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小説(魔法少女リリカルなのは:二次小説)
第28話:あとがき『・・・・・・というか、GWなので『どきたまIF:ちょこっとお試し版』をやっちゃいます』



あとがき・・・・・・というか、GWなので『どきたまIF:ちょこっとお試し版』をやっちゃいます



恭文「さて、フィアッセさんルートがかなり好評で嬉しい蒼凪恭文です」

あむ「・・・・・・なんかあたしルート、負けてるんじゃないかと思う日奈森あむです」

恭文「・・・・・あむ、その激しくローテンションはやめて? ほら、僕が泣きたくなってくるから」

あむ「いや、まぁいいんだけどさ。てゆうかアレだよね、フィアッセさんルートで色々はっちゃけてるフェイトさんが好評で」

恭文「うん。なんか結構人気みたい。だからこそこんなご意見が来るのですよ」





(IFフィアッセルート読みましたー♪(中略)そして・・・・・・アレ? なんか普通にフィアッセもフェイトも可愛いし素敵だぞ?
というかこのリベラルなフェイト、ある意味本編やRemixのフェイトより好きかも知れない。二次創作だから出来る魔改造、素敵です。(中略)by璃音)





あむ「・・・・・・あぁ、フェイトさんが色々変わったから、それでなんだね」

恭文「そうそう。何気に断絶ルートで一番キャラが良くなったのがフェイトという不思議。で、こんなのも来た」





(初めてメッセージいれます。フィアッセさんルート読みました、とっても面白かったです。
ここから色々なルート派生も考えられるとのことですが、一番読みたくなったのは、ここからのフェイトさんルートですw
恭文君とフェイトちゃんの二人で色々失敗しながらも難事件解決に挑む。
まさに「W」な感じのストーリー展開がいけるんじゃないでしょうか?(あのハードボイルドな探偵さん的に)。それでは、お体に気をつけて次の更新も楽しみにしています。 )





恭文「えー、感想ありがとうございます。おかげで作者、エンジンかかっております」

あむ「いやいや、ちょっと待たないっ!? まぁ一部抜粋だとしてもフェイトさん目立ち過ぎだからっ! これフィアッセさんルートだよねっ!!」

恭文「ここは仕方ないのよ。フィアッセさんだと完全な大人だから、そのフィアッセさんとこういうやり取りをしても今ひとつ面白くなかった」





(同年代であり、色々と問題に発展しかねない要素のあるフェイトが中心だから書けた話でもあります)





あむ「いや、それだったら別の人と」

恭文「他のキャラは他のキャラで書きたい部分があるのよ。例えば次のIFのすずかさんだったら夜の一族関連の話とか。
ただ、フィアッセさんをここで出した意味もある。フィアッセさんは一種の案内人というか、理想とする大人の形の一つだから」

あむ「あぁ、それでアンタとの距離感も近いしね。こういう状況で一番使い易かったのか」

恭文「そうそう。とにかくアレだよ、かなりいい下地が出来たのでこれを活用するとIFルートがバシバシ出来るね。あとはこういうご意見も来ていた」





(恭文がJS事件に一切関わらず、sts時代に¨探偵のおじさん¨の元で修行していて、Wのビギンズナイトにも関わる展開、ありだと思います。具体的なプロットは次のとおりです。

恭文の関与で一命は取り留めるも、その後一年以上も昏睡状態に。意識を失う直前、スカルメモリとドライバーを恭文に預け、彼が愛した街と弟子、そして『運命の子』の事を託します。

¨おじさん¨の命を守る為、表向きは彼が死んだことにして恭文は人知れず街の平和とWを見守り続けます。

オールライダー対大ショッカー、おじさんの娘がやってきて始まったTVシリーズ、そしてMOVIE大戦2010の事件を経て、Wにこの街を守る力があることを認めます。
そして時同じくして、3つの変化があり恭文はこの街を離れることを決めます。
一つはこの街に新たな仮面ライダーが訪れることを知ったこと。
二つ目に¨おじさん¨の意識が回復したこと。彼は自分を死んだことにしたまま敵を探るために動き出しました。
そして三つ目に敵組織と¨ある企業¨が関わっているかもしれないと言う情報を掴み、その調査に向かうことを決めました。
そして恭文は出会います。強くて優しい心を持った¨魔法少女¨に・・・。

以上、こんなのどうでしょうか?)





