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小説(魔法少女リリカルなのは:二次小説)
第49話:おまけとあとがき



おまけ:ダイヤのきらめきの泉




















◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆



ダイヤ「唐突に始まったダイヤのきらめきの泉。このコーナーでは、私ダイヤが迷えるあなたのお悩みを一刀両断で解決するわ」

ラン「助手のランですっ! というかダイヤ、それなら電話相談室が」

ダイヤ「それでは、相談者のN・Tさん、どうぞ」

ラン「無視っ!?」





(きらきらーん♪)





N・T「はい」

ダイヤ「あなたのお悩みはなに?」

N・T「私の周りの友達、最近こう・・・・・・結婚したりとか恋愛したりとかしてるんです。
でも、私はその、今までそういうのが一度もなくて」

ダイヤ「ただの一度も?」

N・T「はい。その、淡い片思いというか、自覚しない恋になりかけなのはあったんです。
だけど、それだけで止まって、新しい人に向かう勇気もなくて・・・・・・それに」

ラン「まだ何かあるの?」

N・T「私、娘が居るんです。その娘に『パパが欲しいな』ってキラキラした瞳で言われて・・・・・・泣きました」

ダイヤ「そう。・・・・・・なら、あなたのお悩みを一刀両断で解決するわ」





(きらきらーん♪)





ダイヤ「・・・・・・今のあなたには、輝こうとする意志が足りないわ。人の心は、星の光でもあり宝石。
自らを磨く努力をしなければ、人を惹きつける輝きには決してなれない」





(きらきらーん♪)





N・T「・・・・・・えっと」

ダイヤ「というわけで、本日はここまで」

N・T「え、ちょっと待ってっ!? 悩み解決してないんだけどっ!!」

ダイヤ「いいえ、解決してるわ」

N・T「してないよっ!!」

ラン「ううん、してるよ」

N・T「えっ!?」





(きらきらーん♪)





ラン「ようするに、今はそういう相手が居なくても、いつか出来た時のためにもっと素敵な女の子になる努力をするべきって、ダイヤは言ってるの」

N・T「そう、なの?」

ラン「うんうん。だって、人を好きになるって自分ではどうにもならないでしょ?
だから、それが何時かなんて悩むために時間を使うなんて、勿体無いよ」

N・T「そ、それは確かに」

ラン「だから、悩んでる暇があるなら、一人の時に出来る事を少しずつしていくの。
そうして女の子としての自分を磨いて・・・・・・そういう相手が出来た時に、思いっ切りアタックだよ」

N・T「・・・・・・確かに、そうだね。あぁそうか、そういうことなんだね。
ありがと、なんだかスッキリしたよ。うん、やってみよー!!」

ラン「うん、頑張ってねー!! ・・・・・・というわけで、相談料としてこの壺を買ってね」

N・T「え?」





(きらきらーん♪)





N・T「いや、あの・・・・・・これって無料相談なんじゃ」

ダイヤ「そんな事、一言も言ってないわよね? ダイヤ教の次元世界制覇のためには、資金が必要なの。というわけで、相談料として買って?」

N・T「何、その新興宗教みたいな真似っ! 嫌だよそんなのっ!!」

ダイヤ「大丈夫、それほど高くないから。ざっと20万」

N・T「高いよそれっ!!」

ダイヤ「ギルよ」

N・T「FFの貨幣っ!?」










(この番組は、次元世界をきらめきで満たすダイヤ教でお送りしました。ダイヤのきらめきの泉・・・・・・続きません)




















あとがき



カナメ「みなさん、どうもっ! 蒼凪恭文とシオン役のユキノ・カナメですっ!!」

カナエ「どうも。日奈森あむとダイヤ役の、カナエ・アケノです。なお、カナメとは同じ事務所で幼なじみです」

ミカ「10代前半のフェイト・テスタロッサ・ハラオウンと、ドキたまではほしな歌唄役のコンドウ・ミカです。
えー、ドキたまも無事に最終回を迎えたという事で、今回は特別企画です」

カナメ「私達でドキたまを振り返りつつ、お菓子パーティーですっ!!」

カナエ「なお、お菓子はすごいよー。豪勢にも、あのキング・ドーナツにスタッフの人達が2時間並んで、すごい量買って来たの」

ミカ「ホントにありがとうございます。まぁ、これを食べつつ作品に付いて」

カナメ「はむはむ。おいしー。外はサクサクで、中はふわふわしっとりで、程よい甘さがなんとも」

ミカ「・・・・・・って、アンタは早速食べるなっ!!」

カナエ「ミカさん、放置しておいていいから。話進めよう?」

ミカ「そうね。なお、この企画はこういう要望が届いたからですね。ちょうど最終回ですし、タイミング的にも良かったんです」





(※とまと対談スペシャル恭文役のユキノ・カナメちゃんとあむ役カナエ・アケノちゃんと幼少期フェイト&ほしな歌唄役コンドウ・ミカさんによるガールズトーク!!
お菓子を食べながらドキたま・だっしゅへの意気込みを語ってもらいます)





