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作者でも分かるとまと同人誌情報コーナー
ゴーカイジャークロス第二巻経過報告:02(サンプルあり)(2014/12/19)



作者「というわけでゴーカイジャークロス編の経過報告です。
そして幕間第二十八巻をご購入いただいたみなさん、本当にありがとうございました」

恭文「ありがとうございました。さて、今回の書き下ろしは」

古鉄≪あなたには頑張ってもらいます≫

恭文「……え?」


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


「ティアナ、もっと攻めよう」
「いきなりなに!」


陽子が淳と一緒に教室で詰め寄るなり、意味の分からない事を言ってきた。

しかもやたらと目に真剣味があるので、困惑だけが際限なく生まれていく。


「蒼凪君だよ。そんなんだからどっかの女子高生バンドに先を越されるんだよ。
女の子五人とハーレム状態で旅行……本命チョコだって渡したのに!」

「どこで聞いたのよ、それ!」

「松屋で朝ご飯を食べていたら、軍師とか言っているおじさんとツンデレっぽいおじさんがそんな話を」

「サリエルさんじゃないのよ! ていうか黒……いや、なんでもない。でもアンタ、なんで松屋なんかで」

「お父さん達はお仕事で出張。弟も友達の家に泊まりがけで合宿してて」

「合宿?」

「ガンプラバトル。初等部の模型部なんだよ」


それで一人余った陽子は松屋で朝食……陽子はその通りと言わんばかりに胸を張る。

陸上部なせいもあるけど、スレンダーで健康的なスタイルがそれで強調された。


「そんな事はどうでもよくて……蒼凪君との仲を進める、特別ミッションを開始するわよ!」

「いや、特別ミッションってなに! 淳、アンタなにを」

「アンタっていうか、アンタ達だね。私も協力するし」

「陽子ー!?」

「「ミッション名は――背中越しにセンチメンタル!」」

「だからなにー!」


◆◆◆◆◆


中等部にも一応生徒会はあり、僕達は一年なのにそこへ編入……一体どういう事なんだろう。

あむも軽く頭を痛めるけど、ある意味初等部とは変わらない日常。変わった事があるとすれば、さすがにロイヤルガーデンがない事だろう。

あとは学食があった。そう、中学生だからか学食があるのだ。もちろん味もかなりのレベル。


中学生すげーと思いながら、今日は学食であむ達と一緒にお昼。みんな、学食ってのは新鮮だからちょくちょく食べるんだよねぇ。

なぎひこはまた留学したのでいないけど、その代わりと言わんばかりに……この二人がいた。


「学食かぁ。なんだか六課時代を思い出すなぁ」

「やっぱりここ、素敵な学校だよね。エリオ君」

「うん」

「……とか言う二人が、最初こちらへきた時なんと言っていたか。ここで回想を」

「「それは許してー!」」


そう、エリオとキャロです。二人は予定通り中学生として、青春をやり直し始めたところ。

なおうちはギンガさんなどもいる関係で満杯なので、同じマンションのおとなりさんに引っ越してもらった。

はい、そこで『ギンガさんを追い出せば』とか言わない。僕も全く同じ事を考えたけどさ。


「ねぇ二人とも、早速だけど相談に乗ってよ。そろそろフリーターなギンガさんを追い出したいんだよね」

「……恭文さん、相変わらず容赦が」

「いや、分かるけど。エリオ君にギンガさんも合わせて、すごい量の食事が生産されていくし」


そしてエリオもまた量が……でも唯世達も気にしない。これもまた、同級生として慣れた光景だから。


「うん……このナポリタン最高ー! 中学生ってやっぱ凄いじゃん!」

「悪くはないわね。ママ達の負担も少し減らせるし」


とか言いながらりまはあむの隣で、チーズハンバーグを品よく切り分け食べていく。

あれも先週食べたけど、冷凍モノじゃなくてしっかり味がするんだよね。なお唯世はきつねうどんで、僕はコロッケ定食です。

そうそう、エリオはあむと同じくナポリタン。キャロはAランチのポークソテー定食となっています。


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


古鉄≪というわけで以前頂いた、ティアナさん絡みのガンプラアイディアを元にしました≫


(アイディア、ありがとうございました)


恭文「……あれかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

春香「……プロデューサーさん、やっぱり胸なんですね。
ティアナさん、凄いですしねー。StS本編が終わってから、何度も言われているようにボンキュッボンですし」

恭文「だから僕を巨乳フェチみたいに言うなー!」


(それでも閣下、マジ閣下)


春香「でも聖夜学園、学食があるんですね。中学生なのに……さすがは私立。いや、聖夜学園」

恭文「原作にはない話だけどね。こっちだと空海がガーディアン卒業してから導入されたんだけど……まぁそれ絡みの話もまた別枠で」

春香「あとはエリオ君達もさらっと……そこはドキたま最後で言ってた感じですね」

恭文「ちょっとずつ雪解けだよ。その結果」


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


「さて、よくきてくれたね! ティアナ・ランスターを帰してほしければ」

「ランスターさんとガンプラバトルして、勝たなきゃ駄目よー」

『まるで意味が分からんぞ!』


どういう事なの、この馬鹿ども! なんでティアナを取り戻すためにティアナとバトル!?

