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作者でも分かるとまと同人誌情報コーナー
幕間第32巻経過報告:01(サンプルあり)(2015/4/20)



古鉄≪というわけでご無沙汰しています。幕間第32巻が登録完了。2015/4/21に販売開始となりました≫

恭文「今月はいろいろ忙しくて余裕がなかったけど、サンプルがこちらになります。まずはこちらから」


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


前回のあらすじ――律のジョークがとんでもない事になっていました。奴はギルティ……ギルティ!

ディードとのデートはしっかり楽しんだその翌日、朝一番でやってきたのは私立沼倉女子大学。

聖夜市内にあるここは、寮も兼ね備えたかなりの大型校。しかもまぁ、知り合いが多数通っていまして。


ちなみに女子大って、教育学部であれば男性も通っていいんだって。Wikiを見てびっくりしたよ。


「雪歩、突然なのに頼みを聞いてくれてありがと」

「い、いえ。私……プロデューサーが頼ってくれると、とても嬉しいですし。いつもは私が頼ってばっかりですから」


そして現在、雪歩に感謝しつつ学内を歩いていた。はい、雪歩もこの大学に通ってるんだ。

というか雪歩と同じく卒業した天草シノやら、アリアも……タカトシがここにいないのは非常に悔やまれる。

最近は昨今起きている様々な事件を鑑みて、大学へ入るにもそれなりの身分証明が必要になる。


そこで雪歩に繋ぎを頼んで、見学って形で入ったのよ。じゃないと即日は無理そうで……即日じゃないと逃げられるし。


「でもプロデューサーが放課後ティータイムのみなさんと知り合いだったなんて」

「いや、それを言ったら僕達こそ驚きだよ。名前呼びするくらい親しいとは」


というか、事情を話したら雪歩……放課後ティータイムなみんなを知っていた。そう、知っていたんだよ。

ちなみに唯達は雪歩の事、知らないっぽい。ここにもちょっと事情があるようだけど。


「桜才学園、元々女子高でしたからぁ。同じ市内の女子高同士という事で、交流会は昔からあったそうで」

「それでと。じゃあ雪歩の事を知らないってのは? 交流会で話したんじゃ」

「……交流するたび、天草会長……あ、もう会長じゃないですけど、あの調子でぶっ飛ばしていてぇ」

「うん、もう分かった」


予測はついていた。要するに天草シノやらアリアやらが暴走するから、その他のみなさんが印象に残らないと。

あんまり交流できてないと。あははは……交流会の意味が全くないでしょうが! なに考えてるの!?


「でも山中先生という人が、毎回うんうんって頷くんですぅ」

「やっぱりかい! てーか知りたくなかったー! ……ちなみにタカトシは」

「毎回ツッコんでましたぁ」

「ですよねー」


◆◆◆◆◆


「私達、秋山澪ファンクラブの会員で。今日は軽音部のみなさんへこれをお届けに」


そう言って手渡されたのは封筒だった。というかこれ、なんか装飾も豪華なんですけど。


「えっと、これは」

「招待状です! 澪先輩の入学&熱愛をお祝いする、お茶会を企画しまして!」

「あぁ、澪先輩の……はぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」

「「それでは失礼します!」」

「ちょ、待って! それは違うの! 勘違い」


止めてもあの子達は丁寧にお辞儀し、部室から出ていった。伸ばした右手は虚空を掴み、ただぼう然とするのみ。

ついテーブルへ振り返るけど、憂と純、さわ子先生はそっぽを向いて逃げてしまう。アンタ達ぃ……!