ミカ「それで早速だけど・・・・・・どうだった? 1年走り切ったわけだけど」

カナメ「はむはむ」

ミカ「そしてアンタは喋ってっ! 普通に主役だよねっ!?」

カナメ「だってー、ここのドーナツずっと食べたかったし」

カナエ「とりあえず、それは食べていいから。食べたら、アンタちゃんと話してね?
・・・・・・あたしは、まぁとまとシリーズ的には途中から入ったわけじゃないですか」

ミカ「あぁ、そうだね」

カナエ「それで、フェイトさんとかティアナさんとか差し置いて主役ですよ。
しかも、このドーナツに目が入ってるボケボケ娘と共演だし」





(主役、幸せそうにドーナツを食べる。というか、堪能している)





ミカ「さっきも少し話が出たけど、この二人は幼なじみなんですよ」

カナエ「はい。劇団に入ったのも、今の事務所入ったのも同じです。
あー、だからカナッチが窓口みたいな感じで、すぐに現場に馴染めたのはありがたかったな」

ミカ「うん、窓口になってた。てゆうか、ドキたま始まる前からよくカナエちゃんの話してた。
何歳の頃に、(禁則事項です♪)だったとか、何歳まで(禁則事項です♪)してたとか」

カナエ「・・・・・・すみません、ちょっとテープ止めてもらえます? コイツ殴るんで」

カナメ「ふぇぇぇぇぇっ! 暴力反対ー!!」

カナエ「勝手に妙なことバラすアンタが悪いんでしょっ!? てゆうか、ドーナツ食べ終わったんだから、話加わってっ!!」

カナメ「はーい。・・・・・・とにかく、カナエちゃん的には現場には馴染みやすかったんだよね。私のおかげで」

カナエ「うん、感謝してたよ? たった今、その気持ちを捨て去ったけど。
あー、それでアレだ。DVDの特典CDで、コイツと一緒に歌ったりしたんだ」

カナメ「あー、あったあった。『蒼凪恭文&日奈森あむWithガーディアンズ』って感じで、前期OPとLittle Bustersと、後期OPのLOVE&PEACE」

ミカ「あと、EDのHEROでしょ?」

カナエ「・・・・・・アレ、すっごく大変でした。あたし、歌の仕事とかって今まで無かったんで」





(注:今更だけど、こういう体です)





カナメ「しかも、キャラソンだからあむに合わせなくちゃいけないんだよね。あむ、音程取るのが苦手って設定だから、それっぽく」

カナエ「こう、ヘタさって言うよりは一生懸命さ? もうそこが大変で大変で」

ミカ「泣いた? ねぇ、泣いた?」

カナエ「いや、泣いてないですけど、時間はかかりました。やばい、また来たら流石に泣くかも」





(スタッフ:またやるそうですよ? 新OPとED決まったそうですから)





カナエ「マジっ!?」

カナメ「あ、私も聞いたー。なんか、凄い好評だったんだって」

カナエ「あ、あはは・・・・・・今度は何歌うんだろ」

カナメ「あ、今日流れた戦闘曲」

カナエ「あんなの無理っ! あむで歌うのってすごい労力使うんだよっ!? それでアレなんて絶対酷いことになるからっ!!」

ミカ「カナエ、ガンバ」

カナエ「ミカさんも悪魔の微笑み浮かべながら言うのやめてっ!?
・・・・・・てゆうか、レコーディングはミカさんもやったんですよね」

ミカ「うん。ほしな歌唄名義で、迷宮バタフライとBLACK DIAMONDと、26話でアカペラで歌った夢のつぼみ。
それで、超・電王編でカバーすることになったCyclone Effectだね。・・・・・うわ、4曲?」

カナエ「歌唄が、売れっ子の歌手って設定だからそうなるんですよ。
というか、それ表題曲だけですよね? カップリング曲含めたら、もっと多いですよ」

ミカ「そうだね。やばい、私ドキたまだけでアルバム出せるじゃん」(笑)





(注:こういう体です)





カナエ「それで、ちょうどいいので今度はミカさんの話にしますけど」

ミカ「するんだ」(笑)

カナエ「するんです。ミカさんってドキたまだと歌唄じゃないですか」

ミカ「うん、歌唄だよ。もうね、呼んでくれて嬉しかった。幼少期フェイト、出番無いんだもん」





(他の二人は、『うんうん』と頷く。あっても、ここだと幕間だけだから)





