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スーパーヒーロー作戦 NEW MISSION IF (リリカルなのはStrikers Another Story) 外伝 「とある魔導師と特別遊撃部隊の戦い(前編)」 Part-1
この物語はJS事件が終結し、少し平和になった時に起こった不思議な物語。
あなたの目と身体はこの不思議な物語の世界に吸い込まれていくことだろう。
しばし、この物語を楽しんでいただきたい。



スーパーヒーロー作戦 NEW MISSION IF (リリカルなのはStrikers Another Story) 外伝 「とある魔導師と特別遊撃部隊の戦い(前編)」 Part-1


Side 恭文

久しぶりにはやてから休日をもらった。
もらったのはいいんだけど、あの豆ダヌキ・・・ ぎりぎりになって言われたら休みの予定も立てられないじゃないか!!
まぁ、お仕置きはしたし、仮面ライダー電王をもう一度最初から見直しますか。

「けど、それは明日にして今日はゆっくり寝よ・・・」

僕が心地よい眠りから覚めた時、僕を待っていたのは少し不思議な出来事だった。


Side 良太郎

事件はある程度終わって、一段落した。
僕達はこの世界の時間を変えようとしていたトライバル・エンドの野望を打ち砕いて、束の間の平和を手に入れたんだ。

「なぁ、良太郎。 俺にちょうどいい事件ってねぇのかよ・・・ 退屈で仕方ねぇんだよ・・・」
「モモタロス、駄目だよ。 今、皆事後処理とかで大変なんだから。」

そう、僕達ガイアセイバーズの隊員達は機動六課の仕事にはあまり関わることができない。
だから、僕達は捜査や訓練、戦闘を手伝うことくらいしかできることがない。

「けど、皆が六課の隊舎に戻ってこれたんだから良かったんじゃない?」

ウラタロスの言う通りだと僕も思う。
JS事件で隊舎は壊滅させられてしまった。
天道さんは僕達には何の落ち度はないって言ってくれた。
けど、もう少し早く動けたら、こんな悔しい思いをしなくても良かったとも思ってしまう。
僕がそんなことを考えながら歩いていると少し小さな女の子に見える男の子(?)が眠っていた。

「むにゃむにゃ・・・ 小さな女の子とか男の子(?)って言うな〜」

寝言でつっこんでる・・・ 凄い人だなぁ・・・

「ねぇ、良太郎。 こいつ、起こしていい?」
「いいけど、優しくね。 それと一応用心して。」

僕の言葉にリュウタロスは大きく頷いてから寝ている人を起こし始めた。
けど、リュウタロス・・・
寝てる人のほっぺたをつつくのはどうかと思うよ・・・

「うっ・・・ う〜ん・・・ ここ、どこ?」
「大丈夫ですか? しっかりしてください。」

その人は僕達を見るとまた寝ようとする。

「えっと・・・ こんなところで寝ると風邪引きますよ・・・」
「大丈夫〜 僕、鍛えてますから〜」

さっきから脱力してるね、この人は・・・

「起きてください。 ここは機動六課の隊舎ですよ。 あまり言いたくはありませんが早く起きないと取調室に連行しますよ。」

僕の言葉を聞いたこの人はすぐに起き上がってきた。

「ふぁ〜 よく寝たぁ〜 ここ、どこ?」
「えっと、ここは機動六課の隊舎だけど君は一体?」

僕は目の前の彼から話を聞くことにした。


Side 恭文

えっと、僕の目の前にいるのは電王こと野上良太郎さんがいる。
どうみても、撮影とかじゃない。
ということは本人!?

「失礼しました! まさか、本物に出会えるとは思ってもみなかったもので!! 僕は蒼凪恭文と言います!!」
「僕は野上りょ・・・」
「言わなくても大丈夫ですよ!! 知ってますから!!」

《マスター、そんなに興奮しないでください。 良太郎さんが驚いてるじゃありませんか。》

でも、アルト・・・
本物に会えて嬉しくないわけないでしょ!!