あむ「あ、これは新しいね。うん、楽しそう」

恭文「最悪解散直前にビギンズナイト事件に巻き込まれて、フェイトの補佐官にならずにこっちルートに入るでもいいのよ。
というか、翔太郎達に自分の存在とかおやっさんの事とかを知られないようにとかするなら、そっちの方が楽」

あむ「アンタはあくまでも影な立ち位置になるんだね。で、しゅごキャラクロスと」

恭文「そうそう。それでこうなるわけですよ」





◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆



※シチュ:二階堂編・×ロット浄化直後(しゅごキャラクロス第8話)





「ヤスフミ、大丈夫っ!?」

「あはは、なんとかね。いや、助かったわ」

「全く・・・・・・おじいさま、余り私達を心配させるのはなしで・・・・・・あれ?」





咲耶・・・・・・ううん、一緒に増援に来たフェイトまでが僕とあむの後ろを見る。



僕は嫌な予感がしつつも、そちらを向くと・・・・・・二階堂の左手にあるものが持たれていた。



というか、立ってるの。僕が両足をへし折ったはずなのに、銀色の妙なオーラを出して立ってる。





「・・・・・・まだだ。まだ・・・・・・終わってない」



手に持たれているのは、オーラと同じ色の禍々しいデザインのメモリ。そしてそこには『R』の文字。

くそ、やっぱこいつらが関わってたのか。こうなると・・・・・・あぁもう、フェイトやあむの前だけどやるしかない。



「僕は・・・・・・勝ち組になるんだっ!!」



二階堂が、左の首元に浮かんだ黒い模様にメモリの先を挿入。



≪Mechanical≫



響く声と共に二階堂の身体が変質した。1メートル80はある巨大な・・・・・・そうだ、巨大なロボットだ。

四角い四肢に銀色のボディに、歯車が噛み合わさったような形の両眼。それが僕達を見据える。



『そうだ、誰にも邪魔はさせないっ! お前達は・・・・・・ここで消えてしまえっ!!』



そして、歯車型の瞳の中心部分の穴が輝き、赤い光・・・・・・ううん、小型の歯車が飛び出す。

僕達はそれぞれに左右に散開。それをギリギリで回避しつつ、次の行動を開始。



≪今更ではありますけど、やっぱり当たりでしたか。ミュージアムと繋がっていたのは≫

「うん、イースターだよ」





くそ、マジでイースターは悪徳企業もいいとこじゃないのさ。そして社員はその傀儡かい。

×たま狩りをかます悪党ってだけじゃなくて、ミュージアムの顧客でもあったなんてさ。

僕とフェイト、それにあむ達の仕事が見事に重なったのはいいけど、やっぱ微妙だな。



出来ればこういう事は起きない方が幸せだもの。うん、そこは間違いない。





「リイン、ユニゾンアウト。あむとフェイトの事お願い」

【分かったです】




そのままリインはユニゾンアウト。青い光に包まれて、僕は元のジャケット姿に戻る。

そしてリインは白のバリアジャケット。すぐにリインはフェイト達の所に駆けていく。



「んじゃま、アルト」

≪えぇ、いきましょう。これは私達の専門です≫










そうして左手を伸ばして懐から取り出すのは、赤いバックル。L字方にも見えるそれを、腰の前に当てる。





そしてバックルの両側から黒いベルトが生まれて、僕の腰に巻かれる。




















◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆



「あれ・・・・・・なに? バルディッシュ」

≪解析不能。怪物化した事だけは分かりますが、原因は不明です≫

「せんせぇっ! どうしちゃったですかぁっ!? なんでそんな怖いかっこうに」

『うるさいっ!!』



そして、また歯車が飛んでくる。あたしはフェイトさんに抱きかかえられた状態でまた風を感じる。

フェイトさんが走って回避してくれるから、おかげで助かってる。でも、アレはマジでなにっ!?