ミカ「私じゃ、大人フェイト出来ないしさ」





(そして、二人は『うんうん』と頷く。主に胸囲を見ながら)





ミカ「よし、テープ止めて。コイツらシバくから」

カナメ「大丈夫だよ? 貧乳はステータスだって言うし」

ミカ「アンタはとりあえず黙れっ!! ・・・・・・とにかく、そんな私が呼ばれたわけよ。
でも、楽しかったなぁ。特に25・26話の恭文とフェイトとの対決シーン」

カナエ「あぁ、ダブルフェイト対決って呼ばれてましたよね」

ミカ「そうそう。別役だけど、私とナナさんが同じ現場って、そんな無いしさ」

カナメ「どっかのBLACKとRXみたいに、カメンライドしてもらえば」

ミカ「私もナナさんも仮面ライダーじゃないんだけどっ!?」

カナメ「大丈夫だよ。シンケンジャーもやってましたから」

ミカ「人は人っ! 他所は他所なのっ!!」

カナメ・カナエ『いったいどこのお母さんっ!?』





(というわけで、そんなお母さんに別の質問をしてみよう)





カナメ「フェイトとはまた違う役だけど、役作りって苦労した?」

ミカ「全然」(笑)

カナメ・カナエ『だよねー』

ミカ「むしろ私、素は歌唄の方が近いもの。あれだよ? お父さんとかにも『今度の役は、ミカそっくりだな』って言われるし」

カナメ「むしろ、フェイトの方が遠いんだよね」

ミカ「そうなのよ。だから、ナナさん(大人フェイト役のナナ・キズミさん)の演技を参考にしてようやくって感じ。
逆に歌唄は、もうストンと入ってくるの。全く同じではもちろんないけど、素に近いキャラだから。ただ・・・・・・なぁ」

カナエ「何か?」

ミカ「まさか、ユウイチさん(ヴァイス・グランセニック・月詠幾斗役のユウイチ・エーカーさん)とのキスシーンをやらされるとは思ってなかった」(苦笑)





(詳しくは、ドキたま第14話をご覧下さい)





カナメ「あぁ、アレだね。てゆうか、あれ・・・・・・すごかったなぁ」

ミカ「あれ、してる振りじゃないもん。普通に唇重ねて、舌絡ませたもん」

カナエ「普通のキスしてるフリじゃ、アングル的にダメだったんですよね。もうぶちゅーって感じじゃないと」

ミカ「カナメ、アンタ良くあんなの何回も出来るわね。別にユウイチさんどうこうじゃないけど、私は無理だわ。
前日から妙に緊張するし、キスするから口臭とか身体や髪の匂いとか気にするし。私は恋する乙女かっちゅうのっ!!」(言いながら、机をバンと叩く)

カナメ「私は、ナナさん相手だからって言うのがありますし」

ミカ「あー、女の子同士だしね。・・・・・・てゆうか、IFだとティアナやギンガさんともぶちゅーだし」

カナメ「うん。あー、それでマイさん(ティアナ・ランスター役のマイ・タツミヤさん)と二人で『恥ずかしいねー』って言いながら、練習したりしました」

ミカ「したのっ!?」

カナエ「・・・・・・アンタ、それは色んな意味で危ない光景ね」

カナメ「でも、私は女の子とキスするの好きだし問題ないですよ?」





(二人、その発言を聞いてちょっと固まる。というか、引く)





ミカ「とりあえずアレよ、マネージャーはちょっとこの子とお話した方がいいと思う」

カナエ「カナッチ、アンタそれはいいの?」

カナメ「別に百合とかじゃないですってっ! 普通にコミュニケーションとしてやってるんですっ!!
・・・・・・ほら、恭文だってしてるじゃないですか。そうやってフェイトと仲良くなって」

カナエ「アレと一緒にしたらダメだからっ!! ・・・・・・それで、アンタはどうよ。ほら、ドーナツ食べてて最後に回ったしさ」

カナメ「えっとね、ドキたまってFSとSSで解決していない部分と、恭文が向き合うお話だと思うの」

ミカ「・・・・・・あぁ、魔法使いになりたいって夢と?」

カナメ「そうそう。恭文って、子どもの頃に辛いことがあって、ある意味ではずっとこころのたまごに×が付いてたと思うんだ。
だけど、ずっとその夢は捨てきれなかった。ほらほら、EDでも『どんなに大人になっても、拭い切れない想いがある』って歌ってるし」

カナエ「それが、恭文にとっては『魔法使い』になりたいって夢なんだよね」

カナメ「うん。私はコルタタさんから、こういう背景があるからーって言うのを、かなり最初の段階から聞かされてて」

ミカ「そうなの?」

カナメ「うん。だからそこは、最初の時からずっと意識してやってる。
恭文が時々言う『僕が嘘になる』って、『僕の夢が嘘になる』なの」





(主役、なんか真剣モードで話し出した。さっきまでドーナツ食べてた人間と同一人物とは思えない)