「えっと、君は誰なのかな? 教えてくれる??」
「僕は蒼凪恭文って言います。 ここは機動六課ですよね?」

けど、ちょっと待ってよ。
何で、僕が良太郎さんに会えるわけ!?
わけが分からないよ!!

「そうだけど・・・ 泰文君は魔導師だよね。 IDを見せてもらってもいいかな?」

僕がIDを見せると良太郎さんは少し考え込んでしまった。

「執務官補佐官の資格を持てるんだね。 はやてちゃんに一応照合してもらうね。」
「あっ、はい! 構いません!!」


Side はやて

良太郎くんから頼まれて照合してみたけど、目の前にいるちびっこの身分は分からんわ・・・

「っていうか、誰がミジンコだ、コラ・・・」
「うち、そこまでは言うてへんよ・・・ まぁ、ええわ・・・ ところで、自分は魔導師なんやんな?」

うちがそう尋ねると恭文くんは何を当たり前なことを聞くんだと言いたげな顔をしている。
でもな、自分・・・

「恭文くんのIDを照合したらエラーが出たんよ・・・ それも10回中10回や・・・」
「っていうことはもしかして、僕、トリップものの主人公扱いってこと!?」

この子、結構おもろいなぁ・・・
もっと、弄ったろかな・・・

「何考えてんの、豆ダヌキ・・・」
「そんな怖い顔せんでもええやん・・・」

恭文くんって結構怒らせると怖いんやな・・・

「せやけど、どないしたらええんや? 恭文君のおった世界に帰してあげることは簡単にはできんやろし・・・」
「だったら、ここに置いておけばいいだろう。 何かするつもりならしても構わんしな・・・」

天道くんの提案も納得が行く。
恭文くんが何かしたら天道くんの手で処理できるやろしな・・・

「分かったわ。 問題が解決するまで恭文くんはこの部隊におってもらうわ。 ええな?」
「もちろん、いいよ。 デバイスの使用を許可してくれて、メンテをしてくれるなら。」

うちが恭文くんの出した条件に頷くと恭文くんは嬉しそうにしていた。


Side 天道

あの蒼凪恭文という奴はトライバル・エンドの手下ということはないだろう・・・
しかし、あいつを自分の世界に帰らせる方法があるのだろうか・・・

「門矢、お前はそういうことに詳しいんだろ? 説明してもらえるか??」
『たぶん、そいつが世界を越えてきたんだろうけど、害はないと思うぜ。』

門矢が言うには蒼凪はただの異世界漂流者ということらしい。

「そのことは分かった。 だが、何かあってからでは遅い。 こっちに来てくれないか?」
『分かった。 そうそう、俺は一等陸士ってことでこの世界に潜り込んでるから説明頼むぜ。』

門矢の奴、根回しが早いな・・・

「了解した。」

俺はそう言うと門矢との通信を切った。

何も起こらなければいいがな・・・


Side 氷室楓

今、俺達は訓練スペースにいる。
恭文と少しやりあってみたくなったからだ。

「でも、いきなり模擬戦なんてしていいのかな?」
「はやてからは許可は取ったから心配すんな。」

恭文の言葉に俺が答えるとほっとしたような顔をした。

「じゃあ、やろうか、恭文? 準備はできたか??」
「いいですよ、楓さん。 思い切りやりましょう!」

俺と恭文は少し距離を取ってからバリアジャケットを着用していく。
そして、少し距離を取っていく。

「じゃあ、行くぜ! 戦いの歌!!」
「楓さんはその魔法を使うんだ。 結構きつそうだなぁ。」

俺が戦いの歌を唱えて、自分の魔力で身体強化をしたのを見て、感心したような声を出していた。

「もしかして、お前の世界には俺の兄弟子と師匠達の話が伝わってんのか?」
「というより、漫画になってますよ♪」

恭文の奴、結構ウキウキしてるみたいだな。
だったら、答えてやるさ!!