「あのフェイトさん、アレ」

「ごめん、私にも分からない。少なくとも魔法関連のものじゃない」

「いえ、原因なら分かります。フェイトさま、あむさまも手出しはいけません」



フェイトさんの隣に居た咲耶さんがそう言うと、驚いた顔でフェイトさんが咲耶さんを見る。



「手出しはだめって・・・・・・咲耶、どういう事? あむは分かるけど、どうして私まで」

「いいから恭文さんに任せて見てるですよ。下手にこのまま倒しちゃったら、二階堂が廃人になる可能性があるです」



そしてリインちゃんまでこっちに来た。あたし達は後ろに下がっていて、前に出ているのは恭文だけ。

そして恭文はバリアジャケットの上から、妙な赤いバックル付きのベルトを巻いてる。



「ヤスフミ、これどういうことっ!? もしかしてヤスフミ、何か知ってるのかなっ!!」

「まぁね。・・・・・・スゥ、大丈夫だよ。『せんせぇ』はすぐに元に戻すから」



そして恭文が右手で・・・・・・あれ、二階堂も同じようなの持ってなかった?

でも恭文が取り出したのは黒い。そうだ、黒い長方形のメモリだ。



≪Skull≫

「悲しい風も、涙の時間も、ここで終わりだ。僕が・・・・・・僕達が終わらせる」



ただ恭文だけが事態を理解している状況。それがワケが分からなくて、あたしとフェイトさんは余計に混乱する。

でも、それでも・・・・・・恭文は警戒の体勢を崩さない二階堂だったものを見定めながら、こう言い放つ。



「変身」



そのまま恭文はメモリをバックルに差し込んだ。そして、バックルの一部分を右手で右に動かした。

L字を象ったものが、S字を横にした形になる。そして・・・・・・続けて電子音声が流れる。



≪Skull≫





足元から渦巻く黒い風が恭文を包んでいく。そして恭文の姿が足元から変わった。

黒い金属的なスーツに、肋骨を思わせる銀色の装飾。そして顔も同じように銀色の仮面を着けてる。

でもそれは仮面と言うより、骸骨のようにも見える。そして青い帽子とマフラーを靡かせる。



だって部屋中に恭文を中心として生まれた風が吹き荒れてるもの。その風に二階堂だったものも圧される。





「・・・・・・さぁ、もう一度だけ言うよ」



そんな中、白いハットを左手で抑えながら恭文だったものが右手を上げる。

上げて・・・・・・二階堂だったものを指差す。



「お前の罪を数えろ」




















◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆



「・・・・・・ヤスフミ、もし話しにくい事なら無理には聞かないよ。ただ、力にはなりたいんだ」

「恭文、そこはあたし達もだよ。まぁ気にはなってるけど・・・・・・それでもさ、無理矢理もまた違うだろうし」

「あぁいいよ。どっちにしてもあむやフェイト達には話さないとダメだと思ってたから」



色んな事があった夜。僕はあむと一緒にフェイトと唯世からリビングでお説教を食らった後、事情説明を要求された。

現在うちの客間で衰弱中の二階堂や僕が使ったものがなにか。変身した『アレ』が何かだね。



「まずこれは」



言いながら僕は右手で懐から取り出すのは、僕が借りているメモリ。当然だけどみんなの視線がそこに集まる。



「ガイアメモリって言うの」

「・・・・・・ガイアメモリっ!?」

「フェイトさん、知ってるんですか?」



唯世がそう聞くと、フェイトが戸惑い気味に頷く。



「う、うん。その・・・・・・昔色々あってね。ということはあの」

「言っておくけど、僕達があの時関わったそれとは別だよ。でも、かなり近い性質を持ってる。
このメモリには地球に眠っている膨大な記憶の一つが凝縮されてるの。二階堂が持ってたメモリも同じ」