カナメ「管理局って組織の中にも、現実の中にも夢が描けなくて、それでもずっと拭えない。どこかで救われてなかったの。
だけど、六課に来て色々あって、今の自分が描く新しい可能性に出会えたのが、FSやSSだと思うんだ」

カナエ「フェイトの側に居たいとか、諦めないで変わっていくって所だよね」

カナメ「うん。あとは電王との出会いだね。アレで、自分の夢が絵空事なんかじゃないって実感が持てた。
テレビの中のヒーローみたいに、真っ直ぐに飛び込む事は出来るんだって、強く思えた」

カナエ「それであれでしょ? カナッチ的には、そこでまだ全部解決とかしてないと」

カナメ「電王との出会いで、子どもの頃の夢がまた目覚めかけたしね。でも、フェイトの補佐官になって、恋人になった。
・・・・・・ある意味では、これは現実の迎合。昔の夢は、微睡んでいるというか、ちょこっとだけ寝てる状態じゃないかなーと」





(やっぱり別人みたいに語っている。というか、エンジンがかかってる)





カナメ「だけど、そこであむやガーディアンのみんなに会って、×たまの事件に立ち向かって、自分の夢ともう一度向き合うの。
FSやSSが、自分なりの現実との向き合い方を探すお話なら、ドキたまは大事な夢と真正面から向き合うお話だと思うんだ」

ミカ「・・・・・・あー、そうだね。ドキたまのテーマは『夢・なりたい自分』だから。
その登場人物である恭文も、当然そこに絡まないとだめか」

カナメ「そこは、StS・Remixも同じなの。あの場でのフェイトやなのはやアルフは、現実そのもの。
やりたいと思う仕事があって、組織から必要とされて、成果を出して・・・・・・それは、他の人達も同じ」

ミカ「だから、余計に恭文に大人になることを求めると」

カナエ「それが、『自分達と同じように、頑張って欲しい』に繋がるんだよね」

カナメ「うん。私ね、アルフの言ってることは、間違ってはないと思うんだ。家族で恩があるどうこうなんて言うのは、絶対別としてね?
誰だってずっと子どものままではいられない。アルフの目から見て、恭文は変わろうとする事をやめてるように見えたんじゃないかな」

カナエ「おぉ、本人からすごい発言が」

ミカ「やばい。カナエがこのモード入ると、三次会まで行くよ? それで先輩役者さんと一晩中語り合ってたもん」(笑)

カナメ「やっぱりさ、演劇に答えなんてないよね」

カナエ「それユカリさん(大人版高町なのは役のユカリ・タカミネさん)がラジオで言ってたことじゃんっ! アンタ、何普通にパクってるっ!?」





(注:事実です)




カナメ「現実って、やっぱり優しくないの。社会自体が、子どもじゃなくて大人を求めちゃうから」

カナエ「あー、それは何度かキャストの集まりで話が出てたね。それで・・・・・・アレだ。
大人組が揃って『自分、しゅごキャラ見える自信ないわ』って言い切ってたのがビックリした」

カナメ「うん、言ってたね。でも、そこは私も自信ないや。あむや唯世達みたいに、強く夢とかあるかって言われたら、悩む」

ミカ「ある意味では、私達はなのはやフェイト達と立場近いしね。私もギリだけど子役だし、二人も同じように小さい頃から仕事してた」





(子役ですから)





カナメ「やりたい事が定まってるって、ある意味では不幸なんだよね。
定まってるから、別の可能性が探しにくい。定まってるから、それだけ見てしまう」

カナエ「これがさっきも言ってたけど、Remixでのフェイトだったりなのはだったりアルフ、あとはエリオか」

カナメ「なまじ管理局という組織の規模が大きくて、正しいから余計に管理局有りきになっちゃうんだよ。
どこかで考えてたんじゃないかな。自分達は『正しい』って。間違ってるはずがないって」

カナエ「なのはとエリオは、そこに依存してたから劇中で色々迷走したんだよね」

カナメ「意味合いは大分違うけどね。アルフも、これではある。ただ、自分が正しいって言うよりも、家族を誇りに思ってる・・・・・・かな。
そういう仕事に携わっている家族はみんな誇りに思ってるんだけど、その中で浮いているというかほころびみたいなのがある」

ミカ「それが恭文。だから、家族として修正しようと・・・・・・うわ、ウザ。
てゆうかさ、事情はどうあれ部外者同然の人間が、アレはないって。何様?」

カナエ「ミカさん、それ言ったらダメですから」(苦笑)

