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作者でも分かるとまと同人誌情報コーナー
幕間第二十八巻経過報告:03(サンプルあり)(2014/12/9)



古鉄≪というわけで経過報告です。現在幕間四話、特別書き下ろし二話、メルとま書き下ろしリマスター一話完了。特別書き下ろし三話目も取りかかっております≫

恭文「三話目は幕間の幕間というか……グリマスの方で出たボイスドラマも参考に書いていたりします。でもまずはこちらから」


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


「プチシューと、キャンディーと……あとよく食べていたのは、ポッキーです」

「なに味ですか」

「普通のやつと、いちごポッキー」

「裁判長!」


それは聞き捨てならない。もう一度立ち上がり。


「ポッキーはフェイトの大好物でもあります!」

『……弁護人は、それを言わなくてもいいんです』

「それはポッキーを端から食べ、愛しい人とキスをしたいというメッセージが込められていますね。
つまり……あなたはただ太っただけではなく! 彼氏絡みで練習に出てこなかった! 違いますか!」

「うぇぇぇぇぇぇぇ!? い、いやいや! いませんいません! 彼氏なんていませんー!」

「裁判長! 検察官が今言った事は推測ですが……フェイトとフィアッセさん相手にやった事があり、とってもドキドキしました!」


断言すると、裁判長は口をパクパク……赤羽根さんとサリさんも同じようにやって、場が沈黙した。

あ、あとあずささんとも……アレは内緒! アレはさすがにバラせない!


「弁護しなさいよ!」


なぜかティアナに後頭部を叩かれる。あれ、どうして……おかしい事は言ってないのに。きょとんとすると、もう一発叩かれた。


「なに、なんでそんなやる気がないの! あと裁判長、口動いてるわよ! 赤羽根さんも!」

『『は……!』』

『プロデューサー殿、ていうか社長もそんなにやりたいんですか! とにかく弁護人のドキドキについて、ここで論じる必要はないから!
……ただ一つ引っかかったので、私から質問を。被告人、今回の事に恋愛問題が絡んでいたりは』

「わ、私は彼氏なんていません! というか、どうやって作るんですか!? 彼氏って!」

『それなら恭文君に聞くといいわ』


なにとんでもない無茶ぶりしてるの!? いや、答えられないからね! どうしようもないからね!

……あと律子さんが恋愛問題について聞いたのは、やっぱ思春期だしねぇ。彼氏絡みじゃないかとも疑えるわけで。


『では恋愛問題ではないと。家族から反対などは……例えば今回の件に対して、765プロサイドに不満があったとか』

「その辺りも話していないので……とにかくポッキーはお菓子の王様だから、自然と」

「はははははは、そんな言い訳は通りませんよ。なぜならお菓子の王様は――コロンですから」

「異議ありぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!」


全力で挙手し、三度立ち上がる。そしてサリさんと眼光をぶつけてから、口元を押さえていた裁判長にドヤ顔。


「裁判長、コロンは僕も大好きですが、コロンが王様だというのは疑いの余地大有りです!」

『異議を認めます』

『異議ありぃ!』


なぜか律子さんが挙手してきたので、つい裁判長達と一緒にズッコけてしまう。

だって……これは本当に読み切れない! なにに対して異議を持ったの!?


『律子くん!? いやいや、君は弁護人や検察官じゃないだろ!』

『社長、ポッキーのなにがいけないんですか! お菓子の王様はポッキー以外にあり得ません!
……弁護人、よくその事実に気づきましたね。今日、ちょっとだけ弁護人を贔屓します』

「私も書記官だけど贔屓するわ! 恭文くん、頑張って!」

「おっし!」


よっしゃー! 予想外のところだったけど、味方ができたぞー! 嬉しくてガッツポーズ。


『待て待て! それは違うぞ律子! 音無さんもなんですか!』


すると常識人な赤羽根さんが立ち上がり、二人を諌めてきた。まぁ赤羽根さんだしなぁ、しょうがない。


『おぉそうだよ! というか裁判なんだから贔屓はいかんよ、贔屓は!』

『お菓子の王様は――カントリーマアムじゃないか!』

『君もかねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!』

「なんでよりにもよってボケちゃうんですか! あなたまでぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


恭文「白熱する裁判バトル……未だかつて、こんな恐ろしくシリアスな裁判があっただろうか」

古鉄≪超えましたね、アレとかコレとか≫

あむ「……って、これって『裁判長っお腹が空きました! ……却下』じゃん! ドラマのやつじゃん! シリアスじゃないし!」

恭文「シリアスだよ。……僕達の論争で王様が決まるんだから!」

あむ「裁判をしろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」


(なおラスト部分もあるため、ネタバレとは関係ないところで暴れております。ご了承ください)