「別のって・・・・・・じゃあヤスフミ、そのメモリはその・・・・・・なんなの?」

「簡単に言えばドーピングだよ。その記憶が持っている強大な力を人体に注入して、変身する事が出来る」



そしてメモリの持っている特殊能力を活用することが出来る。ただ、ここには非常に強い副作用がある。



「メモリを使用すると副作用で、使用者は強い常習・依存性を持つ。その上凶暴になったりと人格に歪みが出る」

「一種の麻薬みたいなものなんだね。・・・・・・え、ちょっと待ってっ! ヤスフミ、そんなの使ってたのっ!?」

「あぁ、僕は大丈夫。コレがあるから」



そして左手で取り出すのは、これまた借り物。慌て始めたフェイトやあむ達が、それを見て一旦動きを止める。



「これはロストドライバーと言って、メモリの持っている強い毒素を除去するフィルターなのです。
恭文さんのようにこれを介した上でメモリを使用するなら、副作用に苛まれる心配はないです」

「えっと、つまりあの恭文の姿は」

「ドライバーを介してメモリの力を引き出したんだ。なお、一切のリスク関係はない」

「なら良かった・・・・・・の?」



フェイトが疑問顔なので、僕は頷く。安心させるように笑いながら。やっぱり、心配かけてるしね。



「でもリインちゃん、あたしが見る限り二階堂先生はそんなの無かったよ?」

「はいです。だから二階堂先生はもしかしたらガイアメモリの中毒症状に犯されていた可能性があります」

「・・・・・・なんだか、怖いね。そんなものがあることもそうだけど、依存性や能力もだよ。
だって日奈森さんの見た限り、完全な怪物になってたんだよね」

「うん。あたしもそうだけどラン達も混乱して・・・・・・でも、そんな物騒なもんのためだったなんて」



あむと唯世が顔を青くしてる。そして二階堂が居る客間を見る。

・・・・・・こうなるのが分かってたから、出来ればあむ達には知られずに済ませたかったんだけどなぁ。



「じゃああの恭文さん、せんせぇはもしかしてこのまま」

「ううん、大丈夫。二階堂が使ってたメモリは僕達で壊したから。
メモリ本体が無くなれば、副作用も効果がなくなるんだ」

「倒れたのも一種のリバウンドですから、目を覚ませば大丈夫なのです」

「ホントですかぁっ!? ・・・・・・あぁ、よかったですぅ」



でも、やっぱりダメだったか。まぁ仕方ないのか。

普通にイースターがエンブリオとかの一件に絡んでたんだし。



≪それでその記憶は、メモリ始動時に発生されるウィスパー・・・・・・まぁ、起動音ですね。
その時に出てくる名前が、そのメモリに込められた記憶になります≫

「えっと、確か・・・・・・なんだっけな。ボクには『メカニカル』って聴こえたけど」

「うん。二階堂のメモリはそれだ。で、僕のはスカル」



それで更に簡単に説明した。探偵のおじさんの居る街・・・・・・風都でこれが裏で出回ってる事。



「おじさん、かなり前からこれ絡みの事件を追ってたんだ。でもその途中で怪我しちゃったの。
それで僕がスカルのメモリとドライバーを預かって、使えるようにしてもらった」

「・・・・・・そうだったんだ。じゃあもしかして私の補佐官の誘いを断ったのも」

「ごめん、この件絡みだったんだ。色々事情があって、口外出来なくて・・・・・・フェイト、ホントにごめん」

「ううん、謝らなくてもいいよ。何か事情があるんだろうなとは感じてたから」





とにかく話を続ける。それを売りさばいているシンジケートが『ミュージアム』と呼ばれている事。

そしてミュージアムがガイアメモリを売りさばいた相手の中に、地球のとある企業の連中が居た事。

購入したメモリの数自体はそれほどじゃないけど、金に物を言わせて相当強力なメモリを買った事。



風都の方は風都の方で別の『仮面ライダー』が居るので、僕がその企業を調べようと決めて風都を離れた事。





「・・・・・・ちょっと待ってなぎ君。まさかその企業が」

「うん、イースターだよ。そこはミュージアムの関係者をシバいて吐かせたから間違いない。
というか、どうもイースターはそのために相当額の裏金をミュージアムに渡してるみたい」