俺が魔法の射手を連弾・光の10矢で恭文に放つと恭文は慌てることなく魔法の射手に接近してから切り裂いてきた。

「やるな、恭文・・・」
「楓さん、まだまだ力をセーブしてるでしょ。 本気出さないとすぐに落とすよ!」

どうやら、バトルマニアの類らしい・・・

俺は恭文に近づくと魔法の射手・光の11矢を拳に乗せて、恭文に左右のパンチの連打を打ち込もうとする。
しかし、恭文は自分のデバイスで俺の拳を防いでいく。
このままじゃ、埒が明かないだろうと俺は恭文から少し距離を取って、体勢を整えていく。

「なぁ、恭文! お前のデバイスって何て名前なんだ!?」
「僕のデバイスはアルトアイゼンっていうんだ」
《はじめまして、氷室さん。 私はアルトアイゼンと言います。 よろしくお願いしますね。》

アルトアイゼンと恭文の紹介を受けて、俺も自分のデバイスを紹介していく。

「なら、アルトアイゼンと恭文に俺のデバイスも紹介してみるか。 名前はトライデント、インテリジェントデバイスってやつだ。」
《ガハハハ! よう、坊主に姉ちゃん!! 俺は基本的には相棒の通信をサポートしたりある程度の魔法の発動をサポートしてるんだぜ!!》

トライデントの言葉に恭文とアルトアイゼンは感心したように呟いている。

「さて、あまり長引くと身体に悪いしな。 シャマルにキレられる。」
「やっぱり、この世界でもシャマルさんは怒ると怖いんですか?」
「いや、まぁ怖いのは事実だな・・・ さぁ、もっとやろうぜ!」

俺と恭文はしばらくの休憩を終えて、再び模擬戦を再会していく。


Side 門矢士

この世界でもあいつのいた世界でも同じような事件が起きている。
女性局員を狙った怪物に殺されているというものだ。

「また犠牲者が出たか・・・」
「あなたは誰ですか!? こんなところで何をしてるんですか?」

俺がいろいろと調べてると青い髪の女が俺の傍にいた。

「あんた、誰だ?」
「私は陸士108部隊所属、ギンガ・ナカジマです。 あなたはどこの部隊の方ですか?」

ギンガにそう尋ねられるとどう答えていいか、迷うけど、とりあえず答えてやるか・・・

「俺は民間協力者の門矢士だ。 ナカジマ陸曹、今起こってることを説明してもらえるか?」
「構いませんよ。 今、ミッドチルダで女性局員が次々に消されています。 現場に残っていたのは制服と靴だけなんです。」

ギンガの説明で俺はこの世界で動いてる奴らのことがだいぶ分かった。
ちょうど、ゲストも来たみたいだからこいつに話を聞くか・・・

「女。 お前のライフエナジーを寄越せ!!」
「何の話ですか!? あなた、今回の事件に関係がある・・・ きゃっ!」

ギンガがファンガイア相手にべらべら喋ってたから吸命牙で命を奪われる前に助けてやったけど、ファンガイアを知らないってことは別の世界ってことか・・・

「お前らの目的は何だ!?」
「ライフエナジーを寄越せ・・・」

話を聞く気はないな・・・
ファンガイアの姿を晒したわけだからな・・・

「だったら、子猫ちゃん。 俺が相手になってやるぜ。」

俺はディケイドライバーを腰に装着して、カメンライドカードをセットしてからサイドバックルを内側へスライドしていく。

「変身!!」
『KAMENRIDE DECADE』

俺の身体にディケイドのライダースーツが装着され、仮面ライダーディケイドに変身していく。


to be countinued


次回

『スーパーヒーロー作戦 NEW MISSION IF (リリカルなのはStrikers Another Story) 外伝 「とある魔導師と特別遊撃部隊の戦い(前編)」 Part-2』

次々に殺されていく女性局員達。
その裏に隠された真の目的とは・・・

人と人の繋がりの力で世界を救え


あとがき

コルタタさんから恭文くん達をお借りできたので書いてみました。
相変わらず、携帯からなので一回一回に書ける量が少ないですがご勘弁を・・・
次回は恭文の異世界ライフを中心に事件の核心へ入れたらと思っています。
次回もお楽しみに。
ひらひらでした♪♪

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