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作者でも分かるとまと同人誌情報コーナー
幕間第二十八巻経過報告:02(サンプルあり)(2014/12/6)



古鉄≪というわけで幕間第二十八巻の経過報告です。今日もギスギスを楽しみましょう≫

春香「それはいいから!」

恭文「じゃあ裁判で武田鉄矢論争でもする?」

春香「それ例のドラマじゃないですか、嫌だー!」


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


「と、とにかく二周目も同じくだね。私となのはは高順位を狙って」

「あたしとすずか、ナギがターゲットをきっちり狙うと。ていうか……ナギ、アンタ音楽であの能力って」

「え、そんなに駄目?」

「駄目っていうか、できるって発想に行き着くのが恐ろしいわよ」

「そう、発想力――アリサが飛べないのも、自分が飛べるっていうイメージを発想できないせいだよ」


フェイトがなんかキツい事を言い出した!? アリサ共々ぎょっとしていると、フェイトが慌てて手を振る。


「あの、変な意味じゃないの。ただね、ハイランカーと初心者の差は発想の積み重ねにあるとも思うんだ。
ヤスフミとなのはがやったみたいに、初期スキルでもその人のイメージ次第で効果や威力が強くなっていくの」

「なのはも……なるほど、防御魔法を張って体当たりってのは、アタシじゃちょっと思いつかなかったしなぁ」

「じゃあアリサちゃんも、飛べるってイメージを積み重ねれば」

「それが難しいなら、自分のシールドを足場にするのはどうかな。スキルが少ないせいもあるけど、今だとすずかはアリサへ構いっぱなしだし」

「アタシが飛べず、機動力をすずかに依存しているからと。……だったら」


アリサの言いたいところは分かったので、今までの作戦をちょっぴし変更。問題なしと胸を張った。


「もうちょっと細かく役割分担だね。僕は高所のターゲットを中心に狙っていって」

「アタシは地上・低所ね。だけどフェイト、発想力の積み重ねってどうすれば」

「自分の知っている事、経験した事から広げていくのが近道だと思う。……人間のイメージ力はかなり適当なんだ。
詳細なイメージにはどうしても、経験や知識という足がかりが必要になる。まぁ母さんの受け売りだけど」

「アタシ達が経験した事、知識にあるもの……完全な妄想は逆に脆いと。ん、それなら」


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


恭文「というわけでこちらのお話もやっていきます。イメージ……発想。やはりとまとはこうでなくては」

古鉄≪能力自体の強さではなく、使い方で強くするんですね。分かります≫


(転送とかも基本普通だしねー)


春香「なに言ってるんですか! 原作でも触れられてたとこですよね、これ!」

恭文「リスペクトです」

春香「意味が分からないー! でもこれ、私達は出られるのだろうか」

恭文「一応あむ達やフィアッセさんのアイディアはもらってるけど、春香達のはなかったなぁ」

古鉄≪ただどっかでやっていてもおかしくはないんですよね。アイドルですし≫


(いろんな可能性があります)


恭文「春香、仕事も忙しいんだし気にしなくていいよ」

春香「どういう事ですか! どういう意味ですか、それはー!」

恭文「そして765プロ、相変わらず自由にやっています」

春香「無視しないでくださいよ!」


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


「問題が一つ。試験的に響チャレンジで、バトル企画をやろうと考えているそうなんですけど」

「響ちゃんのベアッガイU、まだ修理ができていない……とかですか?」

「違うんです。まぁ、知っての通りあの企画ってガチャピンを目標にしてるじゃないですか」

「えぇ」

「相手として世界ランカーを呼ぼうかって、打診しているみたいで」


……そこで音無さんが、美希が凍りつく。首や頭の各所から、錆びた機械みたいな音を出し始める。


「世界、ランカー?」

「あぁ」

「でもハニー、響……ガンプラ始めて、半年経ってないの。美希もだけど」

「……あぁ。でも、チャレンジだから」

「チャレンジっていうかただの無謀なの! どうするの、瞬殺されたら!」

「チャレンジだものね! 手加減なんて望んじゃ駄目だし、八百長も持っての他だし! 響ちゃん、大ピンチじゃないですか!」

「ですよねー! ど、どうする……どうすればいいんだ、こういう場合は!」


◆◆◆◆◆


しっかり手洗いした上で、改めて調理開始。……でも、ちょっと懐かしいなぁ。


「こうしていると、ゲロゲロキッチンを思い出しますね」

「だなぁ」

「ゲロゲロキッチン……あー、料理番組だね。そっかそっか、アンタ達はコンビで出てたよね」


とか言いながらりんが玉ねぎを半分に切り、上と下を軽く切り落とす。あとは皮を包丁も使って掴んで、一気に剥がした。

次に素早く切れ込みを入れ、対角線上になるようざくざくと刻み始める。そうしてみじん切りなのは分かる。

でもな……手早すぎるぞ! 言ってる間に一個終わったし! ていうか二個目に取りかかってるぞ!