「先輩、それってこの間お話していた」

「あ、うん」


奥田さんが心配そうに見てくるので……いや、奥田さんだけじゃなくて菫もか。

普通の反応なのでもう、泣きたくなりながらテーブルへ戻り再着席。なおディードちゃんは気合いを入れていました。……触れたくない。


「さわ子先生」

「だから、止めたわ。全力で頑張ったわ。それだけは……認めて」

「認められませんよ!」

「まぁまぁ。それより梓ちゃん、招待状は」

「あ、そうだ」


一応中身を確認しておかないと。多分場所なりが書かれてるんだろうけど……封筒の中にあった便箋を取り出し確認。


「……軽音部の皆様、以前は我々秋山澪ファンクラブのため、お茶会を開いていただきありがとうございました。
そのお礼も兼ね、このたび秋山澪さんの入学及び熱愛発覚を祝し、ささやかなお茶会を催す事にいたしました。
下記の日時と場所を予定しております。ご都合がつくようでしたら、是非参加していただければと思います。
お返事、待ってます。秋山澪ファンクラブ二代目会長……真鍋和(まなべ のどか)ぁ!? 和先輩、なにやってるんですか!」


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


恭文「はい、今回の『Yの乙女達』はオリジナル……というかけいおんであったファンクラブ話のオマージュ」

古鉄≪受け入れればいいじゃないですか、私は楽しいですよ≫

恭文「できるかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

白ぱんにゃ「……うりゅ?」


(ふわふわ真っ白な白ぱんにゃ、とたとたと近づく。そして蒼い古き鉄の頭上へジャンプ――見事着地)


恭文「ん、どうしたの?」

白ぱんにゃ「うりゅー」


(笑顔で鳴いてすりすり……甘えたかったようです)


恭文「でも、どうしてこうなった」

古鉄(私としてはやっぱり白ぱんにゃさんもお嫁さんになってくれると楽しいんですけどね)

白ぱんにゃ「うりゅりゅー♪」

恭文「そして今回のメイン話――ビルドファイターズを震撼させたあのキャラが登場します」


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


『なるほどねぇ……てーかタツヤに話せばいいのに。彼女みたいに』

「ボクはそこまでセンチメンタルな男じゃないんだよ。……ヤスフミ」


ボクが頼ったのは青い幽霊――ヤスフミだった。タツヤやカイラと同レベルのビルドファイターであり、更にタツヤの事をよく知る男。

彼にならばと思い電話をしたところ、数秒沈黙。……かと思ったらなにやら指示出しの声がしていた。


『あ、ごめんね。打ち上げの事を聞かれてていてさ。……まぁとんこつラーメンなんだけどね!』

「面白いな、それは!」

『こっちでまた縁があってね。とにかくアラン、その話は引き受けさせてもらうよ』

「本当かい!」

『もちろん。ていうか……めちゃくちゃ楽しそうな機体だし! こっちからお願い、是非使わせてよ!』

「ありがとう!」


迷いなく引き受けてくれた彼には感謝。


『あ、だったらちょうどいいし、僕の新作ガンプラも見てよ!』

「新作ガンプラ? なんだい、AGE-1の改良機かな」

『違う違う! 実はかくかくしかじか――で』

「ほう、デコガンプラで創作意欲がマックスと!」


ガンコレについてはボクもチェックしている。そうだそうだ、ダブルオーで出ていたアイドルがいたな。

彼もそれを見て、改めてビルダーとして挑戦したくなったと! それはボクと同じじゃないか!