「ヤスフミ、そこは察するにその『強力なメモリ』を自分達に優先的に回してもらうためかな」

「多分ね」



そこはフィリップに検索をお願いして色々調べてももらったし、間違いないと思う。



「購入・・・・・・というか、一連の金の動きがあったのは、本当につい最近。半年前とかそれくらいだよ。
で、どうしてそうなるのか分からなかったんだけど、やっとその理由が分かった」

「・・・・・・僕達かな」

「多分ね。一種の恫喝の手段と見るか、それともガチでみんなを始末しようと考えたのか・・・・・・まぁ、前者かな」



今までのあれこれを察するに、エンブリオ捜索のための切り札にでもするつもりとかなのかな。

ガーディアンのみんながこれからも自分達の邪魔に入るのは明白だし・・・・・・って、これだと普通にガイアメモリの危険性を分かってないな。



「とにかく蒼凪君はそのガイアメモリ関連の調査のためにこの街に来た。
でも、到着直後に日奈森さんと遭遇。その後にフェイトさんと遭遇して・・・・・・そのままと」

「うん。まぁどっちにしてもイースターは大企業でしょ?
ちと腰を落ち着ける必要はあるかなーと思ってたんだけど・・・・・・こうなるとはなぁ」



でも、まさかそんな連中がエンブリオなんてもんを探してるとは思わなかった。

あー、まじでこれは長期戦か? 普通に手こずるのは明白でしょ。



「・・・・・・分かった。てゆうか、それなら話は簡単じゃん」

「え?」



あむがいきなりそんな事を言い出したので、僕達全員びっくりしてあむの方を見る。

それであむは、自信を持って言葉を続けて言い切った。



「アンタはその購入されたガイアメモリを何とかして壊したいんでしょ?
というか、イースターがまたそんな危なっかしいのに金を渡すのを絶対に止めたい」

「まぁね。そんな事したら、確実にミュージアムの規模拡大に繋がるから」

「それであたし達もイースターの行動なんて、1ミリも認められない。つまり、目的は同じだと思うんだ」



何が言いたいか分かって、僕は・・・・・・覚悟を決める事にした。

まぁ、なんにしても信じるって決めたしね。いまさらそこを嘘には出来ないのよ。



「だったら簡単だよ。アンタはその購入されたガイアメモリをなんとかして壊してイースターを止める。
あたし達はエンブリオを見つける事。それと同じように、またイースターが何かしようとしてたら絶対に止める」

「なるほど、目的が同じだから一緒に戦おうと」

「そうだよ。・・・・・・正直に言うとさ、そんなのが絡んでると思うとかなり怖い。
でも、絶対に引かない。だってあたしは・・・・・・そうするって決めたから」

「分かった」



あむが軽く右手を出してくる。だから僕は・・・・・・同じように右手を出して、強く握り締める。



「なら、ここからはガチな協力関係ってことで」

「うん」

「・・・・・・ヤスフミ、あむさんも全然懲りてないよね」



呆れ気味にそう言ったのはフェイト。なので僕とあむはハッとしてフェイトの方を見る。

フェイトは声の感じそのままに呆れた顔を僕達に向けていた。なので、二人して苦笑い。



「「な、なんというかその・・・・・・あはははは」」

「本当の事を言えば引いて欲しくはあるけど・・・・・・×たまにしてもガイアメモリにしても、私達にはどうにも出来ないんだよね。
ただあむさん、これだけは約束して。ガイアメモリ関連の事は、何があってもヤスフミに全部任せて。きっとヤスフミにしかなんとか出来ないから」

「えっと、メモリの力が使える恭文じゃないとメモリを壊せないからですよね」

「そうだよ。もちろんそういう命がけの戦いの要素が絡むなら、ここは私やティアの領域でもある。
あむさん達が不安にならないように、ヤスフミのサポートはきっちりしていくよ」