カナメ「それを言う権利や立場が無いだけの話で、一つの正解であるから、余計性質が悪くはあるよね」

ミカ「で、そんなアルフに感化されて暴走したエリオだけど・・・・・・マリナちゃん、すっごい楽しそうだったなぁ」

カナメ「楽しそうでしたね。もう見ていて微笑ましいくらい」(苦笑)





(なお、エリオ役のマリナ・ミナミさんは、チンク役も兼任しています)





ミカ「それでなのはやエリオはともかく、フェイトはやっぱり幼少期のトラウマを引きずってるから、あんな風になるのよ」

カナメ「あ、急にフェイトモードになった」

ミカ「だって私、フェイトだし。・・・・・・ただ、根源は優しさだと思うんだ。否定された痛みを、ずっと持ってるからそうなるの。
認められない、否定される。それがどれだけ苦しいことか知ってるから、恭文の事心配しちゃうんだよ。傷つかないで欲しいから」

カナエ「で、それを振り切る悪い男がカナッチと」

カナメ「あはは、ごめんなさい。ただ、その優しさ故に途中で自分や恭文の危険性に気づくんだよね」

ミカ「そうだね、ナナさんはそういう風にやってたみたい。
そういう意味では、フェイトも足りない子なんだよね」

カナエ「StS・Remixでは、ちゃんと主人公になったから。うん、そうだね。
あと、なのはは・・・・・・あぁ、こっちも同じですね」





(そう、何気になのはもRemixされていた)





ミカ「だね。なのはは、劇中でも話してたけど別の可能性を否定してたんだよね」

カナエ「否定して、教導官であり局員である自分に依存・・・・・・って言うより、それだけになろうとした」

カナメ「でも、成りきれなくて、中途半端にズルズルして・・・・・・後悔して、立ち上がってと」

ミカ「作者さんが言ってたんだけど、なのはをRemixする予定なかったのに、いつの間にかしちゃっててビックリしたって」(笑)

カナエ「あぁ、それは私もです。台本読んでて・・・・・・『あれ? なんだかなのはが後半から主人公っぽくなってる』って」(笑)





(スタッフ:・・・・・・あの、ドキたまじゃなくてStS・Remixの話になってます)





カナメ「あ、しまった。ついつい」(苦笑)

カナエ「じゃあ話を戻しましょ。そんなStS・Remixにもゲスト出演してる、歌唄はどうでしょ」

ミカ「そうだね・・・・・・別の可能性を探すって、足を止めて状況判断をするって考えもあるのよ。
でも、歌唄はイクトを助けたいってずっと考えてて、それが出来なかった。だから、いらないものを捨て始めた」

カナエ「ただ、実際は捨て切れてなかったんだと思うんだよね。完全に捨ててたら、今回の話のラミラみたいに×が付いてただろうし」

ミカ「そうだね。もしかしたら歌唄は、そうやって遠まわしに誰かにサイン送ってたのかなーって、ちょっと考えるのよ。
自分で、このままだと自分の歌が歌えなくなるのが、夢が壊れるのが分かってるから、『助けてー』ってさ。・・・・・・無いな」

カナメ「本人が言い切った」(笑)

ミカ「いや、私はそういうの好きじゃないしさ。とにかく、それだけになるって、やっぱ怖い事なんだよね。
需要と供給って言うけどさ、それだけやってれば後は万事大丈夫って、狭い世界だと思う」

カナエ「それだけやって、やることやって、認められたから自分って言うのも、やっぱり違う。
確かに結果を出さなきゃ誰も認めてくれないかも知れないけど、だからってそれで自分がなくなるって考え方も違う」

カナメ「きっと、結果を出す事や負ける事が悪いどうこうじゃないんじゃないかな。
本当に悪いものがあるとすれば、今のまま停滞して、何かに全依存したまま存在を維持することだと、私は思うの」

ミカ「やっぱ今日のカナエはエンジンかかってるわ」

カナエ「昔からこれなんですよ。もう変わらないなぁ」

カナメ「私達だってさ、こういう仕事してるから先に続くものを掴んでいきたいじゃない? それは、あるの。
でも、それだけじゃなくてもっと新しい、別の事もやってみたいなーって、考えたりするよね」

ミカ「あー、それはある。私、キスシーンの無い歌手の仕事一本とか考える事あるもん」(笑)

カナエ「あたしは・・・・・・あぁ、小説書きたい」

ミカ「小説家っ!?」

カナメ「カナエちゃん、それ本気っ!?」





(二人とも、驚く。とても驚く)