『あとはようやく許可が取れたから、その勢いで一気に作ってさ! 是非アランの意見が聞きたいのよ!』

「その力の入れよう、相当なものと見た! ならば活目させてもらおう!」

『ありがとー!』


◆◆◆◆◆


「せいぜいその下らないオナニーを続けていなさい、童貞坊や」


その言葉が気に食わなかったわけじゃないだろう。しかし彼は疾駆し、突如鉄パイプを持って襲いかかる。

そのまま時計回りに回転し、右後ろ蹴り。振り下ろされたパイプの根本――その手にピンヒールを叩きつけ、中指をへし折る。

……いや、彼はとっさに手を止め、私の蹴りを防御。体格差から大きく吹き飛ばされるものの、難なく身を翻して着地する。


反射神経と目はいいか。その時フードが外れ、完全に顔を晒される。すかさずスマホで顔を撮影。

後ろになで上げた髪、狂ったように見開かれた三白眼は、そのフラッシュを受けても決して揺らがない。


「ちょっとちょっと、やめてよ。バトルができなくなるじゃないのさ」

「できなくなってしまえばいいのよ、お前みたいな救えないクズはね。……私もクズの類だからよく分かるわ」

「ひどいなー。オレはただ、最強の座――メイジンより上が欲しいだけなのに。そのために考えたんだよ?」


奴は笑って鉄パイプを振り上げ、右肩に担いでリズミカルに叩く。


「戦う奴はバトルで、戦わない奴はそのままボコってさようなら」

「私達を倒したところで、メイジンはなんとも思わないわよ?」

「あは……♪ でもメイジンは頂点にいるんだろ、続ければ行き着くよねぇ。それにさぁ……!
オレってガンプラバトルの天才じゃない!? いいガンプラさえあれば負けないってわけ!
わらしべ長者って知ってるかな!? リスペクトよ! 倒したやつからいいパーツをもらって、コツコツとね!」


そんな馬鹿馬鹿しい理論を振りかざし、奴は両腕を広げ誇らしく、狂った笑い声を上げる。

そう、狂っている。そんな事で強くなれないのはよく知っていた。奴は紛れもなく。


「バトルすればいい練習にもなるしさぁ! 努力家じゃない、オレって! そうそう……カイラって奴の居場所を知らない!?
ジュリアンやセシリアっていうの、ズルいよなぁ……海外なんて! ヤスフミってのも忍者なんだっけ! やっぱりズルいよ!
ただ強くなりたいだけなのに、犯罪者扱いされそうでさぁ! そう言えばメイジン、体弱ってるんだっけ!
あは……あはははははは♪ まさか病気を言い訳にしないよね! 無敵のメイジン様がさぁ!」

我々ビルドファイターを舐めていた。


◆◆◆◆◆


「君が……パーツハンターか」

「なんだ一人かよ……お山の大将って言うから、大勢で待ちぶせしてるもんだと思ってたのに。拍子抜けしちゃうねぇ」

「……その鉄パイプでみんなに暴力を振るったのか」

「おいおい、人聞きの悪い事を言うなよ。オレは丁寧に頼んだってのに、無下に断られてイラってきただけさ」

「犯罪だぞ――!」

「ぷぷぷ、残念ー♪ 犯罪じゃないんだよ……だってオレがガンプラバトルの王様って証明されたら、みーんなもったいなくて捕まえられないだろ?」


そう、だから王様にならなくちゃいけない。そうしたらオレは自由――悪夢からも解放される。

これはオレにとって、生き死にに関わる問題さ。なのでガンプラを取り出し、とっとと始めるぞとサイン。


「君は王様になど決してなれない。これが終わったら、警察へ自首するんだ」

「それは無理だなぁ、だって勝つのはオレだもの。……さぁ」

「勝負だ!」

≪――BATTLE START≫


バトルフィールドは宇宙空間――オレのガンプラは今日も絶好調。クシャトリヤの肩アーマー、ゾッグの左腕、ゴッドガンダムの右腕。

胴体部はカースティってやつのキュリオスに換装してるし。それがミーティアを装備し、高速で宇宙空間を泳ぐ。


「あははははははー! たまらねぇ、たまらねぇよ! ガンプラのバトルフィールド……ここはオレが天才だと教えてくれる素敵空間だ!
オレの傑作! 最強! 最高ガンプラに、今日また新しいパーツが加わるぜぇ!」


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆



恭文「というわけでガンダムブレイカー2の宣伝として」

白ぱんにゃ「うりゅ!?」

古鉄≪宣伝になってませんからね。やってる事も全然違いますからね≫

恭文「とにかくエレオノーラをぶっちぎる形で登場した、ビルドファイターズ最大の外道パーツハンター。
コイツにかかれば卑怯だのなんの言われていたジュンヤも影が薄くなる」

古鉄≪現段階での最新話でも、全然アレ……ですしねぇ≫


(だからこそ今月号が気になる)


