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レイSIDE:第一話『科学者との邂逅』



M A G I C A L G I R L L Y R I C A L N A N O H A

S t r I k e r S IF

Nobody Knows

第一話『科学者との邂逅』


???side


起きたらヌルヌルした水の中だった


「*#Ågくぁwせdrftgyふじこ!!」

「落ち着きたまえ」


落ち着けるかァァァァァァァァァ!!


朝起きたら目の前に妹がいて(ズキューン!)してた並にびっくりだわ!妹いないけどな!

それに何だこのヌルヌルしてる気色悪い色の水!分かり易く言うと男から出る白い液体のような・・・・・・




いや、今のは全力で忘れよう

うん、忘れないといけない




てゆうか空気なくて目茶苦茶苦し・・・・って息出来るじゃん


というか俺何でこんな所に・・・・アレ?思い出せん・・・・

自分の名前やらなんやら思い出せるから問題はないが・・・


「・・・・落ち着いたかね?」

「・・・まぁ。で、アンタだれよ?」


此処に来る前の事はまた今度にしよう・・・

取り敢えず目の前の男の名前を聞いてみた


てゆうかコイツ・・・よく見たらジェイル・スカリエッティ!?

そしてここはもしかしたらリリ狩るでマジ刈るな世界なの!?何この憑依とか転生モノssみたいな展開!

というかカプセルに映った俺の顔が元の顔と違うし・・・グレーの髪色に金眼・・・・中々イケメンじゃないか


「私はジェイル・スカリエッティ、言うならば君の第二の父だね」

「・・・・・。」


眼前の男はやっぱりジェイル・スカリエッティだった。

詳細→魔法少女リリカルなのは第三期にて登場したマッドで多分娘萌えか何かのハーレム大好き変態科学者


第二の父・・・?というかスカが父って事は・・・俺ってば戦闘機人?まさかね


「悪いが、君の体を色々弄らせてもらった」


当たりですかそうですか


「・・・・弄ったって・・・何を?」


一応知識はないって事にでもしておこう

その方が色々詮索されなくて済むかもしれない


この後、スカから戦闘機人化手術をした経緯を説明してもらった


どうやらこうゆう事らしい


次元断層が突如研究所内に発生



俺、参上!



床に激突ついでに当時スカが試作型擬似魔力結晶『ジュエルシード・U』を飲み込む(体に入った、主に大きく開いた傷口から。)



魔力暴走で死亡かと思いきや(それ以前に転移事故によって体は重傷の傷を負っているのでどの道死んでいたらしい)

のうのうと生き延びているのでに戦闘機人化


ということらしい


因みに俺が研究所に落ちて来たのは一年程前の事で、とある人物の遺伝子データを元にして作ってあった女性型スペアボディを男性体に作り直したとか

このスバルとセインを足して2で割ったような顔・・・・・やっぱりカッコイイな。


元の体の部分で残っている所は脳とジュエルシードと同調したリンカーコアだけ(コアはあったにはあったがF以下だったらしい)

・・・スカらしいといえばそうだが何とも納得出来ない感じが・・・・


「案外驚かないね、つまらないな。」

「もう言ってる事がファンタジー過ぎて何が何だか・・・驚く気にもなれない。

・・・・一応聞いておくが・・・ここから逃がす気は?」

「無いね。大事な研究材料兼計画の駒を見す見す逃がす訳がないだろう?」


既に実験材料扱いか・・・・まぁ、もう人ですら無いしね。

取り敢えずカプセルから出して貰い、体を拭いて病院にある入院服のような物を着て案内されたテーブルに腰掛ける

そこで俺の出身世界の詳細や今までの生活について話した

この世界に来た原因は、突然穴のような物が現れそこに吸い込まれたと言う事にしている、

というより思い出せないのだ、ショックか何かは知らんが一時的な記憶混乱だとは思う・・・


「先程の話の続きだが・・・、仮に逃げた所で君はどうするつもりだい? 

身寄りも無い、資金も無い、そんな状況で君がこの世界で生きていられる保障は無いが?