洗脳でもされてるんかい、あの馬鹿! ギリッとティアナを睨みつけると、元ツインテールは慌てて首を振る。


「ちょっとアンタ達、どういう事よ! 普通にバトルを申し込むだけでいいじゃない!
なにが『任せろ』よ! 任せた事を完全に後悔させる状況ってなに!」

「だってティアナ、ここ数日申し込もう申し込もうとして結局できなかったし」

「ぐ……!」

「結局できなかったってなに!? ティアナさん、恭文と暮らしてるじゃん!」

「というかガンプラ作ってたですか。リイン達、全く気づいてなかったのです」

「えっと、作業は主に俺と姉ちゃんの家でやってたから。まぁそういうわけで先輩、お願いします」


大志までもが買収されてる!? なんか深々と頭を下げてきたんだけど! ……これ、やらなきゃいけない状況かな。

つい唯世とやや達を見ると、全力で何度も頷いてきた。しょうがない、大事な事を言うか。


「あのねぇみんな、僕は今日おのれらとバトルできないよ?」

「蒼凪君、ティアナがどうなってもいいのかな!」

「いいのかしら! 逃げるなんて男らしくないわよ!」

「好きにすれば?」

『見捨てにきた!?』


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


春香「こうなったわけですね。そして相変わらず主導権を握らせない人だなぁ!」

恭文「春香、僕はドSなんだよ。あとは分かるね」

春香「分かりませんよ!」

恭文「なんでかな!」

春香「当たり前でしょ! 私を女の子扱いしないプロデューサーさんには、これくらいでちょうどいいんです!」


(そして春閣下、マジ春閣下)


春香「というかというか、今回も海賊行為を乱発じゃないですか! これとか!」


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


嫌な予感が走る。……上を見ると、そこには突如生まれた機影。

あの平たい船は……ザンギャックの宇宙船か! 慌てて紫激気を身体から放出し。


「言っただろ、オレ達はパワーアニマルに選ばれた戦士だって。他のとこはどうか知らないが……って、言ってる場合じゃないか!」

「げげ! あれ、ザンギャックの船だよ!」

「……奴らも大いなる力を狙っているのか? だがどうして」


とか言っている間に釣り鐘らしきものが船底から無数に展開。そこに吊り下げられていたゴーミン達が落下してくる。

その数、ざっと見積もっても数百。なので右手を空へと突き出し。


「ゲキワザ――来来獣!」


紫激気を放出。紫激気は四つの巨大な恐竜達に分かれ、自由落下に身を任せるゴーミン達へ突撃。

空を駆け、飛び、ゲキカルノとゲキカスモ、リンティラノにゲキコアトル達は咆哮。


『カルカスティラコアァァァァァァァァァァァァァァ!』


そして無数のゴーミン達は牙に、爪に、角に、翼に撃ち抜かれて無数の肉片となる。でも大丈夫、その全てがモザイクに再度変化するから。

船は旋回し逃げようとするけど、そこにゲキコアトルが突撃――紫の閃光となって、百メートル規模の船を貫通。

へし折れた船体の前方にゲキカルノが尻尾ドリルで刺突、ゲキカスモも船体後部へ体当たり。


砕けかけたそれらに対し、リンティラノが口から凍結ブレスを噴射。結果船体は衝撃で破片となり、中にいた乗員も含めて爆散する。

舞い散るモザイクと氷の粒達――それを見上げながら、全員がただただ呆然としていた。

リンティラノ達は宙返りし、そのまま僕へと嬉しそうに加速。そのまま紫激気の光へ戻って、僕の中へと吸収されていった。


「……よし、パワーアニマルを探そうか」

「探せるかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ! ちょ、アンタなに!? このグロい光景を見ていの一番に出てきた言葉がそれですか!」

「ルカ……あの、やめて。あんまり強い言葉を使うのはやめて。今は逆らえなくなる」

「どういう理屈!? いきなりしおらしくなるのはやめてよ! 気持ち悪いだけだから!」

「「うぷ……!」」


ヒカリとアイムはモザイクが辛いのか、脇によって別のモザイクを吐き出し始めた。アイムもこういうのは苦手なのか。まぁお嬢様だしなー。


「とにかくルカ、おのれはここでアレらに囲まれながら戦う方がいいと?
その場合もう一度ガオイエローのキーを岳さんに渡さなきゃいけないけど」

「なんでよ!」


千早と岳さんを指差すと、ルカが一瞬で方向転換。素晴らしい笑顔でサムズアップする。


「コラテラル・ダメージね、問題ないわ」

「ちょ、お前そこ納得するのかよ!」

「ルカさん、本当に恭文さんと仲良くなられたんですね。息がピッタリです」

「「オイ馬鹿やめろ! ……なんでハモるんだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」」


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


恭文「え、なにか問題でも」

古鉄≪モザイク処理はバッチリですが……あぁ、足りないんですね。もっと強めにかけておきましょう≫

春香「そうそう、BPOとか大変で……って、ちがぁぁぁぁぁぁぁぁぁう!
どうしてモザイクが降り注ぐのかって辺りですよ! ていうかモザイクって表現がそもそもおかしいでしょ!
なにヒカリちゃんのゲロやらなにやらをいちいちモザイクって言うんですか!」

恭文「いや、お食事中の方々もいるかもと配慮して」

春香「シチュエーションそのものが配慮してないー! お仕置きですよ、お仕置き!」

古鉄≪拍手であなたが見ている夢っぽい感じですか。大胆ですね≫

恭文「春閣下、マジ春エロ」

春香「違うよ! そんな事しないよ! うぅ……プロデューサーさんの馬鹿!」


(そして春閣下もぽかぽかー。……そう言えばティアナ、今Gのレコンギスタに出てるんですよね。
本日のED:GARNiDELiA『BLAZING』)







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