古鉄≪そしてこの人の最新ガンプラも登場します。こちらはさすがに作れませんでしたけど≫

恭文「そりゃしょうがない。心形流レベルの技能が必要だもの、作者には難しい」


(十年待ってください)


恭文「そしてそんな騒動の中、新しい繋がりもでき始めて」


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


ここまでのあらすじ――ともみに狙撃のいろはを教える事となりました。ティアナもジム23でちょくちょくやってるからちょうどいい。

りんは……まぁ察して。まだなにを作ろうかなーって自分で考えている段階だから。ではまず基礎知識からいきましょ。


「狙撃というのは、遠距離から狙い撃つ精密射撃の事。主に狙撃銃なんかを使う。
これは自動小銃やアサルトライフル、マシンガンによる制圧射撃や近接戦闘とは対になる概念。
特定の目標に対し限定的かつ致命的な攻撃を行えるのが利点。例えば敵の指揮官や通信士という重要目標」

「例えば人質救出の際、犯人を鎮圧したい時ね。狙撃が持つ有効射程はそれこそキロ単位。
そのピンポイントな攻撃力を用い、敵の戦闘力を削ぐ――最悪でも敵全体にプレッシャーを与え、行動制限や士気低下をもたらせるわ」

「あ、だからさっき、恭文さんも一兵団って」

「そういう事。まぁ魔法の話になるけど、六課で知り合ったヴァイス先輩って人は地下だろうと狙撃弾丸を届けられるスペシャリストだから。
……実際私もJS事件中、ディードに不覚を取りかけた時に助けてもらったわ。遠距離からズドンってね」

「で……実は射撃ってのは、極めて専門的かつ高度な技術なんだよ。単純に狙って撃つだけとはまた違う」


部屋に持ち込んでいたホワイトボードに狙撃技術と書き、まずは姿勢制御から。


「まずは姿勢制御。まぁこれはどういう格好で撃つかって話だね。安定性や敵に発見される可能性を考え、普通は伏せた状態で撃つんだよ。
銃身や手の小さなブレが、長距離射撃になればなるほど大きくなるしね。ストックなども用いしっかり固定するのが大事」

「恭文、固定って具体的には」

「日常生活だと、カメラの手ブレ対策に近い」

「はい!? それってあれかな、三脚建てたりとか、手ブレしないよう腕をがっちり固めたりとか!」

「それ。例えばストックを肩に当てたりとか、パイポッドを立てかけたりとか。
とにかく狙撃の際、小さな手ブレ一つが数メートルの誤差になるってのは覚えておいて。


◆◆◆◆◆

「……失礼します」


突然事務所に黒髪三白眼・黒スーツで大柄な男がきた。年越し前にパーツハンター事件とかがあったので、つい小鳥さんや春香達と警戒。

だ、だってその……どう見てもカタギじゃないのよ! 恭文君よりも腕利き魔導師って言われても信じられるくらいの迫力だし!

一体なんだろうとビクビクしていたら、その人は腰を低くして。


「突然すみません。私、こういう者です」


懐から取り出した名刺を私に差し出してきた。それを震えながら受け取り、中身確認……ふむふむ、なるほど。


「……346プロォ!?」

「はい。アイドル部門プロデューサーの武内と申します」

「りっちゃんー! 346プロって言ったらあれだよね、城ヶ崎美嘉たんが所属してる」

「ちょーでっかい芸能事務所じゃんー!」

「……あ、思い出したの。律子……さん、346プロさんの人だっていうのは間違いないよ。ガンコレで美嘉に挨拶した時、一緒にいたの」

「そういえば」


そうだそうだ、見かけた覚えがある。大柄な人だなーって印象だったけど、すぐいなくなってたからすっかり忘れてた。

プロデューサーかマネージャーさんかと思ったら、城ヶ崎さんは違うって言ってたけど……でも改めて見ると、でか!


