作者でも分かるとまと同人誌情報コーナー
幕間第三十一巻経過報告:01(サンプルあり)(2015/3/3)
古鉄≪はい、というわけで幕間第三十一巻の経過報告です。と言ってもちょっとだけですが≫
恭文「まずはこちらからどうぞー」
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
前回のあらすじ――チームネームで悩んでいます。一体どうしたものかとあれこれ考えつつ、すずかと一緒に八神堂へ。
こういう時は先輩に相談するのが大事ってわけよ。ところがその前に……店先ではやてとヴィータ相手に、世間話をした結果。
「「飛び級で大卒の社会人!?」」
「お恥ずかしながら社会人一年生――古書店店長、やらせてもらってます」
とんでもない経歴が……! あぁ、だからずっとお店にいたんだ。
「フェイトとかから聞いてなかったのか。じゃあディアーチェ達の事も知らないと」
「え、なんでディアーチェさん達が」
「三人も飛び級中学生さんやで」
「えぇー!」
「そ、それってレヴィも!?」
「言いたい事はよう分かるけど、レヴィもや」
なんという衝撃の事実……! でも発育とかはどうなってるの!? 留学生だから!? でもアタシだって血脈は外国人よー!
「ま、まさかアタシのヴィータもスーパー小学生って事は」
「……アタシは普通の小学生だ。てーかいつからアリサのものになったんだよ」
「スキルカードをあげた時とちゃうか?」
「あ、それ」
「馬鹿じゃねぇのか二人揃って! 別にラブレターでもなんでもないからな、スキルカード!」
◆◆◆◆◆◆
「「ありがとうございました」」
女の子が見えなくなってから背筋を伸ばし、なんとも言えない満足感に満たされる。
「あの笑顔が見られるから、どうしても現場にいたくなっちゃうのよね」
「私もなんとなくだけど……分かるかも、母さんの気持ち。なんだか、嬉しいな」
……最高よ、フェイトォォォォォォォォ! 娘と共有するこの一時、なんて素晴らしいの!
「母さん?」
「な、なんでもないわ!」
いけないいけない、こんなところを見られたらまた……多少は自重しないと。さて、みんなよく働いてくれてるから、ちょっと余裕はあるわね。
こうして店内を見ていると、まさしく老若男女と言うべき方々がきてくれている。それで家族連れに見えない人も多い。
例えば鉄道模型のコーナーで楽しそうなご老人。ガンプラコーナーには中高生くらいの男の子達。
例えばミニ四駆のコーナーで、昔を懐かしんでいる様子のおじさま達。ぬいぐるみコーナーで物色しているOL風の女性達。
おもちゃと言えば子どものものだと思いがちだけど、実はそうじゃない。種別毎にファン層は幅広いの。
プラモ――模型は一生楽しめる趣味だし、ミニ四駆などの息が長い商品は第二次、第三次と定期的にブームがきている。
だから以前のブームでハマっていた親御さんが、改めて夢中になるパターンも多い。ミニ四駆バーなんてのもあるそうだし。
ぬいぐるみなども最近では、いわゆる手作りキットも売っている。だから小さな子のお友達ではなく、趣味として作って集めている人もいる。
おもちゃは誰もを笑顔にできる、そんな可能性を秘めた宝物。そしておもちゃ屋は宝箱であるべき。
言うなら私達は宝箱の番人であり、その中の案内人であり……だからこそ、迷える子は娘であろうと助けたいわけで。
「そうだわフェイト、チーム名はもう決まったかしら」
「それが……なのはと愉快な仲間達は却下されちゃって。また明日集まる予定なんだけど」
「そ、そう」
どうしよう、冷たく当たり前だとツッコみたくなった。だってそれ、なのはちゃんのチームだもの。
みんなのチームじゃないもの。どれだけなのはちゃんの事が好きなのかしら。娘の将来がとても心配になってしまう。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
恭文「はい、INNOCENT編……いよいよチーム名が決定するかもしれません」
あむ「かもってなに!?」
恭文「ネタバレに絡むから」
あむ「あ、なるほど」
(大事な事です)
恭文「そしてフェイトはどうするか」
古鉄≪いいじゃないですか、多少天然なくらいで≫
フェイト(本編)「そ、そうかな」
恭文「……は?」
フェイト「本気で疑問に思わないでー!」
(ぽかぽかぽかー!)