カナメ「カナエちゃん、厨二な最強小説書きたいの?」

ミカ「コミケで荒稼ぎしたいとか」

カナエ「なんでそうなるっ!? 全然違うからっ!!
・・・・・・普通に、文章書くの好きなんですよ。だから、そういうのやってみたいなーって」

カナメ「あぁ、あのポエ」

カナエ「すみません、テープ止めてください。この子シバキ上げるんで」

カナメ「ふぇぇぇぇぇっ! 暴力反対ー!!」

ミカ「で、そんなカナメは何やリたいの?」

カナメ「あ、声優です」

ミカ「・・・・・・マジでやるつもりだったんだ」





(ユキノ・カナメは、アニメやゲームが大好きです)





カナメ「だって、アフレコ楽しくない? 私もシオンやってるし、カナエちゃんだってダイヤやってるし」

カナエ「あー、それはね。・・・・・・あ、知ってる人もいらっしゃるでしょうけど、ダイヤの声は私なんです」

ミカ「それで、カナメがシオンやってるの。まぁ、元々シオンは恭文の女装形態だから、当然だよね」

カナメ「でも、まさか私はそれがしゅごキャラになるとは思わなかった」(笑)

ミカ「いや、それ以前に人気の出方が凄いしね。・・・・・・で、そんな感じでアフレコ楽しいから、声優?」

カナメ「うーん、ちょっと違う。いつかゆかなさんと共演して、胸を触らせていただきたいなと」





(少し照れ気味に言う主役を見て、二人は思わず椅子からずり落ちそうになる)





カナエ「アンタは何のために声優になるつもりよっ! てゆうか、それでマジになったら、ゆかなさん好き過ぎるでしょっ!? どんなストーカーよっ!!」

カナメ「私ストーカーじゃないよっ! ただ、近づきたいって思って頑張っていきたいと思って、結果プライベートでお付き合いするだけの話だよっ!?」

カナエ「普通はならないのっ!! ・・・・・・でも、出来るの?」

カナメ「うーん、事務所の人達とはかなり相談してる。このまま女優って言うのも、勧められてはいるんだ。
でも、ドキたまで声優さんと沢山共演するようになったじゃない? ペペ役のキミコさんとか、ラン役のカナさんとか」

ミカ「あー、そうね。しゅごキャラは声優さん頼みだし」

カナメ「元々ユウイチさんも声優で、色々話聞かせてもらって・・・・・・いいなーって。
私、このまま大きくなったらもう男の子役なんて出来ないだろうし、色々考えちゃうんだ」

カナエ「あ、そういうことか。女性役だけはつまらないと」

カナメ「うん。女の子も、シオンとかやって楽しいとは感じたよ? でも、アニメなら性別とか種族とか、簡単に超えられるもの。楽しいなーって」

ミカ「・・・・・・納得した。ちゃんと考えてはいたんだ」





(どうやら、二人は普通にゆかなさんの胸を触るためだけに、声優になろうとしてると考えたらしい)





カナエ「でさ、話を戻すけど、あむはこう・・・・・・足りないものだらけのビビリキャラなのよ。
恭文がこの1年の話でちゃんと主人公出来てたのは、同じだからなんだよね」

カナメ「そうだね。何かが足りない子は、みんな主人公になれるから。
恭文の場合足りないものは、自分の夢ともう一度向き合って、育てていく決意だね」

カナエ「FSやSSだと、完全には向き合えてない?」

カナメ「私はそう思ってる。変わっていくって決意だけじゃ、フェイトを守りたいって想いだけじゃ足りないんだよね」

ミカ「それを覆していくのが、ドキたまだったりStSでの恭文の物語ってことだね。
それが出来つつあるという証明が、アルカイックブレードだったり、シオンやヒカリの誕生だったり」

カナメ「そうだね。そうして、本当の意味で輝いていくから、歌唄やあむ、シュライヤに他の人達が感化される。
うーん、本当にいい役を頂いちゃったなぁ。あのね、すっごいやりがいがあるの。色々勉強もさせてもらえるし」

カナエ「役作りのために、アクションや魔法の勉強とかもしてるのは、アンタくらいだけどね」(苦笑)

カナメ「えへへ。それであむは・・・・・・基本ラインは変わらずだよね」

カナエ「そうだね。意地っ張りでビビリキャラなのは、変わらず。ただ、成長してないわけじゃないんだよね。
そういうキャラを外して、素で色々話せる恭文って言う理解者も出来たし・・・・・・あとは超・電王編だね」

カナメ「あぁ、月夜だね」




(恐らく、今後の話の中でもかなり大きなファクターになると思われます)





カナエ「アレはさ、あむにとっては最大の敗北だと思うんだ。助けようとしたけど、結局取りこぼしたから。
今までも×たまをりまやイクトに壊されるってのはあったけど、今回は重さがきっと違ってた」

