≫
ヴィータ譲りのラケーテンハンマーを発動――フレイムエッジから生まれた、ブースター特性も併せ持つ炎。
その勢いに乗って体を錐揉み回転。キリエさんの唐竹一閃に合わせ斬撃をぶつける。
普通にやってもパワー負けは否めない。その上フェイトは、バルディッシュを投げられて戦線離脱。
アタシが踏ん張らなきゃ……そんな焦りも込めた一撃は、あっさりとはねのけられる。……普通どころか、全力でもパワー負けしていた。
フレイムエッジが弾かれ、空中での体勢がより削られる。キリエさんはそんなアタシを、至近距離で見つめながら。
「もらい!」
もう一回転して、唐竹一閃。
◆◆◆◆◆
アミタさんの柔らかさと大きさをめいっぱい堪能していると、ディアーチェが鬼の形相でやってきた。
「おぉディアーチェ、ちょうどいいところに。僕、大会が終わったらお父さん達のところでしばらく暮らすから」
「話を聞けぇ! 貴様はいつもいつも無軌道に動き回りおって……待て、今なんと言った」
「ちょっと、ナギ……おじさま達、海外出張中じゃない。ていう事は、まさか」
「今回の事でかなり心配しててね。長期出張が終わるまでは一緒にって言われた」
こういう事はサラッと言うのが一番。するとディアーチェは呆けて……ううん、まるでこの世の終わりという顔で脱力した。
「じゃ、じゃあ恭文さん……ここからいなくなるんですか! DMSは……ディアーチェはどうするんですか!」
「そうですよ! 私への責任……はともかく、せっかく入るって決めたのに! いえ、ご両親の方針は確かに大事ですけど!」
「……よかったわ。もしお姉ちゃんが【責任を取れ】とか言い出したら、殴っていころよ」
……みんな、暗くなるのはやめてよ。僕が悪いみたいじゃないのさ。
「なぎ君、そんな……いきなりすぎだよぉ」
「だから大丈夫だって。……それにね、お父さん達が今いるのって、アメリカなんだ。eスポーツの本場」
「それは、なのは達も聞いてるけど……あれ、もしかしなくても恭文君」
「ブレイブデュエルを始めて――アルトと出会って、短い間だけどすっごく楽しくてさ。それで興味が出てきたんだ。
世界では今、eスポーツは……僕達みたいなプレイヤーはなにを見て、目指しているのかって。だから実際に見てくる」
「……ヤスフミ」
「というか、戻ってこないわけがないってー。アミタさんや瞳さんもいるし、責任を取るって言ったしー」
その瞬間、なぜかディアーチェが近づき左ミドルキック。それを受け吹き飛ばされると。
「……なにすんの!?」
「やかましいわ! この馬鹿ぁ! 戻ってくるとか、責任を取るとか……そういう話じゃないわ!」
◆◆◆◆◆
「それでだ、今日君達は一つの戦いを終え、新しい可能性をかいま見た。それを更に研さんし、ぶつける場がもうすぐ開かれる――これをご覧あれ!」
そうして博士はどこからともなくポスターを取り出し、それを開いて見せつけた。
そこに写っていたのは、デュエル用のポッドと浮かぶ3Dフィールド。更に英文字でのおっきなロゴ。
『おぉ!』
「つい先ほど決定した本仕様だ! その名も――ブレイブグランプリ! 開催日は今から一か月後!