一応言っておくが、君の体は戦闘機人としてはイレギュラーだ

先天的に高濃度魔力結晶体を内包した人間を戦闘機人化なんて初めてだからね、

暴走の可能性も否定出来ないから、定期的なメンテナンスは欠かせないね

まぁ何も、体の全てを機械化した訳ではないから安心したまえ、君には五感もあるし、今まで通りの生活は出来る。

戦闘行動を行うという一点を除けばの話だがね。

まぁ、逃げた暁には君の脳をすこしばかり弄らせてもらうが・・・。」


やはり、俺はJS事件の中枢に取り込まれてしまったらしい


「・・・・どの道逃げる方法は無いのか。それに逃がす気も無しと来た・・・仕方が無い、アンタの計画とやらに参加しようじゃないか」


さっきコイツは俺の事をイレギュラーと言っていた

と言う事は何時俺の体にトラブルが起きて死ぬかも判らない状況・・・・正直死にたくないです。はい。


「物分りが早いと助かるよ。それと、私の事はなんと呼ぼうと構わないよ。ドクターでもスカリエッティでも好きにしたまえ

 娘たちはドクターと呼んでいるがね。」

「では俺もドクターと。で、俺は何て名乗れば宜しいので?」

「そうだな・・・自分の名前を使いたければそれでも構わないし、新たに名前が欲しいと言うのなら名前をつけよう。どうだい?」


ドクターはそう言うと、真意の知れない笑みを浮かべる


「じゃあそうしてくれ。俺も元の名前にそこまで思い入れがある訳でもないしな。けど、余り酷い名をつけないでくれよ?」

「無論だ・・・・・・ふむ、ではレイという名はどうかね?」

「レイか・・・じゃあそれで。よろしく頼むぞ、ドクター」

「期待しているぞ、EXレイ。クアットロ、彼を部屋へ案内したまえ」

「かしこまりました〜こっちですよぅレイ君。」


こうして、俺―藤間陽平改め『レイ』の新たな人生が幕を開けた



レイの自室


俺はクアットロに案内された後、宛がわれた部屋で今後の事について考えていた。

今はどうやら機動六課が設立される約一年前であるという事。

それからJS事件の事、管理局の事、良く思い出せないが伊豆見の事・・・・

しかし、そんな事を考えていても埒が明かないという結論に達し、先程の逃亡について考えていた


「・・・・確かに逃げる方法、無ぇよなあ」


単純に力押しで勝てるような連中とは思えんし、かといってスネークばりのスニーキングなんて出来る自信は無い

運良く管理局に投降出来ても評議会の連中に引っ張られるのがオチ

更にこの訳の分からない体は暴走の可能性大ときている

・・・・・駄目だ、良い方法なんて思いつかない・・・・


「アイツの台詞を借りるつもりは無いが・・・なんとかなるか。うん」


明日は研究所内部の案内にこの世界の説明、戦闘やデバイスについて話があるという、

何だか凄く疲れる気がしてならないから早く寝て明日に備えますか



翌日



研究所内部の案内との説明(実は知っているが)を受けた俺は演習場に来ていた


「娘達とは昨日紹介を済ませたから問題はないな?では、これからISとデバイスを使用したテストを行う」


模擬戦でもやるのだろうか・・・・

先程までディードとオットーが模擬戦をやっていたが全く勝てる気がしない

そんな事を思っていると、スカが俺に何かを渡してきた


「君のデバイスだ。名前は好きにしたまえ。因みにタイプは射撃型のアームドデバイスだ。

名前が決まったらその名前を言って起動させるんだ。」


そういって渡された物はシルバーアクセサリーの様なもの

名前は・・・アリーヤでいいか、元ネタはACだけど。


「・・・アリーヤ、セットアップ!・・・・・・・・あれ?」


セットアップ・・・されない?


『呪文を詠唱していただかないと、セットアップを行うことはできません。』


…思わず半目となってアリーヤを見下ろすと、このアマはキラリと光ったり


「くっ・・・やるしかないのか・・・・・・え〜と・・・、

咆哮せよ、黒き砲筒。

その身が放つは、必中の一撃。

敵を穿ち、削り取れ。

破壊の息吹を、この腕に。

アリーヤ、セットアップ!」


一文字発音する度に顔が赤くなるのが分かる。・・・もう二度と言わないからな!