ミカ「人というか、存在の死を間近で見たというのもあるよね。
憎いのとか、許せないのとか越えて、手を伸ばしたのに・・・・・・ダメだった」

カナエ「うん。もちろん、基本はただの小学生だから、そうならないはずがないのよ。でも、歌唄は冷静だった」(笑)

ミカ「歌唄は、最愛の恭文と一緒だから。というか、歌唄IFとかあむIFとか出たら、私達はカナメの嫁だよ」

カナメ「そう言えば、ミカちゃんとはキスした事ないなぁ」

ミカ「いきなり唇狙うのやめてっ!? ほら、ドーナツもう一個食べてなさいっ!!」

カナメ「はむむ・・・・・・おいひい」





(そして、そこでまたキャラが変わる。・・・・・・不思議な子だ)





ミカ「でもさ、あむは恭文との距離の縮まり方がすごいよね」

カナエ「やっぱり、年齢差が大きいのかも。恭文が年上で、自分の(恋愛)境遇に近いものがあるから、話せるんですよ。
それで恭文も、なんだかんだでそれにちゃんと付き合って、返していくから・・・・・・オーケーと」

ミカ「そして、将来はカナメとキスと」

カナエ「それだけは勘弁して欲しいですね。てゆうか、小学生って設定ですし」

ミカ「あー、そうだったね。まぁ、ほっぺにキスが関の山か。・・・・・・いやいや、よくよく考えたらカナエちゃんは相当やってるよね。ユウイチさんと」

カナエ「・・・・・・やってますね。両頬に手を当てられて、顔を上にクイって上げられるとか、膝の上に座るとか」

ミカ「で、そんなイクトとの関係も深刻化するであろうドキたま/だっしゅにもうすぐ入るけど、意気込みとかってある?」





(そろそろ、話の締めに入るようだ)





カナエ「意気込みとしては・・・・・・とりあえず、あむの現実との向き合い方って言うのが、鍵だと思うんですよ。
月夜との事だったり、唯世やイクトの事だったり、イースターの事だったり。小学生ですから、やっぱ自分の事が中心」

ミカ「あー、そうだね。特に後半はあむはちょっとヘビーな事続くしね」

カナエ「今の内から大体のプロット渡されてるんですけど、これ胃に穴が開きますって。
てゆうか、アレですよ? あむは下手したら・・・・・・死にます」

ミカ「そうなのっ!?」

カナエ「そうです。もうやばいですね。死亡フラグが乱立しまくりですから。だから、意気込みとしては『最終回まで生き残る事』ですね」

ミカ「切実だ。切実過ぎる」(苦笑)

カナエ「ミカさんはどうですか? そういう意味では、歌唄も近いから」

ミカ「歌唄は、まだいいと思うの。歌唄が主軸のお話は、歌唄編で決着が付いてるもの。
あとは、歌唄がどうやって再起を果たしていくかってだけの事だから。そういう意味では、イクト絡みで死亡フラグはない」

カナエ「恭文に恋してますしね」

ミカ「うん、ぶっちぎりで恋だね。イクト相手みたいに乙女モードにはならなくても、そうだと思う。
てゆうか、そうすると出番の確保が出来るかどうかが問題なのよ。ミッドチルダ・X編、出たいなぁ」

カナエ「こっちも切実だ」(苦笑)

ミカ「で、丁度ドーナツ食べ終わったアンタはどうよ」





(そう言いながら見るのは、当然主役)





カナメ「・・・・・・とりあえず、まだスターライトの子が生まれてないんだよね。さっき名前出したけど」

ミカ「そういやそうだったわね」(笑)

カナメ「そういう意味では、恭文もまだ足りない子。自分の夢と、答えと向き合って、戦う日々は続く。
というか、下手したら死ぬまでずっと。まぁ、そこは未来のお話なので置いておくとして」

カナエ「置いておくのっ!?」

カナメ「とりあえず、四人体勢に対する覚悟を決めていくのが、ドキたま/だっしゅでの恭文の頑張るべきことかなと」

ミカ「・・・・・・あぁ、そうだね。そこ大事だと思うよ」

カナエ「でも、それだともうフェイトさんルートじゃないような」

カナメ「フェイトさんが第一夫人なら、問題ないんじゃないかな」

カナエ「こらこらっ! 主役の中の人がそういう発言するなっ!!」





(なお、作者はその辺りで相当悩んでいます)





カナメ「あ、それともう一つ意気込みたいことがあった」

カナエ「なに?」

カナメ「・・・・・・だっしゅ放送終了時までに、もうちょっと大きくなると、いいなぁ。
今はなんの処置もしないで、そのままでオーケーなんだもん。うぅ、悲しい」

ミカ「それ番組関係ないしっ! てゆうか、胸をぺたぺた触るなっ!!」

カナメ「よし、後でナナさんとミサトさんのラジオ番組にお邪魔するから、その時にナナさんの胸を触らせてもらおうっと」

ミカ「そしてアンタは最後までそれっ!? あぁもう、マジで役と似てフリーダムな子だなぁっ!!」





(というわけで、最後の挨拶をお願いします)





