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スーパーヒーロー作戦 NEW MISSION IF (リリカルなのはStrikers Another Story) 外伝 「とある魔導師と特別遊撃部隊の戦い(後編)」 Part-4




スーパーヒーロー作戦 NEW MISSION IF (リリカルなのはStrikers Another Story) 外伝 「とある魔導師と特別遊撃部隊の戦い(後編)」 Part-4


Side 八神はやて(古き鉄の世界)

恭文が帰ってきたと思ったら、恭文らがよう見とる特撮番組に出てきたような奴らがこの世界に現れて、猛威を奮った。
しかし、ガイアセイバーズとかいう恭文と一緒に来た人らがそいつらのあらかたを片付けた。
けど、なんか様子が変わった。

「なぁ、もう一人のうち。 あれ、何なん?」
「うちにも分からんわ・・・ なんか、様子が変や・・・ あんたとこのちびすけがいらんことしたんか?」

それはうちにも分からんわ・・・


Side トライバル・エンド

わたしの計画の第二段階も終わったようですね・・・
では、最終段階へ移行しますか・・・

「この地に集う魍魎達よ・・・ 我の下に集い、力を為せ・・・」

わたしの呪文を受けて、全ての力がロンに集まった。
そして、わたしがロンに取り憑くことでさらなる力を得た。


Side 氷室楓

「何なんだよ、あれ・・・」
「分かりませんよ・・・ でも、友好的にお話は無理でしょうね・・・」

俺は恭文の言葉に頷いていく。
目の前にいる奴の姿は黒くなっていて、さらに身体に七体の龍の首を生やし、胸の辺りにも龍の首がある。
まさに、禍々しい龍そのものだ・・・

「よく、ロンを追い詰めてくれたな・・・ 礼を言うぞ・・・」
「礼を言われる覚えはない。 貴様、トライバル・エンドなんだな?」

天道の言葉にトライバル・エンドが答えた。
そして、挨拶と言わんばかりに雷撃を辺りにばらまいた。
その雷に俺達は後方に吹き飛ばされてしまった。

「見たか!? この俺の新たな力を!!」
「はぁ・・・ はぁ・・・ 悪趣味な姿じゃねぇか・・・」
「氷室楓・・・ お前には失望したぞ・・・ お前は俺の器のスペアとして生まれたのだ・・・ それを小娘達と仲良し兄妹ごっこで満足してしまうとはなぁ!!」

トライバル・エンドの言葉に怒りを感じた俺はトライバル・エンドに近づき、カリバーをセットアップしてトライバル・エンドに斬りつけていくが全く効き目がないようだ。
トライバル・エンドの右の拳で俺は殴り飛ばされてしまう。

「がはぁ・・・ 畜生がぁ・・・」
「クハハハハハハ!! ざまぁないな、氷室楓!! 俺を殺したいんじゃないのか!!」

吹き飛ばされた俺を見て、トライバル・エンドの野郎がむかつく笑い方で笑ってきやがる・・・
天道達が立ち上がって、トライバル・エンドに攻撃を仕掛けていくが見えないバリアで防がれ、反撃の雷撃を落とされてしまう。

「ガイアセイバーズに手こずっていた俺が恥ずかしくなるなぁ・・・ もう、死ね・・・」

トライバル・エンドが右手を高く上げると龍の形をしたエネルギーが俺達に向けて放たれた。
俺達はその強烈なエネルギーに数メートル後方へ吹き飛ばされてしまった。


Side 蒼凪恭文

あいつ、急にめちゃくちゃ強くなったね・・・
けど、負けられないんだよ、僕はね・・・

「あぁ、そうだな、恭文・・・ 俺達も負けられねぇよな・・・」
「まったくだな・・・ 太陽の輝きを消すわけにはいかんからな・・・」

僕の言葉に天道さんと楓さんも言葉を続けていく。
そして、みんな立ち上がろうとしていく。
しかし、そこへトライバル・エンドの闇の龍が僕達を薙ぎ払っていく。

「フハハハハハ!! 蒼凪恭文、ご苦労だったな! だから、貴様の愛しい女を消してやろう!!」
「ざけんな・・・ 誰がフェイトを殺させるか・・・」
「ほざくな! 貴様は何も守れんのだ!!」

トライバル・エンドの右手から闇の波動がフェイトに向けて放たれていく。
僕はフェイトを・・・大好きな人を守れないの・・・

「しっかりしろよ、チビ! お前はフェイトさんを守りたいんだろ!?」

僕の視線の先に黒い仮面ライダーみたいな奴がいる。
そいつは両脇に二人のフェイトを抱えて、トライバル・エンドの砲撃をかわしてた。

「っていうか、あんた誰?」
「俺か? 俺は仮面ライダーイヴだ!!」

仮面ライダー!?
僕、あなた知らないですよ・・・

「俺は恭文のことを知ってるからいいんだよ。 それより、お前のフェイトさんはどっちだ?」
「えっと、フェイト? 僕の嫌いなもの、分かる??」

僕の質問に左のフェイトは考え込むのような表情をしてる。
右のフェイトがすぐに答えてくれた。

「ヤスフミ、トマト嫌いだよね。 でも、その質問はどうなのかな?」
「言わないで・・・ それよりも二人とも大丈夫?」
「「うん」」

フェイトが返事をしてくれたのが嬉しくて泣きそうになる。
けど、まずはあいつをなんとかしないとだね・・・

Side 仮面ライダーイヴ

とりあえず、全員に回復してもらわないとな・・・

「恭文、少し下がってろ。 黒子さん、お願いします!」

俺の言葉を理解してくれた黒子さん達が後ろに下がった恭文達を隠すように幕を張ってくれる。

「貴様、イヴだな・・・」「だったら、何だ? んなこと、関係あるかよ! てめえを倒すだけだ!!」

俺はトライバル・エンドとの距離を詰めると左右のパンチをトライバル・エンドの身体に叩き込んでいく。
しかし、トライバル・エンドは俺の攻撃にびくともせず、左右の回し蹴りを叩き込もうとしてくる。