フェイトの真剣な顔と瞳を見て・・・・・・あむは静かに頷いた。それを見てフェイトは表情を崩して微笑む。

それからフェイトは僕を見る。今度はとても心配そうな顔になった。



「ただ、ヤスフミもだからって無茶はしないで?
・・・・・・今のヤスフミは確かに『仮面ライダー』かも知れないけど、それでもだよ」

「分かってるよ。おじさんにちゃんとこの子達を返しに行かなくちゃいけないしね。
あとは大事な彼女を泣かせたくもないし。・・・・・・うん、きっちり自分も守るよ」



あむから手を離して、右手でドライバーとスカルのメモリを持って軽く笑う。

それでフェイトも釣られたように笑ってくれる。だから・・・・・・うん、気持ちがまた温かくなる。



「うん、それならいいんだ。借り物なんだし、出来る限り傷とかは無しで返さないとね」

「そうだね」




















◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆



恭文「・・・・・・という感じ?」

あむ「いやいや、普通に長いからっ! そしてカオス過ぎでしょうがっ!!」





(でも、拍手通りに適当に構築したらこうなったんだから仕方ない)





あむ「そもそも適当ってのがアウトでしょうがっ!! ・・・・・・てーかこれいいの?」

恭文「まぁ、今のは拍手通りだしね。例えば連載開始するとして」





(恐らくしばらくはありませんが。だってこれだと、ガチでドキたま再編成だし。普通にドキたま終わってないのに再編成はおかしい)





恭文「僕が使うメモリはスカルのままでいいのかとか」

あむ「あぁ、オリジナルのメモリやドライバーを出す方向もあるのか。
あとはあれじゃない? どれくらいの頻度でドーパント戦をやるかとか」

恭文「そんなWのテレビ張りに頻繁ではないと思うなぁ。
多分二階堂やゆかりさんみたいなボスキャラ級とだけやりあうって感じだろうし」

あむ「・・・・・・それならまだなんとかなるんじゃない?」

恭文「いや、ダメだから。真面目にフィアッセさんアフターと同じくお亡くなりコースだから。
・・・・・・とにかく、改訂版もいよいよ29話だよ。いや、これからどうなるんだろうね」

あむ「まぁ今回は色々危険なことをやりまくったし、次は落ち着いていきたいね。
というわけで、それでは本日はここまで。これ・・・・・・アリじゃないのと思う日奈森あむと」

恭文「アリはアリだけど、せめてドキたまを完結させてからにしたいと思う蒼凪恭文でした」

あむ「やっぱお亡くなりコースってやつ?」

恭文「間違いなくそうでしょ。そうならない理由が分からないし。
やるならもうちょっと設定も煮詰めたいしさ。てゆうか、コレやると三作品クロスオーバーだよ?」

あむ「あぁ、その問題もあるか。たしかになぁ」










(色々とハードルが高いことを痛感した、現・魔法少女であった。
本日のED:水樹奈々『恋してる』)




















恭文「僕がスカル以外で変身するなら・・・・・・まぁ、単独としてよ? ビート(Beat)とかいいと思うの。
青いメモリで、外見は基本スカルみたいな感じにシンプルにしてーとかならまだいい」

フェイト「あ、それはいいかも。あとは頂き物小説でDarkMoonNIghtさんが書いてくれたみたいな形は?
電王メモリとかあれば、ヤスフミにぴったりだと思うんだけど。一種のフォームチェンジ的なアレで」

恭文「あぁ、ファイズメモリとかもあるしそういうのを使うのもいいかも。オリジナルな感じも出るしさ。
いや、むしろ最初はそれでいって、最後の方でオリジナルメモリで変身って言うのもありかも」

フェイト「それも展開としては・・・・・・あぁ、いいかも。
今までは借り物だったけど、最後の最後でオリジナルの仮面ライダーになる」

恭文「よし、とりあえずドキたま頑張ろうか。今はクロスオーバーでゴチャゴチャになってる部分があるのよ。
けど、書き続けてたらいいアイディア浮かぶかも。というわけで、フェイト・・・・・・その、一緒に頑張ろうね」

フェイト「当然だよ。私・・・・・・その、何時だってヤスフミと一緒に頑張っていきたいんだから」

古鉄≪・・・・・・また甘くなりますか。まだ改訂版なのに≫

あむ「まぁさすがにあたしももういい加減・・・・・・ごめん、慣れないわっ! いくらなんでもヒドすぎだしっ!!」










(おしまい)





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