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ドキたま/すたんぷ第三巻経過報告:02(サンプルあり)(2014/08/17)
古鉄≪というわけでドキたま/すたんぷ第三巻、経過報告その二です。
今回は第百六十三話の一部分。前回から続くデュエル部分なんですが≫
恭文「……途中から全部書きなおしたんだよね。ていうか」
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
「それじゃあ疾風のゲイルの効果――ジェノサイドキングサーモンを選択!」
空海がジェノサイドキングサーモンを指差すと、疾風のゲイルはそれを鋭く睨みつける。
いや、くりくりとした瞳から、青い音波を放出し始めた。
「一ターンに一度、相手フィールド上のモンスターを選択して発動できる! 選択した相手モンスターの攻撃力・守備力を半分にする!」
≪なのでりっかさんのジェノサイドキングサーモンは、攻撃力1300≫
≪防御力は600にダウンなのー≫
「あ、あたしのサーモンがー! お刺身寸前だよー!」
あー、確かに。ぐったりとして、弱々しい声を出し始めたもの。……魚って鳴くんだね。
「次は暁のシロッコの効果発動。一ターンに一度、自分フィールド上の『BF』と名のついたモンスター一体を選択し発動。
今回は疾風のゲイルを選択する。疾風のゲイルの攻撃力は、そのモンスター以外のフィールド上にいる『BF』と名のついた」
暁のシロッコが左手をゲイルへかざし、力注入。……それによりゲイルの広げた翼に、黒い光が刃として現出。
「フィールド上のモンスターの攻撃力分アップする! よって暁のシロッコの攻撃力2000を加算し――ゲイルは攻撃力3300!」
「この攻撃が通れば、りっかは残りライフ2000だな」
「おいひかる、それフラグじゃねぇか! ……つーわけでバトルフェイズへ入り、疾風のゲイルでジェノサイドキングサーモンに攻撃!」
疾風のゲイルはそのままキングサーモンへ飛びかかる。でも当然そこで。
「カードオープン!」
「だよなー!」
カードが起き上がるように展開。描かれていたのは、シミターや鎧で武装した緑色のゴブリン。
それは紫の袋を担いで、実に邪悪な笑みを浮かべていた。それを見て、空海は首を傾げる。
「永続罠、追い剥ぎゴブリン! あたしのモンスターが相手プレイヤーに戦闘ダメージを与えるたびに、相手はランダムに手札を一枚捨てます!」
「え、えっと……つまり」
「ジェノサイドキングサーモンはこのまま破壊されて……ライフで受けますー」
「それバトスピじゃね!?」
疾風のゲイルは、両足の爪でキングサーモンの胴体へキック。爪で体を引き裂き、その体を粒子に変える。
更に爆発が発生し、りっかは早速2000のダメージ……マジですかー!?
「……でもそんなカード、あったんだな」
「空海が知らないのも無理ないよ。そのカード、出たのはちょうど十年前だから」
「あったな。僕もWikiで見た覚えがある」
「え、そんな古いカードだったんですかー!? りっかより年上ー!」
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
恭文「ここのターンから変わっています。本来は攻撃の無力化でしたし」
古鉄≪手直しするより、ゼロからやった方が早かったんですね、分かります≫
(その通りです。ここはISバトスピクロスとか、StS・Remixの経験なども生かして)
恭文「ただ苦労したらしいけど。だって……この段階だと除外海産物やエクシーズメインは無理だし」
古鉄≪更に言うとレベルが下がらず調整可能な『忘却の都レミューリア』も出てませんしねぇ≫
(使おうと思って年代調べたら、二〇一二年七月二十一日発売――劇中の一年半後でした)
恭文「ちょうどVivid・Remixの僕達が、ガンプラバトルやってる時だね」
古鉄≪そりゃあ出せません。ちなみに海竜族中心のストラクチャーも同年なので使えません。
となると軸はやっぱりシンクロになるわけで……さてさて、りっかさんはどうするかというと≫
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
「アトランティスの効果で、レベル3となっているコダロスを攻撃表示で特殊召喚しますー。
伝説の都アトランティスの効果により、コダロスは攻撃力1600・防御力1400となりますー。
それじゃあコダロスの効果……自分フィールド上に表側表示で存在する、『海』を墓地へ送って発動します」
ディスクのフィールド魔法スロットが展開。りっかはそこからアトランティスを取り出し、墓地へ送る。
すると僕達を囲んでいた海の世界が消え去り、元のロイヤルガーデンが戻ってくる。
「あたしは海としても扱える、伝説の都アトランティスを墓地へ送って効果発動。
これでコダロスはレベル4・攻撃力1400・防御力1400になります。
……そして相手フィールド上のカードを、二枚まで選択して墓地へ送ります!
