作者でも分かるとまと同人誌情報コーナー 幕間第三十一巻経過報告:02(サンプルあり)(2015/3/6) 古鉄≪というわけで経過報告です。まぁ今回もまた小出しにですが≫ あずさ「……私、もう我慢できない」 古鉄≪いきなりどうしたんですか≫ あずさ「だって響ちゃんや雪歩ちゃんにも先を越されたし……うん、頑張るの」 (……しかしガッツポーズはしない) 古鉄≪それはいい事ですね。 あの人はそれで失敗しまくりですから≫ (『え、どうしたの。どうして私を映すのかな。うーん……アイリ、恭介、どうしてだと思う?』 『『……あーあー』』) 古鉄≪そんなあずささんがどう頑張るのかと言えば≫ ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ある日、大学時代の同級生『笠田(かさだ)みよ子』から電話をもらった。彼女は三か月前に結婚したばかり。 夏の結婚式はとても爽やかで、みよ子も幸せそうな表情だった。それで私もと……焦りが募り。 でも喫茶店で待ち合わせ、三か月ぶりに会ったみよ子は……とても落ち込んだ表情で。 整えられたショートカットの髪も、白いブラウスもとても曇っているように見えて。 「……別れる!? え、みよ子って結婚したばかりじゃない! それもまだ三か月なのに!」 いきなりご主人と別れると言われて、もう驚くやらなんやら。一目なんて気にせずつい叫んでしまった。 「ほら、みよ子も最高のご主人だって言ってたし」 「私だって別れたくないわ! でもこのままじゃ……このままじゃ私達、駄目なのよ」 どうやらなにかあったらしい。どうツッコんだものかと思っていると、みよ子はミルクティーを飲み干し、大きくため息。 「実は……主人が毎晩遅くまで帰ってこないの。外でお酒を飲んでくるんだけど」 「毎晩? 同僚の方とか」 「違うの。本人も会社の付き合いだって言ってるけど、そうは思えないの。……主人には他に女の人がいるの」 「えぇ! しょ、証拠は……ワイシャツに口紅がついていたとか!」 「だって、うちの主人は人事部勤務なのよ!? 接待するような仕事もないし、それが毎晩毎晩なんておかしいもの! 他に女がいるか、私のところへ帰ってきたくないのよ! そうよ……そうとしか思えないわ!」 「……ご主人にちゃんと話したりは」 「それができるなら、あずさに相談したりしないわよ。ねぇあずさ……お願い!」 いや、お願いされても! というか両手を合わせられても! 私、ライブ間近なんだけど! なにをどうすればいいの……あ。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 古鉄≪こうしてまたまたドラえもん的に引っぱり出されるわけですね≫ 恭文「……どうしてこうなった」 あずさ「うぅ、ごめんなさい」 恭文「いいんですよ、あずささん。そもそもあずささんがまた海外へ渡航しかけたら大問題ですし」 あずさ「プロデューサーさんー! ……えい」 (蒼い古き鉄、軽く膨れたお姉さんにハグで拘束される) 恭文「え、えっと」 あずさ「……ツイスターゲームでいっぱいくっつきましたよね? だから、もっとです」 恭文「もっとですかー!」 あずさ「はい、もっとです」 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 「いきましょう」 「はい」 あずささんを連れ、見失わないよう尾行開始。距離を適度に保ち、そのまま大手町駅へ。 乗り込んだのは東京メトロ丸ノ内線・荻窪方面行きの列車。あずささんいわく帰り道ではあるらしいけど。 帰宅ラッシュの中、あの人は平然とした顔でつり革に掴まり、本を読み始めた……らしい。 また『らしい』となったのは簡単。当然車内は満員で、あずささんと二人窓際に立って、苦しい思いをしていた。 というか、僕は完全に視界が防がれていた。……あずささんの胸に、顔を埋めてしまって。 離れようにも離れられない。というか人が多すぎるー! や、やばい。また律子さんが荒ぶる! ◆◆◆◆◆ プロデューサーさんに胸を……ううん、胸だけじゃない。腰や足も押し付けてる。足に至っては絡み合う寸前。 身長的にこうなっちゃうのはしょうがないし、大丈夫だからと目いっぱい伝えていく。でも、どうしよう。 プロデューサーさんとハグするの、これが初めてってわけじゃない。何回かこういう事はあって、さっきもしていて。 それなのにとてもドキドキするのは……プロデューサーさんの股間辺りに、熱を感じるから。 とても固く盛り上がっているというか。こ、これってつまり、そういう事なのよね。 私とくっついて、ドキドキして……私で、興奮しているって事よね。私の事が、欲しくなってる。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ あずさ「……プロデューサーさん」 恭文「落ち着いてー! こ、これはその……生理現象と言いますか!」 あずさ「言い訳、しなくて大丈夫です。わ、私は凄く……嬉しいですから」 古鉄≪こんな二人がどう事件を解決するのか、特別書き下ろしとなりますがお楽しみください。なお元ネタは美味しんぼです≫ あむ「アイツは……またふらふらしてるし!」 古鉄≪ヤキモチですか≫ あむ「違うし!」 (現・魔法少女、どうやらヤキモチを焼く理由がないと思っているらしい。 本日のED:三浦あずさ(CV:たかはし智秋)『ウイスキーが、お好きでしょ』) [*前へ][次へ#] [戻る] |