競技やルールはまだ明かせないが、基本的に総当たり戦! 戦って! 戦って! 戦い抜いて真の最強チームを決める、バトルロワイアルだ!」
「一か月……よし、お母さんに連絡しよう」
『そして真面目か!』
これも子どもであるが故の事。みんなからツッコミを受けつつも、早速お電話。
そしてディアーチェは僕の袖口を持って、やっぱり涙目だった。……子どもかい。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
あむ「……主人公なのに転校!?」
恭文「トゥルーラブストーリーみたいだねー」
あむ「言ってる場合!?」
恭文「そう、おそらく大半はダイジェストになるでしょうけど、ブレイブグランプリ編へ突入です」
(試合、多分二〜三回くらいしかやらないだろうなぁ)
恭文「一つはDMS対J&Fブラッカーズ、二つ目はDMS対T&Hエレメンツだっけ」
あむ「あぁ、その二つは絶対外せないよね。ならあと一つは」
(あるかなー、ないかなー……という段階)
あむ「あやふやな……!」
恭文「そしてラーメン屋の立て直しな後編……原作と違い揉めたわけだけど」
あむ「どうすんの、これ!」
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「に、兄ちゃん……どうしよー」
「どっちのおかげーってわけじゃないの、分かったのに……どうしてこうなるの?」
「そうだねぇ……例えば亜美、真美、おのれらはなんだかんだで竜宮小町やらソロやらで、一緒にうたう場ってそれほど多くないよね」
「まぁ、そうだね。合同ライブの時くらいかなー」
「でも黄龍さん達は、そういうのが無理なんだよ。二人で言うなら……活動する時はずーっと一緒。
歌も、ダンスも、演技も、写真撮影も、一人だけだとボロボロになる。絶対に評価されず、今みたいにボロクソな扱い」
二人はちょっと空を見上げて想像。すると一つ一つ――自分が経験した仕事も思い出しているんだろうね。
思い出し、表情がどんどん曇っていく。一人でやると必ずボロクソで、いろいろ言われて……でも二人なら上手くいく。
二人一緒なら、双子の片割れがいれば……でもそこに生まれるのは嬉しさじゃない。恐怖であり、忌々しさであり、怒りであり。
「おのれら、だから『一緒に活動しろ。ソロでやる意味はないしやらせない』って言われて……納得できる?」
結果そんなマーブル色の感情に苛まれながら、二人は涙目で抱き締めあった。
「「そ、それはキツいかも……!」」
「でも、それじゃあお店が潰れちゃいます! ああもう、どうすればいいの……!」
「どうしても今までみたいには戻れないんですか!? 私、やっぱりもう一度主人と話して」
「まゆみ殿、それでは駄目ですよ。……お互いに職人として思うところがあり、だからこそ相手をうまく認められないのです。
双子だから、兄弟だからというのは理由になりません。職人としての彼らに、手を取り合う理由がなければ」
「それはお店の事じゃ駄目なんですか! お父さんから受け継いだ、大事な店を守るためじゃ!」
「なるのであれば、最初から龍々軒は二つにならなかったでしょう。それこそ今更です」
貴音がぶった切ったぁ! 編集長も合掌する中、ますみさん達は絶望しおろおろと泣き崩れる。
でも、事実だしなぁ。そういう理屈を振りかざすばっかじゃ、下手したら離婚……それはやめて! あたしの龍々麺がー!
「なによりその『受け継いだ店を守る』って辺りにも絡む事、なんですよね。二人ともその辺りもあるから、余計スルーできないんじゃ」
「「え?」」
◆◆◆◆◆
「黄龍さん、白龍さん、私から一つ提案があるんだけど」
「「ほしなさんから? なんでしょう」」
「二人が目指す、『自分だけの麺料理』を作り上げて。それも私達の本取材が始まるまでに」
そこで歌唄からとんでもない提案……自分だけの麺料理!? で、でもそれはさすがに無茶じゃ! 予定では一週間もないし!
いや、待て。自分だけの……そうか、そういう事か! 歌唄の言いたい事が分かり、美奈子や恭文と一緒に拍手を打つ。
「編集長、対決企画はそれを題材にする……でどうかしら。龍々麺はあくまでも二人の合作。
でもそんな二人が一人の職人として、自分の得意分野で勝負したらどうなるか」
「ほしなさん、それはいただきです! 麺打ちの天才黄龍さんと、麺茹での天才白龍さん!