あたしはスターダスト・ドラゴンと、伏せカードを選択!」
「ふ、甘いぜりっか! スターダスト・ドラゴンの効果発動! このカードをリリースして」
「できないよ?」
空海がドヤ顔なので止めている間に、スターダスト・ドラゴンと右側の伏せカードは消失……えっと、ガード・ブロックだったのか。
ダメージを受けず、更にデッキから一枚ドローできるという良カード。モンスターは破壊されるけど、ダメージ回避ってのが素晴らしい。
「空海、これは『墓地へ送る』効果だから」
「あ……!」
「そうだ、コダロスは破壊を介していない。スターダスト・ドラゴンが止められるのは、『フィールド上のカードを破壊する効果』だけだ」
「マジですかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
「マジですー!」
◆◆◆◆◆
「つまり、そのカードがなくなればバニラ同然ってわけだ! なら……スターダスト・ドラゴンで攻撃!」
……そこで躊躇いなくスターダスト・ドラゴンをツッコませるか。当然りっかは。
「効果は使わず、そのままバトルですー!」
だよねー。スターダスト・ドラゴンの破壊無効を排除できるなら、そっちの方がいいもの。
そして飛翔するスターダスト・ドラゴンを迎え撃つため、立花のモンスターが飛びかかる。攻撃力は同じなので、このままなら相打ち。
≪相打ちなの! これでスターダスト・ドラゴンの破壊無効は≫
「それはどうかな!」
≪なの!?≫
「そこで墓地にある通常罠、スキル・サクセサーの効果発動だ!」
「え……! 墓地で罠の発動ー!? でもスキル・サクセサーなんていつ……あぁぁぁぁぁぁ!」
そう、スキル・サクセサーが墓地へ行くタイミングは、ただ一つだけあった。
りっか、見落としてたね。墓地は公開情報だから、しっかり見ておかないと。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
古鉄≪まぁこんな感じで進みます。今回は少なめですけど、それはご容赦ください。ネタバレを避けたいので≫
恭文「ていうか……これだとドキたま/すたんぷ、次巻で終わってもおかしくない予感が」
古鉄≪元々短めなお話ですしねぇ。あれですよ、輝きの向こう側へ編とかやらないと駄目ですよ≫
恭文「あ、そうだ。その『劇場版アイドルマスター 輝きの向こう側へ』ですけど」
(ドラムロール――じゃん!)
恭文「二〇一四年九月十九日より、完全版のアンコール上映が決定しました!」
古鉄≪今回放映されるのは、十月に発売するBlu-ray収録の劇場版完全版。
それを九月十九日〜十月十日まで、全国全国四十館公開します。
詳しくはまたヤフるなりしてもらえれば。Blu-ray発売まで待てない、劇場でもう一度見たいという方はぜひどうぞ≫
恭文「完全版商法……なんという恐ろしさ。でも尺の問題があるから、あんまり言えないよなー」
古鉄≪むしろ初っぱなから完全版が出る事を喜びましょうか。ディレクターズカットが一年後に登場とかではないですし≫
(ディレクターズカット……がくがくぶるぶる。
本日のED:栗林みな実『君の中の英雄』)
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