恭文「そんなにシリアスがいいの?」

あむ「うんうん!」

恭文「しょうがない、じゃあこちらをどうぞ」


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


「でも、諦めたくないんだよね」


可奈ちゃんは頷かない。俯いて、涙をこぼし続ける。


「私、もうこんなんで……きっと迷惑、かけちゃいます」

「そうじゃなくて、【どうしたいか】だけでいいんだよ」

「だから、もういいんです。もう、もう」

「――! 可奈、駄目なの! それ以上言っちゃ駄目!」


美希が傘を放り出し、慌ててこっちへ駆け寄ってくる。その意味が分からないでいると。


「そうだ、もう無理なんだ。アイドルなんて……もう、いい」


次の瞬間、迫ってきた美希に突き飛ばされる。可奈ちゃんから大きく離れたところで、黒い嵐が生まれた。

ちょうど美希と同じように走り、私を受け止めてくれたプロデューサーさんに抱かれ、私はその嵐を目にする。

吹き荒れる風は橋のコンクリを、一番近い手すりを抉り、私達を大きく吹き飛ばす。


更に往来していた車も風に煽られ、次々とスピン。至近距離で玉突き事故が連続発生する。

みんなも地面に倒れる中、一番近くにいた美希は吹き飛び……そのまま橋の外へ。川の中へと落ちてしまった。

プロデューサーさんが下敷きとなってくれている中、やけに重い【ボチャン】という音だけが強く響く。


「……え」


現実を理解しない間に、近くで火の手が上がる。そんな中吹き抜けた風があちらこちらで、まるで糸が編まれるように一体化。

それは私がサインした、あのパンダそっくりな黒いきぐるみに変化。しかも、全長は二メートル近くある。

それが橋の手すりに、動かない車の上に、可奈ちゃんの側に……まるで私達を囲むように生まれていた。


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


恭文「以上、ボツシーンでした」

あむ「ボツシーン!?」

恭文「一応ラストバトルまで書いたんだけど、蛇の足<セルビエンテ・タコーン>と思ってボツにした」

あむ「わざわざクロスボーンガンダムゴーストにしなくていいから! ていうか長いし!」


(需要があるならIF展開的な感じでおまけに入れようかなー。なぎひこと空海はいないけど)


あむ「あー、なぎひこは留学中だものね。空海は」

恭文「一万人を助けに行ってた」

あむ「それなら納得だ」


(納得するなよ!)


恭文「そして特別書き下ろしその三はどうかと言うと……あ、幕間のネタバレも若干あるかもなのでご注意を」


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


ダイエット合宿は、いつの間にかみんなの鍛え直しへと変化……でも成果は出つつある。

ほら、ビジュアル維持のダイエット経験者ならここにはたくさんいるわけで。例えば。


「とにかく運動だね。基礎代謝量が増やすのが基本だよ。フロントブリッジもお腹を絞るのに効果があるよ、私も毎日してるし」

「……だからそんなにスタイル、凄いの? お胸……ゆさゆさだし」

「そうそう。ともみのスタイルはもう、ねぇ。自分が自信なくなるから」

「いや、朝比奈さんも凄いやないですか。自信なくなるのは私らですから。とにかくえっと……フロントブリッジですか」

「そうそう、うつぶせの状態から肘と腕を肩幅より狭くし」


ともみよ。朝比奈・三条家へ集まり、先輩にいろいろと教わっている最中です。まぁ私も、一応アイドルとしては後輩なので。

ともみはリビングで床に伏せ、両手と両つま先で体を支える。な、なんという奇麗な一直線……!

可奈がハッとし、慌ててともみの隣へ。同じようにやるけど、ややブレているのがよく分かる。


「これで目線は真下に。膝が曲がらないよう真っすぐにするんだ」

「修正、修正……真っすぐに〜♪」


可奈がやや調子外れにうたうと、ともみが言った通りにもぞもぞ……あ、ちょっと良くなったわね。でも十秒経たずにペタンと倒れる。


「お、お腹にきます……!」

「それがいいの」

「可奈、駄目よ。せっかく三条さんが教えてくれてるのに」

「ううん、しょうがないよ。これ、十秒二セットが基本だから」

「「十秒!?」」


つい志保と声を揃えると、ともみも三十秒ほどでブリッジ解除。軽く息を吐く。

試しにみんなとフロントブリッジ開始……あ、ホントだ! これめちゃくちゃお腹プルプルする!