まさしく天才同士が違うアプローチで、どのような麺料理を作るのか……これは期待を煽られますな!」
「僕もそれは賛成ー、すっごい楽しみだしー」
「あたしも! 美奈子はどうかな」
「兄弟同士骨肉の争いよりはいいかなーと」
◆◆◆◆◆
するとどういう事だろう……白龍兄ちゃん、疲れ果ててカウンターに突っ伏していた。
「「白龍兄ちゃん!?」」
慌てて駆け寄ると、白龍兄ちゃんは顔を上げてふらふら……でも真美達だって分かると、すぐに優しく笑ってくれる。
「あぁ、真美ちゃん達か……ごめん、店は休み」
「それはいいよー! だ、大丈夫なの!?」
「ふらふらじゃん! ラーメン作り、うまくいってないとか!」
「これが、なかなか……あははは、師匠超えは数年プランだって、思い知ったところだよ」
「「兄ちゃんー!」」
だよねー! どっちも天才的って、あの兄ちゃんが褒めてたくらいだもん! でもこれ、やばくないかな!
黄龍兄ちゃんは麺そのものをちゃんと作れるけど、白龍兄ちゃんはまずそこからだもん! うぅ……どうすればいいんだろう。
「あれ、まゆみお姉ちゃんは」
「買い物だよ。精の付くものを作ってくれる、とかで……もうひと頑張りしないと」
「ちょ、駄目ー! まだふらふらだよ! ご飯を食べてからにしてー!」
「そうだよ! 無理して倒れちゃったら、取材もお流れだよ!? 龍々軒の評判も取り戻せないから!」
「だが」
とりあえず兄ちゃんは真美達で止めて、しっかり座らせる。……ならば、致し方あるまい!
「なら白龍兄ちゃん、待ってて! 真美達がせんさーいなお料理、出してあげるから!」
「そうだよ! 厨房(ちゅうぼう)、ちょっと借りるね!」
「……もしかしなくても、前菜かな。え、でもなにを」
「「いいからいいから!」」
急いで歩いて三分なコンビニへ行き、目的のものをチェック……ささっと見繕って、お店へ戻る。
「「じゃじゃーん! 冷凍さぬきうどんー!」」
「冷凍……あぁ、うどんかぁ。確かにするっと入りそうだ」
「ふふふ……でもそれだけじゃないよー!」
「ちょっとアレンジするんだからー!」
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
あむ「……またまた料理勝負!? で、でも前回のだと」
恭文「そう、店を二つに分け……これもリアリスト滅すべしか」
あむ「意味分からんわぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
恭文「もっと意味がわからない事もあるよ?」
あむ「マジ!?」
(最初はバイクに乗ってデュエルも、意味が分からなかったなぁ)
恭文「そう、そういう時はある……ではこちらをどうぞ!」
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
二〇一ニ年五月――ゴールデンウィーク真っ最中な中、レギュラーメンバーが増えそうです。
ぶっちゃけVivid・Remixの続きです。そう、セカンドシーズンへ行く前に、僕達には語るべき戦いがあった。
それはアインハルトのデバイス制作について、細かく打ち合わせを始めたところ……春香から突然電話がかかってきた。
「……はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!? あ、赤羽根さんが帰ってきてるぅ!?」
『そうなんです! い、今成田空港から都内に入ったところで!』
「え、なに! 都落ちじゃないよね!」
『がい旋ですよ、がい旋! 研修は無事に終了……というか、美奈子ちゃん達も候補生としてうちに正式所属ですー!』
「社長ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」
赤羽根さんが海外研修から戻ってきたそうです。というか、765プロに向かっているそうで。
どうするのよ……僕、なんにも聞いてない! 美奈子達の事も含めて、全く聞いてないよ! 出迎えの準備とかもしてないよ!
『ど、どうしましょうプロデューサーさん! 今律子さんと小鳥さんが、必死にお店の予約をしてるんですけど』
『……駄目です、律子さん! やっぱり二十人以上を当日に受け入れてくれるお店はー!』
『そうよねー! だってGW真っ最中だもの! ……社長、どうするんですか!