『了解しましたマスター。では想像して下さい、マスターの身を守るバリアジャケットを。』

「え?そんなこと急に言われたって―」


タイムタイム、と言おうとして。バリアジャケットかー、とも考える。

・・・・・・・げ!?


『バリアジャケットの形成を完了しました』
「ちょっと待てー!」


身体を見下ろしてみれば、そこには――


「なんでナンバーズの服の上にズボンとジャケット!?」


一応ズボン履いているけど・・・

ズボンの中を覗き込むと他の数の子と同じピッチリスーツがありましたとさ・・・


『とても良くお似合いです、マスター』

「……もうちょっと考える時間が欲しかった。」


と言いつつ、手に握ったアリーヤに視線を向ける。


「なんだレイ、我々の服装と同じでは不満か?」


そう聞いてくるのは三番のトーレ。

実は昨日直ぐに寝付けなかったのでお茶を飲んでいたら少しの間話し相手になってくれた。

以外と話が合い仲良くなったのは余談だ。


「いえ、不満という訳ではないのですが・・・もう少し考える時間が・・・。」

「そんなことをしていたら日が暮れてしまいますわよぉ?レイ君」


如何にも人の境遇を面白がっているとしか思えない発言はクアットロ。

うるせぇよメガネババア。


しかし、よく見ると皆のスーツとは少し違うようだ。

胸部や腰等のデザインに差異がある・・・・・・べっ、別にちょっとカッコイイなんて思ってないんだからねっ!


「ククッいいじゃないか。それに、バリアジャケットは一度決めたら作り直すのは面倒だぞ? 