「えっと、武内さん」

「はい」

「申し遅れました! 私、765プロプロデューサーの秋月律子です!」


慌てて自分の名刺を取り出し、武内さんに渡す。武内さんは静かに受け取り、そして丁寧に仕舞ってくれた。

な、なんという隙のない丁寧さ。大柄で迫力のある人だけど、仕草は細やかというか。


「それで、武内さんはなんのご用で」

「蒼凪恭文さんにご相談がありまして。こちらでガンプラ講師兼プロデューサーをしていると、三条プロの三条社長からお聞きしたのですが」

「三条さんから? でもどうして」


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


白ぱんにゃ「うりゅ? ……うりゅりゅりゅー♪」

恭文「まぁいろいろあるって事だよ。ちなみに以前どこかでお話しましたが、まだ卯月達はいません」


(アニメのネタも最初からできるように……頑張ります)


古鉄≪こっちだとデレマスのアニメ準拠なんですよね。そして某鬱話はガンプラバトルで決着を≫

白ぱんにゃ「うりゅ!?」

恭文「それなんか違う! ……そうそう、こんな話も当然します」


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


「セブンイレブン……ついハマりそうで、見かけるたびに辛くなる商品が」

「百合子が? なに、本のコーナーですか」

「そうそう、立ち読みしちゃって大変……って違いますよ! そっちじゃないですー!
ネットで見て、すっごく安くて……食べてみたら一気にひと袋開けてしまった」

「もしかしてそれ、鈴カステラじゃ」

「それ! ……あれ、可奈ちゃんがそれを言うって事は」


百合子が可奈を、そして僕を見やるのでその通りと頷いておいた。ついでにおやつ用として買っておいた、その袋を取り出す。


「これが【ミルク風味の鈴カステラ】だよ。価格は百円なんだけど、めちゃくちゃ美味しいのよ」

「可奈、もしかして」

「それも、結構食べてた……!」

「実際僕とセブンイレブンに寄った時も、目を輝かせていたよ。輝かせていただけだけど」


それでもちゃんと振り切っていたんだから、可奈も成長してるよ。志保もその様子は分かってくれたようで、ジト目を解除。安どの笑みを浮かべる。


「でも可奈もそうだし、百合子がハマるのも分かるんだよね。まぁみんな、ちょっと食べてみてよ」


そう言いつつ開封。チロルチョコよりちょっとおおぶりなカステラ達が、袋の中からゴロゴロと出てくる。志保とフェイトが先導を切り、一個ずつ。


◆◆◆◆◆


「香りも良くて、味わいもスッキリしていて……ようやくの大ヒットなんだよねー。なんだか嬉しいよー」

「ようやく?」

「あ、星梨花ちゃん達はさすがに知らないか。セブンイレブンはね、これまで四回ほどコーヒーに挑戦してたんだよー」

『えぇ!』

「フィアッセさんの言う通りだよ。一九八三年頃から、この方式に挑戦し続けていたのよ。
デカンタ型の容器にコーヒーを作りおきしたり、カートリッジ式のマシンを使ったりさ」


そうしてフィアッセさんは何度も頷く。え、なぜフィアッセさんが知ってるかって? そりゃあその……ね。


「では説明しましょう。一九八〇年、一度目の挑戦――作りためて、注文ごとにポットで小分けして提供する方式だった。
ただ香りと味を維持するために、一時間ごとの作り替えが必要。でもマニュアル通りに実行できず、結局破綻したんだ」

「うわぁ……!」


飲食店が実家な美奈子、やっぱりいいレスポンスです。お店で一時間ごとという単語に、思いっきり引いちゃったよ。


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


恭文「はい、コンビニ話です。今回は最大手で一人勝ちとも言われているセブンイレブン……の一部」

古鉄≪現在出ている商品だけでも幅広いですしね。美味しいものを紹介しつつその魅力にちょぴっと迫ります≫

白ぱんにゃ「うりゅりゅー!」

恭文「え、お散歩いきたい? そうだね、雨も降ってないし……でも念のため準備してから」

白ぱんにゃ「うりゅー♪」


(どうやらお散歩のついでに寄り道するようです。
本日のED:BACK-ON『セルリアン』)






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