「ちっ、危ねぇなぁ!! けど、甘いぜ!!」

俺はトライバル・エンドの回し蹴りをかわすと反撃の右パンチをトライバル・エンドの腹に打ち込んでいく。
トライバル・エンドが俺のパンチに耐えられなかったのか、少し後退していく。
しかし、身体中の龍を俺目掛けて突っ込ませてきた。

「がぁっ!!」

龍の攻撃に俺は弾き飛ばされてしまい、黒子さん達が張ってくれた幕の中に変身が解除してしまった状態で落ちてしまった。


Side 蒼凪恭文

えっ、仮面ライダーイヴって人・・・
言ってた割には弱いね・・・

「言うな・・・ それにあいつの強さは反則だぜ・・・ けど、そろそろ反撃と行こうぜ!!」
「そうだね。 僕もやられぱなしはごめんだからさ。 ところで、君の名前は何て言うのさ?」

僕がそう聞くと、目の前にいる男は自分を右の親指で指しながら答えた。

「俺は沢井零次さ。 またの名を仮面ライダーイヴとも言うけどな」
「そっか。 零次は僕の名前を知ってるみたいだし名乗らなくていいよね」
「あぁ、別にいいぜ。 このかさん、すみませんけど俺の身体を治療してもらえます?」
「任せといて。 すぐに治すわぁ」

そう言うと、このかさんは自分のアーティファクトを呼び出して、零次の治療を始めた。
あっという間に零次の身体の傷が治っていく。

「さてと、反撃タイムと行くぜ!!」
「おうっ!!」

さぁ、反撃タイムだよ!!

Side トライバル・エンド

わたしの目の前に再びガイアセイバーズどもが出てきた。

「どうやら、やられたいようだな・・・ 消してやろう・・・」
「さぁ、どうかな・・・ 俺達は強いぜ!!」

イヴと小僧がわたしに攻撃を仕掛けてきた。
イヴは左右のパンチを、小僧は居合い斬りの要領で斬撃を繰り出してくる。
わたしがそれを防ごうとすると仮面ライダーXとゼクロスがわたしの腕を封じてきた。

「ぐあっ・・・」
「さぁ、まだまだ行くよ!!」
「あぁ!! 敬介さん、村雨さん、放してください!!」

わたしを縛っていたワイヤーが解かれた。
しかし、すぐにイヴと小僧の攻撃がわたしを捉える。
さらに、他の仮面ライダーや魔導師どもの攻撃までもわたしに打ち込まれていく。

「おのれぇぇぇ!!」

わたしは奴らから距離を取り、エネルギーを最大限まで貯めていく。
そして、全てを滅ぼす暗黒を解き放った。


Side 蒼凪恭文

見るからに禍々しい力だね・・・
さて、どうしようか・・・

「俺に考えがある・・・ 天道さん達は俺にエネルギーを送ってくれ! そんで、恭文と楓さんが決めるんだ!!」
「確かに悪くないアイディアだが、できるのか?」

天道さんの言葉に零次が頷く。
だったら、ヒーローらしく行きますか!!

「やろう!!」

そして、僕達はあるフォーメーションを取った。

「じゃあ、始めようぜ!!」
「あぁ!!」 「おうっ!!」

天道さん達が零次にエネルギーを送り、それを零次が僕達に送ってくる。
そして、それを受け取った僕と楓さんがトライバル・エンド目掛けて飛び出していく。

「くたばれ、小僧ども!!」

トライバル・エンドの言葉とともに破壊の意志を持った闇が僕達に迫ってくる。

「無駄だよ! お前はもう詰んだだからさ!!」
「まったくだぜ! お前の負けなんだからさっさと諦めろ!!」

トライバル・エンドが龍を僕達に向けて放ってくるけど、無駄だよ!!
もう終わりだ!!

「うぉぉぉぉぉ! 僕達の必殺技、ファイナルバージョン!!」

アルトとカリバーの刃がトライバル・エンドを切り裂いた。
そして、トライバル・エンドの身体に亀裂が走った。

Side トライバル・エンド

馬鹿な・・・
わたしがこんなところで負けるのか・・・
そんなこと、許せるかぁ!!

「ふざけるなぁ!!」

わたしは今ある力を振り絞り、ロンの身体から脱出した。
そして、慟哭丸に戻ったロンを回収し、元の身体に戻っていく。

「ふふ・・・ 今回は退いておきましょう・・・ だが、まだ終わったわけではありませんよ・・・」

そう言うと、わたしはこの世界から退散した。


Side 氷室楓

とりあえず、トライバル・エンドの野望は砕いたが、奴のことだ、また何かを仕掛けてくるだろう。
だが、負ける気はさらさらねぇけどな・・・

「さぁ、機動六課で宴会でもしようぜ」
「いいですね」

俺達は戦いを終え、恭文の世界の六課隊舎へ向かった。


to be continued

次回予告

戦いを終え、みんながそれぞれ自分の日常に戻っていく。
そして、それは新たな戦いの幕開けでもあった。

次回

スーパーヒーロー作戦 NEW MISSION IF (リリカルなのはStrikers Another Story) 外伝 「とある魔導師と特別遊撃部隊の戦い(後編)」 final

お楽しみに


あとがき

ようやく、ラストが見えてきましたよ♪♪
もしかしたら、いくつか修正するかもですが勘弁してくださいね♪♪
では、また♪♪

ひらひらでした♪♪


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