それに、彼女も直す気は無いみたいだしね。」

「な!アリーヤお前・・・!」

『マスター。私にはそのジャケットがマスターに一番似合うと信じています』

「こいつ・・・・っ!!・・・まぁいいか」

「諦めが肝心っスよ〜レイ〜」


ウェンディ・・・お前もか・・・


ウェンディの隣にはチンク・セイン・ディエチ・ノーヴェが並んでいる

ディエチは余り興味が無いようで無表情

チンクは此方と目が合うと微笑みを返してくれた。・・・・かわいい

セインはウェンディとエンドレス漫才を繰り広げている、正直五月蝿い

ノーヴェは・・・視線が冷たいです・・・・


そして肝心のデバイスはというと

黒く大きさが身長ほどある台形の砲身、俗に言うスナイパーライフルだった。やたらとファンタジーな形状ではあったが。


『これは通常時のスナイプモードです、他にも中〜近戦闘用のアサルトモード

フルドライブ時にはライフルモード時の砲身を展開します。』


へぇ・・・・おっ結構カッコいい。


「でもこれだとディエチのイメーノスカノンと被りませんか?」

「いや、厳密に言えばディエチは高火力狙撃型で君が低出力速射狙撃型だ

ヘヴィバレルと比べて火力は少なめで狙撃可能距離が短め、しかし命中精度と速射性能は格上。

それに対しヘヴィバレルは火力が数倍高く狙撃距離も長い、君とディエチが組めば後衛に死角は無くなる、という訳だ。

因みに言うと、アサルトモードは間合いに入られた場合の緊急兵装と思ってくれたまえ。」


成る程ね。

後方戦力の充実を図りたい訳か


「それと、俺のISは?」

「君のISは『イグザクターサーチ』探査・通信妨害・認識阻害等を主にするISだ

クアットロのシルバーカーテンと組めばよりいっそう計画を上手く進められるだろう」


メガネと組むのか・・・正直嫌だがノーと言える立場でもない、ここは従っておこう。


「了解ドクター・・・で、模擬戦するんでしょう?」

「いや、今回はデバイスのテストのみで構わない、模擬戦はデバイスの調整が終わってからだ

最初はスナイプ、続いてアサルト、最後にフルドライブモードを頼む」

「了解・・・」


俺はアリーヤを遠くの的に向けて構える

構えると目の前に周辺や自分、目標の情報等が映し出される


「ドクター、何か色々出てきたがこれは?」

「それは君の網膜に投影している周辺及び自分や目標のデータだ。本来はアリーヤをセットアップすると同時に展開されるが

それ以外でも任意で投影が可能だ」

「便利なもんだな。」


本格的に人間辞めてるなぁ・・・・データによれば距離は342メートル、風は無し、バイタル安定・・・・問題ない。


タァンッ


乾いた音が小さく響く

俺は過去のサバゲー経験からか、まぁ戦闘機人というのもあるのだろうがをあっさりと使いこなす事が出来た

因みに放った魔力弾は全部で5発、その内全て的の中央に命中、10.0点だ。

ついでに言うと俺の魔力光は赤・・・少しカッコイイと思ったのは余談だ。


『お上手ですね。』

「どうも。」


「ふむ、デバイスの性能が性能とはいえ、慣れない武器でいきなり中心に当てるとは・・・やるじゃないか、何か要望はあるかね?」

「いや、今の所は無いよ。次はアサルトモードでしたか?」

「ああ、頼む」

「アリーヤ、アサルトモード。」

『All right.』


アリーヤがロングライフルから二挺のサブマシンガンへと姿を変えた。形はFN‐P90のデバイス版って所か・・・。

先程とは違い砲身は短く、グリップは手に馴染むように特殊な形をしておりとても持ちやすい

銃の後部にカートリッジが装着されており、一見重心が後に有る様に感じるが、そんな事は無く

銃の中心部―詰まるところのグリップ付近に重心があり凄く使い易い


「へぇ・・・デザインセンスもあるんだな。」

「その心は?」

「只のマッドサイエンティストにしか見えんのですよ親父殿。」

「ふむ・・・強ち間違っていない所が痛いな。」


意外とノリが悪くないドクターは置いといて銃を構える。出てきた物はT型のガジェットドローンが数機か・・・。


「AMFは展開していないから安心したまえ、これはあくまでもテストだ。」

「りょーかい・・・っと!?」


俺の居たところに着弾するレーザー、どうやら攻撃をしないという事ではないらしい。

レーザーをバックステップで避けると、攻撃を放ってきたガジェットに向かって魔力弾を発射。

命中率は高くないが球を大量にばら撒いた為ガジェットが爆発。


「一体目・・・!」


以外にもちょこまかと動き回るガジェット残り三体の内一体に的を絞り接近、零距離で一気に破壊しようとするが・・・


「ぐっ!?」


非殺傷のレーザーが肩に当たり、バリアジャケットが抉られる。


だがそのまま懐に潜り込み、零距離射撃を食らわした後に蹴りで吹き飛ばす。

そしてレーザーを避けつつ残り二体を両手に持ったアリーヤで別々に狙い弾を発射


「計4体、掃討完了・・・っと。」


初めての実践にしては良く出来た・・・と思う

実際何発か被弾したしね


「ふむ、初戦にしては見事だ。次、フルドライブを」

「ほいほいっと・・・。アリーヤ、フルドライブ」

『Drive ignition.』


カートリッジ全弾リロードし姿を現したのは長い砲身を上下に展開させたアリーヤだった


「アリーヤ、チャージ開始」


俺の指示の通りにアリーヤがチャージを開始する、そして―


『Complete charging, standby ready!』

「シュ―――トッ!!」


ドゥッッ!!


赤い魔力砲が的に向かって一直線に飛ぶ


ドォォォォッッ!!


そして着弾


「威力ならディエチと同程度・・・しかし、命中精度はやはりディエチの方が上だな」

「さいですか・・・で、あんた的にはどうなんだ?」

「威力・命中精度その他諸々申し分ない、後は細かい微調整で済むだろう。ご苦労だったなレイ君。」

「いや、問題ないよ。」


そう言ってアリーヤを待機状態であるアクセサリーへと変化させ、自室へと戻る為に足を運ぶ


「今後の活動に期待しているぞ?レイ君」

「・・・ああ。」


そんな、言葉に耳を傾け、任せろと思ってしまう自分の心と


これから人殺しになるであろう、自分の身を恨みながら




第一話『科学者との邂逅』END





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あきゅろす。
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