可奈も十秒が目標と聞いて、驚きながらももう一回挑戦。苦しげな声が聴こえるから間違いない。


「こ、これは確かに……!」

「体幹を安定させるトレーニングなんだ。慣れてきたら二十秒、三十秒と長くしていくの。
……あ、これをやるとランニングの効果も上昇するから、ちょっとした時に続けてみるといいよ」


言っている間に志保が、星梨花が、百合子が脱落。奈緒も二十秒寸前で倒れ震える。

かく言う私も三十秒をなんとか耐え、ぜーぜー言いながら床に落ちた。その時また大きくなった胸が潰れ、軽く苦しくなる。


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


あむ「そんなまさか……と思って、ネットでも調べてやったんだけど」

恭文「ていうかやってるね」

あむ「キツい……!」


(キツいです)


恭文「でもダイエットならいい方法があるよ。ジープ特訓」

あむ「いちいちジープを絡めるなぁ! まさかやってないよね! みんなにやってないよね!」

古鉄≪そうそう、こんなシーンもあります≫

恭文「え、どんなシーン?」

あむ「話を逸らすなぁぁぁぁぁぁぁぁ!」


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


「脱いで」

「……は?」

「上半身だけでいいから、全部脱いで」

「はぁぁぁぁぁぁぁぁ!? ア、アンタなに考えてるのよ! 言っておくけど女とそうなる趣味はないわよ!」

「違う違う」


つい両手で自分の体を抱いて守っていると、ともみが呆れ気味に右手を振る。


「正確なバストサイズを計りたいから」

「計れるの!?」

「……実はスタイル維持には運動だけじゃなくて、よりよい下着を付ける事が大事だと思って」


ともみは部屋のテーブルからそそくさと、賞状サイズな用紙を取り出す。

な、なにこれ……ランジェリーアドバイザー? 聞いた事のないワードに疑問がいっぱい。


「ランジェリーアドバイザーの資格、取ってるの」

「そんな資格あるんだ!」

「実はあったの。というわけでほら」


な、なんか雰囲気が違う……! 驚きながらもシャツを脱ぎ、ついでにオレンジの下着もさっと脱ぎ捨てる。

女同士でも凄く恥ずかしい。全体のラインだけじゃなくて、先の柔肉まで見られてる。


「……すっごく奇麗。形もよくて、先もピンク色。バランスもバッチリ」

「あ、あんまりそういう事を言うのは」

「恭文さんに見せたり、とかは」

「……お風呂で水着はあるけど、私のを見せた事は

「そっか。でもこれを見たら、恭文さんだって」


ともみは資格証らしいそれを仕舞い直してから、両手でそんな私の胸に触れる。

スバルとかで慣れっこだけど、ともみからというのが大胆で……というかなんか揉まれてる!?


「え、えっと……ともみ」

「ごめん、ちょっとじっとしてて。えっとこれは」


ともみが真剣な様子なので、いわゆる襲われる恐怖はない。ただ気になる事が一つ。

ともみは両手で私の脇に触れ、肉を寄せるように前へ……こ、これはなに。なんの行為なの、これ。


「ティアナさん、下着は自分で選んでる?」

「あ、うん」

「フェイトさんやシャーリーさんに選んでもらったりは」

「それは、ないかなぁ。こういうの恥ずかしくて」


特にシャーリーさんは揉み魔だから信用が……! もちろんフェイトさんもこう、ドジだし。

ともみもシャーリーさんには揉まれた事があるから、納得しつつ何度も頷く。


「だったら選び方、徹底的に間違ってる。ティアナさん、Eじゃない……胸も脇へ流れてるところが多いし」

「脇? え、じゃあ今寄せてるのって」

「胸」


胸ってそういうところも含めてなの!? と、というかなんだろう。大きさがもっと真下ような。


「これ、Eじゃない……Gだよ」

「……じー?」

「そう、G。多分トップも九十以上。出産前のフェイトさんより大きいかも」


じいー……G。現実味がないサイズにポカーンとするけど、ともみは真剣な顔で頷いてきた。


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


あむ「……なにやってるの」

恭文「ねぇ、こういうのは……ほら、僕がいない時に。すっごい居心地悪いんだけど……よし、忘れよう」

あむ「うん、それでいいと思う」


(冷静になった二人)


古鉄≪でもStS終了後から、ティアナさんのバストアップは公式で強調されまくってますしね。
今度アニメになるなのはVividに関しても、原作だと乳首券を発行しますし≫

恭文「アニメはBDだね、分かります。……でもどこまでがR18になるんだろう。
乳首くらいなら大丈夫っぽいし。まぁ地上波はアレだけど、ディスクとしては問題ないし」

あむ「そういえば某ToLOVEるとかも……そうか、ジャンプと考えれば」


(月間の方ですね、分かります)


古鉄≪あなたもそろそろ腹を決めましょうよ。IKIOKUREってだけであそこまであなたに突撃しませんって≫

恭文「奴が一流になったら考えてもいいよ。だってそっくりさんじゃないのさ」

あむ「……それ、何年後?」


(そう言ってしまうほどにとまとの石田純一、暴れています。
本日のED:戸松遥『courage』)




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