「……面妖な」

「りん、包丁の動きが見えない! まるでプロじゃないか!」

「……これくらい早くできないと、奴らの食欲に対応できないの」

「「納得しました」」


そうか、毎日の事で鍛えられてるんだな。しかも会話する余裕もあるから、マジで日常……なんという悲劇。

悲しくなるけど、自分達も作業開始。じゃがいもはさっと剥いて、芽も取った上で乱切り。

水に晒して、アクを抜いておく。あとはりんと同じ手順で玉ねぎを剥がしてから、貴音と二人包丁を持つ。


「あ、貴音! 食材を添える手は、猫の手だぞ!」

「猫の手?」


貴音は一旦包丁を置いて、戸惑いながら猫のポーズ。しかも可愛らしい感じなのがまた。


「……やると思ったぞ」


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


恭文・春香「「笑えばいいと思うよ」」


(そして二人はハイタッチ。更にこの顔である)


古鉄≪楽しそうな職場でなによりです。というかあなた達、やっぱりお似合いですね≫

春香「それでお料理の様子はアレですね、REX版アイドルマスターのお話。単行本で言うと第三巻で、貴音さん編」

恭文「それ。これも凄いよねー。アニメのキャラデザに近い絵だし、話は補完としても単独としても素敵だし」


(なのでみなさんもぜひご覧ください)


春香「それと特装版からこんなお話も」


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


「でも世界ランカー……千早ちゃんは」

「さすがに大会出場前なのに、手札を晒すような事はさせられませんよ。
ただそっちはそっちで、いわゆる密着企画が立っていますけど」

「ですよねー。……あ、そうだ。企画といえばちょっと気になる事が。見てほしいものがあるんですけど」


デスクから立ち上がり、音無さんのパソコンへ。これは……765プロの公式掲示板か。

荒らし的な事でも書き込まれているのかと思ったが、書き込みはほぼ好意的なもの。

これも最近行われた、定例ライブについてのものだった。なのでほっとしてしまう。


「定例ライブ絡みの書き込みは概ね好評なんですけど、抽選漏れや地域の問題でいけなかったって書き込みも多くて」

「えっと……あ、ほんとですね。またドームライブを開いてほしいとも書かれている」

「定例ライブはコンスタントに行う分、小回りの利く小さな会場になりがちですしね。
今は残念だったーって感じですけど、あんまりに続くとアンチ化の可能性も」

「……やはり、ちょうどよかったのだろうね」


後ろから声がかけられ、音無さんと二人ビクッとしてしまう。慌てて振り返ると。


「「社長!」」

「二人とも、お疲れ様。あ、これは差し入れのガリガリ君梨味だ」

「ありがとうございます!」

「ありがとうございます。……でも社長、すっかりガリガリ君の虜ですね」

「今まで食わず嫌いだったのを後悔しているよ」


ガリガリ君をしっかり受け取り、音無さんにも渡す。いやぁ、このひんやりとした感覚が心を癒してくれる。


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


恭文「ガリガリ君はあれですね。以前幕間でやった、アイスのめしばなから」

恭文「社長はあれでガリガリ君に触れたわけだよ」


(ガリガリ君、美味しいですよね。さすがにもう梨味はないけど)


春香「私は最近アイスより、ドーナツにハマってるんです。自宅近辺はアレですけど」

恭文「あー、セブン-イレブンのドーナツでしょ。百円前後で、順次対応中という」

春香「それですそれです! ちょくちょく見ると、都内でも置いているところがありましてー!」

恭文「まぁあんまり食べ過ぎないようにね。食べたらその分運動だよ」

春香「う、運動って……もう! プロデューサーさんったら!
そういう事がしたいならしたいで、ちゃんと言ってください! まずは告白からですよ、告白から!」

恭文「だからおのれはなんでそんな思春期なの!? 春情期か!」

春香「なにとかけてくれてるんですか! もー!」


(最近春香が思春期なのは、某桜才学園会長と仲良くなったせいらしいです。
本日のED:天海春香(CV:中村繪里子)『静かな夜に願いを…』)





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