ミカ「えー、まず私から。・・・・・・1年間、本当にありがとうございました。2年目が決定したのは、皆さんの応援のおかげです。
まぁ、主要キャストはみんなこんな感じでエンジンかかってるので、これから応援してもらえると、助かります」

カナエ「あむと恭文の日常は、もうちょっとだけ続きます。戦いがあったり、怒ったり笑ったり泣いたり。
ミッドチルダ・X編から始まるドキたま/だっしゅ、是非ご覧いただければと思います」

カナメ「ドキたま/だっしゅでは、今まで無かったちょっと衝撃的な展開もありますけど、基本ラインは変わらないと思います。テーマはあくまで『夢・なりたい自分』。
使い古されたテーマかも知れませんけど、キャスト一同、見てくださった方が夢を見ることが楽しいことだと思ってもらえるように、頑張ってやっていきます」

ミカ「そうだね、あるよね。あむの死亡フラグが乱立されたりとか」

カナメ「カナエちゃん、大丈夫。何があっても私達友達だから」

カナエ「始まる前から死亡決定って言う体で喋るのやめてくれるっ!? マジ不吉だしっ!!
・・・・・・それでは、座談会はここまで。お相手は日奈森あむとダイヤ役のカナエ・アケノと」

ミカ「ほしな歌唄と10代前半のフェイト・T・ハラオウン役のコンドウ・ミカと」

カナメ「蒼凪恭文とシオン役の、ユキノ・カナメでしたっ! それじゃあみんな、1年間本当に応援ありがとうっ!! まただっしゅの方でねっ!!」

全員『ばいばーいっ!!』










(そうして、三人揃ってカメラに手を振る。それから、また話をしながらドーナツを美味しそうに食べていく。
本日のED:JAM Project『HERO』)




















◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆



あむ「あー、ドキたまも終わりかぁ。うぅ、なんか寂しなぁ。結局エンブリオも見つけられなかったし。
てゆうか、ありえなくない? 前回、あんなネタ振りしておいておしまいだなんてさぁ。うぅ、大人の都合なんて嫌いだ」

恭文「あむ、何してんの? ボーッとしないの。ほら、次の話の台本読み込んで」

あむ「次の話って・・・・・・いや、だってドキたま終わったし。大人の都合で打ち切りだし。
それでアレだよね、次からはこう・・・・・・無意味にパンツ見えたりするアニメ始まるんでしょ?」

恭文「終わりじゃないよ? てゆうか、あむは無意味にパンツ晒すつもりなんかい」

あむ「え?」

恭文「ドキたま、2年目やるんだから」

あむ「えぇぇぇぇぇぇぇぇっ!?」





(テロップ:『新番組・とある魔導師と古き鉄とドキドキな夢のたまご/だっしゅっ!!』)





恭文「ドキたま2年目の最初のステージは、皆様お待たせなミッドチルダっ! 夏休みをミッドチルダで過ごす事になったお馴染みのメンバー!!」

あむ「そ、そうなのっ!? ・・・・・・あぁ、あの子も本格参戦するんだっ!!」





(画面に映るのは、青い髪のあの子。そう、ようやく本格参戦)





恭文「ミッドチルダで待ち受ける色々な出来事や事件に、迷いなく飛び込む僕達ガーディアンッ!!
当然のように、戦いの激しさも加速していきますっ! そして・・・・・・!!」

あむ「そして?」

恭文「あむが、キラキラのラブマジックを使いますっ!!」

あむ「使うかぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」





(画面に映るのは、以前よりも強い輝きを放つアミュレットハートやアルカイックブレードの姿。
そして、でっかいノロイウサギに乗っかって、そのまま突撃するエース等々)





恭文・あむ「新番組っ! とある魔導師と古き鉄とドキドキな夢のたまご/だっしゅっ!!」





(テロップ:近日、ご覧のチャンネルと時間で放送予定)





恭文・あむ『第50話っ! 『Mariage/全力全開でだっしゅっ! だっしゅっ!! だぁぁぁぁぁぁぁぁっしゅっ!!』から、新展開スタートっ!!』

あむ「ドキドキを胸に、新しい未来ステージへあたし達はアクセル全開っ! もう止まったりなんて、出来るわけがないじゃんっ!!」

恭文「だから、当然合言葉は・・・・・・これっ!!」

恭文・あむ『だっしゅっ!!』










(いつか、未来で)






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