フェイト「うぅ、今年こそドジをなくすんだから。うん、絶対なくすんだ。それでお母さんとしてもっとしっかりするの」
恭文「うん……まぁその、少しずつだね。無理せずいこうか」
フェイト「うん」
(そしてガッツポーズ……それを見て、今年も駄目かなとちょっと思う古き鉄だった)
恭文「そして書き下ろし、もう一つはこんなテーマでやってみる予定です」
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
百合子と星梨花が、ちょっと疑問そうにパンケーキを取る。なお正式名称は【メープル&マーガリンもちふわパンケーキ】です。フェイト達、最近これにハマっちゃって。
「でもお茶菓子でパンケーキって……フェイトさん達なら自作できそうですけど」
「あの、パンケーキというかどら焼きみたいです。大きさが小さいですし」
「いやいや、これが馬鹿にできない美味しさなんだよ。フェイトさん、迷惑かけちゃいましたし」
「あ、うん。ヤスフミと可奈ちゃんにはたくさん買ってきてもらったし、みんなも一個ずつなら……大丈夫かな」
「一袋で二個だしね、一個ならまだなんとかって感じだよ。可奈はまた後でランニングだけど」
「が、頑張ります!」
というわけで開封し、一つずつみんなが手に取る。それをぱくりと食べると、志保や百合子達も目を見開く。
「ん……これ美味しいやんか! しっとりもちもちで!」
「本当。メープルと生地の甘みもちょうどよくて、お茶があったら何個でも……は、可奈!」
「いやいや、連続で食べてないよ! 一個だけだよ! もう食べないからー! 志保ちゃん心配しすぎ!」
「……可奈ちゃん、そこはもう察してあげて。ほら、裁判で大変だったから」
「ん……志保は、あれでまたひとつ成長……した」
そう言いつつ百合子と杏奈、奈緒が僕を困り気味に見る。おのれら一体なによ、僕がなにしたっていうの?
◆◆◆◆◆
「そもそもコンビニとは、年中無休で長時間営業が基本の小売店。ただこの呼び方が定着したのは、一九八〇年代以降」
「あ、そうだね。私も前はコンビとか、深夜スーパーなんて呼んでたよー」
「え……コンビニってそんな前からあったんか!」
「原型となるものは一九二七年……八十四年前まで遡るね」
『八十四年!?』
おー、みんな驚くね。まぁ僕もそうだけど、コンビニ自体は生まれてからずっとあるようなものだしさ。
始まりを知らないと、まず成り立ちを調べて……ってところからスタートだしね。なかなか目が向かないよ。
「その年アメリカのサウスランド・アイスという会社が、氷を売る売店に日用雑貨や食料品などを品揃え。更に毎日営業を始めたんだ」
「あのヤスフミ、氷屋ってなにかな。お酒のロックとかに使うの?」
「違う違う。電気冷蔵庫が普及する前、食品保存のために氷を使ってたんだよ。
ちなみにこのお店、営業時間が朝七時から夜十一時までだった事にちなんで」
そこで取るのは、さっきまで食べていたパンケーキの袋。これもそのお店の商品だから。
「一九四六年にセブンイレブンという名称を用い、アメリカで発展していったんだ」
「セブンイレブン……アメリカ生まれ? じゃあ……日本だと、初めてのコンビニは」
「……それがねぇ、諸説あってよく分かってないんだよ。そもそもコンビニの定義自体が曖昧でもあるし」
「曖昧……そう言えば小売店ですよね。それで雑貨とかが置いてあって」
そう呟き、百合子が小首を傾げた。そしてどの辺りが曖昧なのかを察し、ぎょっとした顔をする。
「あれ? それだと住宅街にあるような、小さなお店とかもコンビニになるんじゃ!」
「その通り。あと二十四時間が基本だけど、地方のコンビニとかではやってないところも意外と多いのよ。ここは立地条件や集客の問題からだけど」
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
恭文「というわけでそもそもコンビニとはなんぞやと話しつつ、コンビニの美味しいものについて語っていこうと思います」
フェイト「でもコンビニご飯って、添加物がどうとかってよく言われてるけど」
恭文「まぁ否定はしない。ただ……某範馬勇次郎さんも言ってたでしょうが。
そう言った添加物は体によくないけど、だからと言って健康にいいものだけを採るのも健全とは言いがたい」
古鉄≪あぁ、あの食事シーンですね≫
フェイト「ふぇ? じゃあどうするのかな」
恭文「漫画ではこう続く。毒も食らい、栄養も食らう。両方を共に美味いと感じ、血肉に変える度量こそ食には肝要だと」
フェイト「……ヤスフミ」
恭文「なんか圧倒されるでしょ」
フェイト「うん」
(蒼い古き鉄、画像付きで解説しています)
恭文「まぁうちにも全巻揃ってるから、最初から読むといいよ。その上でこのセリフ……衝撃だから」
フェイト「そ、そうする」
(以上、範馬勇次郎は凄いというお話でした。
本日のED:仮面ライダー555のBGM『カイザ、圧倒的な力』)
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