出迎えの準備もなしって……プロデューサー殿がヘコんだらどうするんですか!
ていうかびっくりさせたかっただけならともかく、自分でも準備をしてなかったってなんですかー!』
『す、すまんー! びっくりさせたかっただけなんだ! それだけなんだよ!』
『……駄目みたいです。もう、ゴールしていいですよね』
「やめんかい馬鹿!」
最悪だー! というかGWでこの人数を当日予約!? 無理だよ馬鹿!
みんなは事前に、ちゃんと計画性を持って予約してるんだよ! 普通は無理なんだよ!
◆◆◆◆◆
「……ハニー!」
美希は笑顔で飛び込んで、あの人……プロデューサーさんにハグ。それを受け止め、プロデューサーさんは優しくなだめつつ離れる。
「ただいま。だが美希、アイドルなんだからもうちょっと」
「ハニー! ハニー! ハニー!」
「話を聞けよ! ……ただいま、みんな!」
『――おかえりなさい! プロデューサー(さん)!』
つい涙ぐみながらも、ゆっくりプロデューサーさんへ近づく。……やっぱり現プロデューサーさんも、私達の『家族』なんだ。
そう感じて、みんなも同じだって再認識できる瞬間だった。ただ現プロデューサーさん、星梨花ちゃん達を見て軽く疑問顔。
「あれ……星梨花! それに可奈と百合子、杏奈も! おいおい、みんなまで出迎えにきてくれたのか! ありがとう!」
「え、えっと……は、はい?」
まずい、星梨花ちゃんがすっごく迷ってる! なので慌ててフォロー!
「あの、でもそれだけじゃないんですよ! 星梨花ちゃん達元バックダンサー組、全員765プロのアイドル候補生になりまして!」
「本当か! じゃあ美奈子や志保、奈緒も!」
「はい。私達もさっき、社長から聞いて……すっごく驚いちゃいましたぁ。えぇ、本当に」
「すっごく……すっごく驚いたわよねぇ」
そうして雪歩が、律子さんが、そして全員が社長に厳しい視線を送る。
でもそれはしょうがないんですよ? 社長……だから、逃げないでくださいね!
「は、ははははは……はははははははははは。そう、なんだよ。まぁ、積もる話はまた中で……君のデスクも約束通り、そのままにしてあるよ」
「ありがとうございます!」
「プロデューサー、荷物はぼくが。疲れていますよね」
「大丈夫だよ。というか真は女の子なんだし、それで持たせたら俺が悪いって」
「あははは、まぁまぁ……階段でコケて、スペランカー化しても大変ですし」
「そのイメージはまだ付きまとっていたのか!」
それでも真はプロデューサーさんを支え、事務所へ入る、プロデューサーさんはとても嬉しそうに笑いながら、ゆっくり事務所内を歩く。
一つ一つ、変わっていない事を確かめながら、自分のデスクに着席。それで静かに、実感を吐息と一緒に吐き出した。
「本当に変わっていませんね。なんかこう……帰ってきたーって感じです」
「あぁ。……よく戻ってきてくれたね。ありがとう」
「いえ、こちらこそ待っていただき……あんな素敵なチャンスを頂き、ありがとうございました!」
プロデューサーさんは立ち上がり、社長とお辞儀し合う。真面目で真っすぐなところも変わらず、私達は安心です。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
恭文「スペランカー赤羽根さん――帰還!」
(『だから違うぞ! アレはスーパーマリオでも危ないんだ!』)
恭文「なお安心とか抜かしている春閣下、この時点でいろいろ追い詰められている事を忘れています」
あむ「……春香さん」
(『ちょ、待ってー!』 私は多分悪くないと思うな!』
……というわけで幕間第35巻、発売しましたらよろしくお願いします。
本日のED:Aimer『holLow wORlD』)
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